マイク塗装 蛍光&蓄光塗装

少し前に蓄光顔料のサンプルを入手していたのですが、それとは別に以前購入をしていた「蛍光顔料」があったので、一緒にサンプルを作る事にしました。

蛍光顔料と、それを照らす為のブラックライトは以前から持っていたのですが、日々の忙しさにかまけてつい後回しにしてしまっていました。って言うか、この大きな蛍光灯をわざわざ出すのが面倒だったんですよね。

 

と言う訳でジャジャーンと!知り合いの塗装屋さん(GUNさん。笑)から教えて貰ったハンディタイプのUVライトです。時代はもはやLEDで、こんな便利な物があったんですか・・・(今更ですが。笑)。

一番左がホワイトパール、一番右はVW社のキャンディホワイト、真ん中がそのキャンディホワイトに蛍光顔料の白を重ねた新しい色見本です。

これにブラックライトを当ててみると・・・

おおおお!蛍光顔料を塗った物だけが青白く発色します。これは予想以上に面白いです。

一応既存の蛍光灯ブラックライトでも試してみる事にしました。

右がVWキャンディホワイト、左がそれに蛍光白を重ねたサンプルです。

蛍光灯タイプでもしっかり発色します。これはライブのステージ上でもかなり映えるのではと!

ただの白だと全く影響無いですが、蛍光顔料を塗った方はレフ板と同様しっかり発色しているのが判ります。暗い中で仕事をしなければならない裏方さんとかにも使えそうですね。

またそれとは別に(本来はこちらがメイン)、新しい蓄光顔料も試しています。

左がVW社のキャンディホワイト、右がそれに蓄光顔料を重ねたサンプルです。

蓄光顔料ですが、蛍光と同様、紫外線ライト(LEDタイプ)が当たると発色します。

蓄光はその後暗闇で発光します。ただこれでもかなりの含有量を入れていて、既に塗膜限界(厚過ぎ)を超えるくらいなので、マイクなどの実用品(非装飾品)への使用はちょっと厳しいかも知れません。塗膜を付け過ぎると、マイクをホルダーに挿した際にそこから抜けなくなってしまう!という事が起きてしまうかも知れませんからね(想像しただけで恐ろしいです・・・)。

蛍光の方は十分実用出来るので、ご要望があればお受付しようと思います(ただし耐候性はかなり低い筈なので屋外で使う物には対応は出来ません)。

扇風機の塗装

 先日棚からMDF板を取り出した際、うっかりそれの端を扇風機の中に差し込んでしまい、回転中の羽根が当たって割れてしまいました。

 以前間借りしていた工場で不要になった物を頂き、壊れていたアームを3Mオフホワイト(強度が必要な金属同士の接着に使うような物)で直して使っていたのですが、さすがにこれはもう駄目ですかね・・・。

 と言う訳で、早速その日の内にヨドバシドットコムで注文しました。またどうせ壊してしまうだろうと言う事で、表示されたページで一番安い物をクリックしたのですが、次の日にはもう届きました。送料込みでサーモスとさほど変わらない金額とは、さすがヨドバシさんです(恐)。

 外装は未塗装素地状態で、まさにポリプロピレンのお手本のような仕上りですが(笑)、ここまでいさぎが良いと何だか気持ちよくなります。

普通はこの部分にメーカーロゴが入っていたりするのですが、OEM品としてなのか全くの無地です。清々しいですね。

と言う訳でセット完了です(ヲイヲイって。笑)。

まさか使う前に分解されてしまうとは扇風機の方も予想していなかったのではと・・・。

と言う訳で本塗り完了です!

