2022夏の呑川

ここ数日でいきなり寒くなりましたが、今年の夏は例年通りの猛暑で、通勤では毎日たっぷりの汗を掻いての日々が続きました。工場に着いたら下着まで替えていますが、これが一日スーツを着ていなければならないような状況だったらこういうスタイルは難しかったかもですね。

通勤にカメラを持ち歩く事は無くなりましたが、スマホでは一応撮影は続けていて、今年はスッポンを見かける事が多かった1年だと思います。

ミシシッピアカミミガメと思われる個体は本当に多く、

天気が良くて水量が少ない時は陸部分に登って甲羅干しをする姿が良く見られます。足がピーンとなっているのがカワイイですよね。

スッポンがどれくらい居るのか判らなかったのですが、池上本門寺近辺から工学院辺りまでの間で3匹確認したので、最低その数が居るという事は判りました。

日本在来種で本当に野生の個体なのか、またはミドリガメと同様に誰かが放したのかは不明ですが、比較的レア度が大きいので見つけると嬉しくなります。富士山が見えるのと同じような感じですかね。

他にはシロサギも。

くちばしが黒いのでコサギですかね。

あと、以前何度か見掛けていた錦鯉が、実は2匹居る事を発見しました!

しかも何度か見掛けた際、この2匹はいつも寄り添うように泳いでいたので、もしかしたら単なる野鯉(黒い個体)と柄があるのとでは区別がついているのかも知れないと思った次第です。

が!その後の台風で呑川の流れが強った日が続き、どうやらはぐれてしまったようです。うーん、ドラマですね。

その後違う個体(笑)と寄り添っている姿を見かけました。

時には対峙するスッポンも(笑)

鴨も居るには居るのですが、夏場は冬の時期に比べると大分数が少ないですね。

カワウは相変わらずよく見かけます。

ボラの稚魚がとにかく沢山居るので、それを餌にするカワウが集まるんでしょうね。

朝の通勤はその後の仕事の為に体力を残しておかないといけないので最短ルート(4キロちょっと)で行くようにしているのですが、祭日(休日)出勤日などは多少気持ちが楽になっているところもあり、少し遠回りして池上本門寺を通って行ったりもします。

通勤路は片道4~5キロで、自転車なら15分、徒歩だと40分くらいと丁度良い距離といった感じです。

また時々は、少し下流の方まで足を延ばしたりもします。

池上~工学院までの区間の呑川は比較的川幅が狭いのですが、蒲田を過ぎた頃からの下流は一気に河口が広がります。

川幅が広くなると亀などは殆ど見られませんが、

鴨やカワウ、アオサギ等の鳥の姿は多く見られます。

と言うような感じでほぼ毎日呑川沿いを通って通勤しているのですが、

 

先日、蟹とスッポンがバトルしている姿を見かけたのでスマホで動画を撮影してTwitterにアップしたところ、かなりの反響がありました。蟹は多分モクズガニで、多摩川でハゼ釣りをしていると時々釣れる比較的大きな蟹です。

単なる捕食行動ならそんなに珍しいそうでも無さそうですが、襲われそうになっている蟹がワンパンやり返している姿が多分面白かったのだと思います。まさか蟹が反撃するとは思っていなかったので私も噴いてしましました(笑)。Twitterの掲載から問い合わせがあり、ねとらぼYahooニュース、地上波ではNスタでも紹介されました。

放送が17:40くらいだったとの事で見れなかったのですが、Youtubeに掲載されていました。

Twitterのコメントで多かったのが「あの汚い呑川がこんなに綺麗に!」と言うような内容で、いやいやあそこまで透き通っていたのはむしろ珍しい事で、呑川は未だに異臭を放つような日がありますが、それでも地元の川とそこに居る生き物に興味を持ってくれたのは嬉しかったです。

あとは上流の方(世田谷区や目黒区)での下水越流水を止めてくれれば良いんですけどね・・・。

初夏の通勤路

以前痛めたアキレス腱が原因なのか判りませんが、ここのところ右足全般の調子が芳しく無く、仕方ないので最近は徒歩通勤は片道程度、もしくは自転車での通勤になっています。所謂保存治療ですね。

と言う事ですが通勤路自体の状況は以前と変わらず、相変わらず呑川の生き物には毎朝楽しませて貰っています。最初に勤めた時の品川行き登り京浜東北線の地獄な通勤に比べると、今はまさに天国のような環境です。

少し前には今年初めての鴨の赤ちゃんも!

