リキッドシルバー色見本 完成

car184先日本塗りを終えていたSTANDOXリキッドシルバーの色見本です。ヒートンを挿し込み、ワイヤーを取り付けました。

car185その他アルマイト仕上げのアルミカラビナも導入しています。

car186取りあえずこんな感じで販売用の色見本ミニカーのキーホルダーが完成です。

car187 ステンレス製のワイヤーは一番シンプルで、ただ開く個所が無いのでキーリングなどに取り付ける使い方が宜しいかと思います。その左はスイベル付きの小さいスナップフックです。全長を長くしたく無い場合には有効です。

car189 カバンのジッパーなどに取り付ける場合はこちらのカラビナが便利で、色見本の色に合わせるか、取り付ける生地の色に合わせると良いかと思います。

car209キーホルダーとして使う場合はこんな感じですかね。全長はおよそ46mmです。

car202 リキッドシルバーの色味は室内だと比較的大人しいのですが、太陽の光や局所的な照明に当たると虹色に輝きます。

car217現在カバンのジッパーに取り付けて強度を試していますが、色見本の部分を引っ張っても何ら問題はありません。

car220

car221car222本来は裏側にPRO_Fitのロゴや使用した塗料などの塗膜情報を入れたデカールを貼る予定ですが、今回の物は取り敢えず試作品と言う事で特別価格で販売致します。既に決まった物もあるので3個しか販売は出来ませんが、宜しければご検討下さいませ。

(先ほど一個売れましたので残り二つです!いきなりだったのでビックリしました・・・)。

PRO_Fit  WEB SHOP

水中花 Part2

car226 前回に引き続き、色見本ミニカー用のシリコーン型を使って水中花っぽい物を作ってみたのですが、うーん、仕上がりとしては今回は失敗っぽいです。

car227 ちなみにメインはドライフラワーを入れた物で、青とオレンジのガラス片を入れたの物は樹脂が余っていたので急遽おまけ的に作成した物です。

car228今回試したかったのはドライフラワーの位置を固定する方法で、透明エポキシ樹脂(クリスタルレジンNEO)を二回に分けて入れる方法は上手く行ったのですが、真空脱泡に失敗して気泡の混入が激しいです。

car229 またドライフラワーの色味に関しても、自然な状態のままだと微妙にパンチが足りません。ただこちらは既に染色用のダイロンを用意しているので、次回はそれのテストですね。

car230 それでも樹脂の中いっぱいに花を詰めて、しかもちゃんと上を向けられたのは良かったです。

本当、これで気泡さえなければ・・・。

car231 こちらに使ったドライフラワーは元々染色されている物で、やはりこれくらい色鮮やかな方が華やかで良いですね。染色用のダイロンは赤と青と黄色を買ったので、混ぜて色々試してみようと思います(どうもオレンジっていうのが無いみたいで)。

car232また今回ガラス片について気付いたのですが、そもそもこちらは色ガラスを使う必要は無く、透明レジンに塗料を入れて固めた物を刻んで使えば簡単に大量に造れそうです。ただ屈折率とかで綺麗に見えないかも知れませんけどね。この辺も試してみたいです。

car233今回花を入れた物は透明レジンを二回に分けて固めていますが、出来上がった物を良く見てもその層(つなぎ目)は全く見えず、この点は綺麗に出来たと思います。

次回こそはしっかり真空状態で花の奥までギュぅっと樹脂を行き渡らせ、透明感ほとばしる仕上がりにしてみたいと思います。

色見本用ミニカー素体増産

car30 先日新たに作成したシリコーン型を使って早速素体を量産しました。樹脂を流し込んで固まったら抜き出すだけの作業ですが、これがまた楽しくて楽しくて・・・(病)。

car31ちなみにもしかしてと思って、最初の頃に使っていたポリエステル樹脂(リゴラック)での注型も試してはみたのですが、やはりと言うかこちらは綺麗に仕上がりませんでした。

