コンクリートで石仮面

jojo6今朝の天気予報だと今日は一日天気が良く、ただ所によってにわか雨・・・みたいな事を言っていましたが見事に当たりました(苦)。既に雨は止んではいますが今日はロードバイクのTREKなので出来れば路面も乾いてからにしたいんですよね。スリップも怖いですし(タイヤが細いと本当によく滑りすね・・・)。

上の画像は先日作業した時の画像で、シリコンで型を取ったジョジョの石仮面をコンクリートで複製しているところです。ちょうど島忠に言った時にセメントが目に入ったので買っておきました。10トンにも耐えられる高強度なタイプです。

jojo5 いまいちセメントの特性と言うのが判らなく、よく型枠で単なる「板」を使っていてもセメントがくっ付かないで簡単に剥がせていますがセメントって密着性は全く無いのでしょうか?木なんて見るからに良くくっ付いちゃいそうですが、だとしたら鉄筋なんて単に包まれているだけ?!という事なんでしょうか。その癖コンクリートの上には良く食い付いているようですし・・・意味が判りません。なので一応離型材をしっかり塗っておく事にしました。こんなに頻繁に塗らなくても良いみたいなんですけどね。念の為です。

jojo7折角なので最初に作った駄目なシリコン型の方でも作ってみました。量産態勢に入ったらもっと型を増やさないとです(増やしません)。

jojo8という事で出来上がった石仮面もといセメント仮面?です。コンクリート仮面の方が正しいですかね。10トンの力に耐えられるらしいです(いや形的に無理っぽい気が・・・)。

手前の二つがまともに出来た型で造った方で、奥の二つは駄目な型で造った方です。こんな素の状態だと後者でも結構見れるのでその辺の壁に貼るならこれでも充分です。色が違うのは手前のが型から出したばかりで乾いていないからです。いずれ同じ様に白っぽくなっていきます。

そして期待していた重さですがそちらは確実に石そのもので(笑)、ただサイズが人差し指の先っちょくらいですから余り意味は無いかもです(苦)。ただ質感は確かに良いですね。色々な事に使えそうで(?)今から楽しみです。

jojo9ちなみに形として一番出来が良かったのはポリエステル樹脂(リゴラック)で、気泡なども入らず細部まで綺麗に成型出来たと思います。ただこの状態だと単なる素のプラスチックで全く迫力が無いのでこちらは彩色して楽しみたいと思います。

jojo10リゴラックで作った時は他の型でムンクも量産していたりしました。何だか凄く脅威を感じるのは気のせいでしょうか・・・(笑)。

ちなみにリゴラックはご覧の通り変な色になってしまっていますが、同じメーカーの「リゴラック2004」なる製品なら無色透明らしく、注型キャストモデルの作成に適しているみたいですから今度はそちらを取り寄せてみたいと思います。市販品ではエポキシ系の樹脂がメジャーなようですが値段が結構高いみたいですし、私が使うのは工場なので臭いは気にしなくて良いですからノンキシレン(やさしい匂い)に拘る必要も無いんですよね。

ちなみに今度はこれで出来た型を元に石膏?のメス型を作成して鉛鋳造をやってみたいと思います。型にフックを埋め込めばテキサスリグとして使えますし(笑)。

クリスタルな石仮面

jojo2先日作った複製用のシリコン型に注いでおいたクリアーが固まったので遂に取り出してみました。良い感じに細部まで表現出来ています。

jojo型を取った市販品と並べてみました。色が付いているの付いていないのでは全然イメージが違いますね。しかもサイズも違って見えます(いや、もしかして縮んだっぽいです・・・)。

jojo4 今回使ったのは余ったクリアーですが(確かクリスタルクリアー)、 よく見ると内部に気泡が結構入っています。塗装用のクリアーは注型用の樹脂と違ってこういった気泡は入り難いのが特徴なのですが、流し込んだ時には作ってから結構時間が経っていたので粘度が高かったのだと思います。

jojo3 その時一緒に作ったムンクのシリコン型で、やはりこちらにもかなり気泡が入ってます。まあ容器のフチが縮れるくらいですから既に硬化は始まっていたものですし、そもそもゴミになる物ですからこの辺は気にしないでOKかと・・・。

jojo1片面だけでの型での成型ですが仮面のフチまで良い感じに再現出来ていて、あとはバリをカットすれば十分見れると思います。マスター型のように石っぽく色を塗っても良いですが折角クリアーな素材なので何かそれを活かした使い方が出来ればですかね。スマートフォンの外側LED部分に貼って着信があるとこれが光るとか格好良いかと(と言うかスマートフォンが無いのでして・・・苦)。

