有孔ボード増設

 色見本プレートを飾る場所が無くなってしまったので、新たに有孔ボードを購入しました。

購入は最近話題の楽天オンラインショップで、1840×920のサイズが二枚で送料込み¥6,000くらいでした。¥3,980を超えたので、もう少ししていたらさらに安くなったのでしょうか・・・(運営側は横暴というか酷い扱いですよね)。

 色は白を買ったのでてっきり塗装されているのかと思いきや、そういう色の紙を貼ってあるような感じです。至るところでフチがバリバリになっていますが、ネットショップでの購入ならこういうのも仕方ないと思っています。むしろ割れていなかっただけ良かったです(まあ割れていてもそのまま使いますが)。

 ベースは4ミリ厚のベニヤ板なので、同じ所に何度かカッターを入れて切ります。これだとおが屑が出ないのでとてもGOODです(鋸だったらここでは作業は来ません・・・)。

2枚はそれぞれ縦と横にカットして使います。

 有孔ボードは壁からは少し浮かした状態で固定するので、その間に挟む端材を適当に切って作ります。

 こんな感じで壁に打ち付け、既存の有孔ボードの上と右に延長しました。なんと面積は今までの二倍に!

 さらに色見本プレートを引っかける為のフックも増産しました。

一般的にはスチール製の専用フックを使いますが、今の使い方だとそこまで耐荷重は必要無いので端材のアクリル板をレーザーでカットして自作しています。多分フック一個買うお金で50個くらい作れるのではと・・・。

 さらにマイクを固定するフックも新たに作りました。というか新しく買った有孔ボードの穴の位置が元々あった物と違うという・・・(てっきり規格物かと思って確認しませんでした)。

以前はマイク一つずつに作っていましたが、どうせならばと纏めて置けるようにしました。

 そして後日、マイクの位置を下から上に変えました。

 これだけ空きがあればあと二年は大丈夫そうです。素晴らしい~。

 マイクの色見本は元々目線より下にあった為に色味が判りにくかったですが、今回上になった事で彩度・明度・色相どれも判りやすくなりました。

車の塗装なら色板だけあればそれで足りますが(いや今は測色機だけあれば良いですか・・・)、マイクとかだと実物があった方がイメージは伝わり易いと思っています。

今はウェブ上だけでの紹介ですが、いずれは週末だけでも開放して実物を見れるように出来ればと思っています。

ワークショップ&塗装屋会

先日の日曜日、当工場では塗装ワークショップらしい事と、また今まで塗装関係で知り合った方々をお誘いして、いつもの塗装屋会みたいな事をしました。

塗装ワークショップについては現在私の体調不良という事もあってお受付を停止しておりますが、既に塗装をやられている方で「どうやっても上手くいかない・・・!」といった方向けにマンツーマンで対応するようにしています。アマチュア向けでは無く、それで飯を食おう!というガチの方向けといった感じですかね。

なので今回のメンバーも仕事に塗装が関係している(それで利益を得ている)といった方々となっておりまして、ご案内が出来なかった方々には申し訳御座いません・・・!

ご相談いただいて内容としては、自社で開発中の製品に施したUVプリントの耐久性を向上させたいといった事でして、今回はそれの下地処理と、トップコート(クリアー塗装)の見直し&テストをする事になりました。

ちなみにこちらの方は以前当ウェブショップで販売するクリスタルクリアーをご購入して頂いた方で、会社の規模としてうちは到底足元にも及ばないようなちゃんとした企業でビックリしました(笑)。

幸いにして今回お越しいただいたメンバーの中にはプロのUVプリント屋さんがいらっしゃったので(前回のサーモスワークショップに参加された方です)、その方からUVプリンター機器のアドヴァイスや使用方法、また今回その方が作成して持ち込んでくれたこちらのUVプリントシールを使って実際にテスト塗装をする事になりました。色々と有難う御座いました!

