登山用品追加

 登山の事でよくアドヴァイスを頂いている鍼灸師の先生曰く、「ストックを使うと歩き方が疎かになるので、出来ればタカハタサンには使って欲しくないな~」との事でしたが、言いつけを破って(笑)買ってしまいました。モンベルのカーボン製ストックです。

若い頃から始めていれば大丈夫だったのかも知れませんが、今の歳になってからとなるとやはり下りの時に膝が辛く、ただ一応基本的には使わない方向にしたいので、リュックに入れっぱなしでも重量を抑えられるカーボン製にしておきました。超絶軽いです。

登山靴に関しても、先生お勧めのGOROさんで作って貰ったのですが、私が行くような低山にはオーバースペック&長年甘やかして来た私の足にはちょっと厳しかったという事もあり、

 改めて軽いトレッキングシューズを買いました。ノースフェイスのUltra Fastpack III Midです。「ノースフェイスって靴もやっていたんだ~」なんて思ってしまいましたが、元々はガチの登山用品メーカーから今の様なタウンユースになって訳で、身近に同製品があり過ぎてうっかり忘れていました・・・

 一般的な登山靴&トレッキングシューズはもっとゴツゴツしているのですが、店員さん曰く、「この靴は素材が重なった部分などのムラを無くす為に、極力裁縫を省くようにして作られているんですよ~」との事でした。見た目もシンプルで、そのまま通勤で履いても違和感がありません。

実はこれまでの山行で踵を痛めてしまったようで(多分アキレス腱の滑液包炎)、出来るだけ底もアッパーも柔らかい山用のシューズを探していたのですが、こちらは履いた感じがスニーカーと殆ど変わり無いくらいの優しさで、むしろいつも履いているランニングシューズよりも踵の痛みを感じない程です。

そしてインソールですが、元々のGOROさんの靴ではHOSHINO B+LDを入れて貰っていたのですが、今回靴を買った好日山荘の店員さんがお勧めしてくれたのが、こちらのSUPERFEET TRIMFIT BLUEです。「山を歩く時って自然に内股になって膝の外側が痛くなるんですが、これは姿勢を正してくれるので痛みが軽減されるんですよ~」との事で一緒に購入しました。いつもそうなのですが、その道のプロの方に説明されるともう言いなり状態です(苦)。

実際に通勤で使ってみた感じとしてはまだちょっと違和感があって、ただ店員さんも「5時間くらい歩いていると慣れて来ますよ!」との事なので取り敢えず通勤で履き慣らしています。5時間じゃ私の場合既に下山している気がしないでも無いので(苦笑)。

 どらくらい差があるのか気になったので、重さも計ってみました。ノースフェイスは片方で390グラムです。

公式だと400gとの事で、多分インソールを外した状態だからだと思います。

そしてGOROさんの靴ですが、インソールなしで813gと、まさかの倍以上(笑)。

もしかして結構重たいんじゃないかと思っていましたが、ここまで差があるとは思いませんでした。ただそれには勿論理由があるので、今後は行く場所によってそれぞれ使い分けたいと思います。あとはこれらの真ん中くらいのが欲しいですかね~。

それにしても登山ってもっと地味な事だと思っていたのですが、各アイテムの機能は非常に最先端&完成度の高い物ばかりなので、お店に並んでいる物を見ているだけでも飽きないです。イメージとしてはsnap-onとかの工具を買う時の感じに似ていて、プロのメカニックであれば同じサイズのメガネレンチをいくつもの種類を持っていると思いますが、その中でもその時自分が一番使えるであろう物だけを選んで持っていく!みたいな感じでしょうか。そっち系が好きな人ならきっと深い沼に嵌ってしまうのではないかと・・・(恐)。

前回行った丹沢の景色が忘れられない程良かったので、近い内にもう一度行ってみたいと思います。早く踵が治って欲しいですね~。

ヤビツ峠~塔ノ岳~鍋割山~大倉行き②

 前回に引き続き、先日の日曜日に行って来た丹沢登山の紹介となります。

この日、登山道で凍っている場所はありませんでしたが、二日前に多少雪が降ったみたいで、場所によってはまだ結構残っている所もありました。一応軽アイゼンは持ってきましたが、使う機会は無かったです。

