2022葛西臨海水族園行き

先日の日曜日、バイクでは初となる葛西臨海水族園に行って来ました!

半年くらい前にもバイクで葛西臨海公園に来ていたのですが、その時はまだコロナ禍が明けていなかった為、整理券が無いと水族館には入れなかったんですよね。

葛西臨海公園は都内からも人気のあるスポットなので、時間帯によっては車庫待ちの渋滞で中々入れないという事がありますが、バイクはそれとは別の専用車庫に無料で停められるので、遅い時間に家を出ても全然大丈夫!というのが良いですね。さらに私が住んでいる大田区からはゲートブリッジが出来たお陰で道中のストレスも殆どありません!

葛西臨海公園の正面入り口(駅前)はいつも混んでいますが、バイク置き場からのルートだと鳥類園側から行けるので人が少なくて気分良く歩けます。道が広く、辺りの樹々が多いのもとても気持ち良いです。

しかもヘラサギに逢えたり(笑)。奥にはタンチョウも居ました。野生なんでしょうか・・・。

そして水族館へ!ここに入るのは久しぶりです。多分マグロが大量死する前ですかね。

入ってすぐのところにある大型水槽です。日曜と言えばこの辺はいつもごった返していた気がしますが、コロナ禍の影響がまだ残っている感じか日曜日なのにそんなに混んでません。素晴らしい・・・!

いやー、やはり大きい水槽は良いですね!気分が上がります。

という感じでしたが、通路の水槽は人の流れが停滞してまあまあ混んでいます。それでもコロナ前の状態からすると全然空いている方だと思います。

こんな大きな生きている個体を目の前で(しかも自分で掃除とかしなくて)眺められるのは最高です。

そしてマグロが泳ぐ巨大ドーナツ型水槽に!

一時は全滅状態だった水槽ですが、今はここまで復活していました。衝突防止のシートがちょっと邪魔ですが、まあ仕方ないですかね。いずれこちら側からは透けて見える光学迷彩みたいな素材がい採用されればと。

何気ない風景がまるで絵画のようです。子供と同じくらい(むしろ子供より)大人が楽しめるのが水族館の良い所ですかね。

そして屋外のペンギンプールに!

陸上だとのんびりしているイメージのあるペンギンですが、水の中だと魚と変わらないくらい(むしろそれ以上に)活発です。地上と水中を真横から見れる展示は面白いですね~。

さすが鳥類という事もあり、魚に比べると好奇心も旺盛です。行動がうちの鳥たちと大差ない(笑)。

昼食は館内のレストランで頂きました。海藻サラダとマグロカツカレーです。

コロナ禍前はいつも混んでいるイメージしかなく、注文する為の行列&席取りにうんざりして利用した事がありませんでしたが、この日は半分程度席が空いている程だったので今回初めて頂きました。カレー美味しかったです!

そして今回のメインに!(?)

葛西臨海水族園には先ほどの大きな水族館とは別に、こちらの淡水生物館なる建物があります。出口に向かう際に分岐して、こちらに来るコースがあるんですよね。

特に珍しい生き物がいるという訳では無いのですが、それだけに全体の雰囲気が身近に感じられるのが楽しいです。「東京湾の生き物」コーナーに何故かワクワクするのと同じような感覚ですかね。

地上からは生き物の気配を殆ど感じられませんが、

水野中では結構な数の魚が見られます。四つ網とか仕掛けたくなりますね(判りませんか…)。

そして渓流コーナーに!

