なんでも塗装素材に

やってしまった香炉

ネットオークションで¥2、600で落札した香炉です。こうなる前は結構渋い製品だったのですが、塗るとなるといつもと同じく下地処理をしないといけないのでやってしまいました。サンドブラストで一皮剥いてます。

 

こうする前はこんな感じでした。

香炉の最初

最初は塗装が施されているのかと思ってシンナーでジャブジャブ洗ってみたのですが全く落ちる気配が無く、燐酸を掛けてみると表面の色が多少落ちたので薬品か何かで金属表面を変化させてこういった渋い感じに仕上げていたようです。素材は多分銅ですから、これを酸化させた不動態皮膜はこんな色合いなんですかね。

ただ何故か燐酸でも弾いてしまう箇所が多々あったので、このまま塗っても密着性が悪いだろうと思って結局全体にサンドブラスを掛けてしまったのです。

 

依頼された物では無いのですが、「こんなのも塗装でこんな風になります」みたいな見本を手元に置いておきたいので最近色々な物を買い漁ってます。出来れば一個¥1、000までと考えているのですが、これはちょっと競り合ってしまい高くなってしまいましたね。ただここまでの鋳造製品であればむしろ安く手に入れられたと思います。

元々の製品のままだと、「ちょっとこれは趣味じゃ無い」って言うものでも、塗装を施す事で「これなら手元に置いておきたい」って出来れば良いですよね。しかも見た目だけでは無く実際に使える物であれば尚宜しいかと。

完成の暁には実際にこれで香を焚き、龍の口から煙が立ち上がる姿を是非紹介したいと思います。そうです、そこから出るんですよw