クロマフレア風顔料 No.4

前回に続き、新たに購入したクロマフレア風のパウダー顔料を使って、いつもの定型色見本を作製しました。

今回のこの色は「紫→橙→黄」に変化する塗料で、

パッと見は紫ですが、角度がつくとオレンジ色になると言う光干渉型の塗装となります。日ペのマジョ―ラと同じような感じですね。

また併せて新たに導入したデカール用紙のテストも行っています。以前使っていたウェーブの物よりシルバリングは起こり難いようです(起こらないと言う訳ではありませんでした)。

 こちらの2つのミニカー型色見本はどちらも同じクロマフレア風顔料を使っていますが、左の方は下地に黒を、手前の淡い色の方は下地にシルバーを塗っています。これは特にシルバーである必要は無く、白(グレー)でも同じようになる筈で、今回は単に別の案件でシルバーを塗る作業があったので試しにそれを下に塗ってみただけです。

通常は色の変化が最も大きくなる黒を下に敷くのが基本ですが、淡い方もこれはこれで中々良い感じだったので、今度下色を段階的に変えた色見本を作製してみようと思います。これはDUPONTで言うVS=バリューシェイドと同じですね。

ちなみにマジョーラなどのクロマフレア系塗料は特に真新しい物では無く(私が業界に入る前からありました)、日産など一部の車体には純正でも採用はされていたりしますが、私の場合は外国車の補修塗装がメインだったのでこれを単体で使うと言う事は今まで殆どありませんでした。

使い方としてはキャンディーカラーよりも簡単で、またホワイトパールよりも気を遣わないで済みますから、今更ながらではありますが結構楽しくて(笑)、今後色々な場面に応用して使っていこうと思います。

あ、ちなみにマイクの色見本も作成していて、そちらも既にアップしていますので宜しければご参照くださいませ。オレンジ系のNo.5に塗装したマイクも紹介しています。

SHURE SM58 クロマフレア風塗装No.4