こちらは渓流をイメージした水の流れが速い水槽で、ヤマメやイワナなどが機敏に泳いでいる姿が観察できます。塩焼きにしたら美味しそう~とか思ってしまうのは多分私だけでは無いんじゃ・・・。

他にはカエルも展示されていました。このフォルム、奇跡的ですよね~。

その他こちらのルートには歩道脇にビオトープが数多くあって、メダカなど水の中の生き物を探しながら歩いているだけで楽しいです。

公園内は綺麗に整備されているので、お弁当だけ持って気軽に遊びに来るのも良さそうですね。また是非訪れようと思います!

adidasスニーカー塗装 完成

先日ワークショップ用にテスト塗装を行ったアディダスのスニーカーです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきました。

最初の状態も紹介します。

今回塗装したのは3本ラインのみで、ここは元々艶のある素地でしたから、サフェ等の下地処理無し=上塗りのみでも艶々に仕上がっています。

逆を言えばシボ模様の所に単に塗装しただけではこういった艶は出ず、また布のようなキャンパス地では色が滲んでしまうのでNGです。他には染料が使われている場合は色の滲み=ブリードが起こるのでこれもNGで、さらには溶剤に被膜が侵されて溶けてしまったり縮れが起きたりしたらもはや廃棄物となってしまいます。当店のように毎回違うような塗装を行っているショップが少ないのはこういった事が理由で、一度も扱った事が無い物を塗るという事は常にリスクと隣り合わせなのです。

今回は見本も兼ねるという事で、4面それぞれを違う色にしました。

またどれも単なる塗色では無く、見る角度(視点位置と光源位置)によって色相が変わるマジョーラ=クロマフレアのような顔料を採用しています。

塗装面に突起状のブツが目立ちますが、実はこれらはゴミでは無く、最初から着いている接着剤が撥ねた物となります。とても固く、ペーパーを掛けようとすると素地を痛めてしまいそうで、かといって爪でカリカリやっても全く取れないのでかなり厄介です。PVC=ポリ塩化ビニル樹脂は塗料や接着剤との相性が良いのが利点ですが、溶着のようにくっつき過ぎてしまうのが厄介な所でもあります。

今回のような内容でワークショップを行うとしたら、塗装するのはこれらのようにワンポイントのみで、ただこれだけでも人数は4人程度、時間的にも一日掛かりになってしまうかと思います。スプラッシュ塗装であれば一度に8人で塗装する事も可能ですが(色を飛ばすだけなので)、スプレー塗装(エアーブラシ)となると一人ずつ順番に、せいぜい二人までの作業になるので、どうしても時間は掛かってしまうと思います。

またスプラッシュ塗装とは違ってちょっと塗料が食み出しただけでも結構目立ってしまうので、普段マスキング作業に慣れている人向けか、失敗するのが当たり前と理解して頂いた方だけになるかと思います。スタンドックスのデモマンの方に「タカハタさんがそれやるって安過ぎじゃないですか?!」と言われてしまいましたが、講習では無くあくまでもワークショップ=塗装体験できる場なので、結果よりも過程を楽しんで頂ければと思ってます。

そしてこの先に考えているのは「マンツーマン」の塗装で、「一日貸し切り5万円でもやりたい!」という方が現れれば仕事としても十分成り立つのでは、と思っている次第です。最近で言うとYouTuberとか、お忍びで楽しむ芸能人向けとかですかね。実際そういったお問い合わせはあったのですが都合が合わず、実現には至りませんでした。当店のように一般向けでは無い職種の場合、宣伝費と取材費を相殺するのは難しいんですよね。

ちなみにマジョーラ系は一般的なパールと同じなので、太陽(光源)を背にして見た時には色味は見えなくなり、透かしの黒だけが目立って全く派手さはありません。

なのでパール系を上面に、今回のように側面であればソリッドカラー(一般的にはエナメルと呼ばれる色)が適していると思います。好きな模様のレース生地を使った塗装とかも良いかもですね。まあでも敢えて目立たせたくは無いという事であれば、今回のような下色の黒が透けるクロマフレア系はむしろ良いかも知れません。

動画も撮影しました。

最初に撮った動画は大分暗かったのですが、後から編集で明るく出来るのを知ったので加工しました。スマホで動画を後から編集出来るって・・・凄い時代になりましたね。

 

こちらも元々は暗くてしかも遠かったのですが、切り抜き&明度を上げる編集加工をしました。

作業内容については、マスキング自体はスプラッシュ塗装の時とさほど変わらなかったのと、プライマー~クリアーの塗装は当方がやってあげるとして、参加者は着色=ベースコートだけなら問題無いかと思います。ただ事前に説明してもキャンバス地とかシリコーン樹脂とかの塗装に不向きな素材を持って来られる可能性も無いとは言えないので、どれのどこを塗りたいのか予めチェックは必要になるかもですね。

