デザインフェスタVol.59 出店

先日の5月18日と19日、デザインフェスタVol.59に出店する為、早朝5時に出発して東京ビッグサイトに行って来ました!

今までは電車での参加だったのですが今回は車での搬入で、ただこの時渋滞に巻き込まれてしまうと大変な事になりますから、知り合いの方のアドバイス通り開場6時に合わせて到着しました。結果スムースに入れて助かりました!

前回はデザインフェスタ公式の運営さんから壁を借りていたのですが、今回はいつものブレーキ屋さんの知り合いでそういった什器を取り扱っている方を紹介して頂き、そちらにお願いする事にしました。費用はデザフェス運営から借りるより高くなるのですが、2回以上使えば元が取れますし、後で改造して使い易く出来るので良いかと思った次第です。

今回は搬入と運転手にアルバイトをお願いし、またよく工場にも遊びに来ている3D原型師のくま3D-さんにも手伝って頂きました。本当に有難い限りです!

予め想定していたブースはこの様な作りで、

実際はこの様な感じになりました。やはりというか実際の現場では1.8メートル四方は狭く感じましたが、全体的には事前に考えていたイメージ通りに出来たと思います。35回連続でデザフェスに参加している知り合いの塗装屋さん(GUNさん笑)が、「商品は目線の位置まで上げないとダメですよ!」というアドバイス通り、とにかく上の方に配置するようにしました。

ただ誤算というか計算違いというか、今回想像していた以上に多くの方にご来店頂く事になり、ブースの前は凄い行列に…!

ただ前日に念のため最後尾のカードも作っておいていたりしました。自意識過剰っぽくてちょっと嫌だったのですが、これのお陰で何とか大きな混乱も無く済みました。ただ次に出る時はある程度人が多くても大丈夫な位置になって欲しいですかね…(GUNさんのブースはもっと凄い事になっていたみたいですが、予め運営が気を利かしてくれているみたいで上手く列を作れたようです。羨ましい…)。

今回は通販分も含めかなり多めにキーホルダーを作っておいたのですが、初日でその殆ど無くなってしまい、急遽早めに切り上げて翌日の分も作る事にしました。本当は車も置いて帰る予定でしたが、工場に寄って材料を持って帰らないといけなかったりもして大忙しです。睡眠時間が・・・。

自宅に戻り、残っている塗装済みのパーツを集め、二日目の分のキーホルダーを作成します。

幸いにして色相環のピースは今後の事を考えて塗装しておいた物が大量にあり、

ただそれらの組付けは全て手作業ですから、とにかくもう時間が掛かります。前日も3時間しか寝ていないのに、この日も寝れたのは3時過ぎでした…。

そして翌日!この日は6時起きで7時に出発です。初日はちょっと暑かったのですがこの日は気温も丁度よく、つくねもご機嫌の朝でした。

二日目もまずは工場に寄って、在庫が切れてamazonに注文しておいたワイヤーリングをポストから回収し、この日も手伝ってくれるくま3D-さんを乗せて会場に到着です。二日目は搬入口では無く、車庫に車を入れて徒歩で会場に入りました。開場前は各ゲートがまだ開いていない状態なのでうっかりすると迷ってしまいそうですが、くまさんが予めルートを確認してくれていたのでスムースにブースまで来れました!

色相環時計は全部で80個くらい用意していて、結構かさばるので1日目と二日目で分けておきました。

二日目の為に用意出来たのがこれらの追加分です。やはりというか見る角度で色が変わるクロマフレア系(マジョーラ等)の塗装が人気で、そちらを何とか増やしました。

二日目は販売する種類も減ってしまったのですが、何とか初日の5割くらいの売り上げに出来ました。この日は時計をお買い上げいただいた方が多く、また30cmの大きい方も買って頂きました!

無料で配る端材セットは、一日目は大混乱だったので配る事が出来ず、二日目で全て旅立ってくれました。レーザーでカットした断面は綺麗なので何か勿体なくて捨てれなかったのですが、取っておいてよかったです!

