色見本キーホルダーラインナップ

5月18日~19日に開催されるデザフェスで販売予定の色見本キーホルダーをまとめて紹介しようと思います。

こちらは最もスタンダードな「黒枠」「背板結晶塗装黒」「ミラーキャンディー 」の仕様となります。値段も一番低い設定の物ですね。

初期の頃は色相環の12色をソリッドカラーで作っていましたが、今回はミラーアクリルへのキャンディー塗装をメインにしました。材料費的にはこちらの方が高くなってしまうのですが、手間的には変わらないですし、こちらの方が一般受けし易いという所があるからですね。

単純に色相環を配しただけの物なのでオリジナル感は少ないのですが、私的にカチっとしていて普遍的なデザインが好きなので、最近はこの縛りの中で色々出来る事をやってみています。その方が集中して出来るのでやり易いんですよね。

裏側にはどれもこちらのRGB値を記した色相環をレーザー彫刻&塗装を施しています。

あとソリッドカラー・ミラーキャンディーとは別に、こちらのメタリックキャンディーも幾つか作っています。前者はどちらも2コート塗装ですが、こちらは3コート塗装となるので費用も少し高くなります。

そしてこちらは背板を「ホログラムラメ」にした仕様です。

レーザーカットした透明アクリル板の裏側にラメを定着させ、表側にもクリアーを塗布しています。通常のラメ塗装と違い「下色無しで完全隠蔽」とした仕様ですから、太陽光にあたると非常に煌めきが出るのが特徴です(表面が激しく凸凹になるので通常の自動車外板塗装等では絶対やらないような仕様です)。

画像だと全く魅力が出ないのですが、屋外では非常に美しい煌めきを感じられるので、実物が見れるデザフェスに丁度良いのでは、と思った次第です。私的にもこれが一押しです。

ただ穴と周りのバリ取りが非常に大変なので数が出来なく、かといってあまり金額も上げられないので「作れば作るほど赤字が膨らむ」代表的な作業だったりします。

是非カバン等に着けて屋外で使って頂きたいところです(屋外でこそ良さを感じられるかと思います)。

そしてこちらは枠を「ウォルナット」にした仕様です。

ウォルナットにする事で材料費は上がったのですが、文字部の塗装をしなくてよい!という事もあり、こちらも最安値の商品となっています。

やはりというか人気が高く、ウェブ販売でも数分で売り切れてしまいます。

こちらはさらに背板もウォルナットにした仕様です。オールウォルナットと呼んでいる製品ですね。

それぞれ違う厚さの材料を使っているのでさらにコストは高くなっているのですが、実際には塗装費用が一番コスト高なので、それが無いお陰でこちらも最安値の商品となっています。ただ塗装箇所が少ないので私的にはちょっとつまらないかなぁ、と思っています。

裏側のプレートなんて全く塗装とは関係無いですから、これは楽極まりありません。時々アクリル板をカットだけしただけの作品を見ますが、あれなら本当に楽だろうなぁ(儲かるだろうなぁ)と思ってしまうのが本音です(もちろんそんな訳はないとは思いますが)。

そしてこちらは白枠とミラー背板を使った仕様です。

アクリル板は元々白い物を使っています。

背板はミラーアクリルで、元々厚さ2mmの物を使っていましたが、それだと色相環のピースが浅くなってしまうので新たにこれを1.5mmに、ただしそれをクリアー塗装すると激しくクラックが生じてしまうので、こちらは未塗装としました。質感はクリアーを塗ったそれに比べるとどうしてもチープなのですが、お陰でコストは下げられてこちらも最安値での販売が可能となっています。

尚、各料金については変動するのでこちらでは控えるようにしていて、ウェブショップのサイトを参考にして頂ければと思います。

そして今回、新たに「透明アクリルの裏側から塗装」した物を多く取り入れる事にしました。

今まではクロマフレア系(マジョーラ等)の特殊塗装のみで採用していた手法ですが、今回は「先にアクリル板に塗装し、その後レーザーカットする」という方法で量産化が可能となりました。