取り敢えず初回は4名までで参加費は¥5,000くらいで考えています。募集はツイッターで行うと思いますので宜しければそちらをご確認頂ければと思います。

adidasスニーカー 本塗り

少し前にワークショップ用のサンプルとして購入していたアディダスのスニーカーです。

本来はいつものスプラッシュ塗装用として使うつもりでしたが、前回のワークショップの参加者の方から「エアーブラシで塗装してみたい!」というリクエストがあったので、取り敢えず試しに塗ってみる事にしました。

ちなみに塗装の対象としては決して難しい物では無く、ただ仕事として行うのはどうも微妙な感じがしていて(カチッとした感じが無く、被塗物としての興味が湧きません…)、ただワークショップであればその辺も許せる気がしたので、今回試してみようと思った次第です。

尚、塗装範囲はワークショップを想定して極小範囲に、取り敢えず今回は判り易いアディダスのトレードマークである3本線を塗る事にしました。

私的に気に入らない「カチッとしていない感じ」につきまして、例えばソウルとアッパーとの境界に接着剤がはみ出ていたり、しかもそれが飛散していたり、ただそれをペーパーで削ろうとすると素地のビニール被膜(PVC)を破いたり荒らしてしまうので手が出し難く、またカットされた断面が毛羽だって気持ちが悪い、さらには縫製された糸も一緒に塗らないといけない(本来ならバラバラに分解したい)等々、気になる箇所ばかりなのです。車体の塗装で例えると、テールランプやアウターハンドルを付けっぱなしで塗ったり、エンブレムバッジを外さずマスキングしたりするような感じです。

ちなみに被塗物素材であるPVC=ポリ塩化ビニル樹脂は塗装において特段難しい樹脂では無く、ただスニーカーのような加工品に使われている場合は「樹脂の塊」では無く、極薄い膜や違う樹脂と組み合わされていたりする等不明な点が多いので、実際にやってみないと判らない事が仕事として受けるのが難しいところです。紙コップのように一見するとただの紙のようで、実は内側にはPE=ポリエチレンの被膜があったりするような感じでしょうか(PEは塗装不可能と言われている素材なので、もしそれが使われていたりするとかなり難しいです)。

色についてはライムグリーンやピンク等のポップな感じを想定していましたが、知り合いの塗装屋さん(GUNさん。笑)から「そこは絶対マジョーラでしょう!」との鶴の一声があったので、それに準じて見る角度で色が変わるクロマフレア系の光干渉型顔料を使った塗色を採用する事にしました。またサンプルなので4箇所それぞれ違う色にします(後ほど少し内容が変わります)。

作業内容はいつもの通り足付け処理&プラスチックプライマーを塗布し、各工程毎には真面目に脱脂処理も行っています(私物とか私用だとどうしてもこの辺りの基本的な事をお座なりにしがちでして・・・)。

色は一部を変更して、この4色にしました。

プラスチックプライマー塗布後、まずは下色の黒を塗ります。STANDOXの原色MIX571ですね。この時点でガムテープを貼って剥がし、塗膜がちゃんと密着しているのを確認しておきます。当然ですが全く問題ありません。

仕事じゃないので途中の撮影が疎かになってしまいましたが、何とか本塗り完了です。

こちらは当店規定のクロマフレア風No.4となります。

見る角度によって「紫→橙→黄」へと色相が変化します。

こちらは当店規定NO-01となります。「イエロー→グリーン→ブルー」に変化する顔料です。

そして反対です。

こちらは当店規定のH-07となります。ゴミが着いているように見えますが、接着剤が飛んだ痕です。

見る角度によってはここまで鮮やかな紫になるのが特徴です。

そしてこちらはNo.19 ですね。鮮やかな青で私的に気に入っている顔料となります。

角度が着くと鮮やかな紫になります。

クリアーには軟化剤を入れているので、普通に使っている内には(履きつぶす前までには)問題無いかと思います。今後実用テストを行いたいですが、その辺はGUNさんのスニーカーみたいにワークショップに参加された方に検証して頂こうかと思っています。

