今日の通勤路

 いつもの通勤路沿いにある呑川ですが、今日は何だか凄い事になっていました。見渡す限りの川面がイナッコ(ボラの子)で埋まっています。

毎年この時期呑川にイナッコの群れがやってくるのは定番ですが、さすがにここまでの数は初めてで、いよいよこの世の終わりかと思いきや・・・

 大量に群れているのは先ほどの場所だけだったようで、その後はこんな感じでマッタリと鯉が泳いでいました。

他には久しぶりにカワセミ(!)の姿も見れたりと、会社勤めの頃に乗っていた超満員状態の京浜東北線での通勤とは随分と環境が変わったなぁ、と感慨深くなってしまいました(ただその後痴漢に遭ったりして車通勤となったのですが)。

ここのところ徒歩での通勤を続けて来ましたが、前回発症した帯状疱疹から一年くらい経ってようやく体力?もついたと言う事で、最近の帰り道は多少走るようにしています。

今まではわざわざ遠回りして片道12キロを自転車で走っていましたが、徒歩で5キロの方が断然効率が良く、あれだけ酷かった首→肩→腕の痛みも殆ど解消されて良い事尽くめです。

少し寂しい事としては余り撮影が出来ない事で、その辺でカメラを出すのは連行されても仕方ないと言う世の中ですから、この辺で人気の無い深夜の多摩川サイクリングコースは本当に良かったなぁ、と思う次第です(っていつでも行けますが。笑)。

GMCホイールキャップ シリコーン型 完成~試注型

 先日より作成していたシリコーン型です。遂に完成を迎えました。

 枠のブロックを取り外し、

 型を開きます。離型剤が効いてくれたお陰で綺麗に外れてくれました。

不安だった溝の部分もしっかり隅まで行き届いていて気泡一つありません。さすが真空脱泡です。

本番は強度の事を考えてエポキシレジンを使いますが、まずはテストとしていつものウレタンレジンを使って実際に注型をしてみます(画像は以前の使い回しです)。

型を閉じてゴムとテープで固定し、上に開けた穴からウレタンレジンを注ぎ入れます。

今回はゲート(注ぎ口)が一ヶ所だけなので、本番と同様にレジンを注入後真空脱泡を行っています。一度に入れると溢れるので二回に分けて行いましたが、それでも多少は吹き零れてしまっています。

樹脂が固まったらシリコーン型を開いて中身を取り出します。

注口付近で一部空気溜まりが出来てしまったのでその部分は欠けた仕上がりになってしまいましたが、

型の歪も無く、樹脂は隅々まで行き渡っていて良い具合に出来たと思います。

空気溜まりで欠けた箇所は新たにゲートを設ける事で改善出来ますので、次はいよいよアルミリングを埋め込んでのエポキシレジン+ガラスパウダーで本注型を行います。

ヨコハマトリエンナーレ2017③

 ヨコハマトリエンナーレの開催が今日までと言う事で、前回行って来た横浜美術館に続き、今回は赤レンガ倉庫にやって来ました。

 会場となるのは展示スペース・ホールなどの文化施設がある赤レンガ倉庫一号館の中で、全体的に中は暗く、照明は作品にのみスポットを当てるといった感じでした。

ちなみに飲食店などが多く入っている方はとなりの2号館で、今回は行きませんでしたが揚げたてのカレーパンが美味しかったです。

館内に入って最初に観る作品がこちらの小沢剛氏の「帰って来たK.T.O」で、内容が良く判らなかったので帰ってから色々調べましたが、内容が壮大過ぎてさらに訳が分からなくなりました(苦)。

私的に面白かったのは作品に当てる照明の仕方で、こちらの青山悟氏の作品はてっきりこれ自体が発光しているのかと思いきや、実際はメタリック糸と黒糸での刺繍(!)で出来ています。

 先ほどの刺繍の作品の裏側にはこちらの油彩画が張り合わされてあって、作風が違うのでどういう事かと思って帰って調べてみると、どうやらこちら側は画家だった祖父・青山龍水氏の遺した油彩作品を組み合わせると言う展示方法が成されていました。これは面白いですね。

