15cm色相環壁時計制作

色相環の壁時計は今まで色々なサイズを作っていて、

こちらの一番小さな15cmサイズは一旦廃盤としたのですが、

以前出店したデザフェスでこれを飾っていたところ、意外にもこれの人気が高かったので、今後はこれを量産販売とし、25cm以上の大きいサイズはオーダーでのみ受付とする事にしました。

また以前試作していたこちらのウォールナットを枠に採用したキーホルダーの組み合わせが良かったので、

それを背板とした15cmの壁時計を制作する事にしました。

ただ厚さ5mm~6mmのウォールナットはコストが高くなるので、薄くスライスされたそれをMDFに貼り付ける「突板」にする事にしました。

台座とするMDFはいつもの物で、裏側には艶消し黒を塗っておきます。見た目もそうですが、MDFは湿気に弱いので防止の為にですね。

MDF、ウォールナットそれぞれに接着剤を塗り、固定します。

ちなみに当て板に使っている物はテストに使用した物で、ウォルナットとMDFがしっかり食いつく事は確認しました(剥がれているのはMDF自体の層間剝離です)。

一日固定しておいたら完成です。これくらいの面積なら無垢材を使ってもさほどコスト高にならなそうですが、一度突板というのを自分の手でやってみたかったんですよね。

15cmサイズ用のピースはまだ塗っている途中なので、

在庫として残っていた物を使ってとりあえず試作品を作ってみました!

やはりと言うか、有彩色と無彩色との組み合わせは間違いが無いですね。

ただウォールナットの色味がちょっと明るかったので、今度スモーク塗装を行う時に一緒に塗ってみようと思います。オイルステインの方が楽ですが、これは経年で褪色するので避けています。

ちなみにこちらのキーホルダーのウォルナットは蜜蝋を塗っていて、多少色が濃くなっています。

ただ時計の背板に先にこれを塗ると接着剤が食いつかなくなる恐れがあるので避けたんですよね。後から塗る事は問題無く、ただとりあえずはまあ良いかな、と。

右が以前作った壁時計で、背板が違うだけでかなり印象が変わるのが判ると思います。

ちなみに「貼るくらいなら塗った方が早いんじゃ?」と思うかも知れませんが、

明るい色にした背板はフチと裏を黒(またはグレー)にしているので、

わざわざこうやって塗り分けるのも結構面倒なんですよね。レーザーでカットした断面は素材の接着剤が溶けるか何かで滲み(ブリード)が発生するので、結局何かしらの濃い色で塗る必要があるという訳です。

という感じで、以前作成して良かった色=VWのアクエリアスブルー仕様の背板も何枚か作りました。濁りのある淡い水色で色相環を邪魔をせず、またインダストリアル感があって12色にとても良く似合う色です。

ある程度の数が出来たらウェブショップで販売しようと思っています。専用スタンドも作ったのでセットに入れられそうです!

30cm色相環壁時計制作~完成

以前作成した30㎝のキャンディーカラー色相環壁時計ですが、さらにその後もオーダーが入ったので、新たにもう一つを作る事となりました。

ちなみに現在壁時計の販売はしていなく、それの理由としては採算が合わな過ぎる為でして(大変な赤字です…!)、ただ「それでも!」という方向けに、オーダーでの制作のみ対応しています(ただ当然ですが金額もそれなりに高くなってしまっています)。

キャンディーカラーで塗装した12色のピースはこれまでに6セット分作っていて、ただ残っている物はゴミが付いていたり傷が付いてしまっていたりするので、クリアーを塗ってリフレッシュしました。

壁時計としてはあり得ない金額になっていますが(市販の10倍くらいではと…)、それでもこれらピースを一つずつ依頼されて塗るよりかはかなり安く出来ていると思います。

赤字でもやり続けているのは、将来的にこういった事で収入を得られればという願いというか準備的な事があり、現在行っているようなオーダーを受けて一品を塗る事はいずれ難しくなると思いますから、歳をとっても何とかこの仕事を続けていけられるようにですね。

背板は元々ただの艶消し黒(ベースコートのみ)としていましたが、その後作成した結晶塗装の質感が良く、今回そちらもオーダーで頂いたので新たに作成しています。小さい方は量産向けの壁時計(15㎝)用の背板ですね。

