2024年有難うございました!

今年は(今年も)非常に忙しくさせて頂き、祭日は殆ど休みなく仕事をしていた一年となりました。

売り上げについてはまだ計算していないのですが(経費帳も売上帳も翌年一度に計算しています)、銀行口座の内容からして悪くはなかったと思います。

連休を取った日としては年末年始くらいで、あとは代休として月曜日を休んで日月休みにしたような感じでしょうか

そこで単純に一日の売り上げを4万円と考えてみると、

祭日16日分+年末年始休み3日分+GW休み分5日+夏季休暇5日分=29日分×¥40,000=¥1,160,000が通常売り上げに加算されたような感じですね。なので利益率的にはこれまでとは余り変わらないのかも知れません。単に労働時間(日数)が多かっただけですか(笑)。

ただ今年は画像のデザインフェスタに2回出展していて、それでも売り上げが落ちなかったのは良い結果だと思っています。最初に知り合いの塗装屋さん(GUNさん)の所に間借りして出展した時は、デザフェスでの売上はあった物の本業は大赤字!という結果になっていたので(仕事している方が全然マシ)、その点ではとても成長したと思ってます。まあハンドメイド品の制作はその殆どが自宅での作業だったからという事もあるかも知れませんが(笑)。

お陰様でこちらの色見本キーホルダーが好評で、勿論こんな事をせず本業に集中していた方が利益率は高いのですが、定年の無い(そして国民年金もIDECOも期待できない)個人事業の場合、身体が衰えても働かないと食べていけなく、ただし細かい内容の塗装(凄く細かい!)はいずれ出来なくなるでしょうから、その後老眼鏡を掛けながらでも出来る仕事=今のオーダーメイド的では無く「製造業的な塗装」に上手くシフトが出来れば、死ぬまで塗装を続けていけるのでは、と考えています。

なのでその間、折角良い場所=都内に工場を構えているので、その利点を活かして来年はワークショップに重きを置こうと考えています。いずれは自宅の作業場もしくは郊外で塗装を仕事で続けるとして、その環境ではワークショップは成り立たない可能性がありますから、これを今の内に!という感じですね。月に一度はやりたいと考えています。

とにかく今年もご依頼頂いたオーナー様方&お買い上げ頂いた方々、誠にありがとう御座いました。

またどうぞ来年も宜しくお願いいたします!

有孔ボード新規取り付け

少し前にスプレーガンのパーツ(ニードルとキャップ等の消耗品)を購入したのですが、部品代だけで1万円を超えてしまい、「だったら新しいガンを買った方が良いのでは?」と考え、新たに3丁を購入しました。

ただ頼んでいた塗料屋さんが持って来たのはこちらの本体だけで、勿論これだけでは使い物にならないので、

後日カップを購入しました!

尚こちらはIWATAでは無く恵宏製作所さんの脚付きフリーアングル250ccです。二度手間になるのは申し訳ないのでこちらはネットで購入しました。

ただネックだったのが置き場所で、ここにさらにスプレーガン3丁を置くのは難しそうだったので(というかいい加減何とかしたかったので)、

ジャジャーンと!新たに有効ボードを購入しました。厚み4mmで1820×910を半分にカットして貰っています。塗料が着いても目立たないよう黒にしました。

ちなみに今まではこの様な感じで60mmのビスを打ってそこに引っかけているだけでした。というのも今の工場に引っ越して来た時も既にご依頼が一杯で、一日でも早く工場を稼働させなければ!という状況でしたから、スプレーガンを綺麗に並べておく余裕なんてなく、それでもこの仕様で特に不便があった訳では無かったのでそのまま10年以上放置だったんですよね。

と言う訳でこんな感じで設置しました。有効ボードの利点はフックの位置がフリーなので、設置自体も大体でOKなのが良いところですね。

スプレーガンの口径は0.3mm、0.4mm、0.5mm、0.6mm、0.8mm、1.0mm、1.2mm、1.5mmがあり、さらに黒専用、メタリック専用、キャンディーカラー専用、トップコート(クリアー)専用、下塗り(サフェ)専用などで使い分けています。結晶塗装などもチヂレ目のサイズを変える為にガンを使い分けていたりしました(現在は原材料いが廃盤になったので受付を停止しています)。

先ほどのスプレーガン置き場とは別で、こちらはダイソーで買ってきた有孔ボードです。一枚のサイズは300mm×600mmで、元々白木っぽいプリントがされているのですが、見た目がチープなのでベースコートの白を塗装しています。

というのも、

工場二階入り口に置いてあるスナップオン工具箱の上に置いたフィギアがゴチャゴチャしてきたので整理したかったんですよね。

飾ってあったフィギュアは埃を被っていたので勢いのあるシャワーで水洗いをし、エアーブローで埃を飛ばしました。下手にふき取るよりこの方が傷が付かないし時間も掛からないので良い方法だと思ってます。

棚板はデザフェスで展示する時の為に作ったアクリル板を使います。アクリル板は端材セットで買っているので材料費は実質無料みたいな物ですね。

ここでそれを使ってしまうとデザフェスの時に困ってしまうのですが、とりあえず今回は試しにという事であり物を使っていく事にします。位置(高さ)も自由に変えられるのが有効ボードの良いところですね。

と言う訳で設置完了しました!