 そしててっきり海外の方の作品だと思っていたこちらの作品です。私的に今回一番楽しめました。宇治野宗輝氏の「プライウッド新地」です。

 かなりアナログ的な手法で、作品に固定されたミキサーとか電気ドリルとかワイパーモーター(!)とか、

 洗濯機の一部や楽器などの駆動音をアンプで増幅し、

 それらを写すカメラから撮影された映像とリンクさせ、

まるで演奏会と言うかライブ会場に居るような感じになります。

私的に映像物はちょっと苦手ですが、この表現方法はとても面白かったです。

ちなみに会場内の撮影はOKです(フラッシュ・三脚・動画は不可です)。

 こちらは照沼敦朗氏の「ミエナイ・ノゾミちゃんの視界コンプレックス」で、アクリルやボールペンで描かれた作品の上にプロジェクションマッピングのように映像を重ねています。凄く発色が良いのですが照明が当たって居ない時は普通の色だったので、もしかしたらキャンバスの下地に蛍光色が使われているのでは?と思った次第です。

最後の方にあったのがこちらの「Don’t Follow the Wind」《ウォーク・イン・フクシマ》で、原発事故の汚染で期間困難区域となった場所をVRで見れるようです。VRは未体験だったのでちょっと見てみたい気もしたのですが、傍から観るこの光景が余りにもシュール過ぎたのでスルーさせて頂きました(苦笑)。

ヨコハマトリエンナーレは3年に一度の開催なので、次は2020年ですかね。次回も楽しみです。

マイク色見本 ラップ塗装 完成

 先日本塗りを終えていた色見本用のマイクです。今回はラップ塗装に「赤」「青」「黄橙」3色のキャンディーカラーにSHUREのロゴ入れを行いました。

 本物に見えますが、本体部分は注型用のウレタン樹脂で出来ていて、当然ですがマイクとしては使えません。

今まではご依頼頂いた案件の画像がそのまま施工例として紹介出来ましたが、マイクの場合はまだ施工例が少なかった為、だったらと言う事で今回実際に塗装した色見本を作ろうと思った次第です。

色見本用マイクの作成については以下の記事で紹介していますので宜しければどうぞ。

色見本用マイクの作成

これまでは「SHURE」のロゴ入れをご依頼頂いた事は一度も無かったのですが、今回の色見本用マイクの作成で採用・紹介した事で先日初めて仕事としてご依頼を頂ける事になりました。非常に嬉しく、有り難い限りです。

 そしてこちらはキャンディーブルーバージョンです。

 こちらも同じくラップ塗装ですが、貼り付けた後に少し斜めにヒネリを加えて流れるような模様にしてみました。

 キャンディーブルーは思っていた以上に黒との組み合わせが良くて、SHUREのロゴもアクセントが効いて中々恰好良いです。

 ちなみに今回の撮影では上からの照明は使用せず、ガラステーブル下のLEDと、その上に立てた横からのトレース台の照明のみとしています。

撮影環境については以下の記事で紹介していますので宜しければどうぞ。画像自体は仕事の時と同様サイズの縮小以外は全て未加工です。

撮影用デスク作成

 そしてこちらはキャンディーオレンジイエロー=ゴールドです。

 ちょっとアッポーペンな感じが否めませんが、ゴールドでのお問い合わせは結構多いので今回のバリエーションに入れてみました。

 やはりと言うか豪華さは感じられます。

色はキャンディーオレンジを1に対してキャンディーイエローを5の配合となっています。オレンジはもう少し控えめにしても良かったかもですね。

後日、マイク塗装のページに施工例として紹介しようと思います。

次の色見本マイクとしては、現在カモフラ=迷彩柄の塗装で作業進行中ですが、それと並行して3コートSPFシルバーとリキッドシルバー、さらには蛍光色を使ったショッキングピンクなどを作ってみようと思います。余り手間ばかり掛けて費用が上がってしまうと本末転倒なので、極力単色(1工程)で出来る仕様の色見本を増やしたいと思います。