デザインフェスタVol.62準備

前回に続き、11月15日~16日に開催されるデザフェスに出展する為の準備を行っています。とは言っても私は本業でとても忙しいので、工場の傍に住んでいる娘にアルバイトをお願いして何とかしているといった状況です。

前回のデザフェスから期間が短かったと言う事もあって今回は出展しないつもりだったのですが、知り合いのアートトイペインターのGUNさんと一緒に出るという事で参加する事にしました。なので今回はBLACKRABBiTのキーホルダーも販売すべく量産体制にしています。

GUNさんについては以下の記事が分かり易いかと思いますので宜しければご参照くださいませ。

マスキングシートを届けついでに

BLACKRABBiTキーホルダーは当初はそんなに作るつもりが無かったのですが、色見本キーホルダーを作った際に出る端材(ゴミ)を再利用できると言う事が判り、かなりの種類と数を作る事になりました。

本来はゴミになるところが、そこから新たな物が出来るというのは楽しいんですよね。

こちらも面倒なキーリング取り付けなどの作業はアルバイトをお願いしています。

当方の目論見として、GUNさんの隣でBLACKRABBiTとお揃いの色見本キーホルダーを一緒に並べれば今まで知って貰えていなかった方々にも買って貰えるのでは!と言う感じで棚の配列をしています。こちらはブガッティのティファニーグリーンカラーです。

こちらは黒の結晶塗装で、

こちらはオレンジキャンディーカラー、

ウォルナットに、

アンドロメダⅡ該当のクロマフレアカラーです。

また今回は、初期にGUNさんと一緒に出展した時に作っていたBLACKRABBiTキーホルダー(クラシックタイプ)も販売する事に!

そもそもこの在庫を無くしたいと言う事が今回の出展の一番の理由だったのですが、GUNさんが新しいタイプ(歯が別体)を提案してくれて、先の端材が再利用できると言う事もあってかなり楽しくなり大量に作り過ぎてしまった・・・という感じです(また残ったらどうするんだという…笑)

こちらのクラシックタイプは、当色見本キーホルダーにも採用している色相環12色が揃っていますから、推しの色が見つけやすいのでは、と考えています。

透過性カラーも良い感じです。

当時に比べるとブラックラビットの認知も格段に広がってファン層も多くなっていますから、良い感じで便乗出来るのでは(笑)と思っています。

こちらは蛍光ピンクで、

マットにグロスのスプラッシュ仕様なども作りました。

また新たなヤモリキーホルダー+色相環のキーホルダーも作成しました。

上記の動画をX出したところ人気そうだったので、

こちらも以前作ったキーホルダーや、

ピアスも販売してみようと思います。

と言う訳で、ちょっと手狭であったのですが初期の頃に作った幅狭の棚があったので、生き物シリーズと言う事でこちらも設置する事にしました。

ピアスは今だったらミラーキャンディーなど作っていたと思うので、好評だったら次回新作作ってみようかと思います。

ヤモリ+色見本キーホルダーは至極手間が掛かったのですが、なんとか完成出来たと言う事で感慨深いところがあります。

当方オリジナルの猫型色見本キーホルダー”.NUKO”(ドットぬこ)も幾つか持って行こうと思います。いずれはこれをその場でお好みの仕様で組み付けるというのをやりたいですかね。

と言う訳で、新しく出来たキーホルダーを着けて撮影にも行って来ました。

こちらは娘が自身で企画(製作は外注)したうちの猫=”つくね”をアクリルキーホルダーにした物です。目黒川沿いの紅葉が始まったので撮影を兼ねて散歩をしに行きました。

なんだかんだこちらのクラシックタイプが私的に一番しっくりきますかね。

と言う訳で、前回に引き続きとてもお気に入りとなったMAG COFFEE POINTさんへ!