というのも、レーザーカットした断面はその際の熱により分子鎖が破壊されているからか、その後塗装を行うとかなりの確率でクラックが生じてしまうのです。

例えば以前作ろうとした透明仕様の色見本キーホルダーですが、

「レーザーカットしたアクリルでも大丈夫」と謳っている製品でもこのような惨事になってしまうので諦めていたのですが、

先に透明アクリルの裏側に塗装を行い、

その後レーザーカットする事で大幅なコストアップを避けつつ、色々なバリエーションが可能となりました。

こちらは枠をブガッティのティファニーグリーン(カラーコード:V603)、背板をホログラムラメ、色相環12色はミラーアクリルにキャンディー塗装を施した仕様となります。さわやかで良いですよね。

ちなみにブガッティのティファニーグリーンは実車に塗る事を想定しているので白や黒が少量入っていて(隠蔽力を高める為や大面積になる事で派手過ぎるのを抑える為)、それ故に多少なり濁りが生じてしまっています。

なので鮮やかさを求めるならば以PCケースBOSEのスピーカーに採用したミントグリーンの方が良いのですが、今回は一般向けに「ティファニー」の名を遣えるこちらを採用されました。ティファニーはこの色で商標取っているので何かの拍子に突っ込まれたら嫌ですから、そういった点で自動車のボディカラーを使う分には安心です。ネット警察のように自分の正義を盾に大きな声を出す人は出来れば避けたいですからね。

他にも裏から塗る3コートキャンディーカラーを試したりもしたのですが、

通常の順番と違って「プラスチックプライマー→キャンディーカラー→メタリック→クリアー」だとブリード(滲み)が生じてしまうようなので、こちらは一応失敗作となっています。

こちらも同じくキャンディレッドの仕様です。

キャンディーベースとメタリックベースが混ざってしまったような状態なんですよね。

ただこれの不思議なところとして、今まで何度か同じような事をやっているスバルのエンブレムではそんな事は一度も起きていないんですよね。

こちらです。

今回もこれをイメージして塗ったのですが、何故か今回は途中の二層が混ざってしまったんですよね。どちらか一方ならそういう事もあるのかと思うのですが、2色とも起きてしまったので何か大きな間違いがあるような気がしているのです。多分仕事では無いから急いで塗ってしまってのフラッシュオフタイム(コート間の乾燥時間)不足かもですね。これがキーホルダーで出来たら格好良かっただろうなぁ、と(まあこれがあるから塗装はいつまで経っても面白い!と思えるのですが。笑)。

こちらは背板を蛍光マゼンタ+ホログラムラメ(少量)にした仕様です。少量でもラメはクリアー層から突出してしまうので2度塗りが必要なのですが、今回は料金は抑えめにするようにしています。前回のデザフェスではGUNさん効果のお陰でそこそこ売り上げがありましたが今回は単身なのでどうなるか全く予想が出来ず、なのでとにかく多くの方に見てもらわないと始まらないですからね。

仕事だけをしていれば安泰ではあるのですが、新しいことをしないとどんどん時代遅れになってしまいますし、いずれは自宅または郊外で塗装の仕事を続けていけるよう、まだ体が動くうちに何かしらを持っておければと思っています。

また今回多くの商品を作れたのはアルバイトをお願いしたお陰で、

今回のデザフェスでは受付も手伝って貰おうと思っています。

というのも、

今回はオーダーメイドでその場で作るキーホルダーの販売もやろうと思っていて、私は奥のスペースでこれらを作る作業に専念出来ればと考えています。初日は忙しくて出来ないかも知れませんが、比較的暇になる二日目であれば何とかなるのではと思っています。

場所は南館の4階となっています。デザフェス59の概要についてはオフィシャルサイトを参考にして頂ければと。

サラリーマンを辞めて独立した時のようなドキドキ感が楽しく、なんとか本業に影響ない範囲で出来ればと思っています。

デザフェス用 色見本キーホルダー制作

以前から趣味で作成している色見本キーホルダーですが、色相環に使っているピースが無くなってしまったので新たに増産する事にしました。前回200個分作ったので当面は大丈夫かと思っていましたが、結構あっという間になくなってしまったんですよね(その理由としては試作で1/4が消えてしまいました…)。

また今回はもう作るのは辞めようと思っていたメタリックキャンディー(3コートキャンディーカラー)も作る事にしました。これの理由としては、余り気味だった3mm厚の透明アクリル板の端材が有効利用出来るという点です。

ちなみにミラーキャンディー仕様では、下色のシルバーメタリック塗装が不要となりますので、ソリッドカラーと同じく2コート塗装で済み、コスト(販売価格)が低めで抑えられるメリットがあります。

と言う訳で一応定休日となっている土曜日を利用して本塗りを行いました!