 途中には鎖を使って降りる崖のような場所や(これ、登れない人とか居ないんでしょうか?)、

 足を踏み外すとそのまま崖の下に転がっていってしまうような危ない道も何カ所かありました。

 ただ今回行ったコースは全体的によく整備されていて、なるほど丹沢が多くの登山者に人気があるのがよく判ります。意外にも何カ所かにはトイレもあってビックリしました。

 そしてようやく塔ノ岳山頂です。いやー、結構長かった・・・!(ここからもまだまだ先があったのですが・・・)。

 この日は結構空いていて、途中すれ違った人は10人居るかいないかといった感じでした。

前回行った陣馬山でも、「へぇ~、実は土曜日より日曜日の方が空いてるんだ。駅前なんていつも凄い人なんですよ!」とGUNさんが言っていたので、週末に来るなら日曜日の方が良いみたいですね!(土曜日には来れない負け惜しみです)。

尚、画像に映っているのが今回一緒に行った友人で、写真を撮る度にファインダーに入って来るので、どうせならと言う事でWorld Wide Webで登場して頂く事にしました(笑。投げやりですが一応許可は頂いています)。

頂上に着いた頃は既に曇り空になっていて、残念ながら富士山には雲が掛かってしまっていました。ヤビツ峠を登るバスから見た光景が一番良かったっぽいですね。

尚、本来であればここで昼食にしようかと思ったのですが、友人が半ば強引にまだ時間的に余裕があったので、

予定には無かった(私の中では全く無い)、鍋割山まで足を伸ばす事にしました。

鍋割山は、山の頂上で出来立ての鍋焼きうどんが食べれる(しかも美味しい!)と、登山者の間ではかなり評判の山なのだそうです。確かに鍼の先生も以前そんな事を言っていました(しかしまさかこんなに早く来るとも思っていませんでした・・・)。

 と言う訳でさらに一時間くらい歩き、こちらの鍋割山荘さんに到着です。身体が限界を超えた為かランナーズハイみたいになって、途中の上り坂が何故か楽に感じました(笑)。

しかしまさかの・・・

おぉぉぃ・・・・(落)

着いたは14時くらいで、丁度店仕舞いの最中だったようです。

他にも何名かハイカーがベンチに座っていましたが、その方達も鍋は食べていなかったみたいなので(お握りらしき物を食べていました)、ギリギリ間に合わなかった、と言う訳ではないみたいですね。

しかしさすがにショックが大きく、珍しく友人も申し訳が無さそうな顔をしていたので、ここは私も大人な対応をしなければと思い、「むしろ次に来る楽しみだな!」と、心にもない言葉が自分の口から出て来て自分でもビックりしました(笑)。これがβエンドルフィンの恩恵か!と(笑)。

その後は大倉バス停まで2時間くらい歩いて16:30頃に到着。この日はトータル7時間くらいで、後で調べた標準タイムが9時間とすると、結構なペースだったのだと思います。

その後は鶴巻温泉まで行こうと話していたのですが、大倉バス停で休憩をしていたところ、「はだの富士見の湯」さんの送迎バスが来ていて、割引券まで貰ってしまったのでそちらに行くことにしました。こちらも全く予定していなかったのですが、建物は新しくて綺麗で、しかも空いている!凄く良い温泉でした。さらに帰りは秦野駅まで送迎付きと言う至れり尽くせりぶりです(ただしバスは一時間に一本なので結局駅まで歩きました)。

名水はだの富士見の湯

いつもは自分が登場する事は無いのですが、友人が撮影してくれていた一枚です。多分三ノ塔から鳥尾山荘を撮影している時ですね。

今回のルートは私にとってはまだちょっと早い感じでしたが、凄く楽しめましたし、また良い経験となりました。

尚この前日から花粉症はかなりひどい事になっていて、今回の山行もかなり不安だったのですが、前もって薬を飲んでおき、目薬も準備し、さらに花粉症用のメガネとマスクの装着で当日は全く問題無かったです。持って行ったティッシュ一式(まいばすけっとの箱無しのタイプ)も殆ど使いませんでした。