ただこの後見かけなくなってしまったので、問題無く無事大きく育ってくれていれば良いのですが・・・。

あと上の方が何やら騒がしいと思ったら、

なんとものすごい数のハンガーが!

恐らくはカラスが巣を作っているのではと思っています。雛らしき姿も見えました。とても器用で勤勉ですね。見習わないといけないと思った次第です。

それにしても相変わらず亀の多い池上周辺の呑川ですが、

久しぶりにスッポンの姿が!

その後別の日には泳いでいる姿を動画で撮影出来ました。ネッシーみたいな恐竜っぽさにそそられますね!

あと雨の帰り道にはカエルの姿も。通勤路は途中で手が洗える場所を知っているので、道の真ん中に出ている時は端に寄せるようにしています。カエル大好きなんですよね~。

あとは初めて見るタイプの鯉が!

冒頭の緋鯉は何度か見掛けていますが、こちらの錦鯉は多分初めてです。ってさすがにこれはだれかが逃がしてるんでしょうね。ちなみに呑川で降りられる所は無いのと、あとさすがに海からはやって来ないでしょうから、橋の上から投げ込んでいるのかもです。まあ私的には別に構わないと思いますけどね。

今週は比較的涼しいですが、暑くなったら無理せず自転車での通勤にしようかと思っています。仕事が終わってからのデザフェスの為の準備もありますからね。

2022春の通勤路

今年のゴールデンウィークは、コロナ禍が明けて初の大型連休という事もあって、各行楽地はどこも激しい混雑になるだろうと思い、私の場合は世間とは逆に敢えて通常営業=仕事とする事にしました。いつもの通勤路は車道も歩道もガラガラで、まるでお正月のような雰囲気です。

通勤途中にある呑川にはこどもの日を祝って色々な作品(恐らくは鯉のぼりをイメージした物)が飾られていました。すごく華やかですし、なんだかほっこりして良い感じですね。

都内の住居では殆ど見かけなくなった大きな鯉のぼりも!

川の中を泳ぐ本物の鯉達も平和な感じです。

ちなみに比較的良くなっていたアキレス腱はまた痛みが出て来ていて、大丈夫そうな時は徒歩にしていますが、危なそうな場合は自転車を併用して通勤をするようにしています。

ただ自転車だと早く着き過ぎてしまう場合があるので、先日少し時間に余裕があった際、工場の近所を徒歩で散策する事にしました。

工場から20分程歩くと、ここ大森ふるさとの浜辺公園に到着です。今の工場に引っ越しをする際、仕事に疲れたらここに来てリフレッシュできる!と思っていたりもしましたが、仕事自体が楽しくてそんな事をする必要が無くなってしまっていました(笑)。

それにしてもここはGW中でも人はあまり居らず、まるで避暑地にやって来たかのようです!

GW中は勿論通常営業(いつも通りの仕事)でしたが、知り合いの塗装屋さん(GUNさん。笑)が遊びに来ていて、サンドブラストを愉しんでいたりしました(めっちゃ笑顔な画像もあったのですがさすがにワールドワイドで公開するのはマズイかと思い一応控えておきました。心の底から楽しんでいた感じです。笑)。

GUNさんについてはこちらの記事が判り易いかと思いますので宜しければどうぞ。

ちなみに少し前にやっていた時に「随分時間が掛かっているような・・・」と思ったのですが、どうやらブラストガンのノズルがかなり消耗していたようです。

今回は新しいノズルに交換しておいたのでかなりスピーディーに作業出来た模様です。

バイクのネジ以外にも、鍵やらナイフの柄などもブラストしていました。

お土産にたこ焼きとお酒を買って来てくれたので、仕事が終わって小宴会に(笑)。

この日のGUNさんは、先日のスニーカー塗装ワークショップで塗ったエアジョーダン1を履いて来ていました。

最初は「こんな曲がる箇所に塗ったら絶対剥がれますよ!」と言っていたGUNさんでしたが、その後全くそうならないこの塗膜を見てビックリしていました。STANDOXユーザーなら判ると思いますが、通常の塗料より密着性が激しく高いVOC 2Kエナメルに軟化剤を10%入れた仕様で、比較的塗装と相性の良いPVC(塩化ビニル樹脂)への塗装なら、そう簡単には剥がれませんよね。

