デザインフェスタVol.60 出展②

前回に引き続き、2024年11月16日と17日に東京ビッグサイトで開催されたデザインフェスタVol.60に参加した時の紹介となります。

今回も設置から販売まで色々な方にお手伝いをして頂きました。

こちらは今回一緒に参加している愛媛の鍛冶屋ジュンペイさんのブースです。大きい写真はパッと見で何屋さんだか分かり易いのが良いですね!

今回は事前のデザインフェスタ公式リポスト祭りに引っかからなかったので宣伝効果は余りなかったのですが、朝から当ブースを目指して来て頂いた方は多く見受けられ、お陰様で多くの製品が旅立ってくれました。有難い限りです・・・!

前回は入口付近だったという事からかブース前は結構な大混雑で、行列が通路を歩く人の流れを遮ってしまうという大変な状態になってしまっていましたが、今回はフロアの奥の方だったからかそこまでの混乱にはなりませんでした。また前回は購入後に袋から出してワイヤーを取り付け&再梱包していましたが、今回は予めワイヤーを袋に入れておき、個別包装は破かずアルコールでクリーニングだけして詰める方式も良かったのだと思います。ナスカンへの変更も丁度良いサイズのWリングを用意しておいたのも吉でした!

という感じで販売は順調で一日目が終わります(全く撮影する余裕とかありませんでした)。

キーホルダー自体の在庫はまだ余裕があったのですが、リクエストの多かったタイプが売り切れてしまったので、帰ってから増産する事に!

キャンディーメタリックの色相環と、背面が黒結晶塗装の物が人気だったので、急遽これらを作成する事にしました。

それらをクロマフレア系の枠に組み付けて完成です。今回は工場には行かず自宅で出来たので寝る時間は十分確保出来ました。

そして翌朝。二日目は設営にそこまで時間は掛からないので自宅を7時に出発です。ちなみに車はデザフェス駐車場に置いてきたので電車で向かいます。

初日は車での搬入だったのでここを通る事は無かったんですよね。あの建物目掛けて行くのはワクワクドキドキします。多分出展する人はみんな同じように思うのではないでしょうか。

ちなみにこの日は朝から腰の調子が悪く、日中は椅子に座っているのも辛かったので床に正座しているような状況でした。棚板が壁になるので殆ど目立ちませんが、うっかり見てしまった方は何かの罰ゲームをやらされているのだと思っていたと思います。初日からその兆候はあったのですが、二日目にして結構重症化してしまったんですよね。

ちなみにわたし自身は人混みになるような場所やイベントは苦手なので、今回のデザフェスもお客側として行く事は出来れば避けたいと思う方ですが、出展する側であれば精神的にとても楽なのでこの方式はとても自分に向いていると思った次第です。

一日目が終わったら商品だけ片付けて机と棚は出しっぱなしの状態なので、二日目の設営は結構楽だったりします。これを日帰りでやるとなるとかなり簡素にしないと大変でしょうね…。

という訳で二日目の設営完了です!

今回は着色ホログラムラメを増やしました。

また前回マジョーラアンドロメダⅡに該当するクロマフレアカラーが人気で売り切れ続出だったので今回こちらの数を飛躍的に増やしました(材料費もかなり掛かってしまいましたが…)。

時計は前回に比べてかなり値上げしたのですが、こちらも沢山お買い上げいただきました。

あと在庫を整理していたら臓器提供意思キーホルダーが出て来たのでこちらも並べておきました。尚、猫型色見本キーホルダーは15個中10個売れて、なんとつくねは完売です!(笑)

ちなみに売れ残った猫は殆が白で、最初に売れていったのはキジトラでしたから、やはりというか世の中的に多い品種が人気だったようです。そういった事が判ったのも収穫で、今後こちらを伸ばしていこうと思います。

二日目は比較的落ち着いたのですが、この日はお手伝いが一人だけだったのでお店を空ける事は出来ず(あと腰も大分辛かったので)、途中空いた瞬間を狙ってせめてご挨拶しに来てくれた方のブースへは行く事に!(画像はそれとは関係なく道中歩きながら見た作品です)。

今回の売り上げは前回に届きませんでしたが、それでもオリジナル作品の出展で2回目にしては十分過ぎる程の結果でしたし、また大混雑をしてのパニックにならなかったのはとても良かったです。自分ではどうしようも無いのに何とかしないといけないような状況は精神的に辛いですですからね・・・。

尚、次回のデザフェスは会場の工事かなにかの理由で開催は5月では無く7月に、その後11月はどうなるのか判りませんが、とにかく次の出展は一年後にしようと思います。または色相環は在庫のある分だけで猫型色見本キーホルダーの.NUKO(ドットぬこ)をメインに販売するとかですかね。

残っているキーホルダーもあるのでそちらはウェブショップでの販売と、あとは最近出来ていなかったワークショップを開催していこうと思っています。

この度は当ブースにお越し頂き有難うございました!