ただ足の爪が凄く痛かったのと、長い下りにはやはりストックが欲しい!と言う事で、今度の週末にでもmont-bellショップに行って店員さんに色々相談してみようと思います。どうせならカーボンストックが欲しいですね~。

ヤビツ峠~塔ノ岳~鍋割山~大倉行き①

 先日の日曜日、友人と一緒に丹沢に登山に行って来ました。

尚、予定では5:20にJR川崎駅で待ち合わせだったのですが、待てど暮らせど友人は来なく、しかも何度電話しても繋がらない・・・(これはマズイパターン確定です)。

仕方が無いのでそのまま帰るかどうかも悩んだのですが、一応事前にルートは確認していたので、「もうこうなればソロで行くしかないのか・・・!」と思い立ち、一人ここ秦野駅までやって来る事になりました。

結果としては途中の登戸駅くらいで「すまん。今起きた!」(原文ママ)と言うメールがやって来て(笑)、ここ秦野駅で約一時間友人を待つ事としました。

 その後は無事友人と秦野駅で合流し、そこからはバスに40分程乗って、ここヤビツ峠に到着しました。こちらは自転車では有名な場所で、この時間で既に10台くらい登って来ていました。ホイールからは派手なラチェット音を出して(笑。ロードバイクのホイールは音が大きいのが多いのです)。

 そこから1.5キロ程車道を歩き、9:30くらいに入山しました。

 今回一緒に行った友人は、少し前にも一緒に鎌倉に行った人物で、

 元々トレランをやっていたくらいですからまあペースが早い早い(死)。寝坊した遅れを取り戻すかのようにハイペースで進んでいきます。自分が寝坊した訳でもないのに、何故私が罰ゲームみたいな事を受けなければいけないのかと本気で思いました(苦)。

しかし途中には見事な稜線と富士山が!

前日の天気予報では曇りのち雨との事で余り良いコンディションでは無かったみたいですが、午前中は比較的晴れ間もあって気持ちの良い山行でした。

そう言えばこの日は富士山に掛かる雲が「つるし雲」で話題になっていたみたいですね。私は全く気付きませんでした(と言うかそれどころではありませんでした…)。

今回のコースは非常に展望の良い表尾根縦走コースで、 ただそれなりに起伏もあるので結構疲れます。登山三回目の初心者にこのコースはちょっと厳し過ぎたのではと・・・(帰ってから足の爪が紫色になっていてビックリしました)。

 こちらは友人曰くネット上では有名な三ノ塔のお地蔵さんとの事で、場所がどこだったのかを調べる為、帰ってからGoogleで「丹沢 お洒落なお地蔵さん」と検索してみると、なんといつもお世話になっている鍼灸院の先生のブログを発見してビックリしました!(笑)。

「先生もここを通ったのか~」と、何だか感慨深くなってしまいました(鍼の先生は普通にご健在です)。

こちらは二個前の画像の、頂の上に立っていた山小屋です。遠くからはポツンと小さくしか見えなかったのですが、実際にその場所まで来れる事にも感慨深くなります。す。展望が良いのは凄く楽しいんですね!

次回塔ノ岳登頂に続きます。

陣馬山~景信山~高尾山行き②

 前回に引き続き、アートトイペインターのGUNさんと一緒に行って来た陣馬山登山の紹介です。

GUNさんリュックの後ろには、氏がいつも塗装しているキャラクター、BLACK RABBiTのピンバッジが着いてますね。

 陣馬山の頂上で少し休憩した後、景信山を通って高尾山に向かいます。

 私はまだ登山は二回目ですが、今回のコースは道が広いので、他の登山者の方が居てもゆっくり歩ける気がしました。鎌倉のハイキングコースは結構道が狭い所があったので、悠々歩けて気分が良いです。

 この辺は尾根を歩く感じになるので、比較的平和な時間が続きます。

 と言いつつ、ある程度のアップダウンがあるので十分楽しめます。手を使う岩場とかは全然無いですね。

 そして景信山頂上に到着です!

