3Mブツ取りサンダー 改

車の塗装屋さんならご存じかと思いますが、塗装後の磨き作業に使う3M社の「ブツ取りサンダー」です。

車体を塗装していた頃には頻繁に使っていましたが、小物の塗装屋になってからは派手な磨き(ポリッシュ作業)をしなくなった為、工具箱の底で眠っていました。

画像右のサンダーに付いているペーパーは直径50ミリで、これでもエアーツールとしては比較的サイズが小さい方なのですが、それよりもさらに小さいブツ取りサンダーが下地作業に使えれば今作業中のロータスヘッドカバーの作業に便利だと思い、ちょっと工夫をしてみる事にしました。

本来の使い方としては、専用のペーパー(#1500~#3000相当)をパッドに貼り、塗装面に着いたゴミを平滑に研ぐ為に使います。

普通はそれを手研ぎで行うのですが、車体の塗装の場合だとこれがかなり大変な作業の為、こういったエアーツールを使って作業効率を上げよう!と言う事で発売されていました。

ちなみにこれを普通のサンダーでそれをやろうとすると、パッドの角でクリアーを掘ってしまうと言うのがこれまでの定説で、ただこのサンダーは超絶細かいオービタル方式の為、手作業に近いアクションでそういった使い方が可能になったと言う、とても優れた工具なのです。まあお値段もそれなりにしますが(確か6万円くらいだったかと…)。

今回はこれに粗目のペーパーを貼って下地作業に使おう!と言う事で、普段手研ぎで使う70ミリ幅のペーパーを板に貼り、

32ミリ径のデータを作成し、

レーザー加工機でカットします。

ちなみに今までも普通に同じ事をハサミで切ってやっていたりしたのですが、如何せんこれが結構面倒で、しかもレーザーなら刃こぼれの心配も無いと言う事でこの度奮起してみた次第です。

おお~!って、もはや商品化出来そうなクオリティです(笑)。

どうせならと言う事で、サフェ研ぎの時の為に#320と#400も切っておく事にしました。

さらにパテ研ぎにも使えるようにと#180と#240も切っておきました。

裏紙に番手を買いて一緒にクリップで挟み、捨てようと思っていたパンク修理キットのケースに入れて完成です。

#320~#400はサフェ研ぎで活躍出来そうなので、これでロータスヘッドカバーの艶々3コートSPFシルバー仕様も何とかなりそうです。憂鬱が少し楽しみになりました(笑)。

遠心注型用 台座プレート作成

enshin27先日飛散防止用のタライ改を取り付けておいた固定電動ポリッシャー兼遠心注型機です。

enshin30今回はシリコーン型を固定する為の台を作成しました。シリコン型を上と下で挟み、回転軸に取り付ける為の物です。

通常これを自作する場合はベニヤ板をジグゾーで切ったりするのですが、折角なのでIllustratorでデータを作成してレーザー加工機でカットする事にします。

enshin31ちなみにレーザーだと穴の形も自由自在なので一部には多少工夫をしておきました。

enshin32  使ったのは6ミリ厚のMDF板で、こちらの300×600のサイズはダイソーで¥200、一回り小さい300×400は¥100で売っています。面積で言うと実は小さい方を二枚買う方がお得と言う…。

enshin33こんな感じで3枚カットし、ちょっと遊び心を加えてロゴをレーザー彫刻で入れていたりします。まあ折角のオリジナル品ですしね。

enshin35 六角形に開けた穴にはナットがピッタリ嵌るようにして、わざわざスパナを用意しなくても簡単に外せるようにしています。

enshin34 板同士の貼り付けは木工用ボンドを塗って

enshin36 乾くまでボルトで仮止めしておきます。

enshin37 ポリッシャーとの固定は板に直接シャフトをボルトで固定する方法も考えたのですが、一応利便性も考えて既存のマジックテープを利用する事にしました。

enshin39 と言う訳で作業的にはあっという間でしたが遠心脱泡機(注型機)の完成です!

後は板と板の間にシリコーン型を挟み、これを回転させた状態で真ん中の穴からレジンを注げば、遠心力の力で巣穴の無い高密度な注型樹脂が出来る(だろう)、と言う算段です。

enshin40ちなみにふと気が付いたのですが、樹脂よりもさらに注型が難しかった金属の鋳造も遠心の力を使えば結構簡単に上手く行くんじゃぁ…なんて思ってしまいました。以前何度か試して上手くは出来るようになりましたが、やはりと言うか巣穴が入り易いので失敗率は凄く高いんですよね。ただ溶けた金属がタライを突き破って地獄絵図、と言うのは避けたいと思います(笑)。

