水中花風溶けウサギ

 仕事の付帯作業として作成しているGMCのセンターキャップですが、

 余ったレジンが勿体ないので、以前作ったGUNさん作TOROBBiTのシリコーン型で遊んでいたりしました。

ただGP=ガラスパウダーが入っているので白濁りが凄い・・・。

ちなみにこちらの溶けたウサギ「TOROBBiT」はアートトイぺインターのGUNさんから頂いた未塗装品の物を、許可を頂いてシリコーン型を作って個人的に楽しんでいる物です。

以前クリスタルレジンNEOと透明ポリエステル樹脂との比較で作っていたりしたのですが、前者の方はGUNさんに差し上げてしまったので、今回新たに作ってみようかと思った次第です。

ただ単に透明なのを作っても面白くないので・・・、

以前色見本ミニカーで試していた水中花風にしてみる事にしました。

 GPを混ぜる前のエポキシレジンを型に注ぎ、以前買って余っていたドライフラワー(?)を中に入れます。

 その後固まったので型から取り出しました。

クリスタルレジンNEOは可使時間が長いので、時間が経つと入れたドライフラワーが浮いて来てしまうのですが、何とか耳の根本の狭い部分で止まってくれました。ちゃんと位置を決めるのが難しいです。

 と言う訳で次はレジンを二回に分けて入れる事にしました。ドライフラワーも残り少なくなってきたので今回は寒色系にしています。

 最初の半分を一日目に、残りを二日目に分けました。

後日型から抜きました。

が!

二回に分けた方はなんだかイマイチで、むしろ一回でやった最初の方が良い感じです。顔の辺には花は入らない方が良さそうですね。

一応この後はクリアーを塗って透明感&艶を出しますが、多分出来た物はGUNさんに差し上げる事になると思うので(カエサルのものはカエサルに、と言う感じで)、時間があればもう一個自分用に作っておこうと思います。

ワークショップ&塗装屋会

先日の日曜日、当工場では塗装ワークショップらしい事と、また今まで塗装関係で知り合った方々をお誘いして、いつもの塗装屋会みたいな事をしました。

塗装ワークショップについては現在私の体調不良という事もあってお受付を停止しておりますが、既に塗装をやられている方で「どうやっても上手くいかない・・・!」といった方向けにマンツーマンで対応するようにしています。アマチュア向けでは無く、それで飯を食おう!というガチの方向けといった感じですかね。

なので今回のメンバーも仕事に塗装が関係している(それで利益を得ている)といった方々となっておりまして、ご案内が出来なかった方々には申し訳御座いません・・・!

ご相談いただいて内容としては、自社で開発中の製品に施したUVプリントの耐久性を向上させたいといった事でして、今回はそれの下地処理と、トップコート(クリアー塗装)の見直し&テストをする事になりました。

ちなみにこちらの方は以前当ウェブショップで販売するクリスタルクリアーをご購入して頂いた方で、会社の規模としてうちは到底足元にも及ばないようなちゃんとした企業でビックリしました(笑)。

幸いにして今回お越しいただいたメンバーの中にはプロのUVプリント屋さんがいらっしゃったので(前回のサーモスワークショップに参加された方です)、その方からUVプリンター機器のアドヴァイスや使用方法、また今回その方が作成して持ち込んでくれたこちらのUVプリントシールを使って実際にテスト塗装をする事になりました。色々と有難う御座いました!

テスト用に持ち込んだサーモスにUVプリントで作成したシールを貼り、足付け処理の方法やガスプライマーなどを使った上にクリアー塗装を行いました。UVプリント屋さんが「印刷する前もちゃんと脱脂してからじゃないと!」とか口を酸っぱくして言っていたのが何故か印象に残っています(普通の印刷屋さんは多分脱脂とかしてないと思いますが・・・笑)。

またご参加いただいた方々が作成された物を持ち込んで頂いたりもしましたので、そちらも紹介したいと思います。

画像のフィギアは何度もこちらで紹介しているアートトイペインターのGUNさんの作品で、ただしそれらは今回持って来てくれなかったので(!)、私が以前購入した物を並べてみました。それを飾る台が、今回ご参加された方が制作したアイアンワークの作品となります。以前こちらでも紹介した「手」の作品を寄贈して頂いた方ですね。本業は鍛冶屋さんですが、造形とか塗装とか音楽とか色々やっている方です。

自在鋼房

ミニチュアの盆栽棚のような物が鉄器で作られていて、BLACKRABBiTを乗せて飾れる様になってます。

この枠が、私もGUNさんも超お気に入りでした。直線的なデザインですが、鉄を叩いた跡とかが残っているのが格好良いですね。

他にはいつもGショックを塗っている方が制作したザクヘッド!(プラモデル)なども!