実は先日、色を作製する時に失敗と言うか不要になった塗料が結構余っていたので(PS4のコントローラーです・・・)、それの使い道として今回の扇風機が丁度良かったという訳です。

これも蛍光パウダーが入っていて、そうなると在庫している下色用の塗料と混ぜる訳には行かなかったんですよね。そのまま捨てるなら何かに使ってあげよう、と言う感じです。

クリアーは塗っておらず、ベースコートに硬化剤を入れたのみの仕様となります。【激安コース】の仕様ですね。

土台はマスキングをするよりも全部塗った方が早かったのですが、爽やかな感じにしたかったのでフチのみに留めておきました。

本当はボタンも全部フチだけグリーンにしたかったのですが、小さい方は外れなかったので、タイマーボタンだけべた塗りにしました。暇ならまだしも、この状況で時間は掛けられないですからね・・・。

ちなみに同じような感じでは、以前IKEAで買った椅子をオレンジに塗っています。

 これも元々は真っ白の、凄く安いPP製の椅子だったのですが、

裏側を残し、表だけをオレンジの艶消しに塗っています。それだけだと寂しいので某動画サイトのロゴシールを貼っていますが、これだけで随分と雰囲気が変わりますよね。ロゴの力はやはり絶大です。

割れちゃった羽根は多少部品が残っているので、今度時間があれば直してみようと思います(でもあれって重量バランスが難しいでしょうね)。

キーボード 蛍光ピンク塗装 完成

 蛍光ピンク色のサンプル用として枠を塗装していたARCHISSの赤軸キーボードです。組み付けて完成となりました。

最初の状態も紹介しますね。

元々が手前の物で、使っている内に幾つかのキートップを破損してしまい、新たに奥のFILCOキーボードを購入したのですが、折角と言う事で・・・

新たにピンク色のキートップを購入し、それに合わせて枠も蛍光ピンクに塗装する事にしました。丁度ピンク色の蛍光顔料を使ったサンプルが欲しかったんですよね。

が、案の定ちょっとクド過ぎてしまったので、

 新たにキートップを(も)塗装してみました。

 キートップの天面、文字の部分はピンクそのままに、

 側面だけをグレーに塗装しています。

 艶消しクリアーはキートップ全体に塗っています。

 こういった2トーンカラーのキートップもあるかも知れませんが、「文字を残しつつ好きな色に出来る」と言う点で良いサンプルになるのでは、と思った次第です。

塗装方法としてはそんなに難しくは無く、残したい部分(天面)にマスキングシートを食み出すように貼り、グレーを塗って剥がして最後に艶消しクリアーを塗っています。

またグレーを塗る時は一個一個手で持って塗っていますが、クリアー塗装時はボードにボタンに取り付けた状態で全てを一度に塗っています。本来はRobiを塗った時のようにクリアーを塗る時も一つ一つ手で持って塗るべきかも知れませんが、今回はコストを考えてと言う事で。

ちなみに文字部分は透過しているので、ライト内臓のキーボードならそれも光らせられるのですが、そんな機能よりも、出来れば文字一つ一つを好みのフォントに、一枚一枚をデカールで貼ってクリアーで封入!みたいな事をやってみたいです。出来れば仕事で(笑)。

サンプル用PCキーボードカバー 本塗り

 先日より分解~作業を行っていた塗装サンプル用ARCHISSのキーボードです。

元々は黒いキーボードでしたが、CHERRY社製のMX軸スイッチに合うピンク色のキートップを見つけたのでそれに換装しました。

今回塗るのはこちらの外枠で、

 また、先程とは別のHappy Hackingのキーボードも一緒に塗ります。

 今回はサンプル用としてなので、普通ではあり得ないような派手さ具合にしてみたく、少し前に入手した蛍光顔料を使ってみる事にしました。

 艶有りにするとさすがにクド過ぎると思い、今回は艶消し仕上げにしています。

またもう一方のHHKBはかなり淡い蛍光ピンクにしました。

 こちらはキートップは白のままで使うので、クドさは抑えて爽やかな感じに仕上がると思います。

 スペースキーについてはピンク色のキートップでは合うものが無かった為、元々着いていた黒い物を塗装して再利用する事にします。

尚、PCに使われている樹脂は皮脂で溶ける程弱い為、大抵は使っている内にこういう風に部分的に艶が出てしまいますが、これは塗装を行えば防げます(しかしコストを考えると新品のキーボードを何個も買った方が安いです)。

本塗りは先日仕事で行ったデジタルカウンターと一緒に行い、その後熱も一緒に入れてあります。組み付けはまだ先になると思いますが、出来上がり次第撮影も行いたいと思います。

あとは蛍光色を上手く表現出来るような撮影を出来るかどうか、ですかね~。