尚、アクリル部品はレーザーカット後に足付け処理も行っています。

側面はさすがにペーパー掛けしていませんが、恐らくレーザーカットした際に断面に細かいクラック(気孔のような物)が出来ていると思われるのでそれを頼りにしています。尚、ミラーアクリルを使った壁時計が出来ないのはそれが理由でして、透過して見えてしまうピースは細かいクラックが目立ってしまうので商品にならないんですよね。ソリッドカラーや3コートキャンディーの壁時計でピースの裏側に和紙を張っているのは、それらのクラックを見えなくする為の物ですね(普通の方が見ると落として割れたのだと思ってしまう為)。

尚、3コートメタリックキャンディーのデメリットしては、下地にシルバーを塗る分膜厚が大きくなってしまう事から背板に装着する際にバリをしっかり削る必要がり、これが非常に手間なので出来れば避けたかったんですよね。

ただ今回12色まとめて塗るのと、こちらが好みという方もいらっしゃると思いますので、どうせなら!という事で何とか奮起した次第です。

臓器提供意思キーホルダー用のピースも何個か混ぜておきました。

こちらはテスト的に新しい色を枠に塗ってみた仕様です。Twitchのロゴに採用されているPANTONE814の紫ですね。

これの良いところは先ほども紹介したように「余り気味だった3mm厚の透明アクリル板」を使用出来る事で、

裏から色を塗り、表側は文字をレーザ彫刻&塗装しています。わざわざ黒いアクリル板を買う必要が無く、捨てられる筈だった端材を再利用出来るのが良いんですよね。

その他キャンディーカラーも試してみたのですが、こちらは通常とは逆の順番で行ったからか、メタリック層とキャンディー層で色が混ざってしまう「滲み」(ブリード)が発生してしまいました。これの解消方法としては最初に塗るキャンディーカラーをトップコート仕様にするか、またはクリアーを塗ってそれぞれ一旦完全硬化させた上でシルバーを塗れば大丈夫だと思うのですが、さすがにそこまで手間を掛けていられないのでこちらはボツですかね。

まあでもこれはこれで良さそうだったので一応完成させました。

メタリック系の枠とホログラムラメの背板との組み合わせはとても良い感じです。

文字は白=STANDOX MIX870を使用しています。

こちらは同じく透明アクリル板にホワイトパールを塗った仕様です。よく見ないと判り難いので(白アクリル板とあまり区別がつかないので)、掛けた手間に比べて費用を上げにくいですから、こちらも今回以降はボツですね。

こちらは白アクリル板を使った仕様です。色相環の背板にはミラーアクリルを使っています。

ミラーアクリルのデメリットは指紋や埃が凄く目立つ事で、私的にこれが嫌でボツにしていたのですが、白枠と同様、ワークショップを行った時の参加者方々から評判が良かったので、改めて採用してみる事にしました。またデメリットを補う方法として、指紋や埃が付かないよう透明なOPPフィルムで包んでおくようにしました。ご購入後にワイヤーまたはキーホルダーを取り付けるシステムにします。

あと以前テスト的に作ったブラックホログラムラメの背板が良かったので、こちらも増産する事にしました。

 

途中自宅でUVレジンを使って作っていましたが、余りにも手間が掛かりすぎるので、こちらも仕事が終わった後(または休日)に工場で作るようにしました。

工程としては結構手間が掛かっていて、


■裏側・・・足付け処理→プラスチックプライマー塗布→クリアー塗布→強制乾燥完全硬化→足付け処理→クリアー塗布→ホログラムラメ塗布→クリアー塗布→強制乾燥完全硬化→クリアー塗布→強制乾燥完全硬化

■表側・・・足付け処理→プラスチックプライマー→クリアー塗布→強制乾燥完全硬化


となっています。裏側の塗装で最初に一旦クリアーで下塗りをするのは理由があって、ここでいきなりラメを塗るとそれが沈殿してアクリル層に到達してしまい剥離し易くなってしまうんですよね。