次はいよいよシリコン型ですね。シリコーンの在庫はあるので、あとは時間、ですか・・・(眠)。

Kindle7inc用ワイヤーメッシュフック&スタンド

kindle2工場二階で音楽を流す時には古いKindle fireを使っていましたが、この端末はamazonプライムのmusicアプリが使えない為、自宅で使っていたその後の後継機のKindle7incを持って来ていました。奥のが古いので、手前のが(一応)新しい方です。

kindle11古い方のKindleは以前作成したフックがあるのでワイヤーメッシュに引っ掛けられるのですが、新しい方は「取り敢えず乗っけているだけ」といった結構危ない状態で使っていました。

kindle と言う訳で、以前作成したデータを修正して新しい方のKindleにも取り付けられるようにします。3Dっぽいデータは適当に作っただけなので気にしないで大丈夫です(レ―ザーに使うのは2Dのみですので)。

kindle4 取り敢えずレーザーでカットして着けてみたのですが、どうも両端の曲線が違うようで上手く嵌りませんでした。しかも二個作ってしまい、無駄無駄無駄でしかありません。

kindle1 と言う訳ですが気を改めて、さらにフック部には少し改良を加えてみました。しかも当工場には少々似合わない、ちょっとメルヘンチックな感じで(苦)。

kindle5 と言う訳で6ミリ厚のアクリル板をレーザーカットします。

kindle6 データさえ出来ればアクリルのカットは瞬殺です。小学生の頃の私を呼んであげたかった…(要らなくなったカセットケースを切ろうと思って何度失敗した事かと)。

kindle7 両端の曲面も一度の修正で良い具合になり、結構あっという間に出来上がってしまいました。

kindle8 ワイヤーネットに掛けていない時はこんな感じで自立するので、ワイヤレスキーボードを使えば普通のディスプレイとしても使えたりします。

kindle13ひっくり返すと寝かしたような角度になるので、料理とかをしながらとかにも良さそうですね。ちなみに今日は料理では無く、マスキングシート作りの地獄の一日でした(笑)。

kindle9 そしてこちらが本命の使い方です。

kindle12猫のしっぽの所の窪みが丁度ワイヤーに引っかかるようになっています。

kindle10Kindleのアプリは少々微妙な所があるのですが、仕事場でランダムに音楽を流す場合にamazonのプライムラジオがとても便利で気に入ってます。わざわざプレイリストとかを作らないでジャンル分けされているのを聴けるのが良いんですよね。さらにこれは意外でしたがSpotifyにも対応しています。

今回作成したKindle 7inc用のデータは以下からダウンロード出来ます。宜しければご活用下さいませ。

久々のアクリルレーザー彫刻

flog本日は日曜日と言う事で休日でしたが、知り合いの塗装屋さんが遊びに来るとの事で、工場の一部をオープンしていました。また折角なので、持ち込んで頂いたデータを使ってレーザー加工機で彫刻&カットを行っていました。

flog (1 - 1) レーザーによる彫刻は久しぶりに行いましたが、思ったよりも綺麗に出来たのでビックリです。あ、あれ・・・?。

flog (1 - 1)-2 アクリルを切るのに関してはレーザーはとても綺麗に出来るのですが、彫刻の場合は素地が荒れてしまうので私的にイマイチと思っていまして、ただサイズがある程度大きくなればその辺は余り気にならないようです。

ironmanちなみにこちらは以前私が作製した等身大アイアンマン用のミニチュアモデルですが、実はこれを作ろうと思って手本としたのが、本日来られた塗装屋さんの弟さんの作品だったりするのです。後から知ってビックリしました・・・!

ironman3今回作成したFROGMANのアクリルパネルはこんな感じにLEDを使って照明にするとの事です。やはりと言うか楽しそうなので、一段落したら私も何か作ろうかなぁ、と。

imp話は変わって、こちらは先日日記で完成したインプレッサGRBのテールランプです。

日記の方では先日完成時の画像を紹介していて、あちらは仕事用としていつものNIKONのカメラ(D200)で撮影した物ですが、こちらは趣味的な物としていつも通勤で使っているSIGMAのカメラ(DP2Merrill)で撮影した物です。どちらも未加工のJPEG画像です。

imp (1 - 1)そしてこちらはRAW形式で保存したファイルを、さらにPhotoshop Lightroomで編集した画像です。基本的に元は同じ画像ですが、見比べてみると加工を加えた方が格好良く&綺麗になっているのが判ると思います。と言うか撮ったままのJPEGでも結構綺麗に映っているのでビックリしました。仕事にSIGMAを使うのも面白いかも知れませんね。

他のテールランプも少し撮影していますので、機会があればそちらも編集加工して改めて紹介しようと思います。