当店のデカールが発展したのはひとえにこの方のお陰で、今回の作品にも相変わらずエグイ感じでデカールが多用されています(笑)。

今回こちらのGショック塗装屋さんが参加する事を、早い段階で鍛冶屋さんにも知らせていたので、それ用にとこちらのアイアンワーク品も作って来て頂きました。

人物の紹介をするのは難しいのですが、こういった感じでその方の作品があると判り易くて良いですね。

それぞれを組み合わせ、鍛冶屋さんとGショック塗装屋さんとGUNさん3人のコラボ!みたいな感じでしょうか。

無機質な感じと有機質的な組み合わせに、さらにこの蔦のような曲線がヤバいです(惚)。

Gショック塗装屋さんに関しては敢えて今まで紹介を控えるようにしていたのですが、その辺りの事も解禁となりましたので(?)、改めて紹介をしたいと思います。

カスタムGショック製作小屋

こちらのウサギのフィギアを塗っているGUNさんについては、以下リンク先の記事が判り易いかと思います。宜しければご参照くださいませ。

マスキングシートを届けついでに

詳しくは紹介出来ないので控えさせて頂きますが、その他にも色々な物を御持ち込頂きました。

ぱっと見は普通の看板に見えますが、実は色々な技術が盛り込まれていまして、普段は辛口なGUNさんも(笑)、これには絶賛していました。

その他、当工場用にも頂いた作品がありますので、そちらは後日改めて紹介したいと思います。

尚、通常のサーモス塗装ワークショップは受付を停止させて頂いておりますが、今回のように「新たな業務で塗装を始めてみたけれど上手くいかない・・・」といったご相談にはお受付は出来るかも知れませんので、宜しければお問い合わせくださいませ。

今回は福岡・愛媛・愛知・神奈川・宮城・東京からお越しいただいた6名で、この度はわざわざ遠方からのご参加、有難う御座いました!

マスキングテープ レーザーカット

 先日、知り合いの塗装屋さん(GUNさん)が工場に遊びに来まして、以前テストしていた、マスキングテープのレーザーカットを行いました。

GUNさんについては何度もこちらで紹介していますが、「誰だそれ?」と言う方は以下の記事を見ると判り易いかと思います。本業はデザイナーさんですが、趣味で色々ヤバい塗装をしている方です(笑)。

マスキングシートを届けついでに

当工場の二階にあるCO2レーザー加工機は、仕事用と言うよりかは趣味として使っている物ですが、予想以上に塗装の付帯作業で活躍してくれていて、お陰で元手が取れたかも知れません(笑)。

 と言う訳で、今回はGUNさんが持ち込んだIllustratorのデータを使い、3Mのマスキングテープにレーザーでカットしました。

 レーザーの出力とスピードを調整し、台紙を切らないようにしつつマスキングテープだけをカットしています。今回は焦点距離を11ミリ、スピードを秒速15ミリ、パワーを8.2としました。

 ちなみにこれくらいならカッティングプロッターでもカット出来ますが、レーザーでカットする大きな利点としては、

 カス取りを全くしなくて良い事です。

通常カッティングプロッターでカットした場合、どうしても余計な部分も一緒について来てしまうのですが、レーザーでのカットだと「糊」の部分もしっかり焼き切ってくれるので、欲しい部分だけがスッと剥がせます。当たり前のように感じますが、カッティングプロッターではこれがどうやっても出来ないので(全てくっ付いて来ます)、それに慣れている人はきっとこれに驚くと思います。GUNさんは勿論、私でも毎回感動していますので(笑)。

GUNさんも近々レーザー加工機を買うかも知れないとの事で、そうなるとうちで使っている中国製の物より出来が良いでしょうから(特にソフト面が)、きっと今までよりさらに幅が広がるのでは、と思っています。

ただレーザーを使う場合は臭いもそうですが、以前一度火を噴いた事があったので(しかも丁度GUNさんが来ている時に!)、使うのに躊躇しなくて良いハンディタイプのCO2消化器も用意していおいた方が良いかもですね。

工場寄贈品

 先日、知り合いの方がわざわざ四国から来て頂きまして、その方が創った作品の一つを当工場に寄贈して頂きました。これってヤバい物なのでは・・・!?。

 素材には鉄と樹脂が使われていて、これを作った際に使った自作の真空脱泡機については当ブログの記事を参考にして頂いたとの事です。当ブログが人様のお役に立てた事は本当に何よりですゴッホゴッホ(老兵は消え去るような感じで。笑)。

 実はこの作品は2つ(と未塗装の物がもう一つ)あるとの事で、元々は氏のご友人が作製したガラス製の作品を飾る為に作製された物と、当工場の為に今回のこちらを創って頂いたとの事です。いやはやなんという事でしょう・・・。

室内に飾っておくのも勿論良いのですが、私的には工場扉の取っ手や壁などに設置したら絶対面白いと思っていて、どうしようかと色々妄想中です。

 ちなみに本業は鍛冶屋さんとの事で、普段は和蝋燭を立てる鉄製燭台や、誰もが知っている都内大手百貨店さんなどに製品を卸しているのだそうです。ってガチの人じゃないですか・・・(恐)。

 と言う事ですが、当日はいつものGUNさんもいらっしゃっていまして(何故か笑)、氏が新たに入手した顔料を使って塗装したBLACK RABBiTも持って来て頂いていました。

GUNさんについては以下リンク先の記事が判り易いかと思いますので宜しければどうぞ。

マスキングシートを届けついでに

と言う訳で、JUN_payさんとGUNさんの作品を勝手にコラボしてみました(笑)。

無機質な鉄の質感と、有機物的な塗装の組み合わせがとても面白いです。

鍛造された鉄の曲線もまた美しいです。

まるで地獄からの使者みたいになってしまいました・・・(笑)。

画像はいつものストロボを使った撮影で、記録形式はRAWでは無くJPEGですが、折角なのでPhotoshopLightroomで少し弄ってます。

工場のどこかに設置したらまた紹介したいと思います。まずは色々と有難う御座いました!