先ほどの工程が終わった裏側です。凸凹はしていますがクリアーでコートしているので粉っぽく無く、ラメが簡単には飛散しないようになっています(ラメがその辺に飛散するのは本当に嫌で…)。

表側にクリアーを塗る理由としては、アクリル樹脂素地そのままよりも塗装の良い質感が感じられる事ですね。ちなみにこの穴にそのままピースは入らないので、12個の穴の側面全てをカッターで切り込んで余分なバリを取る作業をしています(中々の地獄です)。5回に一回くらいは柱を折ってしまうので、それを見越して多めに作っています。とにかく時間の掛かる作業で、これを仕事として考えると採算が合わないどころか会社が傾いてしまいますから、これらは自宅に持ち帰って寝る前の一時間とかに作業するようにしています。社外記の更新頻度が減ったのはこれが理由ですね。

その他スバルデザートカーキや、フォルクスワーゲンのハーベストムーンベージュ等、アースカラー的な物も試していたりします。こちらは透明アクリルよりも艶消し仕上げの方が似合いそうな感じです。

これらのパーツは事前に塗装出来る準備だけをしておいて、仕事で艶消し黒を塗る際に一緒に塗らせて貰うようにしています。今まで見てきた会社をダメにする人の一例としては、仕事よりも個人的に楽しい事を優先しているように見受けられるので、とにかくそうならないよう注意しています。

こちらは蛍光マゼンタで塗った仕様ですね。

ちなみにハリネズミのデータはシルエットデザインさんの物を使わせて貰っているので、販売する場合は15種類以内という縛りの中でやっています。

こちらの臓器提供意思キーホルダーは、それぞれのパーツをお好みで選んで頂き、それらを組み合わせ作るオーダーメイド的な事でやってみようと思っています。なので使えるハリネズミは15色ですが、それぞれのパーツと組み合わせて出来るのは数百種類!という事が可能になる訳ですね。

と言う訳で、今後の5月18日~19日に東京ビックサイトで開催されるデザインフェスタNo.59でこれらの製品を販売する事にしました!

↓イメージとしてはこんな感じです。

↓前回は一年半前に参加していて、この時はGUNさんのブースの隣で、BLACKRABBiTのキーホルダーを作成して販売させて貰いました。

デザインフェスタ56行き

ただこの時は年間の売上額が200万円ダウンという衝撃的な事が発覚し、その後は参加を控えていたところでもあります(というか当面出ないつもりでした…)。

ただその後も色見本キーホルダーは作り続けていて、

色々な仕様を増やした事、ウェブショップでの販売も好評だったので、だったらという事で準備期間を一年くらい設け、今回のデザフェスには参加しようと思った次第です。

新たに制作したウォルナット仕様は材料費が高くなりましたが文字部分の塗装が必要無いので他の製品と同額に留めています。

今回光熱費や材料費が高くなったので値段も少し上げようと思ったのですが、

初のオリジナル作品のみでの出店という事もあって、むしろウェブショップよりかなり安い金額設定としました。

また今回は、いつもブレンボキャリパーの下準備をお願いしているブレーキ屋さんの知り合いの什器屋さんが壁を作ってくれるという事で、Blenderというフリーの3Dデータ作成ソフトを使って事前にレイアウトも考えてみました。

最初に考えたのが上の仕様で、ただGUNさん曰く「これだと中に人が入って来ない」=入り難い傾向にあるとの事なので、

前回と同じく机を通路ギリギリまで出して棚を並べ、さらにそのすぐ後ろに壁を立てて時計を吊るす事にしました。当日はアルバイトもお願いしていて、私は後ろのスペースで先ほどの臓器提供意思キーホルダーの組み付け作業が出来るようになってます。

ブースの場所は抽選で、南館の4Fの「P-343」となります。中の方に埋もれちゃっている感じですかね…。

前回はGUNさんに2ブース借りて貰ってのその隣だったのでとても良い場所になりましたが、今回は実質初参加で実績も無いのでまあこれは仕方ないかなと(抽選と言えど忖度はありますよね)。

ただネックなのは搬入で、今回私は車で行くつもりだったのですが、一緒に乗っていく予定だったGUNさんが1Fなので、それぞれの階に乗り付けるのは厳しいっぽいんですよね。多分凄い渋滞になるので時間的にどちらにも車を着けるのは難しいのかと…。

尚、今回は前回手伝って貰った3D原型師のくま3Dさんも一緒に参加で、彼の作品も並べられるようにする予定です。

という感じで、また進展あったら紹介しようと思います。宜しければご検討くださいませ!

