元々使っていたシルバーホログラムラメとブラックホログラムラメが無くなったので、それの注文のついでに新たに着色系ホログラムラメを入手してみました。
ホログラムラメはパウダー状になっていて、通常はこれを塗料に混ぜて使うのですが、それだとしっかり隠蔽させるのが難しい為、
この時はUVレジンを使っていますが、今は「ウレタンクリアー→完全硬化→ウレタンクリアー+ラメ振り掛け→ウレタンクリアー→表側にウレタンクリアー」といった方法で行っています。 pic.twitter.com/3aUVE3RiNo
— PRO_Fit/高畑@デザフェスO-36両日 (@Takahata_P) March 1, 2024
私の場合はこの様な感じで先にクリアーを塗ってからラメパウダーを振りかけて敷き詰めるような手法にしています。ちなみにラメパウダー用のスプレーガンも持っていますが、あれ周りに飛び散って酷い事になりますよね…
マジョーラのセイファートに合いそうなイエローグリーンラメを入手しました!
こちらも色相環キーホルダーの背板に採用してみようと思います🥰 pic.twitter.com/aoYVmvx0bI— PRO_Fit/高畑@デザフェスO-36両日 (@Takahata_P) July 4, 2024
また今まで使っていた容器では小さいので、ペットボトルの蓋に穴を開けて振りかけられるようにし、
透明アクリル板の裏からホログラムラメ→蛍光マゼンタ→ピンク→クリアーを塗ったところです。
ブツブツしているのが0.2mmのホログラムラメの突起で、ただこれは裏側になるので気にしなくて大丈夫です🥰 pic.twitter.com/KDGTRSC0Nh— PRO_Fit/高畑@デザフェスO-36両日 (@Takahata_P) July 10, 2024
作業方法も大幅に変更する事としました。元々先にレーザーカットした物を並べてラメを振りかけていましたが、先にアクリル板に塗装&ラメ塗布を施し、
その後レーザー加工機でカット&彫刻する方法に変更しました。これは材料のロスも減ってかなり有効でした。やっていくうちにどんどん効率が良くなっていくのが結構楽しいですね!
枠は以前マイクの塗装で採用した蛍光マゼンタで、その時よりもホログラムラメを多めに散りばめています。
色相環の背板はこのホログラムラメを単体で使った物となります。こちらはノーマルのシルバーホログラムラメですね。スポットライトや太陽下で煌めきます。
枠のラメはちょっとやり過ぎた感が否めませんが、デザフェスの照明下だとこれが結構効くので今回はこの仕様としています。
文字はピンクとか紫とかグリーンとか色々試しましたが、余分が出てしまったりストックの大変さから基本的には白で統一する事にしました。
ブラックホログラムラメも同じようにスポットライト&太陽光線で光煌めくので、これはこれで面白い組み合わせだと思います。もっと黒いメタリック等でも良さそうですね。
裏側にはそれぞれのRGB値をレーザー彫刻&白で塗装しているので、アクセサリーだけでは無く実用でも役立つようにしています(私的にはどういった物でもここに拘ってます)。
そしてその後さらに進化したのがこちらの着色ホログラムラメで、
枠は先ほどと同じく蛍光マゼンタ+シルバーホログラムラメなのですが、
背板を着色ホログラムラメのピンクにしました。これはめっちゃ可愛い・・・!
これ単体で見ると枠の蛍光マゼンタに同化して判り難いのですが、先ほどのシルバーラメと見比べると全然違うのが判るかと思います。私的にはとても気に入ったので、今後ウェブショップでも販売出来るよう定番ラインナップに入れようと思っています。
そしてこちらは定番のブガッティティファニーグリーン仕様ですが、
こちらも背板を着色ホログラムラメに変更しました。これもめっちゃ良いですね!
同じく強い光に当たると通常の塗装では得られないような煌めきを感じられます。
こちらもかなり気にいったので、定番ラインナップに入れてウェブショップで販売出来るようにと考えています。塗装屋を引退しても何とかこれで食べていけそうですかね(笑)
ちなみにこちらの社外記は更新のペースが落ちてしまいましたが、こういった日々行っている本業以外の作業はSNS=X(旧Twitter)で大体毎日紹介しています。
↓こちらですね。
尚、あれだけ作っていた色相環のピースが無くなってしまったので、こちらも増産しました。ちなみにこれは塗るよりピースを並べる方が大変で、ただこれを仕事場で行おうと仕事に支障が出るので(みるみる会社の口座残金が減っていくので)、こういった作業は全て自宅に持って帰って行っています。塗るのも本来休みだった土曜日とかを利用している感じですね。
元々一番最初のデザフェスではそこまで売れていなかった色見本キーホルダーですが、
こういった作業工程を紹介しているうちに徐々に見てくれる人が増えていって、
前回のデザフェスでは予想以上の数をお迎え頂いて本当にびっくりしました(それ以上にその状況にGUNさんも驚いていたのが面白かったです笑)。
予想以上に買って頂けた理由としては、単に「アイデアだけを出して製造は外注依頼」という商業的な感じでは無く、実際に一個一個手作業で作っているのを紹介出来たのが良かったのだと思っています。
これを仕事と考えると今はまだ赤字ですが、今の工場を返した後でも仕事として塗装を続けていける手段の一つに出来ればと思っています。