今回はモーニングプレートが新しくなったみたいでそちらを頂く事に。気温が下がったからかスープが付くようになりました。一緒に頂いた珈琲も非常に美味しく、大崎広小路駅→目黒川沿いを一時間歩くこのルートが丁度良いので定番にしようと思っています。

ヤモリ型色見本キーホルダー 完成

先日作成していたヤモリ型の色見本キーホルダーです。デザフェスでの販売に向けて撮影を行いました。

上段がパステルカラー、中段は枠がマジョーラ「アンドロメダ」該当のクロマフレアカラー、下段左側2個がマジョーラ「アンドロメダⅡ」、「マゼラン」「トラぺジウム」に該当するクロマフレアカラーの枠となります。

ヤモリについてはミラーアクリルにキャンディーカラーをグラデーションさせたりと色々な仕様があります。

散りばめらたピースは色相環の12色と、空いた隙間に違う一色を入れていたりします(スモーク等もあります)。

先に枠だけを完成させ、そこに予め塗装を施した各ピースを配置~接着し、最後にクリアーでコートしています。めちゃくちゃ面倒くさい内容になっています。もはや利益を出すとか趣味とかの範疇を超え、何かに挑戦しているような感じですね。

各画像はいつもの通りサイズの縮小以外は未加工となります(彩度やコントラストを強くするなどの画像加工は一切していません)。

ちなみに中段一番左側にあるののみ、色相環ピースを「メタリックキャンディー」にしています。

他の物はミラーアクリルの上にキャンディーカラーを塗装しているだけなので手間は掛かっていませんが(むしろ作業自体はソリッドカラーより楽です)、こちらはシルバーメタリックを下地に塗っているので塗装回数もバリ取りも非常に面倒な物となっています(なので1,000円アップとしています)。

下段左側の二個はアンドロメダ該当で、こちらにはイモリを暖色のオレンジキャンディーにした仕様を作っています。

こちらの2種は明度が高く、映える感じが良いですね。

とにかくこのピースの隙間にクリアーを入れるのが大変で、エアーの吹き返しに負けないようエアーブラシのノズルを10mmくらいまで近づけてスプレーしています。

動画も撮影しました。

裏側は通常通りRGB値の色相環をレーザー彫刻&白で塗装しています。

私的に一番好きなのがパステルカラーで、ただあまり人気は無いだろうなぁと思ってこの3個しか作ってません。評判が良ければまた作るかも知れませんが日に日に本業が忙しくなってしまっているので時間が掛かる(その割に値段は上げ難い)ヤモリシリーズは今後は抑えめになるかもです(そもそも今回も数年ぶりの完成かと)。

他ではまず見ない物なので、カバンとかに着けて外に持ち出すとしたらパステル系はめっちゃ可愛いと思うのですが…。

単に接着するだけでは無くわざわざクリアーを塗っているのは、取り付けたピースと本体との一体感を出す為で、言われなければ判らないようなところではありますが、意外と人間の能力は高いのでぱっと見でこれは普通じゃないな…と気付いてはくれるのではと思ってます。

とくにこちらのアースカラー=フォルクスワーゲンのハーベストムーンベージュはとても気に入っています。売れなければ自分で買い取ってしまおうかと(笑)。

BLACKRABBiTキーホルダー&色見本キーホルダー

11月のデザフェスで、知り合いのアートトイペインターのGUNさんと一緒に出展&販売する為に制作しているブラックラビットのキーホルダーですが、

枠の無い、単品仕様のキーホルダーも作ってみよう!という事で、裏側パネルのデザインを色々考えてみました。

と言う事で、今回はシンプルにGUNさんのBLACKRABBiTとPRO_Fitのダブルネームをレーザー彫刻&白の塗装で入れてみました。キーリングを取り付けられる部分も追加しています。

制作したパーツを自宅に持ち帰り、裏と表を接着と歯のパーツを組み合わせます。

それにキーリングを取り付けたら完成です。これはかわいい!

色相環の色見本キーホルダーはかなり手間が掛かるので販売価格も高くなりがちですが、単体のキーホルダーなら比較的購入し易い金額設定に出来るかと思います。

そしてさらに!

