色見本マイク 迷彩塗装

 少し前に作製していたピンクカモフラ仕様のマイクイメージイラストです。

新たにマイクに合わせてサイズを変更し、マスキングシートを作成しました。

 ピンクのカモフラ柄は4色の構成となっていて、こちらは以前仕事でご依頼頂いた時に作成した塗料が残っていたのでそれを使います。

色の作成は以下のページで紹介していますので宜しければどうぞ。

ピンク迷彩塗装

 塗り方はオス型マスキングの方法で行う事にしましたが、この方法だと濃い色の上に薄い色を塗り重ねる為、隠蔽性の事から余計に膜厚がついて段差が出来てしまうのが嫌な所でもあります。なので今回は「2度塗り」を行う事で段差を無くす事にしました。

 こんな感じでベースコートが完了です。クリアーは塗らず、その日が来るまで保管しておきます。

 そして今回は新たに普通の迷彩色(グリーン系)にも挑戦する事にしました。昔自分の携帯電話を分解してこれに塗装した事がありますがそれ以来です。

ちなみにSHUREのロゴは、草案の時点ではステンシル風のarmyフォントをボディに、と思っていたのですが、何か違う気がして今回は控える事にしました。

 それよりも下色に使った鈍い水色(右)が、最近流行りのインダストリアル風な色味を良い具合に醸し出してくれて、今度これを使って何かを塗ってみようかと思った次第です。

ちなみにこの色は以前業者さん(自転車屋さん)から自転車のフレームの塗装をご依頼頂いた時に使った物です。扇風機とか塗ったら格好良さそうですね。

カモフラ マイク 塗装 と言う訳でカモフラ柄のベースコートが完了です。

前回行ったラップ塗装もそうですが、元々修理の塗装を行っていたせいかどうもこの辺のランダム的な作業(マスキング柄)に慣れません。まあカチっとした作業は、この後に行うデカールに力を注ぐと言う事で。

 この時点では一旦普通のクリアー(艶あり)を塗っていて、強制乾燥硬化後#800で表面を平らに研磨します。

 そしてデカールです。

前回のラップ塗装でSHUREのロゴを黒にしたところ、地の色に埋まって目立たなくなってしまったと言う失敗を踏まえ、今回はロゴの周りに0.3mmのフチをつけてみました。手前はゴールドと黒を別々に印刷して重ね合わせ、奥のピンクは一旦白でべた塗りした上に0.3mm内側にオフセットしたマゼンタを印刷しています。

デカールの作成についてはいつものドライプリンターによる印刷で、以下の記事が判り易いと思います。

1/43ポルシェミニカー用 デカール作成

 デカールを貼り、最後に艶消しクリアーを塗って本塗り完了です。

 ピンク迷彩の裏側には「ゴールドに黒フチ」のSHUREのロゴを、

 グリーン迷彩塗装の表側には一応セオリー通りに普通の白としました。もう少しグレーの方が良いかもですね。機会があれば(何故か)新色のアイスグレー、買ってしまいますか。

 ご予算的な事で迷彩柄は難しい!と言う事であれば、普通に国防色の単色仕上げでも格好良いかも知れません。グリルボールだけこんな風に2トーン仕上げにすると良いですかね。

ピンク迷彩 マイク 塗装 そしてピンク迷彩の正面です。見本なのでそれぞれ裏表でロゴを変えています。

 こちらは先程の白(特色ホワイト)の上にマゼンタを0.3ミリ内側にして重ねた仕様です。ピンク迷彩はPOPな感じにしたかったのでロゴの色も合わせたかったのですが、フチが無いとやはり地色に埋まってしまう為、今回どうしてもこれを試してみたかったのです。ピンクのロゴにゴールドのフチにしても良いかもですね。

 そして予想に反して良かったのがこちらのゴールドのロゴでした。

カモフラ柄にゴールド?と思いきや、これが意外とよく似合っていました。服装で全身カモフラにすると単に怪しいだけの人間になりますが(私的見解です)、他の色と上手く合わせればお洒落になるのと同じような感じですかね。

こちらはまだ塗り終わった直後の画像ですので、後日改めて完成画像も紹介したいと思います。

一斗缶 ピンク迷彩塗装(試作) 加装飾

 先日一応本塗りを終えていたピンク迷彩塗装の一斗缶です。

 ちょっと想定外だったのが底面で、今回カモフラ柄を塗装した側面には元々クリアーが塗ってあった為足付け処理をしただけで普通に食い付きましたが、底面は鉄板(メッキ)が剥き出しだったようで、一応スコッチで足付けはしてあるのですが全然密着していません。爪で擦ると簡単に塗装が剥げてしまいます。プライマーを塗らないまま上塗り塗装をしてはいけないと言うまさにお手本のような状態になってしまいました。

