BMW K1200GT オールペン作業開始

丁度一年前くらい前からお預りしておりました、BMW MOTOのパーツです。

その後、同オーナー様からお預りしたBMW M6のバンパースカート等を先にやる事になり、さらに業務が忙しくなってしまった為かなり遅れておりましたが、ようやく作業に着手出来る事となりました。大変長らくお待たせいたしました!

途中何度か大物案件や自転車フレーム塗装のお問い合わせがありましたが、そちらはこの作業が終わってからと言う事で、一年以上先に改めてお問い合わせ頂くようお願いをさせて頂きました(申し訳御座いません・・・)。

一応完成までは半年くらいを目処に考えていますが、塗色が普通の色(キャンディ―カラーでは無い色)となったので、もしかしたらもう少し早めに出来るかもです。バイクだと転倒=修理となるので、塗り方で色が変わってしまうキャンディーカラーはバイクの外装にはお勧め出来ませんから、今後の事を考えると良かったと思います。

 

ちなみに日記みたいですがこちらは一応社外記で、日記の方では出来るだけ作業内容を纏めて紹介するようにしているので、今回はこちらでの紹介とさせて頂きました。単なる宣言みたいな感じなので、日記で紹介する事では無いかなぁと思いまして。

それではある程度下準備の作業が進行しましたら日記の方でも紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

PCキーボード塗装 完成

 先日本塗りを行っていたHappy Hackingのキーボードです。ちょっと時間が出来たので組み付けを行いました。

 パッと見は普通のピンクですが、蛍光顔料を使って発色の良い淡い色味を出しています。簡単そうに見えますが、普通の顔料(自動車補修用塗料)ではこういうピンクは出せません(ただしこれらの画像ではそれを上手く表現出来ていないのですが・・・)。

 キーボードの配列が少し特殊なので、最初の画像を見ながら元に戻していきます。

 と言う訳で完成です!

最初の画像も紹介しますね。

元々は真っ白なキーボードで、FILCOのキーボードを買ったらおまけでついて来たような物だったので、どうせならと言う事で蛍光色用のサンプルにと塗装をしてみました。

 カバーだけの塗装なので簡単かと思いきや、最初に塗ったベースコートで素材が溶ける(!)と言う事態に陥り、取り敢えずクリアーを塗るだけ塗ってガッチリ固めてから塗り直していたりします。素材はABSだったと思いますが、PS(ポリスチレン)並みにヤバい素材でした・・・(と言ってもPC関連の樹脂では良くあります)。

 クリアーは塗っていますが、クドくならないよう艶消し仕上げにしています。ツルンとした艶消しは上品で高級感がありますよね。

いずれは工場の二階にある一室を受付窓口にするつもりで、そこにこういったサンプル品や色見本を並べ、ご希望される方には直接色を見れるようにしようと思っています。

 試しにストロボを設置した撮影デスクでも撮影してみました。

ストロボを使っても光をしっかり吸収してくれるハイミロンを背景にする事でピンクが良く映えます。

仕舞っておいても何なので、壁に引っ掛けて飾っておこうと思います。自然光が射し込む入口付近が良いですかね。

カメラ イメージセンサーの掃除

 少し前ですが、カメラのイメージセンサーがかなりヤバい事になっていたので、画像の無水エタノールを購入して自分で清掃をしてみました。

こちらも少し前の画像ですが、判り易いよう画像に写っているゴミに印を付けてみました。これらがイメージセンサーに付いているゴミです。

デジカメを手で持って撮影する時の絞りはF5.0~6.0くらいで、この絞りならこういったゴミは映らないのですが、ストロボを使った時のF16までの絞りとなると、上の画像のようにかなり酷い状態になっていました。被写界深度が深くなってピントの合う範囲が広くなった半面、こういったデメリットが生じていたのです。

尚、オリジナルの画像は以下の記事で紹介していて、同じ様にストロボを使って撮影した他の画像も酷い事になっています。

ストロボ2台目投入

 ちなみに普通(?)のデジカメには、振動でゴミを落とす「イメージセンサークリーニング機能」なんて物があるようですが、私が使っているNIKON D200にはそんな物はありません。勿論現場で使っているD40の方も・・・(苦)。

と言う訳で、NIKONのサービスセンターに持って行って掃除をして貰おう!なんて事も一度は思ったりしたのですが、そこに行くまでの時間があったら自分でやった方が早いと思い、今回もこういう事態になっています。まあいつものパターンですね。

