フォレスターステアリングスイッチ 分解

 塗装の仕事でご依頼を頂いているスバルフォレスターのステアリングスイッチASSYです。塗装するのはスイッチだけで、分解作業は仕事外となるのでこちらの社外記での紹介としています(時々誤解される方がいらっしゃるので)。

 スイッチ自体は近年よくあるカバータイプで、左右の爪を起こしてあげれば簡単に取れます。

 素材自体は白いプラスチックで出来ていて、そこに「S#/I」の文字が抜きになっていて艶消し黒に塗装されています。

 スイッチカバーが着いていた穴の中には光源らしい物は見えないのですが、多分あそこが光る事で先ほどのカバーの文字が灯火するようになっているのだと思います。

作業工程としては一旦表面を削って既存の黒い塗膜を除去し、「△」のハザードマークのマスキングシートを貼り付けて黒のベースコートを塗装、マスキングを剥がした後に艶消しクリアーを塗って完成!と言う算段ですが、黒が薄くなってしまうと光が透過して格好悪い事になりますので、その辺も注意して挑みたいと思います。

ただまずは黒を削ってちゃんと白がムラなく光るかのテストで、もしかしたら黒の塗装だけでは無く、樹脂の成型字体で文字が抜きになっているという事も考えられますので、その辺りもしっかり確認しておこうと思います。

レーザーで錆除去

ネットのニュースで、「レーザーでサビがたちまち消える」なんてタイトルを見つけまして、なんだか胡散臭い記事があるなぁと思ったら、ガチで凄い物でした(笑)。

今までの常識として錆の除去はサンドブラストなどを使いますが、どうやらこれをレーザーでやってしまう(!)という凄い物が開発されたようです。しかも素材を傷めず瞬殺に!。

さらにこれならサンドブラストに使うメディア(研磨粒子)も必要無いので、周りや作業者への負担も少なく、これはもしかして(もしかしなくても)相当凄い物が出て来たのかも知れません。私の中ではもはやノーベル賞物ですよ・・・(惚)。

しかも開発したのは工場の屋根などを補修する塗装屋さんとの事で、このままだといずれ仕事が無くなるかも知れない!と言う懸念から、自らレーザー研究の大学院に入学し(!)、研究開発をされたそうです。色々あり得ない事だらけですって(笑)。

実際に動画を見て、関係者方々はそのスピードと粉塵の無さにきっと驚かれると思います。サンドブラスト作業時に必須の宇宙服みたいなのも着ていないですし!(笑)。

レーザーでサビがたちまち消える――インフラ老朽化を救う静岡発の新技術

どうやらこの件に関しては明日15日にNHKでも放送されるようで、私も是非見てみようと思います。

もし対象物の熱がそんなに高くならないのなら、車体や小物などの薄板にも応用出来るでしょうから、これはもう業界の常識が根底から覆されるような出来事になりそうです。小型のとかあったら皆欲しがるでしょうね~。

サイエンスZERO「カガクの“カ”#1 旬!な現場に潜入」