世の中にはこんなに楽しい事が

jojo7 先日使ったシリコーンが超長期在庫品で使い物にならなかったので今回新たに用意しまいた。同じく型取り用のシリコーン樹脂です。開けてこれも固体だったら私のやり方が間違っていたと言うことですね(さすがにそんな筈は無いと思いますが)。

jojo8 そして早速使ってみました。当たり前ですが今回のシリコーンはちゃんとした液体でして、流動性もかなり良いですから細部までしっかりと流れ込んでくれました。ちなみに真空脱泡器は無いのでこの時点で軽くエアーブローして気泡を取り除いておきます(とネットでやり方が紹介されていました)。

jojo9 そしてこんな感じになみなみ注ぎます。ちなみに作ったシリコーンがちょっと足りなかったようでして、足りない分は先日失敗したシリコーン型をハサミでカットしてそれを沈めてかさを増す事にしました。

そして翌日・・・

jojo10 シリコーンは無事固まってくれましたので早速紙コップから外してみました。緑色の物は石仮面の裏側に充填した油粘土で、もうこの時点で失神寸前です(興奮し過ぎてです)。

jojo11 粘土の周りをカッターでカットし無事マスターの石仮面も綺麗に取り外せました。うーん、これはもうヤバイですよ・・・!

ちなみに今回は片面だけの複製なので作業は非常に簡単で、特に何かの技術なども必要ありませんからこれなら誰でも出来ると思います。近くにシリコーン樹脂を置いているお店が無くてもamazonで頼めば直ぐにやって来ますしね(これが本当に助かります)。

jojo12そして早速複製を作成する事にしました。と言うかもう我慢出来ませんでして・・・(ちなみに就業時間外ですので仕事を放棄してやっていると言う訳ではありません)。

型には離型剤を筆で塗り、仕事で余ったクリアーがあったのでそれを流し込みます。ちなみにクリアーは作ってから結構時間が経ってしまったので容器の中のフチではクリアーが「チヂレ」を起しています。この時期は硬化が早いですからよく見る光景ですね。2時間もすると使い物になりません。

このクリアーで無事に上手くいったら次はポリエステル樹脂で硬い仮面を作り、さらにその後はセメントを流し込んで当初よりの目的だったコンクリート製の石仮面!(ズッシリ)を作りたいと思います。そして次はいよいよオリジナルのマスター作りですか・・・!(憧)。

ちなみにオリジナルのマスター型は一から樹脂粘土などで作成しても良いのですが、今風ならば3Dデータを作って業者さんに3Dプリンターで作成して貰うなんてスマートな方法もあります。またデータ自体3Dスキャンで取り込んでしまうなんて事も可能ですから、それを縮小してキーホルダーサイズのフェラーリのヘッドカバーを複製する、なんて事も可能だと思います。さらには使う樹脂を耐熱性のあるエポキシ系にして、出来上がったそれに結晶塗装を施しまさにミニチュアの結晶塗装済みヘッドカバー!なんて事も可能なのです。ただそのサイズに合った結晶目を出せるかどうかと言うと多分難しい気がしますが・・・(物理的に無理です)。

と、妄想はこの辺にしまして(笑)、まずは廃クリアーで複製品が出来ればと思います。上手くいけば良いですね・・・。

遂に念願の・・・!

