SUBARU純正エンブレム キャンディーレッドVer.

以前テスト的に塗っておいたスバルのエンブレムアクリルプレートです。その後メッキ枠を艶ありの黒に塗ったので、それぞれを組み合わせて撮影をしました。

中央のアクリルプレートは表側からキャンディーレッドを塗り、クリスタルクリアーでコートしています。

メッキの六連星が赤くなり、元々青かった背面部分は透明な赤と重なって黒っぽい色味になっています。

と、文章だけを書いても判り難いと思いますので、

ノーマルの状態と並べてみました。上側は現在仕事としてご依頼頂ているこちらのエンブレムとなります。

左奥が純正で、右側が【表面キャンディーレッド+メッキ部黒艶塗装】となります。

純正は無色透明なアクリルプレートの裏側から青メタリックの印刷がされています。

スモークは塗らず、透過性の赤のみとなります。

以前行ったアクリルプレートの裏側を削って塗装し直す方法に比べると、こちらの方がコスト的には優れています。

ちなみにアクリルプレートを塗るよりメッキの枠の方が費用は高いです。理由はメッキ素地への塗装は密着性が悪く、これの対応としては市販の密着剤(スプレー糊のような物)を使った安易な方法では無く、通常の塗膜と同様の密着性を保持出来る下地処理を行っているからです。アクリルプレートの作業時間を1hとすると、メッキの枠は4h(h=一時間)くらいとなっています。

先日紹介したキャンディーブルーVer.はTwitterでの評判も良く、早速こちらでご指定でのご依頼も承りました。

エンブレムを塗装する事はかなり以前からやられている方も多く、今更な感じは否めませんが、純正の良さを損なわないようにしつつ製品としての価値を上げる!と言う点で、中々面白いと思っております。

色見本プレート作成

一時期に比べると色見本を作る機会は大分減りましたが、それでも新しい色を作った時には後でそれが再現できるよう、極力サンプルを残すようにしています。

この時はマイク塗装のご依頼で、サンプルとしてご提示頂いたパンプスの画像に合わせ、薄いピンクのメタリック(キャンディーカラー)を作成しました。

もっと粗いメタリック(ラメ)もあるのですが、それを埋める為にクリアーを厚塗りするとホルダーに挿したマイクが抜けなくなる(または塗膜がズレる!)という事態になる恐れがある為、当店では基本的にSTANDOX原色の使用に留めています。

こちらはつい最近仕入れた顔料等です。左下はスバルSTIのエンブレムバッジを参考に作ったチェリーレッドですね。

こちらはオレンジとピンクに変化する顔料で、パウダータイプの物を海外から取り寄せ、スタンドックスの樹脂に混ぜて使っています。

先ほどのピンクですが、角度が変わるとこのようにゴールド(オレンジ)になります。

こちらは一見するとただの黒に見えますが、

見る角度によってはマルーン系の色に変化します。少し前に紹介した、知り合いの塗装屋さん(GUNさん。笑)が使っていた物と同じような顔料だと思います。

こちらも同じように見えますが、先ほどより少し青味があります。

同じマルーンでも青味が強くなった感じですね。

派手さは無いのですが、パールの粒子が細かく、上品な感じです。

今までは自分の仕事の為に色見本を作成していましたが、

意外と「この塗料を売って欲しい!」という方が多く、また最近ウェブショップで自作した製品の販売が好調な為、今後はそういった事や、さらには樹脂を変えてプラモデルに使える塗料(1液型アクリル樹脂塗料)なども販売していこうと考えています。

STANDOXから配布されている配合データは著作権があるので出せませんが、ご希望があればそれで作った塗料の販売などもしていこうと思います。

色相環 日本の伝統色Ver.

壁時計などの塗装に使っている色相環用の色ですが、

新たに違うバージョンを作製しようと思い、色の参考になる本を購入しました。

日本の伝統色と言うと何よりもその「色名」が格好良い訳で、今度はそれらを明記した色見本の製品を作ろうと思っています。

「浅葱色」(あさぎいろ)とか普段は絶対使わない呼び方ですが、それらの色名を記載した色見本で壁時計とか作ったら面白いかなぁ、と思った次第です。

「 仁明天皇 が黄色い菊を大変好まれたことにちなんだ色」とか、単なる色の説明としては深過ぎる気が(笑)。

取りあえずは既存の色相環に近い色で、格好良い名前を優先に選んでみました。

ただ似たような色味だとそんなに変化が無いので、もう少しトーンをライト寄りにしても面白いかもですね。

もう少し考えて、時間が出来たら調色してみようと思います。

SUBARU純正エンブレム キャンディーブルーVer.

以前テスト的に塗っておいたスバルのエンブレムアクリルプレートです。その後メッキ枠を艶ありの黒に塗ったので、それぞれを組み合わせて撮影をしました。

中央のアクリルプレートは表側からキャンディーブルーを塗り、クリスタルクリアーでコートしています。

元々が青いので変化が判り難いのですが、メッキの六連星が青くなり、元々青かった背面部分は深みのある青になっています。

と、文章だけを書いても判り難いと思いますので、

ノーマルの状態と並べてみました。下側は現在仕事としてご依頼頂ているこちらのエンブレムとなります。

左側が純正で、右側が【表面キャンディーブルー+メッキ部黒艶塗装】となります。

純正は無色透明なアクリルプレートの裏側から青メタリックの印刷がされています。

今回はそれにさらに表側から透明な青=キャンディーブルーを塗った仕様となります。スモークは塗らず、その代わり中央を薄く周りを濃くして立体感を出しています。

ボディーカラーによって雰囲気は変わる筈ですが、単体で見る限りでは全体が引き締まった感じで、重厚感が出ています。特に枠が黒くなったのが大きいですね。

日陰だと特に青が強く見えます。

以前行ったアクリルプレートの裏側を削って塗装し直す方法に比べると、こちらの方がコスト的には優れています。

ちなみにアクリルプレートを塗るよりメッキの枠の方が費用は高いです。理由はメッキ素地への塗装は密着性が悪く、これの対応としては市販の密着剤(スプレー糊のような物)を使った安易な方法では無く、通常の塗膜と同様の密着性を保持出来る下地処理を行っているからです。

他には表側からキャンディーレッドに塗った物もあるので、そちらもいずれ紹介したいと思います。