 ここには大きな茶屋さんがあるからか、かなりの人で賑わっていました(GUNさん曰くこの日は空いているらしいです)。

 ここ景信茶屋 青木さんではジュースやお菓子や食事が楽しめます。直ぐ近くまで車で来られるからか、物資が豊富な感じです。

お店の方に声を掛ければ自前のガスバーナーを使っても大丈夫なようですが、今回持ってきたガスでは二人分のお湯を沸かすには心もとない感じでしたので・・・、

 なめこうどんと山菜天ぷらを頂きました!

まさか山の中でちゃんとしたご飯が食べられるとは思っていなかったからか、超絶美味しく感じました。天ぷらはパリパリでうどんはシコシコです。

 ちなみにこちらが私が購入した登山靴で、足のサイズから測って作って貰うセミオーダーメイド品でした。登山をする方からすると有名らしく、先日の武甲山でも「ゴロ―さんのでしょ?」と話しかけられました。GOROさんについては以下リンク先のサイトが判り易いかと思いますので宜しければどうぞ。

登山靴 ゴロー / ものづくりを訪ねる / 土屋鞄製造所

ゴロー登山靴15選|重厚革張りオーダーメイドのおすすめイント!

登山用じゃないのもあるみたいですね。
#009 登山靴のロールスロイス、ゴローの靴を山で使わない。

そもそもGOROさんの靴はそれまで知らず、また買いに行くのにも全く下調べせずに行って、選ぶ靴が革製品の物しか無くてビックリしました(笑)。

登山靴については、いつもお世話になっている鍼灸師の先生が、「タカハタさん、山の中でソールが剥がれたら帰って来れませんよ?夜とか一歩も進めませんよ?良いんですかそれで?」みたいな事を言われてそのままお願いしに行った感じです(笑)。さらに先生曰く、「丹沢も奥多摩も、近い所は行っていないルートはもう無いくらいなので、これから始めるタカハタさんが羨ましいですよ!」との事でした。いや、そこまでは(笑)。

 と言う訳で先に進みます。

 遠くの山の斜面の途中に中央自動車道が見えます。多分あの辺は勾配がついたカーブで怖いところですよね。

 途中に通った小仏峠には、ネットでも何度か見かけたタヌキの置物がありました。

それにしてもまさかこれ、担いで持ってきたのでしょうか・・・(恐)。

と言う訳で小仏峠を抜けて、

いよいよ高尾山に向かいます。

 途中の山肌にはかなりの木々を伐採した痕がありました。GUNさん曰く、花粉の出ない杉(はるよこい?)に植え替えているのでは?との事です。もしそうだったら多くの方に朗報ですかね(生きている内には無理っぽい気もしますが・・・)。

 大規模に伐採した為か、普段は見れないような杉の断面が見事に・・・。

それにしてもあれが全部杉ですか・・・。花粉症の私には秋までもう来れないかもです。

 と言う訳でサクサク進みます。

 そして高尾山に到着です!

当たり前ですが、いきなり頂上に出てくるんですね。

 高尾山は観光がてら何度か来た事はあって、今回歩く「いなり山コース」は初めてです。降りるのに90分との事ですが、一時間くらいとの事でした。

 高尾山なのにここは意外に山っぽい道で楽しいです。私的にはここの往復だけでも十分楽しめそうですね。

そして京王電鉄 高尾山口駅に到着です!

ちゃんと測っていなかったので良く判りませんが、この日は6時間20キロくらいだったそうです。冬だからか全体的に空いていたようで、凄く楽しい行程でした。

 そして温泉です!自身は今回で二回目の利用ですかね。

入場料¥1,000とタオルセット¥250、とろろ蕎と抹茶クリームあんみつが絶品でした!

帰りは再び立川駅まで出て、南武線の始発に乗って終点川崎まで行ってGUNさんとお別れです。私の場合新宿に出た方が時間的には早いのですが、南武線を使うと座って帰れるのでとても有難いです。

次は夜行バスに乗ってもう少し遠出をしてみたいのと、連休があれば長野とか福島とかも行きたいです。それまでにもう少し近場を歩いて、さらに足に靴を均しておきたいですね!