BOSE101MMスピーカー ピンク&グリーン完成

 先日本塗りを行っていた2セット目のボーズ101MMです。

今回はミントグリーンのボディに蛍光ピンクのサテンネット(と言うかただの布)を貼りたくて、それらしい色のタンクトップをメルカリで買いました。蛍光ピンクを布で探すと¥6,000くらいしたのですが、これなら送料込みで¥1,000です。

今回は枠とネットを分解したので、裏側に布を周り込ませ、

 両面テープを貼って枠を固定して完成です。

おお~、まるで偽物イラストのよう(笑)。

  目が痛くなる程の配色で、普通これを採用しようと思う人は居ないでしょうが、だからこそこういうのをサンプルとして作っておきたかったんですよね。今回の色はティファニーグリーンでは無いですが、「是非うちの店舗のスピーカーも企業イメージの色で!」といったお問合せは来るかも知れませんので(実際そう言うご依頼が今年は多かったです)。

裏のBOSEのロゴは、布の色に合わせての蛍光ピンクにしました。一部残っている黒が良い感じにバランスを取っています。

別件で買ったスピーカーに天吊り用の金具が着いていたので、今度そちらも塗って天井から吊るしておこうと思います。

いずれ郊外に住むようになったら敷地内にコンテナハウスを置き、外も中も真っ白に塗って色見本を飾ったショールーム的な物(人が入れる宝箱みたいなの)にするのが夢で、もし実現したらこれを吊るして鳴らせるようにしたいと思います。

こうなるとアンプも同色で塗りたくなりますね・・・。

BOSE101MMスピーカー弐号機 本塗り

先日新たに入手していた2セット目のBOSE 101MMのスピーカーです。中古品なので全体に傷があり、それの下地処理として一旦クリアーを塗って完全硬化後に足付け処理を行っています。オレフィン系素材(恐らくPPかPA)のようで、ちょっとした傷でも毛羽立って面倒なんですよね。

今回はネット部分を分解してみました。接着剤が半端無くて、フチのプラスチックが割れてしまうかと思いましたが、ヘラでネチネチを繰り返して何とか外せる事は確認しました。ただ大変過ぎて二度とやらないと思います・・・(苦)。

スチール製の金網部分は溶剤槽に浸け置きして塗膜も剥がしてあります。

下塗りとして全体に適当な白を塗り、BOSEのロゴ部分に通常のピンクを、さらにその上に蛍光ピンクを重ねています。折角なので普通の顔料では得られないような彩度を表現してみる事にしました(しかし蛍光顔料は褪色するので屋外では使えませんが)。

その後BOSEの凸文字部にマスキングシートを貼ります。

グリルは後でピンクの布を貼るので透けても良いようこちらもピンクに塗っておきました。

その後ミントグリーンを塗り、BOSEのロゴ部分のマスキングを剥がしたら全体に艶消しクリアーを塗ります。射出成型品なので反りなども激しく、艶があるとそういった粗がとても目立ちますから、こちらのスピーカーは艶消しが基本になると思います。

数時間後、艶が消えた状態です。ま、眩しい・・・(笑)。

色は当初キーボードの塗装に採用したティファニーグリーンを塗る予定だったのですが、先に下塗りとして使ったCORSAIRのPCケース塗装のPANTONE322(初音ミクのグリーン)の方が鮮やかで綺麗だった為、それを塗りつぶすのは勿体ない!という事でそのまま採用する事にしました(笑)。

ブガッティのティファニーグリーンはやはり実車向け(実用向け)という事もあり、配合通りに行うと無機色が入って色が濁ってしまいますから、その点こちらのオリジナルの色は彩度が高くて鮮やかなのです。またティファニーグリーンより黄色寄りで暖かい感じの印象が良く、私的にも好みでした。どこかで見た配色だと思ったら、まるでサーティーワンのポッピングシャワーです(笑)。

