ウェットブラスト用ボックス 改②

先日キャスターと脚を取り付けていたブラストボックスです。

8年間ベランダに放置していたら、アクリル板の表面に水垢のような物が染みついて中が曇ってよく見えないので、

コンパウンドで磨いて透明感を取り戻させてあげました。これは気持ちが良いですね!

次は箱の底にドレン用の穴を二ヵ所開けます。

使うのは水道管等に使う塩ビ製のパイプで、この辺のパーツは一個50円くらいと非常に安いので、気軽にカットしたり加工して使えるのが気に入っています。イオン化とかして箱の錆びを誘発したりとかもしないですしね(良かれと思ってステンレスのニップルなんか使うと穴の周りから無用に錆が出てしまいます)。

それらをこんな感じで、箱の中の水を抜き取ってホースで流せるよう取り付けます。

・・・が!

この部品の特性上から、最後までネジを締めても若干の隙間が空いてしまい、ブラストボックスの外板にきっちり固定してくれません。鉄板がもう少し厚ければ問題無かったのですが、まあ判っていた事でもあるので、

ワッシャーを自作する事にしました。以前CORSAIRのPCケースを塗装した際、ABS板をカットして専用ワッシャーを作った時のような感じですね。

今回は3mm厚のアクリル板をレーザー加工機でカットしました。

それを捻じ込む二つの部品の間に挟みます。良い具合でピッタリ締められるようになりました!

設計からここまで15分程度で作れてしまうスピード感が、レーザー加工機の気に入っているところです(作業中に足りないものを買いに行ったり手を休めるのが本当に嫌なので・・・)。

側面にも穴を増やし、そこには水道ホースがワンタッチで装着できるカプラーを取り付けました。

こんな感じで、ブラストボックスの中で水道水を使えるようにしました。粉だらけだとワーク(対象物)にどれくらいブラストが当たっているのか判り難いので、それを洗い流す為と、窓に水を掛けて中を見れるようにですね。

新たに設けたドレンは二ヵ所で、上段は中の水が規定量を超えたら自動的に排水するようにと、下段は使い終わって中の水を全部捨てたい時に使う為の物です。ただ重曹はアルカリ性なので、もしかしたら入れっぱなしでも特段問題無いかもなのですが(普通の水だと錆が出るのが嫌なので)。

次は内部の照明の強化と、ミストを排出させる為の排気または送気ファンを取り付けようと思います。まあその辺は後でで、とりあえずテスト的に使ってみようかと思っています。いや、でもその前に塗装しないとですか。

ウェットブラスト用ボックス 改

先日絶体絶命の状況を救ってくれたウェットブラストですが、

8年間屋外に置いておいたブラストボックスは、塗られた塗装が紫外線で劣化して褪色してしまっているので、今回を機に活躍出来る場を与えてあげる事とし、新たに塗り直してあげようかと考えました。

また折角なら使い易いようにと、脚を伸ばしてあげる事にします。使う度に台に乗せるのも大変ですし、使わない間これをどこに置いておくのか!と言う問題も解消したい訳です。

使う材料は、この工場に来たばかりの時に作った塗装ブースの余り材料、60×30のC型鋼です。

長さは3200程で、少しでも楽が出来る&無駄がないよう、きっちり4等分にカットします。

キャスターを取り付ける箇所は、こちらも余っていた端材のアルミアングルを使います。

カットしたアルミアングルへ、工場二階にあるボール盤で穴を開けます。

こちらのボール盤は今の工場に来た時に置いてあった残物で、危うく産業廃棄物になる所だった物を直して今も使っています。

本来なら各所はボルトナットで固定してあげたい所ですが、取りあえず手っ取り早くドリルビスを打ち込んでいきます。

各脚を本体に取り付けます。

どこかで見た事あるような姿だと思ったら、スターウォーズのAT-ATウォーカーですね(笑)。

キャスターは以前まとめて50個買っておいた物がまだ残っていたので、

それらを利用します。

ブラストボックス専用の台は1万円くらいで売っているのですが、そちらも組み立て式で、またキャスターもついていないので、だったら時間的に変わりないだろうと思って自作する事にしました。その方が愛着も湧きますしね。

と言う訳で脚の完成です!