デザインフェスタVol.60 出展①

前回に引き続き、今年二回目のデザインフェスタに出展する為、仕事が終わってからほぼ毎日ネチネチと準備を行っていました。

画像は最終局面で、実際に現場での設営を想定して工場二階で仮想展示を行っているところです。

今回もBlenderでイメージイラストを作成しておきました。

今回はMブースを二つ借りて、知り合いの愛媛の鍛冶屋ジュンペイさんと一緒に出展します。何度か当工場のワークショップに参加してくれた方ですね!

有孔ボードの棚はダイソーで売っている物で、折り畳んで持ち運べるように加工してあります。

棚板は照明の光が透過するよう透明アクリル製で、これも全部手作りです。

塗装の良さを見て頂くには光源を目線の対角上に置かないとならない為、高さによってキーホルダーの角度を調整できるようにしています。仕事と同じくコストが大きくならない範囲で出来る事は全部やっておこう!という気概で挑んでいます。宣伝の為にほぼ毎日SNSの投稿も行っていました。

キーホルダーの組付けは自宅で行っていて、大体お風呂を出た後22時から1~2時間を半年間ほぼ毎日行ってきました。幸いにして私の性格上外でお酒を飲んだり食事をしたりするのが余り好きでは無いので、少ない時間でも今回はかなりの数を作る事が出来ました(前回は二日目に売る物が無くなってしまったのでかなり気合を入れました!)。

そして残り二週間という所でようやく猫型色見本キーホルダーの制作に!

ただこちらのキーホルダーはとにかくパーツの種類が多いので余り数が作れず、またやり慣れていないのでかなり時間が掛かってしまいました。

今回は色相環キーホルダーにも採用した着色ホログラムラメを背板に採用しています。めっちゃかわいい・・・!

ちなみにつくね(去年うちにお迎えした猫)は完売でした!(笑)

今回は試作という事もあり、黒い方は¥3,000,ホログラムラメの方は¥4,000で販売しました。

一番早く売れたのがキジトラでした。やはりというか人口(猫口)的に多いからでしょうかね。

キーホルダーの制作と並行して、デザフェス出展二週間前にはプロモーションも行っておきました。まあ通勤途中や、工場近くの公園に行ってスマホで撮影しただけですが(笑)。

デザフェスで見本として並べるキーホルダーをリュックに詰めて、それらしい所で撮影をしました。ユーザーが購入して実際に使ってみる場面を想像できるようにする感じですかね。この日は天気が良かったので多摩川サイクリングロードを自転車で通勤し、大師橋の下で空と海(多摩川)を背景に撮影しました。

ちゃんとしたカメラで撮影すれば良かったのですが、後からPhotoshopとかで画像を編集する作業が残りの人生で勿体ない時間と考えるようになってしまったので、今は仕事の時のように撮ったそのままか、今回のようにスマホ(Google Pixel6a)での撮影がメインになっています。画像の後編集=RAW加工は楽しいのですがやりこむと時間掛かるし嘘くさく感じるようになってしまったんですよね。

意外と朝の多摩川サイクリングロードは人が多いので「何やってんだ?!」と見ていく人が多いです。

ウォルナット素材を使ったキーホルダーは森っぽい所で撮りたくて、丁度良い場所をチェックしておいて天気の良い日に撮影をしました。

私が現在主に使っているSNSはX(旧Twitter)で、無料でここまで宣伝に活用胃出来るのであれば使わない手は無いですよね。

こちらは角度で色が変わるクロマフレア系です。

こちらの枠はマジョーラアンドロメダⅡに該当する色となります。

色相環の12色はメタリックキャンディーカラーとなります。ミラーキャンディーも良いですが、やはりこちらは映えますね!

動画の方が判り易いと思いそちらでも撮影しておきました。

という感じで、デザフェス開始までの二週間はこの大きいリュック(50L )を担いで通勤し、良さそうな場所を見つけては撮影!というのを繰り返していました。お金を掛けないで出来る草の根的な宣伝ですね。

そして遂にデザフェス前日です!

