2021塗装屋会

少し前の休日の日曜日、久しぶりに当工場の二階で塗装屋会みたいなのを開きました。メンバーはいつものような感じで、今回は相模原の方から当方と同じSTANDOXユーザーの方が新規で来られました。私が夢見る、郊外の古民家の傍らでひっそりと塗装業を営む!といった形態でやられているFLAG-UPさんです。

ちなみに今回はワークショップは行っていないので告知はせず、またコロナ禍が明けたばかりなので極小人数に留めておきました。

こちらはいつものGUNさんのブラックラビット(塗装済み品)で、

さらにこちらは第一弾のガチャに引き続き、これから世に出る新色の第二段となります。先ほどのと形は同じですが、サイズが小さく、ただ塗っているのは勿論GUNさんではありません。プロデューサー的な感じですかね。

最近雑誌の取材もあったみたいで、いよいよこれを本業しても良いのでは・・・と思う次第です。

こちらも同じくガチャのブラックラビットですが、これはGUNさんの物では無く、いつものG-SHOCK塗装屋さんが色見本?として塗装した物となります。

お互い違う方面から新色(新顔料)を入手していたりして、遭った時にそれの答え合わせみたいな事をしています。クロマフレア系の顔料は安く無いので、同じ物でも違うルートを見つけて情報を交換し合うのが面白いですね。

こちらはJunpeiさんの作で、フィギアに見えるのですが実は魚を釣る為のルアーで、通常のレジンだけでは無く発泡系を混ぜて浮力を稼いでいるとの事です。本業は鍛冶屋さんで、今回もわざわざ四国からやって来られました。いずれは私が四国に行こうと思っています(バイクをフェリーに乗せて!)。

そしてこちらはTwitterで知り合ったくま3D-さんの作品で、自ら3Dデータを作成し、それを3Dプリントで出力し、塗装もしているという物になります。本業は店舗の内装や什器の造形・塗装などをしているとの事で、こちらはもっぱら趣味との事でしたが、今後もしかしたらこっち方面を本業に出来るかも知れないとの事です。それは素晴らしいですね!

同じくくま3Dーさんの作品です。こちらはデジタルでは無くアナログで、粘土で作った原型作品との事です。どろろの百鬼丸ですね。これはヤバイ・・・!

普段仕事でもエイジング塗装を行っているとの事で、至極精密に造られているのが判ると思います。

纏っているボロはてっきりガーゼか何かの繊維を押し付けて模様を転写させたのかと思いきや、一本一本彫っているとの事です。意味が判りません・・・(恐)。

今回はただ集まって話すだけの会でしたが、いずれはまたワークショップ形式で何かをやろうと思いますので、塗装屋では無い方でも気軽に来易いのでは、と思っています。

そういえば少し前、某アイドルの方のファン向けの会誌に、スニーカー塗装ワークショップの体験利用&取材をさせて欲しい!とのお問合せがありました。が、色々都合が合わない為にキャンセルとなりました。先方が希望されている日が平日で、その場合は工場丸々の貸し切りとなりますから当然それ相応の費用が必要となり(当店の一日分の売り上げ額+α)、ただそうなるとかなりの額になりますから、間に入っている会社(広告代理店のような感じでしょうか)としては予算的に難しかったようです。当の本人はスニーカーが好きでこれをやりたかったようなので、お金の事で実現できなかったのは私的にも残念に思いました(大人の事情ってやつですね)。

ちなみにいずれはストアカみたいな所に登録して、数人で行う比較的安めの設定と、より本格的に(または著名人など)向けのマンツーマンのワークショップをしようと考えています。4人~6人なら一人¥3,000で、独りなら1万5千円のコースとかですかね。著名人でもこういう時なら気軽に利用出来るのではと。

ただ取材となると面倒なので断るかも知れませんが・・・(実際何度か断っています)。

セロー ドライブレコーダーカメラ埋め込み

もっぱら週末にだけの走行となっているヤマハセロー250(DG17)ですが、色々やる事があってかなり楽しいです。まさに1/1のプラモデルみたいな感じですね!

先日装着したドライブレコーダーのフロントカメラは両面テープでカウルに貼ってあって、ただこのままだとちょっと格好悪いので、今回はこれを塗装した物に交換しよう!という作戦です。

まずはフロントフェンダーを取りはずします。ビックリするくらい簡単に外せて、この辺の作業性の良さがオフロード車の良い所ですかね。

手前が元々着いていた黒の着色フェンダー(未塗装品)で、奥が結晶塗装の黒を塗った、元々白かったフェンダーです。何故結晶塗装なのかと言うと、傷だらけだったそれにそのまま塗っても粗を目立たなくする事が出来る効果があるからで、要はパテとサフェの作業を省きたかったのです。よく「自営業は自分の事が好きに出来て良いなぁ」なんて思われたりしますが、それをやると自分の首を絞めて後で大変な事になるので、とてもじゃ無いですがそんな呑気には居られません。バイクを工場に置いておかないのもその為ですね。

