スニーカー塗装ワークショップ

ゴールデンウィークを利用して、スニーカースプラッシュ塗装のワークショップを行いました。

とは言ってもこのご時世ですから一般の方向けでは無く、親戚の子供たちを呼んでの催しとなります。以前行ったスマホスタンド&キーホルダー作成の時と同じような感じですね。

スニーカー塗装のワークショップは以前にも開催事例があるので、比較的スムースに行えました。「インナーを取り出して紐を抜いて、あとは塗りたく無いところにテープを貼っておいて~」と言うだけで済むので、私はその間にメールの返信を打っていたりしました。

持ち込んだスニーカーはユニクロ、無印商品と、

ニューバランス、

しまむらのスニーカーと、今回はメーカーがバラバラです。

こちらは「N」をマスキングしていました。何も教えなくても淡々とやっていて、もはや玄人はだしです。

小学生の子でもちゃんと出来ました。

使っているのはいつものスタンドックス2Kエナメル(1コートソリッド用塗料)で、予め原色に対してハードナーを規定量添加し、またその日に持って帰れるよう促進剤も入れてあります。垂れて塗料が溜まった所は一時間では固まり切らずベトベトする場合があるので、それの防止ですね。

そしてそれらの原色を使って自分好みの色を作って貰います。例えばピンクが欲しかったら白と赤を、黄緑が欲しかったら黄色と緑を混ぜて作って貰います。

あとはそれらをスニーカーに飛ばしていくだけです。簡単!

今の環境では採算が合いませんが、いずれ固定経費が掛からない形態で出来たら、こういったワークショップも定期的に開催したいと思ってます。今の工場から引っ越すか、或いは間貸しスペースを増やして家賃の負担を減らすなどでしょうか。10年後にはそういった環境にしようと思っています。

通常の塗料(染料)と違う所としては、色落ちや褪色がほぼしないという所でしょうか(何せ自動車補修用の塗料ですので)。

今回ワークショップ初参加の子も居て、とても楽しんで頂けたようで何よりでした。小学生の頃の私も呼んであげたかったです(当時はNゲージのジオラマを作っていました)。

全てのペイント作業が完了したらトレーに乗せ、恒温機に入れて60℃1時間程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。前日に仕事で塗った物も一緒に入れているので実質コストはゼロです(と思うと気が楽です)。

最後にマスキングを剥がし、外しておいた中敷きと靴紐を元の通りに戻して完成です。

楽しく無い訳が無さそうです(羨)。

こちらは無印良品のスニーカーです。色は2色だけに絞っていて、飛ばし方が上手いですね。ちっ(あ、いや、血が繋がっているのでちょっと対抗意識を燃やしてみました。笑)。

子供たちの間でスプラトゥーンなるゲームが流行っているみたいで、そう言うのもあって余計に楽しんで頂けたのかもですね。

ちなみに前からスプラッシュ塗装のワークショップに来たがっていた、シューズデザインを生業にしている従弟も誘ってあげたのですが、今回は都合が合わなくて来れませんでした。プロの仕事を見せて貰おうと楽しみにしていただけに残念です(とプレッシャーを限りなく高めておきます。笑)。

こちらは元々一部に赤い色が使われていた為、

それに合わせた色の塗料と、面積を考えたそうです。素晴らしい・・・。

こちらはしまむらで¥1,500くらいで買ったとの事ですが、もはやプライスレス・・・。

配色がTOMMY HILFIGERっぽくてとてもお洒落です。

SNS映えは間違いなさそうですね。むしろ私は場所だけ貸して、そういうのが得意な方に運営して貰った方が良いかもです(と言うような事も将来的に考えています)。

実際に履いた状態も撮影させて貰いました。

いずれ一般向けにも開催出来る日が来ればと思っていますが、コロナの影響はまだ2年くらい続くと思っているので、その間に環境を整えておこうと思います。

無印良品スニーカー塗装Ⅱ 完成

先日行ったスニーカースプラッシュ塗装のワークショップですが、

一応私もサンプル用にと1セット用意していました。前回と同じく無印良品のキャンバス生地のスニーカーです。

使用した色は参加者の方々が作った色と、それにグレーを1色だけ試しに使ってみました。

と言う訳で完成品です。

色を使い過ぎてしまった感が否めませんが、ベースが白なので何をやっても見れる安心感があります。

ただやってみて気付いたのですが、今回の物は前回のように色が滲んでいない・・・!?

