マルチカラーストライプ柄 色見本マイク塗装

先日マイクのストライプ塗装用に作成した独自の轆轤装置ですが、

 その後クリアー塗装→研磨を繰り返して表面を平滑に仕上げていました。

一部削り過ぎて下地を露出してしまったのでこれはボツにする予定だったのですが、轆轤装置のベルトがまだ用意出来なくて次の塗装を試せなく、その間にこちらが完成してしまった・・・と言う次第です。仕方ないので適当なグリルを着けて撮影もしてみました。

やはりと言うか刷毛目の段差を消すのに「クリアー→強制乾燥完全硬化→研磨」を3回繰り返してるので、今回のように平滑に仕上げるにはコストが掛かりすぎる感じですかね。

またマイクにクリアーを塗り過ぎた場合、ホルダーに挿したら抜けない!と言う事態になりかねませんので、余りお勧めではないかもです(寝かしに1年くらいは必要な気が・・・)。

もしくは使う塗料を2Kエナメルでは無く普通のベースコートにしてみるというのも手かも知れません。ベースコートの厚塗りは塗膜の強度が著しく悪くなるので絶対にやってはいけない事ですが、ハードナーを20%添加して薄膜になるようシャブシャブに、下地の白を透かして表現する水彩画みたいな感じなら大丈夫だと思います。

ただそれだと彩度があげられないのでこういう色は出せませんが・・・。

一見するとおもちゃみたいですが、中身は本物のSM58で「それ使えるのか!!」みたいなのだったら格好良いと思います(画像は樹脂製の色見本素体です)。

独自轆轤装置が改良されたら(ベルトが輪ゴムじゃなくなったら。笑)本格的に始動してみようと思います。

色見本マイク ファイアーパタン塗装完成

先日塗装していた色見本用のマイクです。

  こちらは樹脂で作った物なのでマイクとしては使えなく、参考用の色見本となります。

  下色としてイエロー→オレンジ→レッドのキャンディー塗装を行い、

 ファイアーパターンのマスキングをして黒を塗装、最後にクリアーを塗っています。

ファイアーパターンの輪郭を綺麗に仕上げたかった為に黒はしっかり塗っておらず、下色の赤味がうっすら透けてマルーンっぽい色味に見えます。

これの白バージョンを作ろうと思ったのですが、そうなると隠ぺい性の理由から順番を逆にして塗装する方法になるので大変で、なのでとりあえずこのパターンのみでのお受付にしようと思います。

念のためですが各画像はサイズの縮小以外は未加工です。

白Ver.の前に、ファイアーパターンを蛍光イエロー~蛍光グリーンの仕様で造ってみようと思います。黒とライムグリーンの組み合わせも間違いないですからね。

BOSE101MMスピーカー塗装④完成

 先日本塗りを終えていたBOSEの101MMスピーカーです。その後熱を入れて塗膜を完全硬化させマスキングを剥がしました。

グリルネットに派手なピンクの布を貼り、塗装前に外しておいたバッジを取り付けて完成です。

・・・が!

使った布は所謂女性が履く「タイツ」でして、その為ちょっと何かに引っかかっただけで毛羽立ちが出てしまい、近くで見るとちょっと残念な感じです。しかも折り目も残ってしまったので、こちらは没として後日改めて貼り直そうと思います。

という事ですが、多分次の機会はやって来ない(笑)気がしないでもないので、とりあえず撮影だけしておく事にしました。

  ちなみに今のところこれを使う予定は無く、今回は施工例と色見本を作る為となります。

木製のスピーカーボックスは家具屋さんとかが塗られているのでわざわざ当店が出しゃばる必要は無く(STANDOXで塗る必要は無く)、ただ今回のような樹脂素材(恐らくはPPかPAかPU)なら需要はあるのでは、と思った次第です。商品自体は古い物で今更感は否めませんが、一応googleで探してみたところ他で塗っていた人も居ませんでしたし。

仕事のご依頼で意外に多いのがレジスターの塗装で、最近はお洒落なケーキ屋さんとかが増えたせいかデザインに特化した設計事務所が多いようで、そういった業務用電気製品のお問合せが多いです。大抵は什器を専門に扱う会社が下請けに入っている筈ですが、レジスターなどは難しいのかも知れませんね。