今後底面は塗らないようにするか、もしくはちゃんとプライマーを塗るかですかね。

そして頼んでいたドアモールが届きました。前回と同じく色は黒で、幅は比較的広めの10ミリのタイプです。

また取っ手を付ける際の穴あけ用ジグも作成しておきました。

これを一斗缶に当てて下穴(2ミリ)を開け、その後4ミリの穴を開けるようにします。

 また今回の為に色見本用のプレートを量産出来るようにしました。

今まではこれを手作業でカットしていたのですが、

 プリントの際に端に目印をつけ、これをトンボ代わりにしてレーザーの始点を決めます。

 使うデータ自体は同じなので、

 おおお!っと。

ちょっとズレましたが、何とかいけそうです(ズレたのは私の位置設定のせいです)。

 用紙の貼り位置は厳密で無くて大丈夫なので、枠の線は無くしてカットする事にしました。

これなら凄く簡単で、一体私は今まで何をやっていたんだか…。

 MDFのプレートも量産しておきました。

取り敢えず以前作った色見本を貼ってみるとこんな感じです。

キャスターが着けばさらに雰囲気は出るのではと。

ちなみに色見本のプレートは両面テープで貼り付けようと思っていたのですが、

 折角なのでオリジナルと同じく裏に磁石を埋め込んで自由に配置出来るようにしようと思います。

後はキャスターを取り付けて、今後は蓋を着けたり上に座れるようにしたり、色も普通にOD色(オリーブドラブ)系の迷彩とかブルー系やグレーもやってみようと思います。と言うかそもそもピンクは隠蔽が悪く、出来れば避けたいのでして…。

と言う感じで、また発展したら紹介したいと思います。

一斗缶 ピンク迷彩 本塗り(試作)

先日ベースカラーとなる薄いピンクを塗っておいた一斗缶です。これにさらに色を加え、カモフラ柄にしていきます。

ちなみに完成のイメージは以下ページにあるイラストのような感じとなります。

一斗缶改 trash can

 迷彩柄は以前仕事で使ったデータを拡大して、

 要らなくなったコピー用紙をレーザー加工機でカットします。

「それくらい手で切れよ!」と思うかも知れませんが、一連の作業をシステム化して誰にでも作れるようにしておけば、いつか就労支援とかになるんじゃないかと思いまして。

余りキッチリとした塗装は難しいのですが、こういうラフな塗装なら手順さえ覚えれば誰でも出来る物なんですよね。

と言う訳で用意したパターンは5種類、 レーザーなら重ねて一度に切れるのでそれぞれ纏めて何枚かカットしておきます。

 粘着剤として使うのは業界でもメジャーな3Mのスプレーのり55で、他には99なども定番ですが、さらに111なるタイプはシリーズ中、最高強度・最高耐熱(!)らしいです。って、111なんて昔からありましたっけ…?

 スプレーのり55は低粘着で塗装にも影響を掛けない為、エアーブラシなどのマスキングにもよく使われています。今回の場合は剥離して再貼り付けが可能なのが良い点です。

 今回の塗装では量産&超低コストと言う事がコンセプトですので、いつものようにピッタリ貼るマスキングでは無く、結構(と言うかかなり)いい加減なステンシル方式での塗装としています。周りにもミストが飛ぶ飛ぶ!、みたいな(逆にこういうのに慣れていないので途中で吐き気が…)。

 と言う訳でまずは1パターン目が完了です。使った模様の一部がバカボンに出てくるイヤミさんに見えるのはどうしてでしょう…(苦)。

 時間的制約もあり(仕事では無いので)私的には見れた物では無いと思っているのですが、まあ迷彩柄自体がそもそもそういう物だという事で納得して塗り上げました。

ただパターンはもう少し良い型と種類を、そしてサイズも小さい方が良いかも知れません。まあでもこの辺はコストとのせめぎ合いですかね。

そして遠心注型で簡単に量産出来るようになった底がフラットタイプの色見本ミニカーも塗装しておきました。

当初は直にミニカー型の色見本を貼付けようと思っていましたが、それだけだとちょっと物足りないので、いつものようにプレート状にして貼付けられるようにしようと思います。

うーん、段々楽しくなって来ました。

一斗缶改trash can 試作検証

先日から検証している、一斗缶の空き缶を使ったリサイクルです。

一斗缶の蓋部分を缶切りでカットした部分は切り口が鋭利になっていて、ハンマーで叩いて潰してはいますが、やはりと言うかPL法にとてもマズイような状態です。現場の人間はこれで怪我しても文句を言う人はいませんが、普通の人からするとどうにかしておいて欲しいですよね。

リカンベントカウルパネル塗装 完成

そう言えば以前仕事で使ったドアモールが!

と言う事で、

 巻いてみました。ちょっと足りないですが、良い感じです。

先日買っておいたキャスターは、

 ボルトナットやビスでは無く一番簡単なリベットで止める事にしました。ドリルで穴を開けて打つだけなので非常に簡単で、ただし外す時の事とかは何も考えていません(と言うのが嫌いなので車の外装部品の取り付けに使う事には否定的なのですが)。

あと何か無いかな~と、思ってその辺の棚をゴソゴソと探していたら・・・

 以前作って貰っていたカッティングシートがあったのでとりあえず貼ってみました。

ただしとても微妙・・・(苦)。

やはりと言うか一斗缶のチープさがそのまま残っている感じで、これはもう駄目ですね。キャスターもちょっと小さ過ぎで、白じゃなくて黒の方が良かったっぽいです。

 と言う訳ですが、一応塗装の方も検証しています。

ちなみに一斗缶はスチールそのままでは無く、実は外側にクリアーが塗ってあります。

クリアーには防錆効果はありませんので外に放置すると簡単に錆びが発生しますが、ゴミ箱としての仕様は室内での使用が前提なので今回その辺は無視する事にします。仕事以外でそこを気にすると疲れて何も出来ませんので…。

尚、表面は空スコッチで軽く足付け処理はしています。

色は先日紹介したピンク迷彩で、取りあえずテストと言う事もあって、以前やった「濃い方から」では無く薄い色から始める方法にしてみます。マスキングシートを雄型では無く雌型を使う方式ですね。マスキング用の型は専用のシートでは無く、要らないコピー用紙をレーザーでカットして作りました。

さてさて、どうなるでしょう。いつかに続きます。