無印良品スニーカー塗装Ⅱ 完成

先日行ったスニーカースプラッシュ塗装のワークショップですが、

一応私もサンプル用にと1セット用意していました。前回と同じく無印良品のキャンバス生地のスニーカーです。

使用した色は参加者の方々が作った色と、それにグレーを1色だけ試しに使ってみました。

と言う訳で完成品です。

色を使い過ぎてしまった感が否めませんが、ベースが白なので何をやっても見れる安心感があります。

ただやってみて気付いたのですが、今回の物は前回のように色が滲んでいない・・・!?

こちらが前回テストで行った物ですが、同じ無印良品のスニーカーでも塗料の吸い込み方が違います。

この時は完全に塗料が記事に染み込んでいますが、

今回の場合は滲んでいません。

今回のスニーカーはどちらも「撥水加工済み」と記載してあったので、恐らくは今回の方がそれにあたり、最初にやった方はそれが為されていなかった(またはとても弱かった)のだと思います。

 ちなみにその後行ったアディダスのスニーカーは、生地が人工皮革だったので塗料は全く吸い込まず立体的に仕上がっています。今回のMUJIのスニーカーもどちらかというとこれに近いですかね。

サンプルが増えるのは良い事なので、また次回試してみようと思います。実際に履いてみて耐久性も見てみたいですね。

2020スニーカー塗装ワークショップ

先日11月22日の日曜日に、スニーカースプラッシュ塗装のワークショップを行いした。

本来は参加者8人+フォロー3人(私含む)で行う予定でしたが、ここに来て新型コロナウイルスの第3波がやって来てしまったので、急遽マンツーマンでの対応にする事としました。

フォローをお願いしていたG-SHOCK塗装屋さんは遠方と言う事もあって今回は欠席となりましたが、もう一人のGUNさんはご近所なので遊びに来てくれて、一緒にワークショップをやりつつ手伝って貰いました。まあGUNさんはいつもの事なので(笑)。

今回新規でご参加いただいた方はTwitterで参加申し込みをされた方で、GUで購入したキャンバス生地のスニーカーをお持ち込みになりました。

マスキングが完了したら工場一階に移動し、まずは色を作製して貰います。

使うのはいつものベースコートでは無く、1コートソリッド=STANDOX VOC 2Kエナメルとなります。ベースコートを塗らず、直接硬化剤を入れてトップコートとする塗料です。Dinoを塗る時に使ったりする物ですね。

 青に白を混ぜて水色を作っています。

青系の色を3種類作製しました。

それぞれに硬化剤を入れ、簡単に試し塗りをして貰います。

 あとはひたすら塗料をスニーカーに飛ばしていきます。

なんら難しい事は無く、とにかく塗料を飛ばすだけです。

GUNさんはイエロー・オレンジ・レッドの3色を作っていました。

ちなみにGUNさんについてはこちらの記事をご覧頂くと判り易いと思います。

イエロー→オレンジが塗り終わった状態で、ここから赤を塗っていきます。

またGUNさんがいつも塗っているBLACK RABBitもテスト的にやっていたりもしました。

私も今回作った色を使って無印良品のスニーカーを塗らせて貰いました。そちらはまた後日・・・。

そして塗装作業が完了したら恒温器に入れ、60℃40分程の熱を掛けて塗料を硬化させます。

その間は工場の外でお茶でもしていて頂いて構わなかったのですが、そのまま酒席に(笑)。

マスキングを剥がし、靴紐を通したら完成です!

おお~!超絶良い感じですね!

GUNさんは1コートソリッドの塗料を使うのは初めてだったらしく、「ラッカーでこんな塗り方したら延々乾きませんよね!」と驚いていました。確かに(笑)。

  いずれ落ち着いたら今回ご参加できなかった方々で改めて開催し、その後も定期的にやっていければと思います。

スニーカー塗装ワークショップ 下準備

11月22日(日)当工場にて開催するスニーカースプラッシュ塗装のワークショップには、当初10人くらいが参加する予定だったのですが、ここに来て新型コロナウイルスの第三波がやって来たような感じになってしまったので、誠に申し訳なかったのですが知り合い関係には延期のお願いをする事にしました。

