第20回岡本太郎現代芸術賞展②

okamoto (1 - 1)-8 先日に引き続き、現在開催中の「第20回 岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」展に行った時の紹介となります。

画像は岡本太郎美術館手前にある池で、水の流れは全くないので「ここに酸素はないだろう…」と思っていましたが、まさかのアカミミガメが水面に出て来てビックリしました。まあ亀は肺呼吸ですしね(笑)。

okamoto (1 - 1)-7館内は比較的暗いのでカメラのISOは400まで上げていますが、先日紹介した角砂糖を使った作品の照明が時々激しく光る為、その時だけは撮影が楽になります。と言ってもマニュアルモードなのでそのままだと露出オーバーになってしまう訳なのですが(苦)。

尚、カメラはいつものSIGMAのDP2Merrillです。

okamoto (1 - 1)-9 今回紹介するのは特別賞となる井上祐起氏の作品で、「1965年にF1世界選手権で日本車として初優勝したマシンと、オオサンショウウオをモチーフとしている」との事です。オフィシャルサイトもありましたので紹介させて頂きますね。

Yuki INOUE OFFICIAL WEB SITE

okamoto (1 - 1)-11 驚くべきはその造形の仕上がりで、通常「逆アール」と呼ばれるラインは整形(パテ&サフェ研ぎ)がとても難しいのですが、それらの個所はかなり高いレベルで仕上がっています。

okamoto (1 - 1)-12 処理が難しい「谷のプレスライン」も非常に丁寧に仕上げられています。車の塗装屋さんなら当然だとしても、普通の方がこういうのはやろうと思っても出来る物では無いのですが…(恐)。

okamoto (1 - 1)-24ちなみに会場ではこういった冊子が用意されていて、各作品についての解説や作者の言葉などが収められています。

確かに現代アートは見るだけでは判り難い所も多々あるのですが、ただ今回は先入観を持たないで一周してみよう!と言う事で、会場を出るまではこれの中身は見ないでおくことにしました。

ただ実際は「ああ~!そうだったのか!」と言う所もあったので、本来ならこれを見てもう一周するのが良いと思います。

okamoto (1 - 1)-32他にはちょっと怖い系のがあったりと…(展示の仕方も怖いんです。笑)。

okamoto (1 - 1)-16他にもまだありますので、また後日紹介したいと思います。この鹿もかなりヤバいんですよ…(色々な意味で)。

okamoto (1 - 1)-33ちなみに生田緑地の中には大きな公園やプラネタリウム、実物の電車や汽車が置いてあったり梅林なんかもあるので家族連れでも結構楽しめると思います。

私もあともう一回行きたいのですが、そう言っておいていつも終わってるんですよね(苦笑)。

第20回岡本太郎現代芸術賞展①

okamoto (1 - 1) 今年も行って来ました。神奈川県川崎市岡本太郎美術館でこの時期に毎年行われている 「第20回 岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」展です。

以前は間借りしていた工場がこの近くだったので「出勤前に」と言う事で行っていましたが、今は全く逆方向なので行けるのは日曜日しかなく、なのでこの時だけは早起きをして混む前に行きました。

okamoto (1 - 1)-2企画展会場の方に行くと今回は初っ端から結構派手で、ジェット機のような騒音と閃光が出迎えてくれます。後で気が付いたのですが、どうやら観客が展示会場に入るとセンサーが働いて連動するみたいですね。私的にもこういうのは結構好きです。

okamoto (1 - 1)-6今回の大賞となる岡本太郎賞を受賞したのがこちらの山本直樹氏の作品、「Miss Ileのみた風景」となります。四角くて白いのは何と全て角砂糖です(!)。

okamoto (1 - 1)-4丁度作家の方もいらっしゃって(多分ご本人だと思います)、希望すれば一緒に角砂糖を積み上げられるようです。

okamoto (1 - 1)-3作品を囲むガラスの壁面には「オスプレイ不時着」とか「保育園落ちた」などの文字がステンシルで描かれ、なんとこれも砂糖が使われているそうです。

