販売用壁時計

  当ウェブショップにて販売をしている壁時計ですが、現在それらは全ては売り切れ状態としています。在庫自体はまだあるのですが、GW明けから大量の仕事が入ってしまい、この状況で不採算部門(苦)を動かして本業に影響が出る訳にはない(今以上に納期が遅れるのは避けたい)、といった感じです。

・・・が!

一つだけ残っていた真っ白の壁時計=無色環壁時計を、うっかりそのまま販売し続けていたのを忘れてしまっていて、つい先日、最後のこちらの品が無事ドナドナ、お買い上げ頂いて旅立っていきました。

またその際に、オプションで交換できるようにしているSKP=シチズンの高性能ムーブメントが在庫切れだった為、購入された方には少しお待ち頂き、急遽こちらを追加注文する事になりました。とりあえず一個だけで良かったのですが、10個だと単価が安くなる事、また¥7,700を超えると送料が無料になるのでまとめて購入しています(大体いつもこうするので工場内は色々な物で溢れ返っている訳です・・・)。

ちなみにこのムーブメントはいつもこちらのショップさんを利用させて頂いております。

手作り時計.com

と言う訳で、既存のムーブメント(海外製の比較的お安い物)と組み換えし、一日稼働テストを行って、問題無いのを確認したら発送の準備をしました。

また今回は、こちらのSTANDOX缶(風)のペン立てもご希望頂きました。当ウェブショップを利用すると無料で差し上げている、こちらですね。

あと同じ様に、これは買う方が居ないだろうと思って放置していた「モールテックス+色相環壁時計」もお買い上げ頂いていたりしました。他の壁時計に比べると高額なのでまさか売れないだろうと思っていたのですが、私と同じくコンクリートの質感が好きな方がいらっしゃったようです!(そうなのかは不明ですが・・・)。

ちなみにその際「裏側も見たい」との事で、

撮影したのがこちらです。シンプルと言うか殺風景過ぎますね・・・。

私的にコンクリートのような「人工物+無機的」な質感が好きで、ただ本物のコンクリートを使うとその重さから壁時計に使うのは危険過ぎる為、どうしたら軽量化できるか・・・!という事で出来あがったのがこちらのモールテックス仕様でした。

ある程度DIYとか好きな方なら「漆喰で良いんじゃ?」と思うかも知れませんが、表面が粉っぽかったり、経年で劣化&剥落するのは避けなければならなかったので、MDF材に塗れる(そして剥がれないとメーカーが明言している)こちらの製品を使う事になりました(しかし材料がともてお高いので未だ赤字が続いていますが…)。

在庫して飾っている壁時計はいつ出品してもOKな状態なのですが、とりあえず売り切れてしまった無彩環仕様と、こちらのモールテックス仕様を追加制作して、それが出来たら一緒に販売を開始しようと思っています。

年末になれば落ち着くと思うのですが、うーん、どうでしょう・・・。

フィギュア用時計 制作

以前作ろうとしていたドラゴンボールの壁時計ですが、いざフィギュアを固定しようとすると、穴を開けたり接着剤を着けるのに躊躇してしまい、結局その後作業は進行しておらず、気が付くと長い月日が経ってしまっていました。

ただその間には色相環壁時計やキーホルダーの制作、販売等も実現していたりするので、案外こういった事も全く無駄では無く、色々な事に繋がっていたりするのだとも思っています。出来る出来ないでは無く、とにかく何でも手を付ける事が重要なのかも知れませんね。

と言う訳で、7年ぶりの作業進行です。まずはレーザー加工機を使い、MDF板をカットしました。当時は手前の工場でレーザーカットなんてできませんでしたから、こういったところでは随分と進化したんだなぁと感慨深く感じます。四角い孔が味噌ですね。

色々な長さのサイズで、S字の形にアクリル板をカットします。

それをフィギュアに固定します。

接着剤にだけ頼ろうとすると経年劣化で剥がれて落ちてしまいますが、アクリル片にバランス良く乗せる事で接着剤の強度に依存せず、ある程度の重さがある物でも盤に垂直に貼れる(飾れる!)と言う寸法です。徒歩通勤中に思いつきました。

ちなみに今回は手軽なホットボンドを使っていますが、これをフィギア用の「貼って剥がせる接着剤」などにしても良いかも知れません。

MDF板は白で塗りました。こういう事にSTANDOXを使うのはちょっと勿体ないかなぁ・・・と。

フィギュアに接着したS字のアクリル板の突起部を、盤の孔に挿し込みます。

S字にカットしたアクリルの長さが色々あるのと、盤に開けた孔が二個ずつあるのは高さ調整の為で、これによってフィギュアによって固定位置が変わったりサイズが違うのに対応出来るようになっています。