強度を考えると脚の途中に補強材や棚板を着けた方が良いのですが、

こんな感じで下に色々仕舞えると便利なので、とりあえず棚板は付けず、縦方向にだけ補強材を入れようかと思っています。

あとはウェットブラストとして使えるよう内部にシャワーの取り付けや送気ファン、水抜き用のドレンなどを取り付けようと思います。あと照明も強化しないとですね。

大きい物は今まで通り開放式で問題無いのですが、小さい物の場合、思いついたら直ぐに使える!と言う風に出来たらと考えています。

1/24 RB26DETTコレクション

先日川崎に映画を観に行った際、駅の商業施設(ラゾーナ)内にあるガシャポンのデパートにて入手してきた日産RB26エンジンのミニチュア模型です。

RB26エンジンは昔から塗装の仕事でよく扱っているので馴染み深く、業者様からのご依頼を含めると今までに100セットは塗っていると思われ、今回こちらの発売にあたって「これは回さないと!」と思っていた次第です。

カプセルを開けてパーツがバラバラになった状態だとちょっとチープさが否めないと思いましたが、組み付けてみると中々によく出来ていると感じ、これが400円で手に入る事に感動してしまいました。

手に入れる前は本物の結晶塗装を塗ってみようかとかも考えていたのですが、マスキング等での作業を考えると余り良い仕上がりになるとは思えず、またどうやっても仕事の糧にもならなそうな気がしたので、一気にトーンダウンしました(笑)。こちらの社外記で紹介する事項は直接仕事と関係はしていませんが、何かしらそれの役に立つと思ってやっている事でもある訳でして・・・。

せいぜいやるとしたら型を作って透明レジンを流し込み、琥珀みたいな感じにするとかですかね。でも水害に遭ったエンジンみたいでそれも嫌ですか・・・。

他にも恐竜のミニチュアも回したりしたので、後日そちらも紹介したいと思います。

BLACKRABBiTガチャセット届きました!

知り合いの塗装屋さん(GUNさん)がいつも塗っているアートトイのBLACKRABBiTのミニチュア版=ガチャの全6種セットです。どこのガチャも売り切れみたいなので入手するのが難しいらしく、だったらという事でネットで購入しました。「わざわざ買う必要無いのに!」とGUNさんに言われてしまいそうですが、Twitterのタイムラインを眺めていると私も並べて撮影してみたくなりまして(笑)。

GUNさんについては、以下の記事が判り易いかと思いますので宜しければどうぞ。

マスキングシートを届けついでに

こちらはTwitterでも紹介した画像で、先ほどの6体を、パントンの色見本の上に並べて撮影した物となります。

以前SHUREのマイクを塗装した際に、色見本の上にマイクを載せて撮影をしたら華やかだったので、それと同じ方法で完成したワイヤレスマイクを撮影していたところ、丁度こちらのBLACRABBitが届いたのでついでに撮影した次第です。やはりと言うか背景が変わるだけで一気に華やかになりますね!

それぞれ色相を合わせると良い感じに映えてくれます。

こちらは塗装のご依頼を頂いていたマイクです。オーナー様に向けての紹介であれば背景はどうでも良いと思うのですが、

こんな感じの画にしてウェブサイトのトップページに掲載すれば、ご依頼を検討されている方は色々な事を想像し、塗装への意欲が増すのでは、と考えています。

ただ毎回こんな感じに色見本帳を広げて並べるのは結構面倒なので、この状態のまま仕舞っておき、何か撮影したい時にそのまま出せる背景用素材として活用しようと思います。

このキーホルダーだとちょっとちょっと合いませんが、アクセサリーとかならよく合いそうです。

撮影はかなり面倒な作業で、出来ればやりたくはないのですが、仕事としては後々間違いなく役に立ってくれるのが判っているので、如何に手間を掛けずに撮るか!と言う事に重きを置いています。ただ、まさに「ハァ~」ではありますけどね(笑)。