あと二日目は午後からこちらの臓器提供意思キーホルダーのオーダー制作受付を始めようと思っていたのですが、通路の流れを遮ってしまう可能性があったので、急遽中止とさせて頂きました。楽しみにして頂いていた方々には本当に申し訳なかったのですが、代わりにデザフェス特別価格のままでウェブ受付を行おうと思います。

と言う訳で2日目の午後はドップリ疲れが出てしまい、食欲も全く出ず、歩くと立ち眩みが起きるような状態で、ただわざわざ挨拶に来てくれた方々の所には行こう!と決めていたので、エスカレーターから転げ落ちないよう注意しながら会場を進む事に。

こちらは以前当工場でのワークショップにも来てくれたはる☆どりさんのブースです!はるどりさんの塗装は結構前から見ていますが、みるみるレベルが上がっていって今や玄人はだしです。

ノンベエさんはこの日まで会った事は無かったのですが、それまでTwitterでやり取りをしていてわざわざ開場前にも顔を出してくれたのでご挨拶に伺いました。デジタル3Dデータと鋳造と古墳という組み合わせが面白い作品です。ピンバッジが好きすぎて遂には自作するようになってしまったヤバい人です(笑)。

こちらはめかぶさんのブースで、つくねを強くしたような猫のフィギアがめっちゃ良い感じです!最近の3Dデータでは無く粘土から原型を作り、シリコーンで複製するという職人的な製法との事でした。原型が同じでも塗装自体で全く別物にみえるのが面白いですね。

今回もっと撮影しようと思っていたのですが終始パニックで、殆ど引きの画しか撮っていませんでした。他の方の作品ももっと近くで撮っておけばよかったんですよね。

尚、今回予想以上に反応が良かった理由を幾つか検証してみました。

【半年間掛けて制作と同時にその作業工程もSNSでアップしていた。】

いつものブログと同じ方法で、私の好きな漫画ギャラリーフェイクで主人公のフジタが翡翠(フェイツイ)に宝石を高値で売る手法です。新しい作品が出来たらその都度紹介して購買意欲を高めました。


【プレゼント企画を沢山行った】

ハンドメイドの量産品なのでどうしても失敗作が出来てしまい、ただ直すくらいなら作り直した方が早いですから、そういったB級品的な物をTwitter(X)で抽選プレゼントを行い、リツイートして貰って多くの方に見てもらえるようにしました。


【見本を多く用意した】

販売する物とは別に、梱包しないままで実際に手で持って触れられる見本を、テーブル手前に沢山置いておきました。

本当はそのスペースに塗装したBOSEのスピーカーとアンプを置く予定だったのですが、本屋さんの平置きよろしく重要なそのスペースにキーホルダーを並べる事で気軽に見てもらおうと思った次第です。

ちなみに見本は当初こちらも綺麗に棚に並べようと思ったのですが、ドンキみたいに多少乱雑な方が気軽に手に取り易いと思って敢えてテーブルの上にばら撒くように配置しておきました。一つずつ「見本」のタグもつけ、気兼ねなく持ってもらえるようにもしています(私もそうですが明確に記載がないとどうしても遠慮して触れられないんですよね)。


【値段を安くした!】

通常ウェブショップで販売するよりかなり値段を下げました。というのもウェブショップでの販売はどうしても発送の手間が掛かるので逆に値段を上げざるを得ないというのが現状でした。店頭での販売ならその手間が必要無く、梱包も必要最小限で済むのでコストを抑えられます。


あと一番は、やはり昔からデザフェスに参加していて超人気のGUNさんを身近に見て勉強させて貰ったのが大きいと思います。実際にこれまでGUNさんの隣でやらせて貰い「商品は目線の高さに」とか「壁を借りるのは高いけど全体のイメージに必須アイテム」「極力シンプルに!」というのを意識しました。

特に最後の「シンプル」は重要で、実は直前まで値段設定を細かく別けていたのですが、展示する上で非常に判り難いかと思い、これを8種から4種に減らすことにしました。間の値段設定は全て下に合わせたので売り上げでみると損なのですが、回転率と集客の方に重きを置く事にしたのです。これでただでさえ判り難かったそれぞれの違い、多少なり解消されたと思っています。デメリットとしてはお客さんが増えすぎた事なので、次回から多少なり値段をアップしていこうと思っています。

ちなみに今回の壁はレンタルでは無いですから、終わった後はうちで保管するようになっています。900×2100なので一般家庭だとまあまあ(というかかなり)邪魔なサイズですが、工場の一部に何とか仕舞っておけるようスペースを設けました。借りるより費用が高く、また都内でこのサイズを保管するのはどうしてもコスト高となってしまいますが、次に使う際には自分で好きなように棚を着けたり、予め壁紙を貼っておいたりして自分好みに楽しめるのが良いと思った次第です。

次のデザフェスは11月で、既に参加は申し込み済みですが、抽選で外れる可能性もあります。当たったら四国の鍛冶屋さんと隣同士のブースで出店する事になるのでそれも楽しみです。

今回当ブースに足を運んで頂いた方々有難う御座いました!また是非今後共よろしくお願いいたします!