イメージセンサーを清掃する際には「シルボン紙」なる物を使うのが一般的のようですが、多分いつも脱脂に使っているキムテックスでも大丈夫だろうと思い、それをハサミで小さく切って使う事にしました。キムテックスはキムワイプの高級版みたいな感じで、紙では無くPP(ポリプロピレン)で出来た不織布です。

 他の方のサイトを見てみると大体こんな感じで棒の先にウェスを巻いているようなのでそれに倣ってみました(間違っているかも知れません)。

あとトリモチみたいに先がベトベトした「ペンタ棒」みたいな物の代わりに、マスキングテープの糊面を外側に巻いています。一応これも使えました。

気を付ける点としては、要は硬い物(今回の場合だと割り箸)がセンサーに当たらなければ良いだけの事だと思うので、少量の無水アルコールを着けたウェスでセンサー面を拭き取り、それを乾拭きしてあげるだけで完了です。簡単過ぎて何だか拍子抜けしてしまいましたが、もしかして他に何か重要な事とかあるんでしょうか・・・。

その後は特に(と言うか全く)問題無く、F16の絞りで撮影していても目立つホコリは映らなくなりました。

塗装屋さんなら判ると思いますが、クリアーに付着したゴミをスピナールで取るあの作業(死!)に比べればイメージセンサーの掃除は公園の散歩と同じくらい簡単で、わざわざ人に頼むような事でもないと思います。

あ、「公園の散歩」は映画「TOP GUN」の「Easy,Cougar.It’s a walk in the park.Stay with me」からの引用で、当時この映画を観て筋トレに励み、「いつかはNINJAを」とか思っていたのは私だけでは無いかと(笑)。

アイスマンの「YOU!」、からの甲板に掛けてのシーンは今見てもかなりヤバいです。

そう言えば最近知ったのですが、トップガン2やるらしいですね!今から凄く楽しみです。

色見本マイク 白系パール塗装

 先日サフェを塗っておいた色見本用のレジン製マイクです。

 マイクの塗装ではホワイト系の御依頼が多いので、今回は白から派生した感じのサンプルを塗装する事にしました。使うのは一般的なブルーパールとバイオレットパールです。

パールはそれ自体では色を隠蔽させない為、下地の白を活かしつつ、光が当たった時だけ色を変化させる感じですかね。基本はあくまでも「ホワイト」です。

 また今回は新たなデカールも作成しました。それぞれシルバーの上にマゼンタと特色ブルーを重ね、キャンディーカラーの様にしています。

デカールの作り方については以下の記事が判り易いかと思います。当初は私も悩んで色々なサイトを見て学びましたので、ご参考になればと思います。

1/43ポルシェミニカー用 デカール作成

ちなみに現在はデカールシートを像のロケットさんの製品に替えています。

 ベースコートを塗り、デカールを貼り付けます。こちらの塗装は白の上にブルーパールを重ねた仕様です。

 また今回はサンプル用なので、裏側にはゴールドのデカールを貼ってみました。

 そしてこちらはバイオレットパールを塗装した方で、デカールには同じ系統でマゼンタに印刷した物を採用しています。

昔、オールペン全盛期にこういう色のシーマとかセルシオがよく走っていましたが、最近めっきり見かけなくなりましたよね。トランクに立てていた自動車電話のアンテナ、凄く懐かしいです(笑)。

 ゼンハイザーのマイクでは白ベースに「SENNHEISER」のロゴをシルバーで入れる仕様が人気なので、こちらもSHUREで試してみました。

と言う訳でクリアーを塗って本塗り完了です。当店としては稀に見る爽やかな配色に(笑)。

 SHUREのロゴは下地にシルバーを印刷する事で、キャンディー塗装と同様透かした時に色の深味が出ます。少し前にご依頼を頂いた高級なイヤホン(日記では紹介していません)のロゴにこれを採用していて、オーナー様にも気に入って頂けたのでいつか見本を作ろうと思っていたんですよね。

 こちらも単にシルバーの上にマゼンタを重ねただけですが、非常に発色の良い格好良いロゴが出来ました。何故もっと早く気がつかなかったのでしょう(苦)。

それぞれの塗色は普通の3コートパールと変わり無く出来るので、これなら費用も据え置きで大丈夫そうです。

後日完成したら撮影してマイク塗装のウェブサイトにて紹介しようと思います。

自ら育てて店頭に並べて販売までを行う、まるで道の駅のよう(笑)。