第24回岡本太郎現代芸術賞展行き①

先日の日曜日、この時期としては毎年恒例となっている岡本太郎美術館に行って来ました。現在開催中の企画展、「第24回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」です。

会期は2021年2月20日(土)~2020年4月11日(日)で、今回は今までで最速の開催二日目に行って来ました。

最近はめっきり使わなくなったSIGMAのDP2Merrill(カメラ)ですが、この日は一応持参し、ただスマホ(Google Pixel 3a)の方が断然楽なので、それぞれ併用して使いました。

こちらはスマホで撮影した画像で、明るさとコントラストと彩度を編集加工しています。PCの画面で見ると明度が高過ぎですが、小さい画面のスマホで見ると丁度良い感じだと思います。

こちらはDP2Merrillで撮影した画像で、RAWをPhotoshop Lightroomで編集加工しています。大きい画面で見るとコントラストが効いて良い感じですが、小さい画面のスマホだと暗すぎて全体像が良く判らないのではないでしょうか。

作品は、みなみ りょうへい氏の「雰囲気の向こう側」で、サイバーパンクっぽい感じが私的にツボでした。会場でのセッティングは相当大変だったと思いますが、テンションは上がったでしょうね~。

こちらは藤田朋一氏の「机上の誉」なる作品で、太平洋戦争末期に投入された戦闘機のエンジン「誉」をモチーフに作成されたとの事です。

カットされたアクリル板を組み合わせ、下の台(机)から出た光を当てて作品を際立たせています。

尚、上の二枚の画像はスマホでの撮影で、

ここからの3枚はDP2Mでの撮影となります。

主要パーツの固定はボルトが使われているようで、それも同一素材にする事で目立たなくなっています。各パーツを組み合わせる為のデータ作成は相当の苦労があったのではと・・・。

そしてこちら、モリソン小林氏の作品「break on through」です。

大抵の方は「綺麗~」って感じの会話を交わして出て行くのですが、

使われている素材を見て、二度見どころか最初は全く意味が判りませんでした・・・!

茎や根、葉脈の部分が金属というなら判るのですが、

どうやら塗装以外は全て金属(ほぼ鉄)で出来ているようです。いやあり得ない・・・って感じで30分くらい眺めていました。

後で冊子を調べてみると、こちらの作者は元々店舗什器などを作成している方で、アートとしての出品は今回が初めてなのだそうです。なるほど!と納得出来ました(こういう精密さは芸術というより技術者のそれですよね)。と言う事もあり、私的にはこちらの作品が一番良かったと思っています。

他にも画像があるので後日改めて紹介します。

色相環壁時計30センチ 梱包準備

今回新たに作成している直径30センチメートルの色相環壁時計と、テスト的に作成した真っ白の25センチ壁時計です。

周りのピースは両面テープで貼り付けてあって、さらに脱落防止としてフチの裏側に接着剤を盛ってあります。

先行して販売した真っ白な壁時計は早速ご注文が入り、またムーブメントをノーブランドからシチズン製の物に変更を承りましたので、それを付け替えます。

一番最初に発送した壁時計は、途中で発泡スチロールが割れてしまった為、それの対策として発泡スチロールの衝撃材を二重にし、またそれが動かないよう下の段ボールに両面テープで固定するようにしました。安定感がまるで違います。

また今回は色相環のサイズが30センチと大きくなったので、一部データを修正し、

新たにレーザー加工機で発泡スチロールをカットし、箱の中にピッタリ嵌るようにしました。段ボールの内径が約31センチなので、ギリギリなんとかなった感じです。

既に撮影も終えていて、近々ウェブショップで販売予定となります。色相環は全て艶あり、背板は艶消し黒または艶消し白、針は「全部白」または「短針長針黒・秒針白」のいずれかご指定頂けるようにしようと思います。

色見本キーホルダー ヤモリ色々

以前も作っていたヤモリの色見本キーホルダーですが、 一部パーツを追加し、新たなデザインで作成してみました。

以前は中央の四角部分にそのままイモリを貼っていましたが、これだと引っかかって外れたり汚れが溜まったりしそうなので、

イモリの型にくり抜いた背板を作製し、それを枠の内側に嵌め込みました。

3mm厚のイモリに2mm厚を背板を嵌め込んだ為、どうしても立体感は弱くなってしまいましたが、

イモリと背板それぞれ違う塗装を施す事が出来たので表現の幅は広くなったと思います。

こちらの背板はパッと見はブルー&紫のパールですが、

角度がつくと赤味が強くなります。

こちらのピンクはスバルSTIのチェリーレッドを参考に作製した色です。

それに色相環のピースを周りに配した物を作製しました。

こちらも背板を嵌め込んであって、それぞれの断面は若干のテーパーになっていて、それぞれが噛み合わさるようになっているので簡単に外れたりはしないようになっています。

裏側は色相環キーホルダーと同じく、RGB値を入れた色相環のロドー画をレーザー彫刻&塗装で表現しています。

同じ物を何個も作ると言うよりは、その都度Twitterで紹介してそのまま販売していくスタイルにしようかと思っています。宜しければ是非どうぞ!

無彩環壁時計「白」 完成

いつもは12色の色相環に塗装している壁時計ですが、知り合いの塗装屋さん(GUNさん。笑)から、「シルエットだけで存在が感じられる物があれば!」(少し脚色。笑)という一言で、白一色の壁時計を作ってみました!

たんなる無色だとつまらないですが、色相環のフォルムがそのまま残っているので存在を十分に感じられます。

色はフォルクスワーゲン車の「キャンディホワイト」(LB9A)で、サイズは直径が約25センチ、艶ありと艶消しの二種類となっています。

周りのピースは、5mm厚のアクリル板をレーザー加工機でカットして作っています。

白一色なので塗装工程は楽な筈ですが、今回は2個だけの作成になったので今のところ全くコストを落とせておらず、かといっていつもの塗装費(時間工賃)から算出するとあり得ない金額になってしまうので、とりあえず今回は赤字でも良しとして今後(老後)の為の種まきとなればと思っています。

こちらは艶消しバージョンです。

艶ありに比べると安っぽいかな?と思いましたが、紙のような質感がとても良い感じで、かといってしっかりとした重みがあるので私的にはこちらの方が断然好きです。まあ実際艶ありよりもこちらの方が材料は高いですし、艶消し自体塗る機会が少ないのでどうしてもコストは高くなりがちです。

艶消しクリアー艶ありのそれに比べてレベリングが弱く、故に表面張力でフチが盛り上がらずエッジが効いていて格好良いのが特徴です。無印良品の製品が好きな方には堪らない一品かと。

その後はいつもの場所に飾り、ムーブメントの動作テストを行っています。

いずれはこの12個の環をオーダーメイドで作る(塗る)ような事もやろうと思っています。あと18年後くらい先、テールランプとかヘッドカバーとかの受付を辞め、郊外で極小さい物だけを塗って暮らしている時とかですかね(笑)。

販売はもう少し先で、その場合はTwitterで告知すると思います。宜しければご検討下さいませ。