今回はGUNさんだけの来訪でしたが、今後機会があれば誰でも自由に出入りが出来るフリースペースみたいな日を設けてみようかと考えています(たださすがに誰でもという訳にはいかないので、せめて一度でも工場に来られたことがある方=ワークショップ参加履歴者等に限るといった感じですかね)。

ちなみに通勤帰りの路上に居たカエルはこのままだと車に轢かれてしまうので、そっと草むらに移動しておきました。ヒキガエルなのでそれなりにサイズが大きいのですが、爬虫類と両生類と鳥類はどれも好きなので私的にはまるで褒美のようでした!(笑)

2021秋の呑川と生き物

少し前にギックリ腰を発症してしまい、それが改善されるまでは主に自転車で通勤していましたが、最近ようやく良くなって来たので、徒歩での通勤を再開しました。画像は通勤路の途中にあるいつもの呑川ですね。

ボラの稚魚が多く見られるのは毎年の事なのですが、今年は特にその期間が長かったように思います。水温の他に台風の影響とかもあるのかもですね。

結構な量の雨が降った後には、こんなに透明度のある呑川を見る事も出来ます。昔は「ドブ川」と呼ばれていた川も大分良くなったのかも知れませんね。亀も気持ちが良さそうです。

小魚が多いとその捕食者(カワウ)も現れて、運良くフィーディングに遭遇するとその見事な泳ぎについつい見入ってしまいます。

雨水が流れ込む管に入った鳩は、もしかしてそこで卵を産んでいるのでは・・・と思うくらい毎日同じ光景が続きます。

最近緋鯉もよく見かけます。呑川に色のついた鯉は殆ど居ませんから、多分同じ個体なのだと思います。

あと、なぜか道端に鴨が(笑)。

このフォルム、何とも言えず素晴らしいですよね。

それにしても毎日凄い量のイナッコ(ボラの子供)が泳いでいます。

サンマが一匹3万円とかになったら、ボラが日常的に食卓に並ぶような日も来るかも知れません。って言うかいいかげん底引き網漁は世界的に全面禁止にすれば良いと思うのですが・・・。

呑川でボラの次によく見かけるのが鯉で、あとマルタウグイらしきのも時々見かけます。釣り上げるとその臭いにちょっと引きますが、悠々と泳ぐ姿を見ると癒されます(さすがに呑川で釣りはしません)。

あとこんな魚初めてみました!

サイズからして最初はヘラブナかと思ったのですがそうでも無さそうで、ブルーギルにしては大きすぎるし(30cmくらいありました)、どうも淡水魚っぽく見えません。海の魚かが迷って遡上して来てしまったのでしょうか・・・。

あとは呑川には亀も多く、

大体はミシシッピアカミミガメなのですが、時々スッポンも見かけます。撮影しようとして覗くと寄って来る亀が居たりしますが(多分餌を上げている人が居るのではと)、スッポンは警戒心が高く直ぐに水の中に飛び込んでしまいます。美味しいから狙われ易いのでしょうか(そういえば先日ウナギを捕食していたカワウを見かけました!まだいるんですね)。

まだ気温が下がらない為か、水鳥の姿は余り多く見かけません。これからですかね。

一つの土管を複数の鳩が取り合ったりする光景はよく見かけるのですが、たまに仲良く3匹同居する姿も見かけます。以前うちのベランダに鳩が巣を作ったのを観察した際、生まれてから3週間程で親子の見分けがつかなくなったので、こういうのもきっとそうなのかも!と思うようになりました。仕事でも同じですが、聞いて知るより実際に見た事の方がその後の考えが幅広くなるのが良いですね。