撮影用二面鏡作成

以前こちらでコメント頂いた方のアイデアを参考にさせて頂き、 塗装した物を撮影する際に使う小物として「二面鏡」なる物を自作してみる事にしました。

 用意したのは100円ショップで売っている、少し大きめの鏡です。A3サイズくらいで一枚¥250でした。

 本当は3枚買おうと思っていたのですが在庫が2個しか無く、しかも色違いと言うちょっと残念な感じで・・・。

 が、使うのは鏡の部分だけなので枠の色は問題ありません。ただ折角立て掛けられる機能があるのに勿体ない気がしますが・・・。

 枠の部分は塩化ビニルっぽい感じで、ハサミで簡単にカット出来ます。

 こんな感じで鏡と枠をバラバラにしました。

ちなみに鏡はてっきりプラスチック製のおもちゃのような物を想像していましたが、ちゃんとしたガラス製の本物で、うっかりしているとフチで手を切ってしまいそうです。

こんな感じで二枚のガラスをテープで固定しました。以前トレース台をレフ板のように立てられるようにしたのと同じような感じですね。

テープは一応剥がれ難い(切れにくい)ようにと、ダクトホースを固定するような物を使いました。

 こんな感じで自立するようになりました。既に期待が出来そうな気が・・・。

 と言う訳で、いつもの撮影用デスクに置いて何枚かテスト的に撮影をしてみました。

 おおおお・・・。

まだちゃんとは使っていないのですが、普通に置いて撮っただけでもかなりヤバい感じです。画像は以前塗装したサーモスキャンディーレッド仕様です。

そしてこちらはクロマフレア風No.2のサーモスです。

一回の撮影でほぼ全方位が見渡せるので、「塗装した物を見せる」と言う点では非常に効果がありそうです。絞りをもっと大きくしてピントの合う範囲を広くしたいですね(画像はF16)。

今後上からの撮影なども含め色々と試してみようと思います。簡単でこれは面白いかもですね!

NIKON 60mmマクロレンズ

こちらは少し前にストロボを使って撮影したフェラーリのリモコンキーですが、真上から撮影するとどうしても被写体にカメラ本体(とストロボのリモコン)が写り込んでしまうので、

それをどうにかしたいと思い、新しいレンズを購入してみました。

Nikon AF MICRO NIKKOR 60mm F2.8Dです。

 新しいと言っても既に型遅れのレンズで、ただ状態の良い物が比較的安価で出品されていたので即決で落札してしまいました。ナノクリスタルコートは施されていませんが、これで今までより50%離れて撮影が出来る!と言う算段です(まあそもそもナノクリコートのレンズなんて一本も持ってませんし・・・苦)。

ただ私の使っているカメラだとDXフォーマットになる為、60mmのレンズでも1.5倍の90mmになります。確かに近い(笑)。

ちなみに先程のD200を撮影したカメラはこちらのSIGMA DP2Mで、こんな風にリモコンを挿せばどんなカメラでも直ぐにストロボを使っての撮影が可能!と言う訳です。当たり前の事かも知れませんが、この前私が撮影の講習会に行って一番ビックリしたのがこれでして、プロの方がセッティングしたスタジオでそのまま自分のカメラでフラッシュが動くのか!と感動してしまいました。まあサーモス塗装のワークショップもそんな感じだと思うのですが(笑)。

あともう一個ストロボが欲しいのですが、もう少し修行を積んでからですかね。

撮影機材 ハイミロン

 先日コメント欄からご紹介を頂きました、「ハイミロン」なる布を購入しました。

尚、ご紹介を頂いて参考にしたのはこちらのサイトとなります。

 幅は900ミリが規定で、長さは1200ミリ分を購入しました。送料を含め¥3,000くらいです。

 しかしどうみてもこれはグレーにしか見えない気が・・・

と思ったら、

 黒は内側にありました。どうやら植毛のような感じですかね。

生地は見るからに漆黒で、ただその分埃が凄く目立ちます(怖)。

 と言う訳で早速使ってみました。撮影は先日からストロボ設置改造中の撮影デスクです。

 確かに背景は黒くなって格好良いのですが、どうも彩度が足りない感じが・・・。

 実物のキャンディーグリーンはもっと鮮やかで深みのある色なのですが、こうやって撮影した物を見てみると単なるグリーンメタリックにしか見えません。

と思っていつものグラデーションペーパーで撮影してみたら、どうやらこちらも同じような感じなので、この色自体がちょっと難しいみたいですね。ホワイトバランスとか光の当たり方をもっと調整しないと駄目かもです。