デザインフェスタ56行き

先日の11月19日(土曜日)と20日の日曜日に、東京ビックサイトで行われるデザインフェスタ56に参加してきました!

ちなみに前回は壁時計の針を着けた状態での販売でしたが、今回は取り付けマニュアルを制作し、針は購入者さまご自身で着けて頂くようにしました。これのお陰で箱のサイズが半分となり、搬入がとても楽になりました。

ただ今回は以前のようにGUNさんのブースを間借りする訳では無く自分用のブースを借りたので、展示用の棚など持って行く物がそれなりに多くなってしまい、私一人での運搬は難しくなってしまったので、工場近くに住んでいる知り合いの原型師さん=くまさんに御願いする事にしました!

朝の7時に工場で待ち合わせ、京急大森町駅から青物横丁まで行き、そこから歩いて品川シーサイド駅→国際展示場に向かいます。

そしてビッグサイト到着です!

以前は工事中かなにかで別館でしたから、こちらで何かをするのは今回が初めてです。

オーシャンビューな通路でテンションが上がりますね!

到着は8時半くらいで、案の定GUNさんはまだ来ていませんでしたが(笑)、お互いなんとか開場の11時に間に合ったといった感じです。ちなみにBLACKRABBiTのブースは角地で本来なら斜めに設置する筈だったのですが、今回レンタルした背板はこの状態で固定されてしまっていて、予め予定していたレイアウトに出来なかったようです。他にもTwitterでは机が届いていない方なども見受けられたりと、多少なりトラブルは発生しているようです。机が無いのは想像しただけで恐ろしい・・・。

今回はサイン代わりと言う事で、以前作成した大きな色相環のオブジェも持って来ました。直径50cmあるのでそのままでは持ってこれず、1ピース毎に壁に固定出来るようにしています。これもくまさんに設置して貰いました!

初日は開場早々GUNさんのブースに長打の行列が出来て、運営さんから苦情が来る程の盛況ぶりでした。それに乗っかってうちも予想以上に商品が売れてくれまして、一部在庫が無くなってしまう!という程の状況になってしまいました。多分コロナ禍で買い控えがあった反動だったのでは、と思う次第です。

と言う訳で、1日目の出店が終わってからは一旦工場に戻り、予め塗るだけはしておいた色相環のピースを台紙から外して組み立てていきます。

それらをこちらも在庫しておいた枠素材に組み込み、なんとか2日目に売る商品を増産しておきました。

梱包する袋に入れている台紙も想定していた二日分が一日で無くなってしまったので、こちらも新たに増産しました。ただこちらは自宅で印刷&カットが出来るので、帰ってから先にご飯を食べてお風呂に入り、いつ倒れても良い状態にしてから(笑)深夜3時くらいまで掛かってようやく一日目が終わった感じです。普段の仕事よりハードですね・・・。

そして二日目です!

BLACKRABBiTキーホルダーは多めに塗ってはいましたが、それに装着するキーリングが足りなくなっていて、ただこちらは初日にamazonで注文→工場のポストに届いていた物を持って来て当日会場で付けて増産しました。数は数えていなかったのですが、300個以上は売れたと思います。

ちなみにBLACKRABBiTキーホルダーで一番売れたのはこちらの黒の結晶塗装だったと思います。直前に増産していた分もかなり旅立っていきました。

あとはこちらの垂れたBLACKRABBiTも評判が良かったです。キーホルダー用の在庫は早々になくなってしまったのですが、小さいピアスタイプをキーホルダーに替えてでも買いたいという方が多くいらっしゃいました。

他に意外だったのがこちらの淡いグリーンと、

淡いピンクメタリックの色で、二つセットにして買われる方が多かったです。余り派手じゃなく、特に珍しいという物でもないのを好む方も一定数居るという事でこれは面白い発見でした。まあ確かにそうですよね。

色相環色見本キーホルダーは、やはりと言うか今回新しく塗ったミラーキャンディー系が非常に好評でした!

