マイク用回転台(轆轤)改

先日作成していたマイク塗装用の回転台(轆轤)ですが、

駆動の一部が輪ゴム(笑)だったという事もあり、

  機械制御の仕事をしている友人から端材のアルミフレームとベルトを頂きました。秀ちゃんいつもありがとう!

今回はこのベルトを使って・・・と試してみたのですが、コシが強くなったからかモーターの力が足りなくて回りませんでした(苦)。

と言う訳でジャジャーンと!(笑)

こちらは使っていないホビー用のグラインダーですが、

 砥石を外してモーターだけの状態にし、

新たにそれを組み込みました。全く加工する必用が無くボルトオンで着いてしまいます。アルミフレームシステム、なんて素晴らしい・・・(惚)。

幸いにしてグラインダーの土台部には丁度ボルト止め出来る穴があったので簡単にしっかり固定する事が出来ました。。

プーリーはMDF板をレーザーでカットして作っています。マイクを回すだけなのでこれで十分です。

モーター側は取りあえずシャフトにベルトを引っかけるだけで。これだと若干ベルトが滑ってしまうのですが、とりあえず回せるのは判ったので時間が出来たらプーリーを造ろうと思います。

何故わざわざこのような物を作っているかと言うと、マイクは分解が出来ないので(しようと思えば出来るみたいですが私はしないので)、その状態でマイクにストライプ柄の塗装を施したかったのです。この固定方法ならマイクにストレスを掛ける事無く回して塗れます(グリルは被塗物では無く固定用として使っている汎用品です)。

まだこちらでテスト塗装はしてませんが、前回輪ゴム駆動で塗った時の画像を紹介します。

通常円錐形にこういったストライプ柄をマスキングするのはとても難儀ですが(上と下でそれぞれ違う外周で引かないといけないのでフリーハンドでは貼れません)、このようにマイク自体を回してしまえば筆で簡単に綺麗なストライプラインを塗れます。

その後はクリアーを塗って研いでまたクリアーを塗ってを繰り返し表面を平滑に仕上げます。

まだテストの段階なので何とも言えませんが、使っている塗料はSTANDOX VOC2Kエナメル=クリアーを塗らないでも同様の仕上がり=強度となりますから、マイク全体を塗らずワンポイントだけに色を入れるだけという事も可能です(ただやらないと思いますが)。

取り敢えずは「こんな細いライン絶対マスキングで遣りたくない!」と言うくらいのストライプ柄を今度やってみようと思います。安定してきたらサーモスとかも回せるアタッチメントも造らないとですね!(一体どこに向かっているのやら・・・笑)。

マルチカラーストライプ柄 色見本マイク塗装

先日マイクのストライプ塗装用に作成した独自の轆轤装置ですが、

 その後クリアー塗装→研磨を繰り返して表面を平滑に仕上げていました。

一部削り過ぎて下地を露出してしまったのでこれはボツにする予定だったのですが、轆轤装置のベルトがまだ用意出来なくて次の塗装を試せなく、その間にこちらが完成してしまった・・・と言う次第です。仕方ないので適当なグリルを着けて撮影もしてみました。

やはりと言うか刷毛目の段差を消すのに「クリアー→強制乾燥完全硬化→研磨」を3回繰り返してるので、今回のように平滑に仕上げるにはコストが掛かりすぎる感じですかね。

またマイクにクリアーを塗り過ぎた場合、ホルダーに挿したら抜けない!と言う事態になりかねませんので、余りお勧めではないかもです(寝かしに1年くらいは必要な気が・・・)。

もしくは使う塗料を2Kエナメルでは無く普通のベースコートにしてみるというのも手かも知れません。ベースコートの厚塗りは塗膜の強度が著しく悪くなるので絶対にやってはいけない事ですが、ハードナーを20%添加して薄膜になるようシャブシャブに、下地の白を透かして表現する水彩画みたいな感じなら大丈夫だと思います。

ただそれだと彩度があげられないのでこういう色は出せませんが・・・。

一見するとおもちゃみたいですが、中身は本物のSM58で「それ使えるのか!!」みたいなのだったら格好良いと思います(画像は樹脂製の色見本素体です)。

独自轆轤装置が改良されたら(ベルトが輪ゴムじゃなくなったら。笑)本格的に始動してみようと思います。

マイク塗装ストライプ柄

先日作成していたマイクを回転させて塗装出来るようにした電動轆轤マシーンです。

早速色見本用のマイク(樹脂製)を使ってテスト塗装をしてみる事にしました。

使う塗料はSTANDOX VOC 2Kエナメルで、これはトップコートクリアーに直接顔料が入ったような塗料で、ベースコートと違って筆を使っての厚塗りをしても大丈夫な物となります(勿論塗膜限界はありますので節操は守ります)。

色は暖色系の色をメインに10色くらいを用意し、それぞれに硬化剤も入れてあります。

また折角なので(無駄を省きたいので)、以前から試してみたかったスニーカーへのスプラッシュペイントも並行して行う事にしました。用意したのは無印良品のスニーカーで、こちらは改めて後日紹介します。

モーターを駆動させ、まずは水色から始めてみます。

色見本用のマイクは型に樹脂を流し込んで作っている為か回転させるとブレが生じていて、ただ筆塗りなのでそこまでは気にならない感じです。筆はユザワヤで買った¥150くらいの物です。

淡い色(薄くて隠ぺいの悪い色)から順番に塗っていきます。

その後他の色を続けていき、こんな感じでマルチカラーストライプの塗装が完了です。

  細部の仕上がりはそれなりで、マスキングで塗り分けた場合に比べると全然ダメではありますが、作業時間は数十~数百倍早く出来るので、これはこれで何かに応用出来るのでは、と思っています。細かい仕上がりは気にしない撮影用とかですかね(お問合せが多いのですが納期的な問題でご依頼にまで至らない事が殆どです。まあ二か月も待てませんよね普通は)。

尚、当然ですがこの状態だと色毎の段差が出来てしまっているので、この後一旦60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、後日クリアーを塗って段差を平滑にさせます。一回じゃ難しそうなので二回はやるかもですね。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!