ちなみに元々は使わなくなった液晶モニターを着けていたのですが、その後PC本体と一緒なら無料で廃棄してくれるところを見つけたので今回を機に廃棄しておきました。

背面が白くなったという事もあってめっちゃ華やかになりました!

むしろ一旦全部撤去して壁全面を有孔ボードにした方が良いのでは?!と思うくらいです(笑)。

来年は月に一回ワークショップを開催しようと考えているので(果たして本当に実行できるかどうかは別として笑)、なんとか綺麗な状態を維持していきたいですね。

色見本キーホルダー制作ワークショップ準備

前回行ったワークショップではこちらの猫型色見本”.NUKO”(ドットぬこ)のキーホルダーやバッジを作りましたが、

次はこんな感じで、枠と背板をお好みの色に塗装する色相環キーホルダーを作ってみようかと思います。

既にやった事がある内容の方が楽ではあるんですが、頭と体が動く今のうちに色々と試しておきたいんですよね(どの道ワークショップは赤字なので…)。

また色相環以外に、こちらの4色仕様のキーホルダーも作って貰おうと思います。より色見本っぽくて良いかなぁと。

使うパーツはこんな感じで、予めレーザー彫刻&カットしておきます(ただしこの後に大きな問題が…)。

レーザー彫刻をしたドロー部の塗装は当初スプレーガンで行っていましたが、その後は筆塗り→即ふき取りという方法に変更しています。イメージとしてはシルク印刷みたいな感じですかね。

通常はここもスタンドックスの塗料(MIX870)を使っていますが、溶剤の臭いが強い為にこれを室内で行うのは難しいと考え(恐らく気分を悪くする方が続出するかと…)、ワークショップでは模型用の水性塗料を使う事にしました。エマルジョンなので乾けば水で溶けたりしませんから自作ならばこれで良いかと思います。

台紙を剥がした状態です。本当はこの透明な状態で色相環を表現したいのですが、仕上がり品質を担保してそれをやるのはまだ難しいんですよね。

と言う訳で早速テスト塗装を行ってみました。

ちなみに枠は「裏側」から塗るので、塗装としてはそんなに難しくないのがこのワークショップの良いところだと思います。ドライコートになっても艶引けとか関係ないですからね。

と言う訳で完成です。ちょっと判り難いのですが、手前のキーホルダーの枠はピンクメタリックから紫メタリックにグラデーションさせています。

もう一つは青系メタリックです。背板がシルバーに見えますがこちらは淡い水色のメタリックカラーで塗装しています。

それぞれ使った4色で塗ったピースを集めたのが黒い枠の方のキーホルダーです。こっちの方が自分だけの特別感があって私的には好きですかね。

またそれの枠を黒では無く、同じくピンクメタリックから紫メタリックにグラデーション塗装した物も作ってみました。

・・・が!

画像をよく見て頂くと判るのですが、レーザーカットして箇所=特に熱が掛かり易い角の部分に亀裂が入っているのが判るかと思います。高温によって弱くなった箇所にさらに溶剤が浸透する事で起こるソルベントクラックですね。

この時ほどではないのですが今回はこれに気を付けていても起きてしまったので、ワークショップではどうしても塗り過ぎたりする事もありますから、この方法はNGとしました。

と言う訳でジャジャーンと!

次は少し大きめにアクリル板をカットし、先に塗装を行ってからレーザー彫刻&カットを行う方式に変えました。

という訳で早速塗装を行いました。今回は淡い色のソリッドカラーを使います。

予め作成しておいた治具に塗装したプレートを嵌め、レーザー彫刻&カットを行います。

その後色々な色の水性塗料を入手したので、今回は紫とピンクを使ってみる事にしました。

台紙を剥がしたらこんな感じです。これはかわいい!

後日、各色の背板に色相環のピースを取り付けた物を自宅で作成して工場に持って来ました。

それぞれを仮合わせしてみて良さそうな組み合わせを探します。同色は間違いないですが、ちょっとつまらない感じもしますね。

こちらは蛍光マゼンタで、彩度が強すぎるので淡い色の枠とは合わないです。

私的に白が一番合うかと思っていましたが、ちょっと明るすぎて浮いてしまいます。オフホワイト=黒やオーカーを入れて濁らせたアイボリー系だったらもう少しマシだったかも知れません。

と言う訳で、今回は偶然文字色と同じ紫系のこちらを採用してみようと思います!

ちなみにこちらはもう一つの水色単色で塗った方の枠です。やはりと言うか白い背板はちょっと明るすぎますかね。

ソリッドカラーの枠に対してメタリックパールの水色の背板は悪くありません。トヨタのクールソーダですね。

と言う訳ですが、こちらはやはり文字色とも合っている淡いピンクの背板を採用する事にしました。そもそもこの2色の組み合わせで考えていたので間違いはないです。

そして完成です!

世界に一つだけの仕様という事でこれはテンション上がりますね。

紫の背板は元々あった物を使ったので仕方ないのですが、枠に合わせてもう少し彩度を落とした方が良かったと思います。

これでピンク・白・水色・紫の4色を使った仕様となります。

裏側はこんな感じです。

そしておまけで作れる4ピース色見本キーホルダーです。

こちらの枠は黒か白のみにしようと思っています。

開催についてはX(Twitter)でご案内しますので宜しければご検討くださいませ!