テスト用に持ち込んだサーモスにUVプリントで作成したシールを貼り、足付け処理の方法やガスプライマーなどを使った上にクリアー塗装を行いました。UVプリント屋さんが「印刷する前もちゃんと脱脂してからじゃないと!」とか口を酸っぱくして言っていたのが何故か印象に残っています(普通の印刷屋さんは多分脱脂とかしてないと思いますが・・・笑)。

またご参加いただいた方々が作成された物を持ち込んで頂いたりもしましたので、そちらも紹介したいと思います。

画像のフィギアは何度もこちらで紹介しているアートトイペインターのGUNさんの作品で、ただしそれらは今回持って来てくれなかったので(!)、私が以前購入した物を並べてみました。それを飾る台が、今回ご参加された方が制作したアイアンワークの作品となります。以前こちらでも紹介した「手」の作品を寄贈して頂いた方ですね。本業は鍛冶屋さんですが、造形とか塗装とか音楽とか色々やっている方です。

自在鋼房

ミニチュアの盆栽棚のような物が鉄器で作られていて、BLACKRABBiTを乗せて飾れる様になってます。

この枠が、私もGUNさんも超お気に入りでした。直線的なデザインですが、鉄を叩いた跡とかが残っているのが格好良いですね。

他にはいつもGショックを塗っている方が制作したザクヘッド!(プラモデル)なども!

当店のデカールが発展したのはひとえにこの方のお陰で、今回の作品にも相変わらずエグイ感じでデカールが多用されています(笑)。

今回こちらのGショック塗装屋さんが参加する事を、早い段階で鍛冶屋さんにも知らせていたので、それ用にとこちらのアイアンワーク品も作って来て頂きました。

人物の紹介をするのは難しいのですが、こういった感じでその方の作品があると判り易くて良いですね。

それぞれを組み合わせ、鍛冶屋さんとGショック塗装屋さんとGUNさん3人のコラボ!みたいな感じでしょうか。

無機質な感じと有機質的な組み合わせに、さらにこの蔦のような曲線がヤバいです(惚)。

Gショック塗装屋さんに関しては敢えて今まで紹介を控えるようにしていたのですが、その辺りの事も解禁となりましたので(?)、改めて紹介をしたいと思います。

カスタムGショック製作小屋

こちらのウサギのフィギアを塗っているGUNさんについては、以下リンク先の記事が判り易いかと思います。宜しければご参照くださいませ。

マスキングシートを届けついでに

詳しくは紹介出来ないので控えさせて頂きますが、その他にも色々な物を御持ち込頂きました。

ぱっと見は普通の看板に見えますが、実は色々な技術が盛り込まれていまして、普段は辛口なGUNさんも(笑)、これには絶賛していました。

その他、当工場用にも頂いた作品がありますので、そちらは後日改めて紹介したいと思います。

尚、通常のサーモス塗装ワークショップは受付を停止させて頂いておりますが、今回のように「新たな業務で塗装を始めてみたけれど上手くいかない・・・」といったご相談にはお受付は出来るかも知れませんので、宜しければお問い合わせくださいませ。

今回は福岡・愛媛・愛知・神奈川・宮城・東京からお越しいただいた6名で、この度はわざわざ遠方からのご参加、有難う御座いました!

助っ人参戦Ⅱ

とある企業様から多めのご依頼が入りまして、ただ現状既にどうにもならなくなっている状況ですから、こちらでも何度か紹介している友人のJIROちゃんに、外注さんとして仕事を手伝って貰う事にしました。

JIROちゃんは立川職業訓練学校自動車塗装科の同級で、以前はモックアップを制作する会社で塗装を行っていました。

現在は独立して、皮などを使ったオリジナル製品の開発・制作・販売を行っています。少し前からはFabスペースの管理などにも携わっていたりします。

今回手伝って貰ったのはマイクの塗装で、ご依頼主様は違いますが前回も同じくマイクの塗装で手伝って貰っていました。

当店で通常行っている業務は少々マニアックなところがあるので、誰かに御願いするという事はちょっと難しいところがあるのですが(多分相当引くかと…)、今回のような量産品の作業なら助っ人の登場は凄く助かります。

