150mmマスキングテープホルダー2.0

 先日から作成していた150ミリ幅用のマスキングテープホルダーですが、その後気になる点があったので改良しておきました。

 マスキングテープは端の断面が一番重要で、そこに埃が付くのを嫌うのもそうですが、何かに当たって糊面が荒れるのも凄く嫌なので、クラッチみたいな感じにテープとホルダーの間に2ミリのアクリル板を入れてみました。判り易いよう乳白色にしていて、これで気になる点は全て解消出来ました。

 両端の板にはS字フックなどが引っかけられるよう、6ミリの穴を四隅に開けておきました。画像みたいにカラビナなどを付けたり、壁に固定してたりも出来るかと思います。

今回丁度プラスチックプライマー(800R)を購入される方がいらしゃって、これらのマスキングテープも一緒に買って頂きました。カッティングプロッターを使っている方だと、これの便利さが判って頂けるのかもですね(逆を言うとそれ以外にこの幅を使いこなす人は居ないかと・・・)。

あとウェブショップを更新したついでに空の一斗缶を無料で差し上げられるようにしました。全くの未加工で、本当にただの一斗缶です。使い終わった後の産業廃棄物なので凹みや傷はありますが中は綺麗です(細菌すら生きていけないくらいに。笑)。自分でゴミ箱を作りたいという方にはお勧めかと思います。

ただこちらはウェブショップで他の商品を購入された方のみ限定で、また発送のみとなります(直接取りに来られても差し上げられません)。今回のように何か買われた際、どうせ送料が掛かるなら・・・という場面でご利用頂ければと思います。

尚、画像はSTANDOXですが大抵は洗浄用シンナーの空き缶で、これらは選べません。ご了承くださいませ。

空一斗缶

加工例も紹介しますね。

キャスターと取っ手を付ければ移動式のゴミ箱になります。知り合いの方は印刷用の幅広ロール紙を入れるのに重宝しているとの事でした。

塗装を施したりも面白いかと思います。

STANDOXの1L丸缶(ペン立て)と、小分けハジキシラズも在庫が無くなっていたので、こちらも近日中に補填しようと思います。

KOKUYOテープカッター改

車体の塗装を行っていた頃は「マスキングは現場で行うもの」といった固定概念がありましたが、

現在のの小物塗装屋になってから細かいマスキング作業は工場の二階に移動してやるようになったので、

(画像はかなり昔の物で、BMWのパニアケースに左右対称のラインを引く為にトースカンを使っている作業です。)

マスキングテープ用に使うカッター台を購入してみました。KOKUYOの「カルカット」なる製品です。

 この製品、カットする刃の部分が従来より細かく、軽い力で綺麗にテープをカットする事が出来るとの事です。

本体は¥1,000程度と安く、ただ替え刃が¥600と、まるでプリンターのような商法です(笑)。

 こういったカッター台は通常セロハンテープに使ったりする物ですが、ローラーを分解すると内側に小さい径の物が装着できるようになっているので、

このようにマスキングテープ台として使う事ができます。

またマスキングテープを装着した場合はローラー自体が回らなくなるので、細いテープ(画像のは6ミリ)なら複数個装着することが可能です。芯が回ってしまうと片方が弛んでしまうのでNGなんですよね。

ただ塗装の仕事で使う場合、(特に)細いマスキングテープは周りに埃が付いてしまうのは凄く嫌なので、

アクリル板の端材を使って蓋を作る事にしました(画像は仮合わせ中です)。

ちなみに以前はこういったマスキングテープケースを自分で作っていて(形はタミヤに似せていて、引き出しがスムースになるようベアリングを内蔵しています)、ただこれだと油分が出そうなのでボツとしました。

という訳で、サイズが決まったらアクリル板をサン・ボンドで接着します。

アクリル板で作った蓋をテープカッター本体にネジで固定し、簡単に開け閉めが出来るようにしました。

見た目は野暮ったいですが、これでテープ周りにホコリが着く事を防げるようになりました。

 マスキングテープはセロハンテープよりも引き出すのに力が必要なので、中途半端な台だと余計に使い難くなってしまいますが、この製品はある程度の重さがあるので、片手で簡単に引き出してカットが出来るのはとても便利です。たかだか6mmのマスキングテープにこのサイズはオーバースペックだと思いましたが、もっと早く導入しておけばよかったです。

こういった感じで、そこにどっしり構える作業ではハンディータイプよりもこういった固定台の方が間違いなく作業が楽になります。

・・・が!、これだとテープの種類を増やす場合は何台もこのカッター台を並べなければならなく、ただ限られたスペースにそれらを並べるのはちょっと厳しいです・・・。

なので現在そういった事に対応出来るオリジナル品を制作中で、ある程度形になったら紹介したいと思います。