という事ですが、その中に一名だけご新規の方がいらっしゃったので、今回はマンツーマンで対応する事にしました。二人だけなら感染リスクはほぼ無い感じですからね(勿論注意は怠らない予定です)。

また今までスプレーガンを使ったワークショップと違い、基本的には材料を用意するだけで済むので、当方の負担もかなり少なく済んでいます。途中スプレーガンを洗う手間はありませんし、塗り肌の具合など教える必要はありませんから(基本飛ばすだけです)プレッシャーも全然ありません(笑)。

他にも数名の方が新規で参加されたいといったお問合せはあったので、今回やってみて大丈夫そうなら定期的に行うかも知れません。

現時点では全く採算は合いませんが、いずれ固定経費の掛からない郊外などに工場を引っ越したら今程コストを考えなくて済むので、いずれはこういった事も収益の一つとして成り立つのでは?と思っています。今の小物塗装も始める前は「そんなので成り立つ筈が無い」と言われていましたから、動けるうちに何でも試していきたいです。

アディダススニーカースプラッシュ塗装

  先日マスキング作業を行っておいたアディダスのスニーカーです。

今回は見本(テスト)を兼ねるので、外側と内側とそれの左右「4面」を全部違うデザインにする事にしました。イメージは判り易く「春夏秋冬」とします。

使うのは前回無印良品のスニーカーを塗った時と同じ、STANDOX VOC 2Kエナメルです。通常は自動車ボディに塗るもので、クリアーの塗装が必要無く、直接硬化剤を入れるタイプです。

各原色を混ぜて色を作り、ハードナーを混ぜます。スプレーガンで塗る時はシンナーを入れますが今回は入れません。

春をイメージした色はこんな感じで、ただこれだけだと見本にならないので、この後もさらに塗り重ねていきます(そこで止めておけば良かったのに・・・と参考にして頂ければと。笑)。

塗料を飛ばすのに特に技術は必要なく、日頃溜まったストレスを発散するかのようにバシバシと振りかけていきます(笑)。

前回使った無印良品のスニーカーはキャンバスだった為に塗料が滲みましたが、今回のアディダススニーカーはシンセティックレザー(合成皮革)の為に吸い込まず、なので塗料は盛り上がった状態で立体的に仕上がります。

滲む感じも良かったですし、どちらが良いかは好みですね。

そして恒温機(乾燥炉)に入れ、60℃40分の熱を掛けて塗料を硬化させます。

本来は単品で入れたりはせず、他の製品(ご依頼品)が溜まったら一緒に熱を掛けるようにしていますが、今回はテストなので塗装後すぐに熱を入れて一時間後に出して確認しました。

結果としては塗料が著しく溜まった箇所はまだ柔らかい所がありましたが、箱に入れればそのまま持ち帰れるレベルに固まっていました。

そして後日撮影も行いました。

この面は「春」をイメージしています。

こちらは「冬」ですね。色の組み合わせは悪くは無いのですが冬と言うとそうとは見えなく・・・。紫とイエローでは無くてブルーグレーとか鈍い色にすれば良かったと思っています。っていうか白と黒とグレーだけの無彩色も良さそうですね(今度やろうと思います)。

後ろのアディダス部分は筆で塗ろうかと思いましたが、今回はワークショップ用のサンプルなので余計な事は止めておきました。

こちらは「秋」をイメージしましたが、ちょっと密度が高過ぎましたね。そして水色は全く必要無かったでしょう(苦)。

こちらは「夏」をイメージしていますが、うーん微妙・・・。オレンジは要らずもっと濃いグリーンで攻めれば良かったかなと。まあでも今回は見本という事で(笑)。

 合皮の場合は塗料は吸い込まず、立体的に出来ているのが判ると思います。

結構食み出た箇所はあったのですが爪で擦るとある程度取れますし、これなら誰でも出来てしかも実用出来る!と言う点で面白いと思います。

これと同じ内容を11月22日(日曜日)にワークショップ開催予定で、参加費は¥3,000、時間はマスキング30分+塗装30分と考えていましたが、今回やってみてちょっと厳しいと思ったので、合計2時間を想定しておこうと思います。

スニーカー塗装ワークショップ 参加要項

上手く行ったら今後ストアカなどでも募集してみようと思います(多分その時は¥6,000くらいになると思いますのでお試し価格の今のうちにどうぞ)。