色見本キーホルダー イモリVer.完成

 先日キャンディーレッドで塗装をしていたイモリ型の色見本です。3ミリ厚の透明なアクリル板を、レーザー加工機で切り抜いて作っています。

 同じくレーザー加工機でカット&彫刻を施したアクリル板です。厚みは同じく3ミリで、左が艶あり黒、右が艶消し黒の物に、それぞれレーザー彫刻を施した個所に白を墨入れ(単にスプレー塗装)しています。

 台紙を剥がすとこのような感じで、レーザー彫刻をした部分が白く残ります。普通のマスキングでは出来ない精度が、レーザーを使う事で可能となります(と言っても被塗物を削ってしまうので使える場面は限られますが)。

 裏側に両面テープを貼り、

それぞれを組み合わせたら完成となります。

 ちなみに先日のワークショップで作って貰った色見本キーホルダーが「どうも何か違うような・・・」と思ったら、どうやらベース部分の艶あり黒と艶消し黒を逆にしていたようです。大変失礼しました・・・!

最後にネジ式のステンレスワイヤーを取り付けて完成です。ワイヤーが少し長い&太くて張りがあるので、鬱陶しい場合には普通のリングや紐なのに変えるのが良いかも知れません(私はせっかちなので手に引っ掛かり易いこれが気に入ってます)。

 実際にリュックのファスナーに着けてみました。

特に他に使える用途がある訳では無いのですが、これを見て少しでも塗装に興味を持って頂く方が増えてくれればと思う次第です。裏にはしっかり当ウェブサイトへ誘導するQRコードが入っていますので(笑)。

尚、こちらをご希望の方は以下Downloadのボタンを一度だけ押して、応募方法のテキストをご確認の上、メールもしくはメールフォームよりご応募下さい。

もしDownloadのボタンが押せなく「Download limit exceeded!」の表示がされている場合は在庫がなくなりましたので、誠に申し訳御座いませんが次回の機会をお待ち頂ければと思います。

 

今回の物はテスト的に作った物で、今後は塗装の(仕事の)ご依頼を頂いた方か、またはワークショップ向けになるかと思いますが、機会があればまたご案内をしたいと思います。

色見本アクリル板 QRコード レーザー彫刻

 先日作成しておいたQRコードを、アクリル板にレーザー彫刻&墨入れ(と言うか普通にスプレー塗装)を行ってみました。

またレーザーによるアクリルのカットの場合、下に敷いてある金属製のハニカムにレーザが反射してカット面にガタツキや焼け(曇り)が生じる為、これの対策も試してみる事にしました。

今まではカットしたアクリルは塗装をするのが前提だったので気にしていませんでしたが、現在取り寄せている黒アクリルは塗装しないのが前提なので、切ったそのままで綺麗な仕上りにしたいのです。

 と言う訳で、予めカットするデータを紙にプリントアウトしてそれを下に敷き、カットする輪郭を避けるようにして土台用のアクリル板(3ミリ)を配置します。

 その上にカットするアクリル板を乗せ、レーザーカット&レーザー彫刻を行います。

 こんな感じで、下のハニカム(鉄製)とカットするアクリル板の間に3ミリ程の隙間を空ける事によって、反射するレーザー光からの影響を減らすことが出来るようです(ただもしかしたら下に敷くのはフチだけで良かったかも知れないのですが)。

 画像だと彫った部分にカスが残った状態ですが、QRコードは良い具合に表現出来ていると思います。

レーザー彫刻は加工に時間が掛かりますが、レーザーカットでは難しい繊細な加工が出来るので、塗装と上手く組み合わせればもっと色々楽しい事が出来そうな気がします。まあそんな事をしている場合でも無いのですが(浄化装置のローンが・・・)。

その後QRコードを彫刻した箇所に白を塗り、さらに裏からは黒を塗って台紙を剥がしたら上の画像のようになります。今回は透明のアクリル板を使っているので、黒以外の表現も可能です。