デザフェスVol.59 準備

先日に引き続き、今年5月18日と19日に東京ビッグサイトで開催されるデザインフェスタVol.59に出店する為の準備を行っています。

勿論この辺の作業は仕事とは別に行っているのですが、その中で例えば良さそうな色を見つけたら、

作業のついでにアクリル板の端材に塗っておき、

その色のキーホルダーを作成したりしています。

またその過程で出るゴミの端材ですが、

レーザーでカットした物はそれ単体で結構格好良く、

台紙を剥がした際に出てくる綺麗な面にはちょっとした感動が得られるので、

こんな感じで10個くらいをランダムで袋に入れ、デザフェスで販売&無料配布する事にしました。商品一個買って頂いた方には無料で一袋、単体なら100円といった感じです。

使う用途は自由で、こんな感じにフィギュア等の台座に使って、

貼って剥がせる接着剤などを遣えば倒れやすい物でも管理がし易くなるのでは、と思っています。

ちなみに中身を選ばれてしまうと他の方の邪魔になってしまう恐れがあったので、こちらは紙袋に入れておく事にしました。ただでさえ赤字事業なのでこちらの作業もアルバイトにお願いしています。

今回は単独での出店なので両隣は知らない人ですから、ちゃんと自分の陣地内で出入りが出来るよう、テーブルは横幅1500の物にしておきました(前回はレンタルするのが遅くて1800幅しかなかったのですが隣がGUNさんなので問題無かったのです)。

と言う訳で実際に本番さながら工場内で設営テストを行いました。1500幅のテーブルに横幅300ミリの100円ショップで買った有孔ボードを4列並べるような感じです。

棚板も自作品で、キーホルダーを置いた際、角度を三段階に変えられるようにしました。並べる場所(高さ)によって人の目線に合わせて光が当たり綺麗に見えるよう工夫しています。特に下の方は目立たなくなってしまうので寝かせる必要があるんですよね。

また前回と同様、小物塗装屋として分かり易いようBOSEのスピーカーとアンプも飾ろうと思います。普遍的なデザインの物が余り見ないカラーリングになっていると結構目を引きますよね。私がこれを見かけたら多分声に出してしまいます(これの車載用を18歳の頃に初めてのローンで買った為に思い出深い製品なのです)。

最初はGUNさんのブースの一部を間借りして、この棚一個からのスタートだったんですよね。PRO_Fit完全オリジナルの色相環キーホルダーはこの時まだ出来立てほやほやで、今より色相環の出面が少なく(背板が厚く)、現在に比べると野暮ったい感じがあったんですよね。感慨深いです。

デザフェスまで残り二週間ちょっととなりましたが、一応まで新しい色を作り続けています。

自動車のボディカラーにはティファニーグリーンやこちらのポールスミスブルーなど、ファッションブランドとタイアップして出来た色があり、正直塗装屋としてはもっと良い色があるのは知っているのですが、一般の方向けにはやはり周知し易い所があるので採用してみました。

原色には赤味のあるブルー、青味のあるバイオレット、青味のレッドが使われていて、室内だと紺っぽく見えますが、光に当たると鮮やかな赤味が出るのが特徴です。自動車ボディ(ローバーミニ)で見るともっと鮮やかな青に見えますが、このサイズだとどうしても暗く感じてしまうので、是非カバンにつけて屋外で使って欲しいですね。

評判が良ければ継続して量産してウェブショップでも販売出来るようにしたいと思います。

色見本キーホルダーラインナップ

5月18日~19日に開催されるデザフェスで販売予定の色見本キーホルダーをまとめて紹介しようと思います。

こちらは最もスタンダードな「黒枠」「背板結晶塗装黒」「ミラーキャンディー 」の仕様となります。値段も一番低い設定の物ですね。

初期の頃は色相環の12色をソリッドカラーで作っていましたが、今回はミラーアクリルへのキャンディー塗装をメインにしました。材料費的にはこちらの方が高くなってしまうのですが、手間的には変わらないですし、こちらの方が一般受けし易いという所があるからですね。

単純に色相環を配しただけの物なのでオリジナル感は少ないのですが、私的にカチっとしていて普遍的なデザインが好きなので、最近はこの縛りの中で色々出来る事をやってみています。その方が集中して出来るのでやり易いんですよね。

裏側にはどれもこちらのRGB値を記した色相環をレーザー彫刻&塗装を施しています。

あとソリッドカラー・ミラーキャンディーとは別に、こちらのメタリックキャンディーも幾つか作っています。前者はどちらも2コート塗装ですが、こちらは3コート塗装となるので費用も少し高くなります。