今回は比較的コンパクトで、無理をすれば電車でもいけそうな感じですが、一緒に出展するジュンペイさんの荷物もあったので車での搬入としました。

会場までの道のりと設営前の状態を撮影するのを完全に忘れていたのですが、当日は5:30に工場で荷物をピックアップ、会場には6時に到着して無事時間内に設営を終えました!

ちょっと画像が多くなってしまったので続きはまた後日紹介しますね。

デザインフェスタVol.59 出展

先日の5月18日と19日、デザインフェスタVol.59に出店する為、早朝5時に出発して東京ビッグサイトに行って来ました!

今までは電車での参加だったのですが今回は車での搬入で、ただこの時渋滞に巻き込まれてしまうと大変な事になりますから、知り合いの方のアドバイス通り開場6時に合わせて到着しました。結果スムースに入れて助かりました!

前回はデザインフェスタ公式の運営さんから壁を借りていたのですが、今回はいつものブレーキ屋さんの知り合いでそういった什器を取り扱っている方を紹介して頂き、そちらにお願いする事にしました。費用はデザフェス運営から借りるより高くなるのですが、2回以上使えば元が取れますし、後で改造して使い易く出来るので良いかと思った次第です。

今回は搬入と運転手にアルバイトをお願いし、またよく工場にも遊びに来ている3D原型師のくま3D-さんにも手伝って頂きました。本当に有難い限りです!

予め想定していたブースはこの様な作りで、

実際はこの様な感じになりました。やはりというか実際の現場では1.8メートル四方は狭く感じましたが、全体的には事前に考えていたイメージ通りに出来たと思います。35回連続でデザフェスに参加している知り合いの塗装屋さん(GUNさん笑)が、「商品は目線の位置まで上げないとダメですよ!」というアドバイス通り、とにかく上の方に配置するようにしました。

ただ誤算というか計算違いというか、今回想像していた以上に多くの方にご来店頂く事になり、ブースの前は凄い行列に…!

ただ前日に念のため最後尾のカードも作っておいていたりしました。自意識過剰っぽくてちょっと嫌だったのですが、これのお陰で何とか大きな混乱も無く済みました。ただ次に出る時はある程度人が多くても大丈夫な位置になって欲しいですかね…(GUNさんのブースはもっと凄い事になっていたみたいですが、予め運営が気を利かしてくれているみたいで上手く列を作れたようです。羨ましい…)。

今回は通販分も含めかなり多めにキーホルダーを作っておいたのですが、初日でその殆ど無くなってしまい、急遽早めに切り上げて翌日の分も作る事にしました。本当は車も置いて帰る予定でしたが、工場に寄って材料を持って帰らないといけなかったりもして大忙しです。睡眠時間が・・・。

自宅に戻り、残っている塗装済みのパーツを集め、二日目の分のキーホルダーを作成します。

幸いにして色相環のピースは今後の事を考えて塗装しておいた物が大量にあり、

ただそれらの組付けは全て手作業ですから、とにかくもう時間が掛かります。前日も3時間しか寝ていないのに、この日も寝れたのは3時過ぎでした…。

そして翌日!この日は6時起きで7時に出発です。初日はちょっと暑かったのですがこの日は気温も丁度よく、つくねもご機嫌の朝でした。

二日目もまずは工場に寄って、在庫が切れてamazonに注文しておいたワイヤーリングをポストから回収し、この日も手伝ってくれるくま3D-さんを乗せて会場に到着です。二日目は搬入口では無く、車庫に車を入れて徒歩で会場に入りました。開場前は各ゲートがまだ開いていない状態なのでうっかりすると迷ってしまいそうですが、くまさんが予めルートを確認してくれていたのでスムースにブースまで来れました!

色相環時計は全部で80個くらい用意していて、結構かさばるので1日目と二日目で分けておきました。

二日目の為に用意出来たのがこれらの追加分です。やはりというか見る角度で色が変わるクロマフレア系(マジョーラ等)の塗装が人気で、そちらを何とか増やしました。

二日目は販売する種類も減ってしまったのですが、何とか初日の5割くらいの売り上げに出来ました。この日は時計をお買い上げいただいた方が多く、また30cmの大きい方も買って頂きました!