JIROちゃんは現在立川のファブスペース「Tschool」の管理維持の業務も行っていて、そこにはUVプリンターや溶剤プリンター、3Dプリンターやレーザー加工機など、クリエイティブな事が好きであればまさに夢のような環境!!になっているようです。おっとヨダレが(笑)。

ツクール→https://tschool.tokyo/

塗装の仕事としては、今回のような数物の場合はどうしても単価は安くなりますが、実はこういった事の方が利益率は高く、「会社」として考えるとこちらに重きを置いた方が正解ではあります。というか、本来はそうしないといけないのですが・・・。

いつもやっている仕事はオーダーメイド的な「一品物」の塗装なので、どうしても一つ辺りの費用は高くなっていますが、それでも採算を合わせるのは難しく、これらの仕事はある意味自己犠牲で成り立っているところが否めません。

それでもやっていけているのは、好きだから・楽しいからという事であって、そういった点を考えると、もう他の仕事は出来ないところでもあります。体力的には厳しいとしても精神的には非常に健康的で(多分。笑)、JIROちゃんも恐らく同じような感じではないでしょうか。まあ道連れにするなって話ですが(笑)。

そういえば今回JIROちゃんから聞いた話で、以前彼が訪れたTechShopなるファブスペースで知り合った方が、偶然にもうちの事を知っているという事で大いに盛り上がったそうです。まあそういった場所なので当サイトの事を知っている人も居そうな気がしまうが、まさか話している相手の口から「僕一時期あそこに居たんですよ」とか出て来るとは、相手の方も相当驚いたのではないでしょうか(笑)。

ちなみにJIROちゃんが独立したばかりの時は少しだけうちの工場に居て、その辺の事は以前の記事をどうぞ。

改めてコワーキングスペースの人物紹介

このような事に限らず、現在御贔屓頂いている企業の担当の方が、いつも当ウェブサイトを見てくれているというケースが多く、お陰様で昔のように飛び込み営業とかもしなくて済むようになりました(独立したばかりの頃は無理目の外資系ディーラーなどへも結構やりました・・・)。本当に有難い限りです。

飛び込み営業に行っていた日々の、あの足が竦む緊張感は未だに忘れられません(笑)。

助っ人参戦

 ちょっと大変な作業が入っていて、これはもう一人では到底間に合わない!

と言う事で、職業訓練校時代の友人にお願いして仕事を少し手伝って貰っていました。

今回呼んだ助っ人は以前何度かこちらで紹介したタスナニカのJIROちゃんで、今は皮などを使ったオリジナル製品を作っていますが、元々モックアップの塗装などをしていたので今回マスキングなどの作業を手伝って貰っていたのです。お陰様で何とか峠を越える事が出来ました。いやはや助かりました…。

  こちらは彼が作製しているオリジナルのパスケースで、画像ではタスナニカのキャラクターシールが入っていますが、実はSuicaを入れて楽しめるようになっています。日常の物に何か楽しい事を足したアイデア製品、といった感じでしょうか。何かうちと違って爽やかだなぁ、と(笑)。

 その他にはキーホルダーやカップスリーブ、また今回は見れなかったのですがヴィレッジヴァンガード立川店さんのキャラクター「タチカワウソ」とコラボした商品などもやっているようです。こちらもうちと違って随分と華やかだなぁ、と(笑)。

ちなみに今日は工場二階に間借りして貰っているK氏も遅くまで居て、久しぶりに孤独な夜を過ごさずに済みました(笑)。皆さんの社畜っぷりが頼もしい限りです(といっても皆自営業なので好きでやっているだけなのですが)。

タスナニカのFacebookページ