こちらが前回テストで行った物ですが、同じ無印良品のスニーカーでも塗料の吸い込み方が違います。

この時は完全に塗料が記事に染み込んでいますが、

今回の場合は滲んでいません。

今回のスニーカーはどちらも「撥水加工済み」と記載してあったので、恐らくは今回の方がそれにあたり、最初にやった方はそれが為されていなかった(またはとても弱かった)のだと思います。

 ちなみにその後行ったアディダスのスニーカーは、生地が人工皮革だったので塗料は全く吸い込まず立体的に仕上がっています。今回のMUJIのスニーカーもどちらかというとこれに近いですかね。

サンプルが増えるのは良い事なので、また次回試してみようと思います。実際に履いてみて耐久性も見てみたいですね。

スニーカー塗装ワークショップ 下準備

11月22日(日)当工場にて開催するスニーカースプラッシュ塗装のワークショップには、当初10人くらいが参加する予定だったのですが、ここに来て新型コロナウイルスの第三波がやって来たような感じになってしまったので、誠に申し訳なかったのですが知り合い関係には延期のお願いをする事にしました。

という事ですが、その中に一名だけご新規の方がいらっしゃったので、今回はマンツーマンで対応する事にしました。二人だけなら感染リスクはほぼ無い感じですからね(勿論注意は怠らない予定です)。

また今までスプレーガンを使ったワークショップと違い、基本的には材料を用意するだけで済むので、当方の負担もかなり少なく済んでいます。途中スプレーガンを洗う手間はありませんし、塗り肌の具合など教える必要はありませんから(基本飛ばすだけです)プレッシャーも全然ありません(笑)。

他にも数名の方が新規で参加されたいといったお問合せはあったので、今回やってみて大丈夫そうなら定期的に行うかも知れません。

現時点では全く採算は合いませんが、いずれ固定経費の掛からない郊外などに工場を引っ越したら今程コストを考えなくて済むので、いずれはこういった事も収益の一つとして成り立つのでは?と思っています。今の小物塗装も始める前は「そんなので成り立つ筈が無い」と言われていましたから、動けるうちに何でも試していきたいです。

スニーカースプラッシュ塗装ワークショップ予定

この間知り合いの塗装屋さん(GUNさん。笑)が仕事帰りに工場に遊びに来て、以前行ったスニーカーのスプラッシュ塗装について話しました。

案の定、「タカハタさんがやるような事じゃないでしょ~」と言われてしまいましたが(他の塗装屋さんにも同じことを言われました。笑)、これなら誰でも出来る!という事と、意外と周りの評判が良かったので、サーモスを塗るよりこっちの方が良いと思い、今度ワークショップをやってみる事にしました。使っている塗料のスタンドックスの2Kエナメルも買ったは良いけど使い道が殆どありませんし。

と言う訳ですが、今度のワークショップはGUNさんと協賛して行う事にしました。まだ詳細は何も決まっていませんが、マスキング作業はGUNさんに担当して頂き、塗装は私がといった感じです。金額を抑えるので流れ作業的に、工場の一階だけで完結するようにしようと考えています。

スニーカーに関しては特に種類は問わず、未使用品という事だけを条件にしようと思っています(汚れが着いていると作業上思わぬトラブルが発生する恐れがある為)。

作業は至って簡単で、用意した色を刷毛で飛ばしていくだけです。技術は何も必要無く誰でも出来る(しかも意外と良い感じに仕上がる!)と言う点でハードルはかなり低くなっていると思います。

  懸念事項としては、作業には溶剤を含んだ塗料を使う為、保護メガネ・マスク等の着用は必須で、また万が一の事があっても自己責任として事前に確認をさせて頂くと思います。「俺は無敵だから大丈夫だぜ!」とか言って、「目がぁあああ!目がぁああああ!」とか言われるととても困りますので(笑)。

ちなみに保護メガネは100円ショップで売っていますし、またはこちらでも用意しておくので手ぶらで来ても大丈夫なようにしておきます。

あと揮発性溶剤(臭い)についてですが、常にファンを回し続けているので風上に居れば問題無いかと思いますが、工場の中には至るところに塗料や溶剤がありますので、化学物質アレルギーなど持っている方や臭いに敏感な方はお控え頂いた方が宜しいかと思います。

スプラッシュ塗装は半分遊びのような内容ですので、今までのサーモス塗装のように本気の塗装を期待しているとガッカリされるかも知れませんから、そういった方は次の機会にされた方が宜しいかと思います(前回は九州から飛行機に乗って日帰りで来られた方がいらっしゃいましたが、そこまでされなくて大丈夫です。笑)。

募集はツィッターで行う予定ですが、開催時期等は全くの未定です。詳細が決まり次第こちらの社外記でも紹介しまうが、エントリーはツィッターからになると思いますので、ご希望の方は予めアカウントを作っておいて頂ければと思います。

ネックは乾燥・硬化時間で、ワークショップ後の40分間は工場の周り(梅屋敷周辺)を散歩でもしていて頂くか、または後日発送で対応するかも知れません。今までは二階も使っていたので待ち時間はお茶とか雑談が出来たのですが、スニーカー塗装のワークショップではそうも行かなくなると思うのです。

可能であれば年内に、難しいようなら年明けですかね~。