無料で配る端材セットは、一日目は大混乱だったので配る事が出来ず、二日目で全て旅立ってくれました。レーザーでカットした断面は綺麗なので何か勿体なくて捨てれなかったのですが、取っておいてよかったです!

あと二日目は午後からこちらの臓器提供意思キーホルダーのオーダー制作受付を始めようと思っていたのですが、通路の流れを遮ってしまう可能性があったので、急遽中止とさせて頂きました。楽しみにして頂いていた方々には本当に申し訳なかったのですが、代わりにデザフェス特別価格のままでウェブ受付を行おうと思います。

と言う訳で2日目の午後はドップリ疲れが出てしまい、食欲も全く出ず、歩くと立ち眩みが起きるような状態で、ただわざわざ挨拶に来てくれた方々の所には行こう!と決めていたので、エスカレーターから転げ落ちないよう注意しながら会場を進む事に。

こちらは以前当工場でのワークショップにも来てくれたはる☆どりさんのブースです!はるどりさんの塗装は結構前から見ていますが、みるみるレベルが上がっていって今や玄人はだしです。

ノンベエさんはこの日まで会った事は無かったのですが、それまでTwitterでやり取りをしていてわざわざ開場前にも顔を出してくれたのでご挨拶に伺いました。デジタル3Dデータと鋳造と古墳という組み合わせが面白い作品です。ピンバッジが好きすぎて遂には自作するようになってしまったヤバい人です(笑)。

こちらはめかぶさんのブースで、つくねを強くしたような猫のフィギアがめっちゃ良い感じです!最近の3Dデータでは無く粘土から原型を作り、シリコーンで複製するという職人的な製法との事でした。原型が同じでも塗装自体で全く別物にみえるのが面白いですね。

今回もっと撮影しようと思っていたのですが終始パニックで、殆ど引きの画しか撮っていませんでした。他の方の作品ももっと近くで撮っておけばよかったんですよね。

尚、今回予想以上に反応が良かった理由を幾つか検証してみました。

【半年間掛けて制作と同時にその作業工程もSNSでアップしていた。】

いつものブログと同じ方法で、私の好きな漫画ギャラリーフェイクで主人公のフジタが翡翠(フェイツイ)に宝石を高値で売る手法です。新しい作品が出来たらその都度紹介して購買意欲を高めました。


【プレゼント企画を沢山行った】

ハンドメイドの量産品なのでどうしても失敗作が出来てしまい、ただ直すくらいなら作り直した方が早いですから、そういったB級品的な物をTwitter(X)で抽選プレゼントを行い、リツイートして貰って多くの方に見てもらえるようにしました。


【見本を多く用意した】

販売する物とは別に、梱包しないままで実際に手で持って触れられる見本を、テーブル手前に沢山置いておきました。

本当はそのスペースに塗装したBOSEのスピーカーとアンプを置く予定だったのですが、本屋さんの平置きよろしく重要なそのスペースにキーホルダーを並べる事で気軽に見てもらおうと思った次第です。

ちなみに見本は当初こちらも綺麗に棚に並べようと思ったのですが、ドンキみたいに多少乱雑な方が気軽に手に取り易いと思って敢えてテーブルの上にばら撒くように配置しておきました。一つずつ「見本」のタグもつけ、気兼ねなく持ってもらえるようにもしています(私もそうですが明確に記載がないとどうしても遠慮して触れられないんですよね)。


【値段を安くした!】

通常ウェブショップで販売するよりかなり値段を下げました。というのもウェブショップでの販売はどうしても発送の手間が掛かるので逆に値段を上げざるを得ないというのが現状でした。店頭での販売ならその手間が必要無く、梱包も必要最小限で済むのでコストを抑えられます。


あと一番は、やはり昔からデザフェスに参加していて超人気のGUNさんを身近に見て勉強させて貰ったのが大きいと思います。実際にこれまでGUNさんの隣でやらせて貰い「商品は目線の高さに」とか「壁を借りるのは高いけど全体のイメージに必須アイテム」「極力シンプルに!」というのを意識しました。

特に最後の「シンプル」は重要で、実は直前まで値段設定を細かく別けていたのですが、展示する上で非常に判り難いかと思い、これを8種から4種に減らすことにしました。間の値段設定は全て下に合わせたので売り上げでみると損なのですが、回転率と集客の方に重きを置く事にしたのです。これでただでさえ判り難かったそれぞれの違い、多少なり解消されたと思っています。デメリットとしてはお客さんが増えすぎた事なので、次回から多少なり値段をアップしていこうと思っています。

