無彩環壁時計「白」 完成

いつもは12色の色相環に塗装している壁時計ですが、知り合いの塗装屋さん(GUNさん。笑)から、「シルエットだけで存在が感じられる物があれば!」(少し脚色。笑)という一言で、白一色の壁時計を作ってみました!

たんなる無色だとつまらないですが、色相環のフォルムがそのまま残っているので存在を十分に感じられます。

色はフォルクスワーゲン車の「キャンディホワイト」(LB9A)で、サイズは直径が約25センチ、艶ありと艶消しの二種類となっています。

周りのピースは、5mm厚のアクリル板をレーザー加工機でカットして作っています。

白一色なので塗装工程は楽な筈ですが、今回は2個だけの作成になったので今のところ全くコストを落とせておらず、かといっていつもの塗装費(時間工賃)から算出するとあり得ない金額になってしまうので、とりあえず今回は赤字でも良しとして今後(老後)の為の種まきとなればと思っています。

こちらは艶消しバージョンです。

艶ありに比べると安っぽいかな?と思いましたが、紙のような質感がとても良い感じで、かといってしっかりとした重みがあるので私的にはこちらの方が断然好きです。まあ実際艶ありよりもこちらの方が材料は高いですし、艶消し自体塗る機会が少ないのでどうしてもコストは高くなりがちです。

艶消しクリアー艶ありのそれに比べてレベリングが弱く、故に表面張力でフチが盛り上がらずエッジが効いていて格好良いのが特徴です。無印良品の製品が好きな方には堪らない一品かと。

その後はいつもの場所に飾り、ムーブメントの動作テストを行っています。

いずれはこの12個の環をオーダーメイドで作る(塗る)ような事もやろうと思っています。あと18年後くらい先、テールランプとかヘッドカバーとかの受付を辞め、郊外で極小さい物だけを塗って暮らしている時とかですかね(笑)。

販売はもう少し先で、その場合はTwitterで告知すると思います。宜しければご検討下さいませ。