色見本キーホルダー 色相環【ミラーキャンディー】完成

今まで販売していた色見本キーホルダーはこちらのソリッドカラーが主でしたが、

その後ミラーアクリル素材を入手し、

それに12色の透過性塗料=キャンディーカラーの塗装を施して、

レーザー加工機でカットしたパーツにレーザー彫刻を行って文字部を塗装し、

背板には黒の結晶塗装を施しました。

それらを組み合わせ、ミラーアクリル+キャンディーカラー12色の色見本キーホルダー完成です!

デザフェス向けにかなりの数を作成したのですが全て売れてしまい、今回新たに10個程を増産しました。

ミラーは光が反射し過ぎるので明るい時の撮影は難しく、

ただ光が弱いと他の部分が暗くなり過ぎるので撮影が難しい所もあります。

という事ですが、幾つか並べて撮影をすると色々な角度が一度に見えるので比較的判り易いのでは、と思った次第です。

動画も撮影したのでそちらも紹介します。

 

ちなみに12個作ったのですが2個はちょっと気になる箇所があったのでそちらは外し、いずれデザフェスに出店した時に販売しようかと思います(本当に大した事は無いのですが実物が見れない通販はより完成度の高い物を選んでいます)。

ちなみに元々は透明なアクリル板にキャンディーカラーを塗装したのですが、接着剤を塗った際に激しいクラックが入ってしまいそれは実現できなくなり、ただデザフェスで販売するにあたって新製品を作りたかったですから、急遽今回のミラーアクリルを使ったといった経緯があります。

ミラーアクリル自体は前から知っていた素材ですが、指紋や傷が目立つので余り好きでは無く、ただ塗装を施せばそれらのデメリットが目立たなくなるので今回採用した次第です。結果的に透明アクリルより断然良い感じになりました。

裏側は今までと同じくRGB値をレーザー彫刻&白の塗装を行っています。初期の頃はこれがかすれ気味だったりしましたが、数をこなす事でそれらもかなり改善されています。

ウェブショップで販売を始めましたので宜しければご検討くださいませ!(と思って昨日Twitterで紹介したら30分くらいで売り切れてしまったのでもう在庫がありません・・・。また作りますので宜しければどうぞ!)

色見本キーホルダー 色相環【ミラーキャンディー】+結晶塗装黒

2022デザインフェスタ準備 展示テスト

工場二階のテーブルを使い、デザフェスでの展示を仮想的にやっておきました。

ちなみにこちらのテーブルは150cm幅ですが、本番ではもう少し幅が広く180cmになる予定です。奥行きは同じ70cmですかね。

GUNさんに許可を頂いて販売するBLACKRABBiTのキーホルダーは、一個¥500~¥800と前回の半額~1/3の価格設定となっています。塗装自体の品質的は同じで、ただ工程を改善する事で大分コストをカットする事が出来ました。

色相環色見本キーホルダーは¥3,800、¥4,800、¥5,800、¥6,800と4種類にしました。

デザフェスでの出店販売は利益としては殆ど無く、本来なら工場で仕事をしていた方が余程お金になるし精神的にも楽ですが、普段塗装とは縁のない方々(そもそも存在すら知らない人)に知って頂くという点で良い機会になるのでサンプル品も飾るようにしています。

その他ワークショップの宣伝もしたいので、エアーブラシやスプラッシュ塗装したスニーカーも飾ります。

あと一般の方にも分かり易そうな物として、以前塗装したBOSEのスピーカーとアンプも持って行くことにしました!(まあ若い世代の方には全く響かないかもしれませんが。笑)。

一人では持って行けない量ですが、今回は知り合いの原型師さん(ワークショップにも来ていた「くまさん」)が搬入を手伝ってくれる事で人力(電車)での運搬が可能になっています。いやはや何とも有難い限りです。

壁時計は箱のサイズが嵩張るのですが、今回は針を外した状態で梱包するようにしたので(組付け説明書も作ったので)、箱を既存の半分のサイズにする事が出来ました。売れなくても見栄えが良いので5~6個持っていって後ろの衝立に飾るようにしようと思います。

ちなみに今回はミラーアクリルとホログラムラメを使った色相環キーホルダーが新作となります。

色相環の12色はキャンディーカラーで、

背面のホログラムラメがそれに良く似合った配色となります。

裏側は今までと同じくRGB値をレーザー彫刻&塗装したデザインとなります。鏡としても使えるので、外出時に目にゴミが入った時とかに便利かも知れませんね(?)。

動画もあるので紹介します。

ミラーのままは格好良いのですが、指紋がかなり目立つので私的にはやはりと言うか何かしら着色して使いたいですかね。

ちなみにミラーアクリルはいつも買っている端材セットにまず入っていない素材なので、新たに新品を購入しています。

なのでその分コストが掛かっていて、ただそれでも一個¥600ですから、いつもの仕事で行っている塗装の費用に比べればかなりの割安だと思います。仕事と違って濃さとか細かい事を気にしなくて良いのでそちらも費用を抑えられている要因の一つですかね(オーダーメイドでオーナー様のついている被塗物の塗装とはまるで心の負担が違います・・!)。

 

一番高いのはこちらの透明アクリルの裏からも色を塗った、見る角度で色味が変わるクロマフレア風の塗装を使った仕様ですね。ホログラムラメを使った分、前回より高額になってしまいました・・・。

色見本キーホルダーはデザフェス後にウェブショップでも販売予定ですので、宜しければどうぞご検討くださいませ!