ちなみに今回の壁はレンタルでは無いですから、終わった後はうちで保管するようになっています。900×2100なので一般家庭だとまあまあ(というかかなり)邪魔なサイズですが、工場の一部に何とか仕舞っておけるようスペースを設けました。借りるより費用が高く、また都内でこのサイズを保管するのはどうしてもコスト高となってしまいますが、次に使う際には自分で好きなように棚を着けたり、予め壁紙を貼っておいたりして自分好みに楽しめるのが良いと思った次第です。

次のデザフェスは11月で、既に参加は申し込み済みですが、抽選で外れる可能性もあります。当たったら四国の鍛冶屋さんと隣同士のブースで出店する事になるのでそれも楽しみです。

今回当ブースに足を運んで頂いた方々有難う御座いました!また是非今後共よろしくお願いいたします!

色見本キーホルダーラインナップ

5月18日~19日に開催されるデザフェスで販売予定の色見本キーホルダーをまとめて紹介しようと思います。

こちらは最もスタンダードな「黒枠」「背板結晶塗装黒」「ミラーキャンディー 」の仕様となります。値段も一番低い設定の物ですね。

初期の頃は色相環の12色をソリッドカラーで作っていましたが、今回はミラーアクリルへのキャンディー塗装をメインにしました。材料費的にはこちらの方が高くなってしまうのですが、手間的には変わらないですし、こちらの方が一般受けし易いという所があるからですね。

単純に色相環を配しただけの物なのでオリジナル感は少ないのですが、私的にカチっとしていて普遍的なデザインが好きなので、最近はこの縛りの中で色々出来る事をやってみています。その方が集中して出来るのでやり易いんですよね。

裏側にはどれもこちらのRGB値を記した色相環をレーザー彫刻&塗装を施しています。

あとソリッドカラー・ミラーキャンディーとは別に、こちらのメタリックキャンディーも幾つか作っています。前者はどちらも2コート塗装ですが、こちらは3コート塗装となるので費用も少し高くなります。

そしてこちらは背板を「ホログラムラメ」にした仕様です。

レーザーカットした透明アクリル板の裏側にラメを定着させ、表側にもクリアーを塗布しています。通常のラメ塗装と違い「下色無しで完全隠蔽」とした仕様ですから、太陽光にあたると非常に煌めきが出るのが特徴です(表面が激しく凸凹になるので通常の自動車外板塗装等では絶対やらないような仕様です)。

画像だと全く魅力が出ないのですが、屋外では非常に美しい煌めきを感じられるので、実物が見れるデザフェスに丁度良いのでは、と思った次第です。私的にもこれが一押しです。

ただ穴と周りのバリ取りが非常に大変なので数が出来なく、かといってあまり金額も上げられないので「作れば作るほど赤字が膨らむ」代表的な作業だったりします。

是非カバン等に着けて屋外で使って頂きたいところです(屋外でこそ良さを感じられるかと思います)。

そしてこちらは枠を「ウォルナット」にした仕様です。

ウォルナットにする事で材料費は上がったのですが、文字部の塗装をしなくてよい!という事もあり、こちらも最安値の商品となっています。

やはりというか人気が高く、ウェブ販売でも数分で売り切れてしまいます。

こちらはさらに背板もウォルナットにした仕様です。オールウォルナットと呼んでいる製品ですね。

それぞれ違う厚さの材料を使っているのでさらにコストは高くなっているのですが、実際には塗装費用が一番コスト高なので、それが無いお陰でこちらも最安値の商品となっています。ただ塗装箇所が少ないので私的にはちょっとつまらないかなぁ、と思っています。

裏側のプレートなんて全く塗装とは関係無いですから、これは楽極まりありません。時々アクリル板をカットだけしただけの作品を見ますが、あれなら本当に楽だろうなぁ(儲かるだろうなぁ)と思ってしまうのが本音です(もちろんそんな訳はないとは思いますが)。

そしてこちらは白枠とミラー背板を使った仕様です。

アクリル板は元々白い物を使っています。

背板はミラーアクリルで、元々厚さ2mmの物を使っていましたが、それだと色相環のピースが浅くなってしまうので新たにこれを1.5mmに、ただしそれをクリアー塗装すると激しくクラックが生じてしまうので、こちらは未塗装としました。質感はクリアーを塗ったそれに比べるとどうしてもチープなのですが、お陰でコストは下げられてこちらも最安値での販売が可能となっています。