ベースがミラーアクリル(文字以外は未着色)の物もとても好評だったのですが、指紋や小傷が目立つので私的には余り好きでは無いので、今後進んで作りたくない物ではありますかね。またはベストな状態でお渡しできる通販なら問題無いかもです。

それでもやはり一番売れたのがこちらのソリッドカラーで、金額的にも他の物より安く設定していたのが理由だと思います。

そしてこちらのミラーキャンディーも前記した物と同じ金額設定だったので、かなりの数が売れました。手間的にはソリッドカラーより楽なので、ミラーアクリルの材料費分はペイ出来ると考えて販売金額を抑えたのが良かったのだと思います。まあそれにしても単なるキーホルダーとしては決して安い物では無いと思いますが・・・。

そして以外だったのがこちらの下色メタリックの普通のキャンディーカラーで、こちらの方が¥1,000高いので余り売れないかと思いましたが、こちらも初日に在庫分が全部売れてしまいました。

こんな感じで色相環キーホルダーは全部で50個くらい売れたと思います。塗装した材料はまだ残っているので、いずれウェブショップで販売しようと思います。

あと今回手伝ってもらったくまさんオリジナルのキャラクターフィギア(?)専用棚も設けました!自宅の3Dプリンターで作ったそうです。いつか「ここが始まりだった」みたいな伝説な日となれば嬉しいですね(笑)。

二日目は比較的落ち着いた状況だったので、トイレに行くついでな感じで少し周りを見たりも出来ました。

ただ挨拶に行きたかったところなどは結局殆ど行けず、だったらもう次回は二日目は昼過ぎくらいに店を閉めて、会場全体を見て周る時間に割くようにした方が良さそうです。次に参加する場合は「留守中」の看板を作っておくか、代わりに誰かに店番を任せられるよう値段がすぐに判るようにしておくようにしたいと思います。

あと高校生の姪っ子が「こういう所で店番をしてみたい!」と言う事で、多少サポートしながらですが御願いする事にしました。本人も喜んでくれて本当に良かったです!

ちなみにデザフェス開催までの一か月間は毎日帰宅が22時過ぎといった状況で、疲れが溜ったせいか途中でギックリ腰をやらかしてしまい、いつもの鍼灸師さんにお世話になっていたりもしました。通勤に費やす時間も無くなってしまったので徒歩では無く自転車が主となり、運動不足&寝不足で不健康な一か月になってしまったと思います。

ちなみに売り上げ的には当初は赤字で当然と思っていたのですが、実際にはかなり利益が出ていて(本当にビックリする程でした・・・)、次回はどうなるか判らないと思っていましたが、これなら今後続ける事も前向きに考えられそうなので、準備はしておこうと思った次第です。まあそれも周りの方のご協力のお陰でもあって、私一人ではどうにもならなかったと思いますが・・・。

当日お越し頂いた方々、出店に関してご協力頂いたGUNさん、hotaniさん、くまさんには本当に感謝です。有難う御座いました!

2022デザインフェスタ準備 飾り棚作成

前回GUNさんのブースに間借りした時は、余っていた有孔ボードを使ってこの様に商品を並べていましたが、

今回はGUNさんに御願いして自分用のMブースを借りて貰ったので(2個分の内の1個)比較的スペースがありますから、新たに商品棚を作る事にしました。

素材はダイソーで買った300×600の有孔ボード(¥300)で、ただそのままだと木目柄が嫌なので、

VW社のキャンディホワイト(ベースコートのみ)で塗装しました。角はダブルアクションサンダーで軽く面取りしています。

それに、同じくダイソーで買った300×400の有孔ボード(¥200)をダクトテープ(ガムテープの強いタイプ)で固定します。

そして塩梅の良さそうな角度で固定出来るよう紐で結びます。

ただそれだけだとちょっと高さが足りなかったので、600×300を半分に切った物を上に追加する事にしました。

GUNさん曰く、「目線と同じ位置にするのが商品を見て貰えるコツ」なのだそうで、なるほど~!ですね!