と言う感じで、今までいったショップでBOSEの101に塗装した事例は見たことが無かった事、ただそれでも未だによく見かける事(もう生産終了ですが・・・)、あと塗って面白そうな物(一番重要)と言う点で久しぶりに仕事以外で何かを塗ってみた次第です。

いずれショールルーム的なのが出来たら是非使いたいですね。激しいチヂレ部分は見えないようにして(笑)。

色見本マイク ファイアーパターン塗装

  先日塗装の仕事で施工したファイアーパターン柄の艶消し黒&艶あり黒マイクですが、

その時に作ったファイアーパターンのデータが勿体ないので、

  それを応用し、新たに色見本マイクの塗装を行ってみる事にしました。

尚、黒いファイアーパターンに塗装したマイクは無事オーナー様にも気に入って頂けたようで、現在新たに他の楽器の器具の塗装をご依頼頂いております(そちらは掲載は控えるようにとご指定頂いていますので紹介はしておりません)。

まずはいつものように樹脂製のマイクを使い、下から上へキャンディーカラーでグラデーションさせます。イエロー→オレンジ→レッドですね。

ここで難しくなってくるのが展開図で、ファイアーパターンはマイクに対して真っすぐになるようIllustratorのワープ機能を使って丁度良い弧を描くよう何度も調整しています。またSHUREのマイクは中央が微妙に窪んだ感じになっていて、そこの重なりも変にならないよう調整しています。

 作成したデータを基にカッティングプロッターでマスキングシートをカットし、

位置を合わせてマイクに貼り付けます。

貼り付け面は2次元的に見えますが、先に記載した通り中央がくびれていて、この3次元逆アールへの貼り付けは非常に難しく、気を付けていても綺麗には貼れません。最終的には皺だらけになってしまいます。

が、今回のファイアーパターンは線だけの塗装となるので、多少のズレはピンセットで位置を直して修正していきます。

その後全体に黒を塗り、

 マスキングシートを剥がします。

これの凄い所はマスキングシートの線が一本で繋がっている事で、これによりテープが重なった部分の段差が出ません。接続部は最初と最後の一か所のみとなります。なんて素晴らしい・・・(多分これの凄さは誰にも理解はされないと思いますが)。

そしてクリアーを塗って本塗り完了です。

貼っている時に判ったのですが、ファイアーパターンはあと10ミリくらい下側の方が良かったと思います。ただデータで外周が決まっているのでズラす訳には行かず、この辺は次回データを修正しておこうかと思います。まあでもグリルボールを着けてみないと判らないですかね。

 最初はソリッドカラーにしようと思っていたのですが、実は今回まさに黒ファイアーパターンのオーナー様から「キャンディーレッド」でご指定頂いた案件を塗装しておりまして、それと一緒に作業をしたのでキャンディーカラーを採用しました。色はイエローオレンジレッドと三色使ってますが、近似色なのでガンも洗わず使い回せますからとても楽に出来ています。

グリルのリングは当初上下をキャンディーレッドにしていたのですが、下を黒で塗りつぶし、上も溝の部分を黒に塗って線を細く表現してみました。

が、本体に比べて赤の単色が野暮ったいので、これは横方向でイエロー~オレンジでグラデーションさせたら面白かったかもですね。次回これも修正していきたいと思います。

  ついでに先日塗っていたマルチカラーストライプのクリアー塗装も行いました。

色見本の塗装はそれ単体では終わらず、実際にご依頼が入った時に同じような内容で再現できる事が必須となっていて、また凝り過ぎてコストが高くなってもマズイ訳ですが、今回のようにファイアーパターン柄のデータが出来てしまえばコストが落とせるので十分仕事にも応用できるかと思います。

こういった感じで趣味がそのまま利益になるようなのが理想的な形だと思っていて、今後も楽しみながらレパートリーを増やしていければと思っています(ただ工場で塗装を行っている以上コストが発生しているので単に遊んでは居られないというのが実情ではありますが・・・)。