全体的に配置が内側に寄っていますが、これは今回は枠を取り付ける為だからで、今後のキット化においては枠無しを想定していますから(コストが上がってしまいますから)、実際にはもっと外側に配置する予定となります。ちなみに盤のサイズは310mmです。

接着剤を直接フィギュアに塗るのに抵抗がある場合は、一旦マスキングテープを貼ってからその上に盛れば良いと思います。

マスキングテープの上ならある程度強い接着剤でも問題無く、もしこれでマスキングテープを剥がした時に塗装が剥がれたりしたらそれはもう諦めるしかないかと思います(マスキングテープの糊くらいで剥がれる塗装はそれが不良品です)。

とりあえず枠を組み付けてみました!↓

盤には好きなイラストを印刷した紙を貼ったりするとそれらしい感じになって良いかと思います。画像はコピー用紙に印刷してカットしただけですが、本番ではこれを白いシール紙に印刷して貼ろうと思います。コントラストはもう少し低くしようと思います。

その他には先日届いたBLACKRABBiTガチャ仕様と、スターウォーズのキャラクター(ペプシのおまけ品)、あとミニカー仕様も作ってみようと思います。カラーコードとかの情報を記載した紙を添えて昆虫採集ケースみたいな感じにしたら格好良さそうな気がします!

色相環壁時計 30センチ 完成

少し前から本格的に制作している壁時計(と色見本)です。

画像右側から一番小さい物が15センチ、20センチ、25センチ、そして新たに作成した30センチとなります。最小と最大では面積が4倍となりました(笑)。

こうやって単品で撮影してしまうとサイズ感が判らないのですが、とにかく今までに無い巨大さを感じます。

こちらは背板が黒で、色相環の12ピースについては艶ありのみとしました。前回は艶消しも塗りましたが、実はその方が材料が高く手間も掛かるので今後は廃止にする予定です(ただし新たな色味の色相環で検討しております)。

いつもの様に各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

実物は画像以上に華やかです。

そして背面が白Ver.です。

それぞれ針は背面の色に合わせていますが、こちらはご注文を頂いてからご希望に応じて組み付けるようにします。

初期ロットに比べると気合が入っているので(売れるのが判ったので)、仕上がりについてはこちらの方が良くなっているかと思います。当初は途中でやる気がなくなってしまったのですが、Twitterでの反応が良かったのでその後続ける事が出来たんですよね。

時計というよりはインテリアの一部として考えて頂ければと思います。

追加料金でムーブメントを精巧なシチズン製の物に変更が可能です。

元々塗っていたのが「車体」という事もあって、単なる装飾品というよりは、実用品またはそれの補助的な物に対しての塗装が好きだったりします。

  針が剥き出しの時計は取り扱いがデリケートになるので、梱包材も自ら作るという、いつも通りの家内制手工業となっています。

レーザーカットの動画をTwitterにアップしたのでそちらも紹介しますね。

動画はとにかくファイル容量が大きいのですが、Twitterはとにかくそれが楽で、そのリンクを簡単に貼れるWordpress(このblogを動かしているプログラム)も楽でとても助かります。

段ボール箱は今まで通り内寸310×310mmで、ギリギリ何とかなりました。

他にも色々な仕様で造りたいと思っているので、とりあえずはこのテンプレートで当分楽しめると思っています。賃貸でも良いので老後は郊外に住んで、こういうのを作って(塗って)過ごせればよいですかね~。

色相環壁時計30センチ 梱包準備

今回新たに作成している直径30センチメートルの色相環壁時計と、テスト的に作成した真っ白の25センチ壁時計です。

周りのピースは両面テープで貼り付けてあって、さらに脱落防止としてフチの裏側に接着剤を盛ってあります。

先行して販売した真っ白な壁時計は早速ご注文が入り、またムーブメントをノーブランドからシチズン製の物に変更を承りましたので、それを付け替えます。

一番最初に発送した壁時計は、途中で発泡スチロールが割れてしまった為、それの対策として発泡スチロールの衝撃材を二重にし、またそれが動かないよう下の段ボールに両面テープで固定するようにしました。安定感がまるで違います。

また今回は色相環のサイズが30センチと大きくなったので、一部データを修正し、

新たにレーザー加工機で発泡スチロールをカットし、箱の中にピッタリ嵌るようにしました。段ボールの内径が約31センチなので、ギリギリなんとかなった感じです。

既に撮影も終えていて、近々ウェブショップで販売予定となります。色相環は全て艶あり、背板は艶消し黒または艶消し白、針は「全部白」または「短針長針黒・秒針白」のいずれかご指定頂けるようにしようと思います。