そしてこちらは背板を「ホログラムラメ」にした仕様です。

レーザーカットした透明アクリル板の裏側にラメを定着させ、表側にもクリアーを塗布しています。通常のラメ塗装と違い「下色無しで完全隠蔽」とした仕様ですから、太陽光にあたると非常に煌めきが出るのが特徴です(表面が激しく凸凹になるので通常の自動車外板塗装等では絶対やらないような仕様です)。

画像だと全く魅力が出ないのですが、屋外では非常に美しい煌めきを感じられるので、実物が見れるデザフェスに丁度良いのでは、と思った次第です。私的にもこれが一押しです。

ただ穴と周りのバリ取りが非常に大変なので数が出来なく、かといってあまり金額も上げられないので「作れば作るほど赤字が膨らむ」代表的な作業だったりします。

是非カバン等に着けて屋外で使って頂きたいところです(屋外でこそ良さを感じられるかと思います)。

そしてこちらは枠を「ウォルナット」にした仕様です。

ウォルナットにする事で材料費は上がったのですが、文字部の塗装をしなくてよい!という事もあり、こちらも最安値の商品となっています。

やはりというか人気が高く、ウェブ販売でも数分で売り切れてしまいます。

こちらはさらに背板もウォルナットにした仕様です。オールウォルナットと呼んでいる製品ですね。

それぞれ違う厚さの材料を使っているのでさらにコストは高くなっているのですが、実際には塗装費用が一番コスト高なので、それが無いお陰でこちらも最安値の商品となっています。ただ塗装箇所が少ないので私的にはちょっとつまらないかなぁ、と思っています。

裏側のプレートなんて全く塗装とは関係無いですから、これは楽極まりありません。時々アクリル板をカットだけしただけの作品を見ますが、あれなら本当に楽だろうなぁ(儲かるだろうなぁ)と思ってしまうのが本音です(もちろんそんな訳はないとは思いますが)。

そしてこちらは白枠とミラー背板を使った仕様です。

アクリル板は元々白い物を使っています。

背板はミラーアクリルで、元々厚さ2mmの物を使っていましたが、それだと色相環のピースが浅くなってしまうので新たにこれを1.5mmに、ただしそれをクリアー塗装すると激しくクラックが生じてしまうので、こちらは未塗装としました。質感はクリアーを塗ったそれに比べるとどうしてもチープなのですが、お陰でコストは下げられてこちらも最安値での販売が可能となっています。

尚、各料金については変動するのでこちらでは控えるようにしていて、ウェブショップのサイトを参考にして頂ければと思います。

そして今回、新たに「透明アクリルの裏側から塗装」した物を多く取り入れる事にしました。

今まではクロマフレア系(マジョーラ等)の特殊塗装のみで採用していた手法ですが、今回は「先にアクリル板に塗装し、その後レーザーカットする」という方法で量産化が可能となりました。

というのも、レーザーカットした断面はその際の熱により分子鎖が破壊されているからか、その後塗装を行うとかなりの確率でクラックが生じてしまうのです。

例えば以前作ろうとした透明仕様の色見本キーホルダーですが、

「レーザーカットしたアクリルでも大丈夫」と謳っている製品でもこのような惨事になってしまうので諦めていたのですが、

先に透明アクリルの裏側に塗装を行い、

その後レーザーカットする事で大幅なコストアップを避けつつ、色々なバリエーションが可能となりました。

こちらは枠をブガッティのティファニーグリーン(カラーコード:V603)、背板をホログラムラメ、色相環12色はミラーアクリルにキャンディー塗装を施した仕様となります。さわやかで良いですよね。

ちなみにブガッティのティファニーグリーンは実車に塗る事を想定しているので白や黒が少量入っていて(隠蔽力を高める為や大面積になる事で派手過ぎるのを抑える為)、それ故に多少なり濁りが生じてしまっています。

なので鮮やかさを求めるならば以PCケースBOSEのスピーカーに採用したミントグリーンの方が良いのですが、今回は一般向けに「ティファニー」の名を遣えるこちらを採用されました。ティファニーはこの色で商標取っているので何かの拍子に突っ込まれたら嫌ですから、そういった点で自動車のボディカラーを使う分には安心です。ネット警察のように自分の正義を盾に大きな声を出す人は出来れば避けたいですからね。

他にも裏から塗る3コートキャンディーカラーを試したりもしたのですが、

通常の順番と違って「プラスチックプライマー→キャンディーカラー→メタリック→クリアー」だとブリード(滲み)が生じてしまうようなので、こちらは一応失敗作となっています。