2022デザインフェスタ準備 飾り棚作成

前回GUNさんのブースに間借りした時は、余っていた有孔ボードを使ってこの様に商品を並べていましたが、

今回はGUNさんに御願いして自分用のMブースを借りて貰ったので(2個分の内の1個)比較的スペースがありますから、新たに商品棚を作る事にしました。

素材はダイソーで買った300×600の有孔ボード(¥300)で、ただそのままだと木目柄が嫌なので、

VW社のキャンディホワイト(ベースコートのみ)で塗装しました。角はダブルアクションサンダーで軽く面取りしています。

それに、同じくダイソーで買った300×400の有孔ボード(¥200)をダクトテープ(ガムテープの強いタイプ)で固定します。

そして塩梅の良さそうな角度で固定出来るよう紐で結びます。

ただそれだけだとちょっと高さが足りなかったので、600×300を半分に切った物を上に追加する事にしました。

GUNさん曰く、「目線と同じ位置にするのが商品を見て貰えるコツ」なのだそうで、なるほど~!ですね!

有孔ボードのフックは以前色見本を壁に掛ける時に作ったデータを修正し、新たにレーザー加工機で切り直しました。より簡単に抜き易くなるよう、引っかけの部分を少し甘くしています(ちょくちょく位置を変えやすいように)。

色見本キーホルダーはそのままフックに掛けると横を向いてしまうので、棚板を作成してそこに乗せるようにしています。こちらも目線に近い位置で、さらに天井の光を反射させて塗装が映えるようにですね。

どれが売れるのか判らないのと、キーリングは数が限られているので、取り敢えず各色5個ずつくらいを作成してあります。

キーリングを着けていない在庫用がこちらです。

今回は鈴生り方式で塗装を行っているので、一度に20個くらい塗れるようになったのが改善出来た点ですね。前回はこれに一個一個ヒートンを挿して塗っていましたので・・・。

なのでコストも大分下げて、前回は一個¥1,600だったGUNさんデータ提供のBRACKRABBiTが、なんと一個¥500から販売出来るようになりました!

ちなみに当日売れて在庫が無くなったら、その場でキーリングを取り付けて作成していくといったスタイルになります。私的に「ただそこに居て何もしない時間」と言うのが本当に嫌なので、当日は多少忙しくなるくらいになってくれればと思っています。

これらのキャンディーカラーは作業的にはソリッドカラーより楽なので、金額はそれと同じく¥500としています。足付け処理もしてプライマーも塗っているので塗装屋さんからすると「それで採算合うの?」と思われそうですが、そもそもデザフェス出品は通常の仕事とは違い、普段の塗装ではやらない(やれない)事をやる為でもあるので問題無いと思っています。

ちなみにこちらのピンクはただのソリッドカラーに見えますが、実際には蛍光顔料を使った3コート塗装で、さらに右側の物はそれにホログラム顔料(細目)を入れた4コート仕様なので、当然ですがお値段も少し高くなります(といっても¥700と¥800ですが)。金額はデザインとかでは無く(一応)作業時間に関係しています。

あとPRO_Fitオリジナルの新商品としては、ミラーアクリルを使ったキャンディーカラー色相環色見本キーホルダーを作りました!

この形のキーホルダーは、最初はソリッドカラーで、その後下色にメタリックを塗った3コートキャンディーカラーVer.を作りましたが、それだとどうしてもコストが上がってしまうので、今回ミラーアクリルに直接透過性塗装を行った2コートキャンディー塗装の仕様で作成しました。

通常の透明アクリル板は端材で買っているので材料費はほぼタダみたいな物ですが、今回のミラーアクリルも色相環のみの仕様であればさほどコストが掛からないので、費用は据え置きとしています。いずれウェブショップでも販売しますので宜しければご検討くださいませ。

裏側は既存と同じく、色相環12色のRGB値を記したデザインになっています。

その他、枠をミラーアクリルに、色相環の背板をホログラムラメにした仕様も作成しました。

ホログラムラメは、レーザー加工機で切り出した透明アクリルの裏側にクリアーを塗って、それが乾かない内にパウダーホログラム顔料を振りかけて隙間なく埋め、最後にクリアーを塗って粉が飛び散らないようにしています。下塗り無し、顔料だけで埋め尽くす贅沢仕様ですね。

その後完全硬化させたらひっくり返して、表面にクリアーを塗ります。ちなみにこちらの画像はホログラムでは無く通常のミラ―アクリルをカットした物で、それぞれ塗装しなくてもそのまま見れる(使える)物ですが、「使用している15個のパーツ全てに塗装が施してある」と言うのが基本的なコンセプトなので、何も塗らずそのまま使うという事は無いようにしています。まあそもそもアクリル樹脂素のままよりクリアーが塗ってあった方が間違いなく質感が良いという事もありますね!