尚、作業的にはスプラッシュ塗装に比べるとどうしても長くなるので前回のように8人での体制は難しく、なので4~5人程度での1日作業になるかと思います。自動的に参加費も上がってしまうので、その辺で参加者も絞られてくるかもですね。

動画も撮影しました。色の変化はこちらが分かり易いかと思います。

次はポップなカラーでグラデーションとかを試してみたいと思います。

2022六郷用水散歩行き

先日の日曜日は電車に乗って、武蔵小山にある秘密厨房さんでいつもの日替わりお弁当を買い、折り畳みテントを持ってその辺をウォーキングしに行く事にしました。今年のゴールデンウィークはコロナ禍明けて初の大型連休という事もあって、どこに行っても混雑ぶりが激しいでしょうから、出来るだけ人口密度の少ないところを目指して行く感じです。

当初は二子玉川で降りて、周辺の緑地にテントを張ってのんびりしようかと思っていたのですが、Googleマップで見てみるとその周辺はかなり混雑しているような感じだったので・・・、

そのまま東急目黒線に乗って多摩川駅を降り、周辺の公園に行っては見たのですが、こちらもやはり人が多く、

なので結局いつもの多摩川河川敷=丸子橋の下で食べる事に(笑)。

普段は合成樹脂とか有機溶剤が身近にある環境に居るので、せめて休日は自然の中、出来れば森のような場所で過ごしていたいと思っていて、なのでお弁当を買って屋外で食事をする程度の事が十分に楽しいです。

帰りは自宅まで歩いていきますが、その途中、前から気になっていたバナナオレを頂く事に!

バナナジュースと言えばアイスが定番ですがこちらはホットもあり、しかも色々な種類の生薬をトッピングで入れられたりと一風変わっていたりします。寒い時期に何度かホットのバナナオレを飲もうかと思っていたのですが、その都度お腹一杯で利用していなかったんですよね。

今回は初挑戦という事もあって普通に冷たいバナナジュースだけでしたが、次回は是非シナモンとかを入れてみようと思います。

沼部の玉堤通沿いにある六郷用水跡は、色々な樹々や生き物が居て気持ちの良い散歩コースになっています。

途中、こんなところにカモのペアが!

脅かさないように注意して通ったのですが、何故か延々着いてきます。

最終的には柵の上まで飛んできました(笑)。かなり人に慣れているような感じなので、恐らく餌をあげている人が居るのではと・・・(私はしませんが羨ましい限りです)。

六号水路は、慶長2年(1597)に多摩川左岸の六郷領(いまの東京都大田区)を潤す農業用かんがい用水路として、徳川家康の命により小泉次太夫が15年の歳月をかけて開削したとの事です。小泉氏は川崎の二ヶ領用水も手掛けた方で、その辺の時代となると関ヶ原の戦いをやっていた頃ですから(!)、現代のような機械の無い状況でそれらの測量方法をやってのけている事を考えるとめっちゃ優秀な方だったのだと思います。ヤバイくらいに凄いですね・・・。

沼部駅近くの水車がある近辺は何故かいつも亀が多く見られます。

いやいやいや(笑)

街路樹の桜の木はすっかり青々としていて、ただ何か大量の実が・・・。

って!これ って天然のサクランボでは?!

私が普通じゃないのかも知れませんが、桜の樹に普通にさくらんぼが実っているのを初めて見ました。まさかと思って食べてみたら、普通にさくらんぼで二度ビックリ(笑)。

ただやはりと言うか売っている物より味が薄い感じで、自分で食べるのはほどほどに、あとは自宅の鳥たちへのお土産に少し持って帰る事にしました。違う樹では野鳥がむさぼるように食べていたので調べてみると、鳥も好物との事なのであげてみると、全く食べてはくれませんでしたが(笑)。