okamoto (1 - 1)-5 ちなみにこちらの企画展は写真撮影、ブログ、SNS等への撮影画像掲載が自由です(動画は不可のようです)。

以前からそうだったようですがそれを知ったのは去年からだったので、今回は少し多めに撮影させて頂きました。ただ他に閲覧している方の邪魔になるのを気にしてしまうので、比較的空いている早めの時間に来たかったんですよね。

okamoto (1 - 1)-10他にも色々撮影しているので今回は何回かに分けて紹介しようと思います。次回はこちらの井上祐起氏の作品ですかね。細部の出来具合は塗装屋の目から見てもかなりヤバいです。

ブログサイト新規立ち上げ

factory (1 - 1) 今日は靴のデザイナーをしている従弟が工場にやって来ました。散々毒気を吐き出し、お陰で工場の中は不穏な空気で一杯です。

と言うのは冗談でして(いや概ねその通りなのですが。笑)、今回は新たにブログサイトを立ち上げたいと言う相談だったので、今日はその場でレンタルサーバーに仮契約し、WordPressをインストールして早速立ち上げて貰いました。一年くらい前に紹介した記事の続きみたいな感じです。

二年前に彼が始めたフェイスブックは当初した約束通り毎日欠かさず発信していたみたいで(私が約束をした記憶は全く無いのですが…)、今後はフェイスブックでは出来なかった事をブログ上で色々やってくれそうで今から楽しみです。まともになったら是非こちらでも紹介させて頂きますね。フフフフフ。

kamata (1 - 1)-3もう一枚くらい画像があればな~と思っていたら、帰り道の教会の掲示板には丁度今日の事に合っていそうな文言が(笑)。

老兵はただ消え去るのみですが、彼にはもっと飛躍して頂きたいです。ゴッホゴッホ(私は踏み台にされる感じで。笑)。

遠心注型用シリコーン型作製

enshin40 先日遠心注型(脱泡)用の台座プレートが出来たので、続いてそれ用のシリコーン型を作製しました。複製するのはいつもの色見本用ミニカーですね。代り映えしなくてすいません…。

enshin41 シリコーンを注ぐ為の容器を用意する時間が無かった為、今回はMDF板に直接壁を作って注ぎ込むようにしました。実は良く判らないのですが、多分型の形を丸くしないとバランスが悪く上手く回らないんでしょうね。

enshin42 壁にはいつものPP製クリアーファイルを切って使います。こんなので大丈夫かと思いきや、意外と何とかなりました。

enshin43 芯の部分も適当な物が無かったので50mm幅のマスキングテープを置き、そことミニカーとの間には5ミリ幅のスチレンボードをカットした物を配置します。真ん中に注いだレジンが遠心力の力でその導管を通って型に流し込まれると言う算段です。

enshin44 今までシリコーンの量は適当でしたが、今回は結構使うので体積を計算してみました。

半径×半径×3.14×高さ=9×9×3.14×2.5とし、シリコーン樹脂の比重は1.2くらいなので少し多くして700g程作製しています。

enshin45 まずは真空脱泡し、

enshin46 硬化剤を混ぜ型に流し込みます。さらにもう一度この状態で真空脱泡を行います・・・が!

失敗しました…。

台に使ったMDF板が大きく、これではデジケーターに入らないのです。全く失念していました…。

enshin47 と言う事ですが、デジケーター自体をひっくり返して被せると言う荒業を考えだして何とかしのぎを削りました。

enshin48 MDFとその上に貼ったマスキングテープで空気の密封性はとても悪かったですが、鍋の上に全体重を乗せて数分ポンプを回してみると、意外にも結構なエアーは抜けてくれたようです。下の台がアクリル板だったらさらに良かったっぽいですね。

enshin49急ごしらえで作成したクリアーファイル製の壁でしたが、予想以上にしっかりしていて漏れもありませんでした。次もこれで大丈夫そうです。

既に型からの取り外しも出来ていますので、また後日紹介しようと思います。次はいよいよ遠心注型本番、ですかね。