角度によって見え方が変わる塗装は動画が判り易いですね。便利な世の中になりました。

こちらは見る角度で色相が変わるクロマフレア系(マジョーラ風)を枠に採用したタイプです。

どれも実物の方が質感は抜群に良いので、手で取って見て貰えるデザフェスは良い機会でもあるんですよね。

あと3週間も無いですが、仕事に影響がないようにしつつ、もう少し何とかしたいと思います。

2022デザインフェスタ準備

11月の19日(土)と20日 (日)のデザフェスに、知り合いの塗装屋さん(GUNさん。笑)と一緒に出店する事になりました!前回はGUNさんのブースに間借りさせて貰った形でしたが、今回はその隣での自前のブースとなります。青い角地がGUNさんで、私はその隣の414ですね。

と言う訳で今回もGUNさんと、ブラックラビット産みの親のhotaniさんにも許可を頂いて、キーホルダーを作成して販売する事にしました。画像は熱で曲がってしまった結晶塗装仕様ですね。

昔日産の販促品かなにかで赤の結晶塗装が施されたキーホルダー(確かFJ20仕様)があったと思いますが、それの現代版みたいな感じでしょうか。私はこのずっしり重たそうな質感が好きなのですが、一般の方には受け無いですかね・・・。

他にクリアーを飛ばしたスプラッシュや、

スプラッター塗装みたいなのも作っています。

ちなみにこれは元々黒いアクリル板では無く、わざわざ一旦艶消し黒 (2コート仕上げ)で塗装し、24時間以内にトップコートを行うといった、一応セオリー(自補修のマニュアル)通りで仕上げています。

こちらは赤の2Kエナメルに、

キャンディーレッドを混ぜて少し透けた赤にしています。

という感じですが、一般受けしそうなのはやはりこういった透明感がある系ですかね。

ちなみに下地にシルバーを塗らないキャンディーカラーは、作業的にはソリッドカラーよりも楽だったりします。

隠ぺいさせる必要が無いですし、裏表に色が入るので通常の倍のスピードで色が入りますから、工程的には通常の塗色より楽です。

他には一回り小さく薄いピアス用も作成していたりします。これはオレンジキャンディーの他に下色に一部メタリックを塗ったり、キャンディーカラーの後にゴールド系レインボーラメ(0.2mm)を入れたりしているので、実はかなり手間が掛かっていたりします。一回のクリアーではラメの突起を抑えられず、2回塗ってます。

あとは新商品として透過性色見本キーホルダーを作ろうと思い、

アクリル板をレーザーで切り出し、

12色の色相環をキャンディーカラーで一から塗り直すという作業を行っていたりもしました。

ただネックとなるのが接着で、

透明感を残しつつアクリルパーツを接着するには既存の方法ではどうしても気泡が入ってしまいますから、

ジャジャーンと!

素晴らしい商品を見つけて購入しました。凄い謳い文句ですね!

100mlで¥13,200とかなり高価な接着剤ですが、ここまでかなりの失敗を繰り返して来たので、それらが解消されるのであれば安い買い物です。

と言う事でしたが、素材全体に激しいクラックが・・・。

他の接着剤でここまでの事にはならなかったので、一応メーカーにこれらの画像と詳しい作業内容等を記載して問い合わせたのですが、技術担当者が不在と言う事で結局原因は判らずじまいです。マニュアルには「レーザーカットした直ぐでも大丈夫」(レーザーカットした直後は通常割れやすいがこれは大丈夫)といった事も記載されているので、こういったトラブル=ケミカルクラック系が起き難い製品だと思っていましたが、明らかに接着剤の成分が素材を侵してしまっているように見受けられます。

まあ今回は(今回も)良い勉強代だったという事で・・・。

と言う事で、改めて違う方法=素材にアクリルミラーを使う事にしました!

再びレーザーで一から切り出し、ただ折角なので下地にシルバーを塗ったキャンディーカラー仕様(こちらは通常の透明アクリル板)も塗る事にしました。

一度に12色は大変と言うか経営を圧迫してしまうので、何度かに別けて行っています。

背面が鏡のようになっているので、キャンディーカラーが映えてとても綺麗です。

これなら接着の仕上がりを気にしなくて良いので安心ですね。

これらは単なる飾りという訳ではなく、それぞれの色は配合データが判るようになっているので、基本的には塗装の仕事で使う為の物という事なっています。先日塗ったランサーエボリューションのヘッドカバーの塗装にも大いに役立ちました。

色はハウスオブカラー社のKK顔料と、知り合いの塗装屋さんから買っているキャンディーカラーを使っています。原色をそのまま使っている物と、色を混ぜている物があります。

既存の枠に組み合わせるとこんな感じになります。

背板と枠と色相環との色合いがイマイチなので、この辺の組み合わせをちゃんと考えないとですね。

デザフェスで¥3,800、その後ウェブショップで¥4,000(税別。既存のソリッドカラーと同額)で販売しようと思っています。