色見本キーホルダーを作製する上でゴミになっていた端材(実際には捨てずデザフェスで無料配っていた)ですが、

その端材をさらにレーザーカットして、

ゴミが!新たな!キーホルダーに!

端材とは言え塗装した物でもあるのでどうにも捨てられなく、これは嬉しいですね。

その他パントン814を参考に作った紫で塗った物や、

定番のブガッティティファニーグリーン、

そして蛍光オレンジも作りました!

これらは単にアクリルをカットしただけなのでどうしてもチープ感が否めなく、なのでクリアーを塗った仕様も作ってみようかと思います。アクリル樹脂=PMMAそのままよりも、高品位なアクリルポリウレタン樹脂の方が絶対質感が良い筈なんですよね。

その他新色=スタンドックスリキッドシルバーで枠を塗った色相環キーホルダーも作っていたりと、11月のデザフェスに向けて色々作っています。

ちなみにこれらの作業時間の捻出方法としては、徒歩での通勤を辞めて自転車に変更しました。これのお陰で往復1時間半分は余計に時間を作れたので、仕事が終わってから工場で、また自宅での製作に時間を使えるようになった次第です。ただそれの反動もあってか、毎週休日は早朝に起きて半ば強引に歩きに出かけているという訳です。歳も歳なので少しゆっくりしたいところでしたが、最近腰の調子が以外と良いので、動ける内に動いておこう!という感じですかね。

ヤモリ型色見本キーホルダー制作

以前テスト的に作ったクロマフレアカラーのイモリ型色見本キーホルダーですが、

ちょっと隙間があって見た目が残念な感じと、

クリアーを塗って直ぐにピースをくっ付けたら先に塗った塗膜(完全硬化済み)がチヂレてしまう!という事が発覚し、製作を諦めていました。

ちなみにこちらのソリッドカラーのモデルは元々枠が黒い物を使っているので(枠を塗っていないので)チヂレの心配はありませんから、一度商品化しています。

ただあまりにも手間が掛かるので、どうにかならないかと思い、今回改めて施工方法を変えて挑戦をしてみました。

方法としては、枠は前回と同じく先に組付け、

各ピースを配置して接着してしまいます。隙間を狭くするようピースも12個から正規の13個に増やしました。

枠をマスキングし、

その隙間にエアーブラシでクリアーを塗る!という方法となります。

ただこの方法だと当然隙間にクリアーを入れる前に手前がモリモリになってしまい、

塗膜中に気泡が発生してしまうワキのリスクが非常に高くなるのですが、

口径0.5mmのエアーブラシの空気量を絞ってガン距離を極限まで近づけて塗る事で、

なんとか隙間の奥までクリアーを入れる事に成功しました。

クリアーも常温硬化タイプのスタンドックスエクストリームプラスに変更しています。

こちらの仕様ではヤモリと色相環12色はミラーアクリルにキャンディーカラー塗装を、

枠は見る角度で色が変わるクロマフレア顔料を採用しています。マジョーラにも使われている米JDSU社の「ChromaFlair」なる物を、STANDOXのベースコート樹脂=MIX599に添加して使っています。こちらはアンドロメダに該当するカラーですね。

こちらの枠はマジョーラマゼランに該当する顔料です。

こちらはトラぺジウム該当の顔料ですね。

ちなみにマジョーラは日本ペイントの塗料で、それに使われている樹脂も同社に対応された物となります。となると下色に使う黒はnaxアドミラで、クリアーもそれに準じた物(日本ペイント社製)を使う必要があります。うちはそれが出来ないので、スタンドックスの塗装システムで使えるようにしている訳ですね(恐らく他で聞いた事が無いのでわざわざこんな事をしているのは世界でもうちだけかも知れません)。

完成品は11月のデザフェスと、その後在庫が出来ればウェブショップでも販売予定です。