BOOKS

歴史物は元々苦手でしたが、最初に北方謙三氏の「三国志」(全十三巻)を読み終えてちょっと(と言うかかなり)ハマってしまい、その後同氏著の「水滸伝」(全15巻)読み、さらにそれの続きのこちらの「楊令伝」全十五巻も終わり、さらに続編(!)の岳飛伝(全17巻)に行こうかと思っていたのですが、さすがに他の本が全然読めていないので少し休憩する事にしました。勿論その間にはアキハバラ@DEEPを入れて(多分8回目。笑)。

と言う訳で先日届いた本達です。新刊は書店に行って買いますが、新たな発掘も兼ねてまとめ買いをする時はブックオフオンラインが定番です。

今回は少しハードボイルド系から離れてみまして、久しぶりにSF物を織り交ぜてみました。「虐殺器官」は名前だけは知っていましたが事前情報は無く、グロいホラーだったらどうしようかと思いきや漢字が違うのに後から気付きました(「機関」ではありませんでした。笑)。読んでいて途中で無くしてしまうという失態をしましたが、今回買い直して先日無事全て読み終えました。感想は、これはヤバいですよ・・・。

ちなみに元々この本に興味があった訳では無く、出先の待ち合わせで手持ち無沙汰だった時に書店でそのままパケ買い(とは言いませんか)をしたような感じだったので、著者の伊藤計劃氏については読み終わってから調べたら、実はもう亡くなっていたのですね。しかも34歳と言う若さで・・・。

さらに調べてみるとこの「虐殺器官」が長編デビュー作で、しかも病床で10日間でこれを書き上げたって・・・。ディテールは後から修正したかも知れないにしても、てっきり何年も掛けて綿密に筋立て作り上げた物かと思っていました。

そもそも本作はかなり有名な作品だったらしく(それすら知りませんでして・・・)、詳しくは以下のサイトが判り易いかと思います。

死後強まるカリスマ性 伊藤計劃 病床で10日間で書き上げた作品

映画にもなっているみたいなので是非見てみたいですね。

 

冬篭りの準備

guin_1遂に買ってしまいました。グインサーガ全130巻です。画像に写るのはその一部で、これが三段積み重なっています。勿論漫画じゃないですからこれは相当の読み応えになるかと・・。

元々は活字では無く漫画が大好きだったのですが、腰痛をきっかけに「入浴時に読書」といった癖がつきまして(低温での長湯が腰によかったのです)、万が一に湯船に落としても大丈夫な安い中古の文庫本を買うようになりました。ちなみに湯船に落とさなくても読み終わった時には相当ボロボロですからとてももう一度読み返せる状態ではないのでそのまま古新聞と一緒にリサイクル行きです(要はゴミです)。

好きな漫画の場合は何百回と読み返したりもするのですが、文庫本の場合は殆どが読むのは一回きりで、ただ石田衣良氏の「アキハバラ@DEEP」だけは今の所2回以上読み返しています。現在4回目を読んでいる途中で(笑)、読む度に買い直していますが幸いにして3回目に読んだ時は湯船に落とさなかったので二回読めています。電子書籍だったらあり得無いですよね(買い直すのも湯船に落とすのも)。

そしてこのグインサーガですが、実は一度も読んだ事はありませんが、以前読んでとてつもなく面白かった「十二国記」を勧めてくれた友人が紹介してくれたものなので、それなら間違いは無いだろうと言うことで今回まとめ買いをしてしまいました。

紙の本で良いのは水に落としてもまだ読む事が出来る事で、厚みは倍になったりしますが電子書籍のようにそれでもう読めなくなったりはしないんですよ。そもそも一冊¥100程度ですしね。本は好きですが読み方はこんな感じなので手元に残っている物は殆ど無く、もっぱら本棚に残っているのは漫画だけだったりします。

ああそういえば井上氏の「リアル」、新しいの出ているんですね!こればかりはネットでは買えませんから近々リアル本屋に足を運んで行きたいと思います。楽しみですね~(出るのが一年に一回ですから。笑)。