jojo 先週の土曜日は一応休日だったのですが普通に出勤していて、ただそれにも理由はあったのです。以前から計画していたシリコーン型を作成しての「複製」をやってみたかったんですよね。以前仕事で金属の鋳造用耐熱シリコーン型を作った事はありますが趣味ではやった事が無く、これが子供の頃からの憧れと言うか夢でして(小さいですがそうなのです)、ただうっかりしていたらいつの間にか3Dプリンターとか出て来ちゃってる始末でして・・・(苦笑)。

ちなみに今回マスターとして使うジョジョの石仮面キーホルダーで、凄く小さい物ですが非常にリアルに出来ています。ただこれ、非常に軽いんですよ(と言うのが今回の課題でもあります)。

jojo1 今回の複製では表面のみを再現するという感じで、イメージとしてはいつも作成しているダースベイダーの顔のようにしたいと思っています。これなら型は片側だけで済みますから作るのも楽ですしね。また裏側に空いた空洞部分を埋める事によって重量を確保しつつ壁などに貼れるようにしたいのです。

という事で貫通した目の部分をアルミテープで目止めし、ここは埋めてしまいます。

jojo2 一応マスターは取って置きたいので裏側は油粘度を埋める事にします。それにしてもこの懐かし匂い、もうこれだけでおなか一杯です(病)。子供の頃は暇さえあればこればっかりやってたんですけどね。いつの間にか心が汚れてしまったようです(元からですが)。

ちなみに今回の石仮面はフチの出来具合が良いのでここは活かしたいと思っています。片側だけの型でもこのフチはちゃんと出来て欲しくて、壁に貼り付ける際の土台は少し内側にします。

尚、流し込むのは樹脂だけでは無くリアル石仮面という事でセメントも使う予定です(惚)。

jojo3 今回は型枠用のブロックを用意していなかったので代わりに紙コップを使う事にしました。先日紹介したように紙コップは内側にポリエチレンがコーティングされているので大抵の物は綺麗に剝がせます。ただ粘土の付き具合がちょっと判らなかったので、一方は直接底に粘度を貼り付け、もう一方は粘度を敷詰めてそこに仮面の粘度を押し付けました。どちらも少し浮いたような状態で固定し仮面のフチまでしっかりシリコーンが覆ってくれるようにしておきます。

jojo4 そして今回メインのシリコーン樹脂です。いつかこんな日が来るだろうとユザワヤで買っておきましたが、実は買ってからもう10年くらい経っていたりしまして・・・。まあ封を開けていないので多分大丈夫だと思います(←これがこの後大きな問題に・・・)。

jojo5シリコーン樹脂の封を開けてみるとどうも何かがおかしいです。液体と言うよりどちらかと言うと個体に近いような気が・・・(苦)。

という事ですがもう後には引けませんので強引に攪拌して何とか液体化させ(しません)、何か良い方法は無いかと思い、ちょっと強引ですがカップに紐を付けてグルグル回し遠心力を利用してみたら何とか全体に樹脂は行き渡り、一応はそれらしくはなったと思います(ただこれも気のせいでしたが・・・)。

ちなみに一個が終わった時点で何か良い方法が無いかと思い、もしかして同じシリコーンである離型剤で希釈出来るんじゃ?と思い試してみましたが結果はさらに酷いことになりまして・・・(ゲル化しました・・・苦)。

jojo6という事ですが一応固まったみたいなので後日型から石仮面を外してみました。あり得無いような巨大な巣穴が出来ていましたが一応型らしくはなったようです。

・・・が、何か変です・・・。

やはりと言うか固体化したシリコーン樹脂では主剤と硬化剤が上手く混ざらなかった為か(相当頑張ったんですけどね)どうも本来の硬さには固まっていないようです。

と言うのも実は既に当日amazonで新たにシリコーン樹脂を注文しまして、そして新たなシリコーン型も既に作成済みです。土曜日に注文して月曜日には到着しましたからその日の夜には作成し、そして本日余ったクリアーも早速流し込んでいるのです。新たに作った型は上記のような巣穴だらけの物では無く、触った感じも全然しっかりしていてとても良さそうです。上手くいけばセメント製のズッシリとした石仮面が量産出来るので今から楽しみでなりません。うーん、ヤバイですよこれは・・・。