詳しくは判らないのですが、硬化する過程で体積が減り、表面が完全に固まる前に型から外れてしまってシワが残ってしまうようです。まあそもそもがFRPの補修用に使う樹脂ですから無理があるんですけどね。

car32 今回新たに作ったシリコーン型では、ミニカー底周りのプレスラインが予めしっかりと出せている為、この後の処理は湯口の出っ張りをダブルアクションサンダーで削るだけなのでとても楽になっています。これでキーホルダーへの転用も簡単に出来るようになりました。

car33自転車関連用の色見本も一緒に注型していて、現在進行中のS-WORKSの本塗りにも間に合いました。

ちなみにそちらのオーナー様からはミニカータイプの色見本を、S-WORKSと同色のキャンディーグリーンでご用命頂きました。年内には本塗り(ロゴは別作業なので実際はまだ下塗り)を予定していますので、塗りあがったキーホルダーはこちらでも紹介出来ると思います。

car222先日テスト的に始めた販売用の色見本キーホルダーの塗装も一応は完成していまして、ただやはり裏側にロゴや塗膜情報などを入れたいと思いましたので、後日改めてそちらのデータとデカールを準備しようと思います。

ただこれはこれで試作品として特価で販売しますので、ご希望の方はPRO_Fitネットショップ(仮)からご購入の手続きをして頂ければと思います。尚ロゴ入りをご希望の場合はこちらはお控え頂いて、どうかもう少々お待ち頂ければと思います(誰も待っていなくても勝手に進行はするのですが。笑)。

シリコーン型 増産

car64色見本用ミニカーの製造に使っているシリコーン型は、現在一回に6台分の制作が可能で、ただウレタン系レジンは発熱量と密着性(型への食いつき)が強い為かシリコーン型の消耗が激しいです。

factory54と言う訳で先日到着していた旭化成のワッカーシリコーン8012です。本業だか副業だか判りませんが、モデラーっぽい塗装屋さんに教えて頂きました(笑)。

car210 新たにマスターとして使うのはサフェーサーで仕上げた物で、これなら巣穴も綺麗に埋まっているので良い型が作れる気がします。ただお尻の部分にネジ穴を開けていたので、そちらは一旦ラッカーパテで埋めておきました。この後塗装する物なので油粘土は嫌だったんですよね。もしくはガムとかご飯粒(!)でも良かったのかも知れません。

car211 ちなみにシリコーンを使う時にいつも思うのが容器の口の部分の汚れで、よくガムテープなどを着けたりする光景を見かけますが、自身一度も上手く行ったことがありません(苦)。

ただそう言えば以前オートサプライヤーさんがこんな方法を行っていたのを思い出して、ちょっと試してみました。容器の内側では無く外側にマスカーを貼ってしまいます。

car212 必要量をカップに移し、硬化剤を混ぜる前にまず一回目の脱泡を行います。使っているのは以前作成した真空脱泡用のデジケーター(元はただの鍋)です。

car213 ちなみに今回は3回脱泡を行いましたが、やはりと言うか一番最初のこれが最も激しく泡が出ました。

car214 そして注いだ時のいつもはヌルヌルのダラダラになってしまう容器のフチは、少し的が外れてしまっていますが(一体どうして・・・)、ほぼ容器のフチを汚さず後片付けが出来ました。次は大丈夫だと思います。

car215 二回目の脱泡は容器に硬化剤を混ぜた状態で、最後は上の画像のように型に注いだ状態で真空脱泡を行いました。

car216尚、こちらのシリコーン型は先週末に作成しておきまして、今朝出社した時にはしっかり固まっていました。

car223 原型となるミニカーは、底に両面テープを二重に貼って厚みを出し、少し浮かした状態にしてシリコーンを注ぎました。一枚台紙を剥がし忘れていたようですが、問題無かったようです。

car224 取り出す時は口の周りにカッターで切れ目を付け、多少強引に抜き出します。

ちなみに今回はタイムアタックも行っていて(私的に結構これが好きです)、型の準備から脱泡作業、シリコーンを注ぎ終わるまでに一時間を切りました(55分でした)。本当は型を分割にしたりした方が早いのでは?と思ったりもしたのですが、だったら型自体の製造スピードを上げればと言う事でどれくらいで出来るのか試してみたかったのです。

car225 と言う訳で新たなシリコーン型の完成です。

元々使っていた物もまだ十分使用は可能で、これで3倍、いや12倍は早く作れるようになる予定です(笑)。

car220先日塗装が完成していたSTANDOXリキッドシルバー仕様のミニカーもキーホルダー化は完成していて、もう少し撮影を行ったら改めて紹介しようと思います。どうぞもう少々お待ちくださいませ!