もちろんこちらもそれ単体で行うと採算が合わないので、仕事で行う本塗りと一緒に(と言うかそれの前に行うテスト用)塗らせて貰っています。

ただしテスト用と言う事もあり、大体半分は失敗で塗り直しになります。手前の方は全滅ですね。

ただピースも含めこれらは一品物のオーダーとは違いますから、失敗したのは後で纏めて塗り直せば良いという事で、作業的にも精神的にも大きな負担が無いのがとても良いところです。ただこういった考えで毎日塗装をやっているとみるみるレベルが落ちてしまいますから、今は「趣味」といった位置づけで丁度良いですかね。

大きい方は3個の内2個が失敗で塗り直しました。

ちなみに失敗といっても廃棄はゼロを基本としています。

それぞれのパーツが出来上がったら組付けます。

これらの作業は一日の仕事が終わってからで、大抵は19時くらいから、動画を観たりお酒を飲みながらとかでまったり楽しくやっています。

結晶塗装は表面が凸凹しているので両面テープはくっ付かず、なので充填性の高いシーリング系の接着剤を使っています。エアロパーツや自動車ガラスの取り付けに使う、安心のシーカフレックス221ですね。

圧力を掛けた状態で数日固定しておきます。

ちなみにアクリル樹脂の接着面にはプラスチックプライマーも塗っています。PP程ではありませんが、PMMAも決してくっ付き易い樹脂では無いですからね。

基本的なコンセプトは仕事で行う塗装と同じで、経年でも劣化(破損や剥離)しなく、長い年月使える物を目指しています。

接着剤が固まったらムーブメントと針を取り付けます。針は汎用の物で、それぞれの大きさの壁時計に合わせてカットしています。

そして完成です!

これも元々は自分用の色見本が欲しいという事で作成したのがきっかけですね。

やはりと言うか、背板の結晶塗装の質感が渋くて格好良いです。

いつもの様に各完成画像はサイズの縮小以外は未加工となっています。Photshop等の画像加工ソフトを使えば綺麗に格好良く加工出来ますが、そういった事を知らない方や、それを隠して紹介する事例が多く見受けられますので、それとは違うという事を明確にする為ですね。

ちなみに量産品の壁時計では多少のゴミとかは気にせずそのままとしていましたが、オーダーメイド品は通常の御依頼品(仕事)と同様、その辺も気にして仕上げています(磨くよりは塗ってしまった方が早いという事でクリアーを2度塗りしています)。

ちなみにキャンディーカラーの壁時計は現在この30cm用しか塗っておらず、

残りはあと1セット分のみとなります。

今回オーダーで御依頼頂いたきっかけは、デザフェスで同じキャンディーカラーの色見本キーホルダーをご購入された方がそちらを大層気に入って頂けたとの事で、「多少お金が掛かっても!」という事で今回の御依頼に至りました。

既に小さい壁時計もどこに置こうかと考えて頂けているそうです。となるといずれは15cmでキャンディーカラーVer.も作らないとですかね。

ちなみにこのキーホルダーだけでも5千円程度の値段設定になっていて、それでもデザフェスではかなりの数をお買い上げ頂きましたから、だったらもう少し高くても壁時計を買う人が居るのでは?!と考え、一度廃盤にした小さい壁時計=直径15cmの物を一般販売用に価格を抑え、それ以上のサイズ(20cm~)を、オーダーメイドでの作成にしようと思った次第です。

色相環は元々この世の中にあって誰もが一度は見た事がある物ですが、印刷と塗装とではその質感は全く違う物なので、まずはキーホルダーでその良さを知って頂き、その後壁時計にステップアップしていって頂ければと思っています。20年後は郊外か自宅の作業場で、こういったプレッシャーの無い塗装をして生きていければと思っています(笑)。

その後オーナー様から画像も送って頂きました。

色相環壁時計【キャンディーカラー+結晶塗装】完成

先日接着作業を行っていたメタリックキャンディーカラーの色相環壁時計(30cm)です。

今回はムーブメントを高性能なセイコー製SKPへの交換も承りました。沢山あるのは、こちらも纏めて買う事でコストを落とす為ですね(10個だと単価が下がり送料も無料になります)。

針はそのままだと長すぎるので(当たってしまうので)カットします。

ちなみに以前は針を取り付けた状態で発送していましたが、その後取り付け説明書を作り、購入者様ご自身で着けて貰う様にしました。これによりかなりコストを落とす事が出来たと思います。

そして完成です。お待たせしました!