続けてライトカウルも外します。この辺もとても単純に出来ていて、まるでレゴブロックをやっているかのようです。

左側が元々白かった(そして割れていた)物で、右が元々着いていたヘッドライトカウルです。未塗装でザラザラとした梨地になっています。

割れていた箇所はエポキシで固定し、こちらもパテやサフェ等は塗らずそのまま結晶塗装を塗っています。

元々着いていた部品を移植します。ヘッドライトとカウルの固定部がゴムになっていて、振動をそのままバルブに伝えないようになっている構造が素晴らしいですね。

ヘッドライトを装着してみると、取り付けたカメラの土台が当たったので、そこを削っておく事にしました(しかし後に当たらない事が判明)。

自宅用のベルトサンダーは久しぶりに使ったせいか、一瞬でベルトが切れる事に・・・(しかも替えが無い・・・)。

が、エアーソーがあったので、何とかカットに成功しました(しかし無意味でしたが)。

ヘッドライト等を移植し、新たに取り付けた台座にドライブレコーダー用のフロントカメラを取り付けます。ちょっと判り難いですが、配線が繋がっている所です。

表から見るとカメラが飛び出すぎですが、実はこの上にさらにカバーパネルが被さるので少し出過ぎくらいで大丈夫です(ただカバーは工場にあるので実際には装着していなく、多分、なのですが・・・)。

と言う訳で組付け完了です!

結晶塗装がめちゃくちゃ格好良くて、この上にカバーを被せるのがちょっと勿体ないですね。ちなみにカバーは艶ありの塗装を施す予定です(なのでそちらはパテとサフェを塗らないといけずまだ先になりそうです)。

カメラの向きはある程度調整しておきましたが、装着してみないと判らない所もあるので、

スマホと連動させて確認しました。広角レンズなので取り付ける位置が微妙に難しく、今回は一番良い場所に取り付けられたと思います。ただ中心では無く、敢えて横にズラした方が格好良かったかも知れませんね。なのでリヤはそうしてみようかと。

本当ならステー類の金属を結晶塗装にするべきですが、それだと普通過ぎてつまらない(あと手間が掛けられない)という事で今回はカウルを結晶塗装にしてみました。

ステーやフォークのシルバー部分も黒系に塗りたいのと、あといずれ腐食が出ているエンジン回りも塗装しようと思っています。スモークのスクリーンも取り付けたいですね!

2021バイクでBBQ

気温が大分下がって来て、そろそろバーベキューの季節では!という事で、今回はバイクに荷物を積んで行ってみる事にしました。

ツーリングネットを使って荷物を積む作業は10代の頃を思い出して何だかとても懐かしいです。総勢7人、下道だけ使って福島とかよく行きましたね~。

そして到着です!

BBQと言っても郊外に行く訳では無く、自宅から30分で来れてしまう身近な場所=大井ふ頭海浜公園です。

実際にやってみて判りましたが、後ろに荷物を積むとリュックがそれに当たって凄く邪魔でした・・・。サイドバックを使うか、または荷物をもっと後方に積むようにしないとですかね。

気温は10℃くらいでしたが、天気が良かったので日向は気持ちが良いです。

公園内では釣りも楽しめます。ただ余り釣れているようには見えませんでしたが・・・。

前回来たのは4年も前だったんですね。

その間コロナ禍でずっと使用禁止で、今年の11月からついに解禁されました。もしかしたら凄く混んでいるんじゃ・・・なんて思っていましたが、全くの杞憂でした(笑)。

と言う訳で!久しぶりのBBQです。

去年は横須賀の方にある野島公園で一度やりましたから、一年ぶりですかね。

今使っているBBQ用のコンロは、折り畳み式で持ち運びが出来るのが便利ですね。炭入れも一緒に持ち運ぶようにしているので、思いついたらいつでも気軽に行ける(そしてゴミを残さず帰れる!)というのがとても気に入ってます。残り汁は食材を入れてきたジップロックに入れれば漏れないのも良いですね。

と言う訳で帰りはリュックも一緒に縛り付けました。見た目はちょっとアレですが、これでもか!というくらいのロープで固定しているので、かなり安定して帰れました。

バイクを乗るにあたっては結構なお金が掛かりましたが(まあそれでも一般的なお金の掛け方からすればかなり抑えていると思いますが…)、それ以上に楽しめていると思うのでなんだかんだまた乗っておいて良かったなぁ~と思ってます。

次はバイクキャンプですかね!

2021京都~奈良行き②

先日に引き続き、夏季休暇(秋季休暇)で行って来た京都~奈良の紹介となります。恐竜に見送られての出発は朝からテンションが上がります(笑)。

・・・が!