尚、各料金については変動するのでこちらでは控えるようにしていて、ウェブショップのサイトを参考にして頂ければと思います。

そして今回、新たに「透明アクリルの裏側から塗装」した物を多く取り入れる事にしました。

今まではクロマフレア系(マジョーラ等)の特殊塗装のみで採用していた手法ですが、今回は「先にアクリル板に塗装し、その後レーザーカットする」という方法で量産化が可能となりました。

というのも、レーザーカットした断面はその際の熱により分子鎖が破壊されているからか、その後塗装を行うとかなりの確率でクラックが生じてしまうのです。

例えば以前作ろうとした透明仕様の色見本キーホルダーですが、

「レーザーカットしたアクリルでも大丈夫」と謳っている製品でもこのような惨事になってしまうので諦めていたのですが、

先に透明アクリルの裏側に塗装を行い、

その後レーザーカットする事で大幅なコストアップを避けつつ、色々なバリエーションが可能となりました。

こちらは枠をブガッティのティファニーグリーン(カラーコード:V603)、背板をホログラムラメ、色相環12色はミラーアクリルにキャンディー塗装を施した仕様となります。さわやかで良いですよね。

ちなみにブガッティのティファニーグリーンは実車に塗る事を想定しているので白や黒が少量入っていて(隠蔽力を高める為や大面積になる事で派手過ぎるのを抑える為)、それ故に多少なり濁りが生じてしまっています。

なので鮮やかさを求めるならば以PCケースBOSEのスピーカーに採用したミントグリーンの方が良いのですが、今回は一般向けに「ティファニー」の名を遣えるこちらを採用されました。ティファニーはこの色で商標取っているので何かの拍子に突っ込まれたら嫌ですから、そういった点で自動車のボディカラーを使う分には安心です。ネット警察のように自分の正義を盾に大きな声を出す人は出来れば避けたいですからね。

他にも裏から塗る3コートキャンディーカラーを試したりもしたのですが、

通常の順番と違って「プラスチックプライマー→キャンディーカラー→メタリック→クリアー」だとブリード(滲み)が生じてしまうようなので、こちらは一応失敗作となっています。

こちらも同じくキャンディレッドの仕様です。

キャンディーベースとメタリックベースが混ざってしまったような状態なんですよね。

ただこれの不思議なところとして、今まで何度か同じような事をやっているスバルのエンブレムではそんな事は一度も起きていないんですよね。

こちらです。

今回もこれをイメージして塗ったのですが、何故か今回は途中の二層が混ざってしまったんですよね。どちらか一方ならそういう事もあるのかと思うのですが、2色とも起きてしまったので何か大きな間違いがあるような気がしているのです。多分仕事では無いから急いで塗ってしまってのフラッシュオフタイム(コート間の乾燥時間)不足かもですね。これがキーホルダーで出来たら格好良かっただろうなぁ、と(まあこれがあるから塗装はいつまで経っても面白い!と思えるのですが。笑)。

こちらは背板を蛍光マゼンタ+ホログラムラメ(少量)にした仕様です。少量でもラメはクリアー層から突出してしまうので2度塗りが必要なのですが、今回は料金は抑えめにするようにしています。前回のデザフェスではGUNさん効果のお陰でそこそこ売り上げがありましたが今回は単身なのでどうなるか全く予想が出来ず、なのでとにかく多くの方に見てもらわないと始まらないですからね。

仕事だけをしていれば安泰ではあるのですが、新しいことをしないとどんどん時代遅れになってしまいますし、いずれは自宅または郊外で塗装の仕事を続けていけるよう、まだ体が動くうちに何かしらを持っておければと思っています。

また今回多くの商品を作れたのはアルバイトをお願いしたお陰で、

今回のデザフェスでは受付も手伝って貰おうと思っています。

というのも、

今回はオーダーメイドでその場で作るキーホルダーの販売もやろうと思っていて、私は奥のスペースでこれらを作る作業に専念出来ればと考えています。初日は忙しくて出来ないかも知れませんが、比較的暇になる二日目であれば何とかなるのではと思っています。

場所は南館の4階となっています。デザフェス59の概要についてはオフィシャルサイトを参考にして頂ければと。

サラリーマンを辞めて独立した時のようなドキドキ感が楽しく、なんとか本業に影響ない範囲で出来ればと思っています。