蛍光ピンクは派手ですが、面積が小さいのでこれくらい強調するのが良い感じです。

ちなみに一応は事前に配色の基本みたいなのを確認していたのですが、結局全く無視する事になりました(笑)。一緒に映っている色見本は以前作成したティファニーグリーンです。

また今回の色は見本を作っていなかったのでそちらも作成しておきました。艶ありと艶消しそれぞれ作っています。

あとサテンネットの代わりとして蛍光ピンクの布を用意しているので、後日そちらを装着した画像も紹介したいと思います。あと実際に工場二階の天井に吊るしたかったので、新たにステーもセットになったのをもう1組買いました(笑)。次のは塗るだけでなく、久しぶりに工作を楽しもうと思っています!

BOSE101MMスピーカー塗装④完成

 先日本塗りを終えていたBOSEの101MMスピーカーです。その後熱を入れて塗膜を完全硬化させマスキングを剥がしました。

グリルネットに派手なピンクの布を貼り、塗装前に外しておいたバッジを取り付けて完成です。

・・・が!

使った布は所謂女性が履く「タイツ」でして、その為ちょっと何かに引っかかっただけで毛羽立ちが出てしまい、近くで見るとちょっと残念な感じです。しかも折り目も残ってしまったので、こちらは没として後日改めて貼り直そうと思います。

という事ですが、多分次の機会はやって来ない(笑)気がしないでもないので、とりあえず撮影だけしておく事にしました。

  ちなみに今のところこれを使う予定は無く、今回は施工例と色見本を作る為となります。

木製のスピーカーボックスは家具屋さんとかが塗られているのでわざわざ当店が出しゃばる必要は無く(STANDOXで塗る必要は無く)、ただ今回のような樹脂素材(恐らくはPPかPAかPU)なら需要はあるのでは、と思った次第です。商品自体は古い物で今更感は否めませんが、一応googleで探してみたところ他で塗っていた人も居ませんでしたし。

仕事のご依頼で意外に多いのがレジスターの塗装で、最近はお洒落なケーキ屋さんとかが増えたせいかデザインに特化した設計事務所が多いようで、そういった業務用電気製品のお問合せが多いです。大抵は什器を専門に扱う会社が下請けに入っている筈ですが、レジスターなどは難しいのかも知れませんね。

と言う感じで、今までいったショップでBOSEの101に塗装した事例は見たことが無かった事、ただそれでも未だによく見かける事(もう生産終了ですが・・・)、あと塗って面白そうな物(一番重要)と言う点で久しぶりに仕事以外で何かを塗ってみた次第です。

いずれショールルーム的なのが出来たら是非使いたいですね。激しいチヂレ部分は見えないようにして(笑)。

BOSE101MMスピーカー塗装③

先日クリアーの下塗りを行っておいたボースのスピーカー101MMです。その後熱を入れ、簡単に足付け処理を行っておきました。

まずは白系の下色を塗り、BOSEの凸文字部分に当店規定の色見本紫(VS3)を塗ります。

ちなみに「VS」は「バリューシェード」の事で、DUPONT(現CROMAX)のシステムを利用しています。当店規定の色見本もこれと同じく7段階で、1が一番明るく(白の含有量が高く)、7が一番暗い(濃い)色味となっています。今回採用した紫は7段階中の下から3番目という事です。

 よく乾かしたら予め作成しておいたマスキングシートを貼りつけ、

当店規定の色見本ピンク(VS2)を塗ります。

これより淡いVS1のピンクは、先日完成したゼンハイザーE945のマイクとなります。

 そして艶消しクリアーを塗って本塗り完了です。

ただ熱の入れ方が甘かったからか(仕事のついでに入れさせて貰ったので)、一部激しいチヂレが起きていたりします。

  「BOSE」の紫はそれ単体で見ると丁度良いと思えたのですが、実際に塗ってみるともっと濃くて良かったです。これは面積比によるものですかね。勉強になります。

グリル部分も塗っておきました。こちらは完成後にサテンクロス(風、ただの布)を貼る予定です。

それでは完成次第改めて紹介したいと思います。