二日目は週末土曜日という事もあり、バス停に着いた7時頃には既に行列が出来ていました。もう少し遅くなっていたらどうなっていたんでしょう・・・(と言うか地元民にすれば観光客は相当鬱陶しいでしょうね。本当にすいません・・・)。

ただやはりまだコロナ禍の影響は残っている感じで、恐らく京都で一番人気の清水寺周辺はまだ人もまばらでした。

バス停から少し歩き、本日最初の目的地に到着です!

いやー、中学生の時に来たのかどうかも全く覚えていません。

眼下に見える樹々は良い感じに紅葉していて壮観です。

ただインスタとかTwitterで流れて来る画像程に鮮やかになっているという訳では無く、まあこれがむしろ普通なんですよね。一度画像加工ソフト(Photoshop Lightroom)を使ってしまうと、加工した画像は見れば判ってしまう訳で、それを参考にして実際行って見ると「思ったよりそうでも無い・・・」なんて残念に思ってしまう事もしばしばです。

清水寺で私的に面白かったのは、床板の節の固い所だけが高く残っていたり、

建物の構造を見るのがとても面白かったです。よく重機を使わずこんな物が出来たと感心してしまいます。

自然の樹をそのまま使ったツリーハウスとかも良いですが、こういうカチッとしたのも堪らないですね。

板の裏に何か書いてあったりも見えます。修復の際に寄贈した方々の名前とかでしょうか。

そしてその後は銀閣寺に!

日が高くなるにつれて徐々に人も増えて来ました。これで外国人観光客も居たら到底ゆっくりは見れないだろうなぁ、と。

ここの庭園は枯山水と樹々との組み合わせがとても素敵です。季節や時代によって変えたりもするのでしょうか。

紅葉した樹々と苔との配色もとても良い感じで、ただきっと苔も単に放置している訳では無く、しっかり管理してこれが維持されているんだろうなぁと、つい裏方の作業を想像してしまいます。まあ塗装と同じですね。

そういえば今回の旅行は珍しく天候に恵まれたのが良かったです。今年の初夏に行った上高地は一日中雨の中を合羽を着て歩きましたので・・・(まあそれはそれで好きだったりしますが)。

そして今回の旅のメインでもある二条城に!

皇居のお堀に比べると、信じられないくらい水が綺麗です。

こちらがかの大政奉還が表明された大広間がある二の丸御殿です。今読んでいる司馬遼太郎氏著の「坂の上の雲」でようやくその辺の時代背景が判り、一度は来てみたかった場所ですね。聖地巡礼みたいな感じでしょうか。

後藤象二郎氏もここを通ったのか・・・と感慨深くなります(違うかも知れませんが)。

ちなみに中は撮影不可で、ただその方が諦めもついてゆっくり見れたのは良かったと思います。記憶はしたので、後でまた復習したいですね。

その後は城内を散策する事に!

それにしてもあのカーブとエッジを石積みで表現するとかヤバ過ぎです・・・。

建造物を修復している途中の写真なども展示されていました。NHKだか何かの番組で見たような気がしますが、違う場所かもですね。

その後は金閣寺に行こうかと思ったのですが、ちょっと遠かったのでこちらの京都御苑に行く事にしました。

・・・が!

残念ながら時間切れで御所には入れず・・・。

その後は日が暮れてから八坂神社の脇道を通って、

こちらの知恩院に行きました!

全く調べて来なかったのですが、ウェブサイトを見てみると夜間のライトアップが催されているとの事で訪れる事にしました。公式ウェブサイトがテクノポップみたいになっていて、これは何か間違えてしまったのでは・・・?と思いましたが、意外にも入口には行列が出来ていて、中に入るのに30分くらい並びました。

途中の茶室?にはアート作品が飾られていたり、

境内は凄い事になっていました(笑)。

うろうろしていると、この山門に上がらせてくれるイベントをやっていたらしく、列に並ぶことに。

鎌倉のどこかのお寺で芸能人が山門に上がっているのをテレビ番組で観た事がありますが、まさか一般人がそれを体験できると思っていなかったので、テンション上がりまくりです。

上は青くライトアップされていてまるでサイバーパンク状態です(笑)。

他には何やらトークショーが開かれていて、

なんと長さ50メートルもある書が展示されていました!これは凄い・・・。

てっきり何かの宗教的儀式かと思うような感じでしたが(笑)、こういうのはとても面白かったです。丁度書道のマンガ(とめはねっ! 鈴里高校書道部)を読んでいたのと重なったのも良かったですかね(漫画ですがかなり勉強になりました)。

この後は夕飯を食べに花見小路に行ったのですが、コロナ禍の制限が明けての週末だったからか人の数が非常に多く、それらに対応しきれなくなった各店舗は早々に看板を下ろしてしまっていて、夕食にありつけるまでには相当時間が掛かってしまいました。ちゃんと事前にチェックして予約しておけば良かったですね。

三日目は奈良の方に、十円玉で有名な平等院に行ってきました。また後日改めて紹介しようと思います。