ベアリング改 回転塗装台

 以前ネットオークションで購入していた巨大なベアリングです。

本来の使い方ではないのですが、安価で手に入ったのでこれを使って塗装用のターンテーブルを作ろう!と考えました。

以前からこういった物は欲しくて、陶芸用のろくろみたいなのを買おうかと思っていたのですが、現在は小物だけなのでもうそう言うのは必要無いだろう!と思っていたところ、先日業者様からご依頼を頂いたホイール(通常は受け付けていません)が余りに重たすぎて、腕も腰も(そして会社も)終るかと思い奮起する事にしました。

 塗装に使うので中の油が出てくるのは非常にマズイですから(工場が終わります・・・)、外周を両面テープでしっかり囲い、

 径を合わせてレーザーでカットしたMDF板を貼り付けます。

良くくっ付く&油が染み込まないよう、板の表面には木工用ボンドを薄くコーティングしています。

回転するベアリングの内側は両面テープの厚み分(0.8ミリ)の隙間が出来ているので、これのお陰で回転を阻害しないようになっています。

 ひっくり返し、今度は回転する内側部分に両面テープを貼ります。よく脱脂清掃済みです。

 こちら側が被塗物を乗せる上面で、外側の円に干渉しないようMDF板は小さめにしています。これにいつも塗装台に使っている棚板をそのまま載せてしまおうと言う作戦です。

塗料が直接掛かるので、一応他の部分はマスキングしておきました。

さらに上面もマスキングします。

 と言う訳で早速使ってみよう!と思ったのですが、さらに少し追加しました。

 棚板の丁度真ん中に棒が飛び出ていてグラグラしたので、回転台にそれが嵌る溝を作っておきました。ウッカリしていました。

 実際の作業でこんな置き方(塗り方)はしないのですが、取り敢えず重量がありそうな感じに乗せてみました。

画面の奥が排気側となっていて、今までは自分が回り込んだり、台を持ち上げて回したりしていましたが・・・、

 こんな感じで片手でグルッ!と回せるようになりました(何故か笑)。

塩梅としては予想以上に良くて、これで自分が動かず重たい物でも簡単に塗れそうです。これでまた塗装が楽しくなってしまいそうです(何故か苦)。