本日マット(艶消し)の黒アクリル板も届いたので、また色々試してみようと思います。

色見本アクリル板 レーザー彫刻墨入れ

 先日レーザー加工機でイラスト柄をカットし、文字を彫刻していた色見本用のアクリル板(3ミリ厚)です。フチをマスキングし、文字部分に色を入れます。

 塗装後、マスキングを剥がしました。

 工程としては、「端材に艶消し黒を塗装→マスキング→レーザーカット&彫刻→文字部に白を塗装→マスキングを剥がした」といった感じです。

 こちらは透明アクリルに黒を塗っただけの物で、右の黄色っぽくなった方は裏の台紙が残ったままなだけです。

 取り敢えずその辺にあったプレートを重ねただけですが、こんな感じで塗装した色板を重ねて貼り付けて完成形となります。サーモスを塗る前に練習で塗った色板が、そのまま色見本キーホルダーになる感じですかね。

こちらは真ん中を切り出していないアクリルプレートで、画像だと色見本用の注型ミニカーが乗っていますが、実際にはアクリル板から切り出したイラスト柄物を板に乗せる予定です。ローターとキャリパーの形で切り出したプレートとかも良さそうですね。シルエットで表現出来る物なら何でも大丈夫です。

丁度本日業者様からのご依頼で、一緒にパステル系の色を幾つか塗ったので、後日それらを組み合わせて撮影してみようと思います。あとは白ベースのアクリル板も作ってみます。

色見本キーホルダー レーザー彫刻

こちらは元々色見本用に作っていた注型樹脂製のミニカーで、その後キーホルダーとして販売する際裏側にデカールを貼っていたりしましたが、ここまですると大分コストが掛かってしまうので何とかもう少し手間を掛けないで出来ないかと思い、今回これをレーザーで彫刻してみようと思った次第です。

レーザー彫刻については以下の記事などで施工例がありますので宜しければどうぞ。

仕込みメモリー

入れるロゴはこんな感じで、一番の問題はこのロゴを対象物に対してしっかり「水平」に入れられるかどうかです。

水を使って貼るデカールであれば微調整が出来るのでその辺は問題無いのですが、立体物に直接加工を行う場合はここが一番難しいと思います。同じように立体物に直接印刷が出来るUVプリントもこの辺が一番気を遣う所ではないでしょうか…。

と言う訳で、今回はそれの固定用ジグ(と言うか単なる台座)から作る事にしました。

ただフィッティングを合わせる手間は省きたかったので、サイズを替えた3種類を作り一番良い物を使おうという作戦です。使えない物は捨ててしまうと言う世の中の仕組みがようやく判って来ました(大袈裟ですか。笑)。

ロゴデータを開き、

まずは試しに、以前遠心注型で失敗した物を使ってテスト彫刻を行います。

ちょっと出力が強かった為か、彫った部分が少々デロっとなっています。

熱で溶ける樹脂=熱可塑性じゃ無くても溶けるのか!と心の中で一人ツッコんでいましたが、

レーザー出力を抑え気味にし、

中々良い具合に出来るようになりました。

エアーブローをして隙間に残ったカスを取り除くと、

おぉぉぉぉ・・・(惚)。

ちなみにロゴの全長(横幅)は32ミリです。

サフェーサーは熱でフチが焼き切れる(剥がれてしまう)と思っていましたが、出力を絞る事でこれは意外と大丈夫そうです。ただ細い部分の彫りが浅くなってしまうので、その辺はデータ側で線を太くして修正して対応しました。

一応これをこのまま塗装した物と、改めてシリコーン型から作り直してみようと思っていて、複製が出来ればコスト自体は上がらないでこれが出来ますし、ロゴ部分の墨入れなども楽しめそうです。QRコードもレーザー彫刻した物が読み込めるのか是非試してみたいですね。

当初はただの塗装用色見本として作っていた物ですが、だんだんと形になっていく過程が結構楽しいです。色見本も各色揃ったら色相環壁時計も実現出来るので、枠はコンクリート打ちっ放しにしようかとか、妄想が止まりません(笑)。