DIY空調服レビュー

空調服(ファン付き作業服)作製

先日既製品を寄せ集めして作った空調服ですが、その後の経過は良好で、今年の異常的な猛暑でも何とか効率を落とさず作業出来ています。と言うか他の現場の皆さんはどうやってこの暑さを凌いでいるのかが不思議です(勿論クーラーとかは無しで)。

これを使う上で良かった点としては、作業中の体を冷やしてくれる事以外に、内臓電池が死んだiPodも普通に使える事です。

今までは別体のモバイルバッテリーを繋げて使っていましたが、携帯するにはとても邪魔&重いのでその辺に置いていましたが、Bluetoothの電波が届かなくて音楽がブツ切れになるととても気持ちが悪い・・・。
さらに酷いと機器同士のリンクが切れてしまうので、その都度同調し直さなければならないと言う、ちょっと面倒な事態になっていました。

が、今回の空調服に使っているのは普通のモバイルバッテリーなので、USBケーブルで簡単に電源が取れるというのが結構役に立っています。最近仕事中に聞く音楽はiTunesよりもYouTubeの方がメインなので、結構な勢いでバッテリーを消耗しているんですよね。

デメリットとしては塗装中に使うと色々な意味で危険(!)で、特にいつまでもベタベタする焼き付け型のメラミン系塗料(結晶塗装)は、ファンの周りから中の下着まで良い具合に汚染してくれます。ウレタン系と違って熱を入れないといつまでも固まりませんから、これくらいなら大丈夫だと思ってもかなりの量が吸い込まれていたようです。

ちなみに今回の空調服の使用をきっかけに、下着(Tシャツ)を綿からポリエステルに変えました。

今までは通勤時や私服はドライフィットなどの合成繊維を、仕事の時は(何故か)綿100%に拘っていたのですが、今の時期なら肌のアレルギーなども出ないので、仕事着も速乾性の物に替えてしまって快適になったと言う訳です(コメント頂いた方のお勧めがきっかけでした)。これのお陰もあって不快指数がかなり減りました。

ちなみに音楽を聴きながら仕事をするなんてそれってどうなのか!と思うかも知れませんが、嫌な気持ちで仕事をするより(されるより)、楽しい気分でする(やって貰った)方が良い物が出来ると思っているので、これについては問題は無いと思っています。

塗装の仕事は、少なくとも今までやって来た仕事の中で一番楽しく遣り甲斐のある事ですが、それでも心が折れる事が多々あり(ナパームで工場ごと焼き払って欲しいと思う程に)、そんな時にモティベーションを上げるに音楽はとても必要な物だと思っています。東日本大震災の時に配信された「We’re not alone」とか、まさにそうだったのではと。

残暑も含め、あと一ヶ月くらいはこの暑さに耐えるしか無さそうですので、なんとかこれで今年を凌いでいければと思っています。

しかし来年以降は一体どうなっているんだか・・・。