有孔ボードのフックは以前色見本を壁に掛ける時に作ったデータを修正し、新たにレーザー加工機で切り直しました。より簡単に抜き易くなるよう、引っかけの部分を少し甘くしています(ちょくちょく位置を変えやすいように)。

色見本キーホルダーはそのままフックに掛けると横を向いてしまうので、棚板を作成してそこに乗せるようにしています。こちらも目線に近い位置で、さらに天井の光を反射させて塗装が映えるようにですね。

どれが売れるのか判らないのと、キーリングは数が限られているので、取り敢えず各色5個ずつくらいを作成してあります。

キーリングを着けていない在庫用がこちらです。

今回は鈴生り方式で塗装を行っているので、一度に20個くらい塗れるようになったのが改善出来た点ですね。前回はこれに一個一個ヒートンを挿して塗っていましたので・・・。

なのでコストも大分下げて、前回は一個¥1,600だったGUNさんデータ提供のBRACKRABBiTが、なんと一個¥500から販売出来るようになりました!

ちなみに当日売れて在庫が無くなったら、その場でキーリングを取り付けて作成していくといったスタイルになります。私的に「ただそこに居て何もしない時間」と言うのが本当に嫌なので、当日は多少忙しくなるくらいになってくれればと思っています。

これらのキャンディーカラーは作業的にはソリッドカラーより楽なので、金額はそれと同じく¥500としています。足付け処理もしてプライマーも塗っているので塗装屋さんからすると「それで採算合うの?」と思われそうですが、そもそもデザフェス出品は通常の仕事とは違い、普段の塗装ではやらない(やれない)事をやる為でもあるので問題無いと思っています。

ちなみにこちらのピンクはただのソリッドカラーに見えますが、実際には蛍光顔料を使った3コート塗装で、さらに右側の物はそれにホログラム顔料(細目)を入れた4コート仕様なので、当然ですがお値段も少し高くなります(といっても¥700と¥800ですが)。金額はデザインとかでは無く(一応)作業時間に関係しています。

あとPRO_Fitオリジナルの新商品としては、ミラーアクリルを使ったキャンディーカラー色相環色見本キーホルダーを作りました!

この形のキーホルダーは、最初はソリッドカラーで、その後下色にメタリックを塗った3コートキャンディーカラーVer.を作りましたが、それだとどうしてもコストが上がってしまうので、今回ミラーアクリルに直接透過性塗装を行った2コートキャンディー塗装の仕様で作成しました。

通常の透明アクリル板は端材で買っているので材料費はほぼタダみたいな物ですが、今回のミラーアクリルも色相環のみの仕様であればさほどコストが掛からないので、費用は据え置きとしています。いずれウェブショップでも販売しますので宜しければご検討くださいませ。

裏側は既存と同じく、色相環12色のRGB値を記したデザインになっています。

その他、枠をミラーアクリルに、色相環の背板をホログラムラメにした仕様も作成しました。

ホログラムラメは、レーザー加工機で切り出した透明アクリルの裏側にクリアーを塗って、それが乾かない内にパウダーホログラム顔料を振りかけて隙間なく埋め、最後にクリアーを塗って粉が飛び散らないようにしています。下塗り無し、顔料だけで埋め尽くす贅沢仕様ですね。

その後完全硬化させたらひっくり返して、表面にクリアーを塗ります。ちなみにこちらの画像はホログラムでは無く通常のミラ―アクリルをカットした物で、それぞれ塗装しなくてもそのまま見れる(使える)物ですが、「使用している15個のパーツ全てに塗装が施してある」と言うのが基本的なコンセプトなので、何も塗らずそのまま使うという事は無いようにしています。まあそもそもアクリル樹脂素のままよりクリアーが塗ってあった方が間違いなく質感が良いという事もありますね!

角度によって見え方が変わる塗装は動画が判り易いですね。便利な世の中になりました。

こちらは見る角度で色相が変わるクロマフレア系(マジョーラ風)を枠に採用したタイプです。

どれも実物の方が質感は抜群に良いので、手で取って見て貰えるデザフェスは良い機会でもあるんですよね。

あと3週間も無いですが、仕事に影響がないようにしつつ、もう少し何とかしたいと思います。