 と言う事ですが、少し前に塗装したクロマフレア風顔料No.4の色見本マイクでも試し撮りをしてみました。

 こちらも塗装の光沢感は良い具合に出るのですが、肝心の色変化が全く感じられません。うーん、難しいです・・・。

 実物はもっと色が濃く、ピンクの色味も綺麗に出ているのですが、画像だとなんだかとても地味と言うか、暗い感じです。この画像からは想像も出来ませんが、オレンジもかなり出る色なんですけどね。

やはりと言うかストロボを使った撮影にはまだ慣れていない所があり、一筋縄ではいかないようです。

まあこれはストロボに限った事では無く、今の環境に至るまでにも数年は掛かっていましたから、出直しじゃないですが、ここからまた自分なりのセッティングを見つけていこうと思います。

しかしまたなのか、と(笑)。

マイク レース塗装 完成~ストロボ撮影実践

少し前から色々と改造していた撮影デスクを使って、先日行ったレース塗装の色見本用マイクを撮影してみました。

 撮りたい物をテーブルの上に置き、ストロボ用のリモコンをカメラに挿したら、後はシャッターを押すだけです。無加工・無修正で、そのままでも構わないのですが、開くのが重たくなるので画像サイズだけ縮小しています。

カメラはいつものNIKON D200にマクロレンズの40mmを装着した物となります。どちらも大層な物ではありません(特にカメラ本体はコンパクトカメラを買うより安いです)。

カメラの設定としては、ISO100、シャッタースピード1/125、露出はF16、画像はJPEGで、元のサイズが2896×1944のところを半分くらいに縮小しています。

ストロボによって光量は十分にあるので手ブレの心配が無く、また絞り値もF16と大きいので、ピントを合わせる位置も気にしなくて大丈夫です。要はカメラが傾かないようにだけを気を付けて、後はシャッターを押すだけの「誰でも簡単に撮れる仕様」となりました。

背景にはグラデーションペーパーを使用していますが、先日コメントを頂いた方から紹介して頂いた「光を吸収する布」も入手しましたので、背景を真っ黒にする事も可能です。ただ入れ替えるのが少し面倒なので、今後はこの辺を整備していこうと思います。

少し前に知り合いの方から「塗装したフィギアの撮影をさせて貰いたい」といったお願いをされたのですが、その時は仕事が忙しくて対応が出来ず(現場が終わった後はデスクワークがあるので夜間でもダメだったのです・・・)、ただ今回この設備(?)が出来ましたので、私は仕事をしていますから、カメラさえ持って来て頂ければ勝手にどうぞ(笑)と言う事が可能になりました。

私自身も撮影の作業は非常に嫌いで(凄く嫌なのです・・・)、これで今までよりも大分ストレスが軽減できるのでは、と思っています。多分、ですが(笑)。

 

あ、ちょっとここで知り合いの塗装屋さんからリクエストがあったので、もう2枚画像を紹介します。同じ様な画だったのでカットしようと思っていたのですが、追加しました。

先日行ったレース塗装の際の、「クリップしてる付近の塗装ってどうなりました?」と言う事ですが、マイク裏側の中心(上の画像だと真ん中)でクリップ止めしています。

絵柄はかなり自然な感じになっていますが、これは二度~三度とレースを当てて塗り重ねているからで、そもそも今回のような柄物であればそこは気にしなくても大丈夫だと思います。

序に言うと、上から2枚目、三枚目の画像ではマイク本体(溝の部分)に幾つか巣穴があるのが判ると思います。これは注型したレジンに直接(サフェ無しで)塗ったからで、レンズの絞りがF16だと全体にピントが合うのでそういう粗も全て見えてしまいます。今回は柄物なので目立ちませんが、この辺では誤魔化しが効かない撮影方法となりますので、次からちゃんと下地にサフェを塗ろうと思います。

念の為ですが、本物のマイクに巣穴は存在しませんのでどうぞご安心下さいませ(ただ以前安物のマイクで熱を入れたら全面ブリスター発生で大変な事態になった事が・・・)。