こちらも同じくキャンディレッドの仕様です。

キャンディーベースとメタリックベースが混ざってしまったような状態なんですよね。

ただこれの不思議なところとして、今まで何度か同じような事をやっているスバルのエンブレムではそんな事は一度も起きていないんですよね。

こちらです。

今回もこれをイメージして塗ったのですが、何故か今回は途中の二層が混ざってしまったんですよね。どちらか一方ならそういう事もあるのかと思うのですが、2色とも起きてしまったので何か大きな間違いがあるような気がしているのです。多分仕事では無いから急いで塗ってしまってのフラッシュオフタイム(コート間の乾燥時間)不足かもですね。これがキーホルダーで出来たら格好良かっただろうなぁ、と(まあこれがあるから塗装はいつまで経っても面白い!と思えるのですが。笑)。

こちらは背板を蛍光マゼンタ+ホログラムラメ(少量)にした仕様です。少量でもラメはクリアー層から突出してしまうので2度塗りが必要なのですが、今回は料金は抑えめにするようにしています。前回のデザフェスではGUNさん効果のお陰でそこそこ売り上げがありましたが今回は単身なのでどうなるか全く予想が出来ず、なのでとにかく多くの方に見てもらわないと始まらないですからね。

仕事だけをしていれば安泰ではあるのですが、新しいことをしないとどんどん時代遅れになってしまいますし、いずれは自宅または郊外で塗装の仕事を続けていけるよう、まだ体が動くうちに何かしらを持っておければと思っています。

また今回多くの商品を作れたのはアルバイトをお願いしたお陰で、

今回のデザフェスでは受付も手伝って貰おうと思っています。

というのも、

今回はオーダーメイドでその場で作るキーホルダーの販売もやろうと思っていて、私は奥のスペースでこれらを作る作業に専念出来ればと考えています。初日は忙しくて出来ないかも知れませんが、比較的暇になる二日目であれば何とかなるのではと思っています。

場所は南館の4階となっています。デザフェス59の概要についてはオフィシャルサイトを参考にして頂ければと。

サラリーマンを辞めて独立した時のようなドキドキ感が楽しく、なんとか本業に影響ない範囲で出来ればと思っています。

色相環キーホルダー ウォルナット仕様

ほぼ完成形に至った色相環キーホルダーですが、

その後2ミリ~3ミリ厚のウォルナット無垢材を入手したので、これを使ったウッド仕様のキーホルダーを作成する事にしました。ただそのままだと仕上がりが悪くて使えないので、ダブルアクションサンダー#80→#120、手研ぎ#120→#180→#240で目を均しています。

アクリル板の場合は予め台紙が貼っていますが、この場合は木素地が剥き出しなので、焦げ目がつかないようマスキングテープを貼ってからレーザー加工を行います。

レーザー彫刻&カットで裏と表のパーツを切り出した状態です。この後このマスキングテープを剥がす作業は結構面倒なので、これは持ち帰って作業するようにしています(自宅での作業は工賃として考えない為)。

アクリル板に比べて良い点としては(楽な点としては)レーザー彫刻した所が焦げて色が濃くなるので、この後溝に色を入れなくて良い事です。材料費は高くつきますが、作業が楽になる分コストを落とせています。

出来上がった枠に結晶塗装の黒を塗った背板と、ミラーアクリルのキャンディーカラーピースを取り付けて完成です。渋くて良い感じですね!

こちらはそれぞれの色相環ピースを違う仕様にした物で、手前からソリッドカラー、メタリックキャンディーカラー、ミラーキャンディーカラーとなります。私的な好みとしては木目にはメタリックキャンディーが合いますかね。

さらに薄い板=1mm厚のウォルナット材を入手したので、背板もこれで作ってみました。オールウォルナット仕様ですね。

裏側のデザインは既存と同様で、色相環のそれぞれの色をRGB値で記しています。

当初はこの木目が製品毎にバラつきがあるので気に入らなく(私的にはiPhoneのようなカチっとした個体差の無い工業製品的な品質が好きです)、幾つか作ってはみたものの製品化をする予定は無かったのですが、ワークショップを開催した時に参加された方々からの評判が良かったので考えを改めた次第です(毎回これな気がしますね…)。

その後もウォルナット材の入手を安定して出来ているのである程度の数を制作出来ましたから、デザフェスの前にウェブショップでの販売も検討しています。販売日時についてはTwitter(X)で事前にお知らせしていますので、もし宜しければそちらもチェックして頂ければと!