現在ウェブショップで壁時計の販売は停止していて、今後は今回のようにオーダーを頂いてから制作するといったスタイルにしようと思っています。

なので金額も高くなりますから、恐らく普通の人はこれを買おうとは考えないと思います(むしろそれで良いかと思ってます)。

代わりに一度廃盤と考えていた15cmの壁時計を復活させ、そちらを量産して値段を下げ、一般の方でも買い易いようにしようと思います。それでも市販品に比べるとかなり高くなりますから、買う人は限られると思いますが・・・。

ちなみに今回の壁時計は背板に単に結晶塗装にしただけの仕様ですが、これを何かしらの模様にレーザーカットで穴を開ける!と言う事もオーダーメイドであれば可能になるかと思います。いつもの仕事と同じく色を指定して貰ったり、ロゴ入れなんかも出来るようになるかもですね。

ちなみに今回のオーナー様は最初にこちらの色見本キーホルダーを買って頂いていて、そちらをとても気に入って頂けたとの事で今回の御依頼となりました。同じ様に最初にキーホルダーを買って頂いた方がその後15cmの壁時計に興味を持って頂き、さらに今回のように25cm・30cmを検討して頂ければと思っています。

それにしても好きな物を家と外どちらでも身近に感じられる!と言うのは結構良いんじゃないかなぁと思っています。

動画も撮影したのでそちらも紹介します。

こちらは針が着いていない状態で、自然光での撮影です。

 

こちらは室内照明での撮影となります。

色見本キーホルダー 色相環【ミラーキャンディー】完成

今まで販売していた色見本キーホルダーはこちらのソリッドカラーが主でしたが、

その後ミラーアクリル素材を入手し、

それに12色の透過性塗料=キャンディーカラーの塗装を施して、

レーザー加工機でカットしたパーツにレーザー彫刻を行って文字部を塗装し、

背板には黒の結晶塗装を施しました。

それらを組み合わせ、ミラーアクリル+キャンディーカラー12色の色見本キーホルダー完成です!

デザフェス向けにかなりの数を作成したのですが全て売れてしまい、今回新たに10個程を増産しました。

ミラーは光が反射し過ぎるので明るい時の撮影は難しく、

ただ光が弱いと他の部分が暗くなり過ぎるので撮影が難しい所もあります。

という事ですが、幾つか並べて撮影をすると色々な角度が一度に見えるので比較的判り易いのでは、と思った次第です。

動画も撮影したのでそちらも紹介します。

 

ちなみに12個作ったのですが2個はちょっと気になる箇所があったのでそちらは外し、いずれデザフェスに出店した時に販売しようかと思います(本当に大した事は無いのですが実物が見れない通販はより完成度の高い物を選んでいます)。

ちなみに元々は透明なアクリル板にキャンディーカラーを塗装したのですが、接着剤を塗った際に激しいクラックが入ってしまいそれは実現できなくなり、ただデザフェスで販売するにあたって新製品を作りたかったですから、急遽今回のミラーアクリルを使ったといった経緯があります。

ミラーアクリル自体は前から知っていた素材ですが、指紋や傷が目立つので余り好きでは無く、ただ塗装を施せばそれらのデメリットが目立たなくなるので今回採用した次第です。結果的に透明アクリルより断然良い感じになりました。

裏側は今までと同じくRGB値をレーザー彫刻&白の塗装を行っています。初期の頃はこれがかすれ気味だったりしましたが、数をこなす事でそれらもかなり改善されています。

ウェブショップで販売を始めましたので宜しければご検討くださいませ!(と思って昨日Twitterで紹介したら30分くらいで売り切れてしまったのでもう在庫がありません・・・。また作りますので宜しければどうぞ!)

色見本キーホルダー 色相環【ミラーキャンディー】+結晶塗装黒