透過色相環キーホルダー撮影

先日の日曜日、新たに出来上がった色見本シリーズの透過色相環(とうかしきそうかん)キーホルダーを持って、軽いウォーキングと撮影をしに行って来ました。

いつものルートだと大崎広小路駅を降りて目黒川沿いをマグコーヒーさんやスターバックスロースタリーのある上流方面に向かって行きます、今回は反対側の海方向に歩きます。こっち方面は余り行かないのですが、居酒屋などがあったりちょっと下町な感じがして良いですね。

大崎駅に近づくと大きなオフィスビルが増え、歩道も広くなってとても歩き易いです。丁度この日は気温も低く、お盆真っ盛りなのに朝は27℃くらいと快適です。

緑も多く、高いビルが建っているせいか目黒川沿いは風が抜けてとても気持ち良い!

今回は比較的遅めの出発なのでこの時点で既に8時、一人キーホルダーを空にかざし撮影をしている姿は怪しさ満点なので控えめにしておきます。それでもスマホで撮影するようになってからは大分マシで、一般の方にとっては20mmの広角レンズも500mmの望遠レンズも違いは判りませんから、観光地でも無い場所でその辺に向かってカメラを構えるのはもはやコンプラ違反となるのも仕方ないと思ってます。

と言う訳で、今回の待ち合わせ場所の品川神社に到着です。龍が鳥居に施されているものは日本で3個しかないらしく、境内には富士塚もあります。車で手前の大きい道路=国道15号線を走っている時によく見かけていましたが、まさか徒歩で何度も来るようになるとは思ってもいませんでした。

いつもなら工場がある梅屋敷まで自転車で行き、そこからここ北品川まで徒歩で来るのが定番のルートなのですが、この日は腰とアキレス腱の調子が悪かったので30分程度で歩いて来れるここを待ち合わせ場所にしました。

と言う訳で北品川にあるブックカフェ、KAIDO books&coffeeさんに到着です。

少し前には工場近くに住む3D原型師のくま3D-さんとも来ていて、

今回デザフェス関連の手伝いをして貰っているアルバイト(娘)とやって来ました。

女性が一人で撮影をしている分にはそれ自体絵になったりしますが、男の場合一歩間違えれば事案(社会的トラブル)になりかねませんから、そういった点で若い女性、しかも身内が一緒に居るのはとても心強いです。万が一他人が画面内に入ってしまって「それ盗撮じゃないですか!?」と言われたら無実を証明する術は無いですからね(想像しただけで恐ろしい…)。

撮影はいつものスマホ=Google Pixel7aを使ってます。宣伝用の画像となると現在はSNSがメインとなっているのでどうしても縦長画像になってしまいがちですが、逆に仕事とは違って撮影後には画像の加工を気にせず行えるので(行うようにしたので)映えのある画に出来るのがメリットだと思ってます。

SNSの場合だとどうしても瞬間的な映えが勝負みたいな所がありますから、説明を長くしたり画像数を増やすよりも、画面一杯のアップするか、動画が良いかと思ってます。

うちの猫を模した娘作の”つくねんど”も持って来ました。

こちらも娘プロデュースのつくねアクリルキーホルダーです。辛い時にこれを見ると心の負担が軽減できるようになっています(笑)。

そして超お気に入りの茄子味噌味のホットドッグです!

ホットドッグは5種類くらいあって、パクチーが入っているもの以外は全部食べているのですが、こちらが大のお気に入りで今回3回目となります。味噌の香りと茄子のジューシーさが自家ソーセージに組み合わさってなんとも絶妙な美味しさです。

その後はこちらのお店のもう一つのウリでもある生スコーンも頂きました。

いずれも単価は安くは無く、また時間制限もあるので人によっては不向きかも知れませんが、Google Mapのレビューではオーナーさんからそういった事にもしっかり説明がなされていて、同じ経営する立場からするとその内容には納得でしかありません。特定のお客だけを贔屓するより、不平等無く多くの方に気分よく利用して貰う方が絶対平和で良いですよね。

帰りは娘も実家に寄るとの事で五反田まで一緒に歩きました。お陰でその辺で撮影をしていても怪しさを軽減出来ます(笑)。

色見本キーホルダーは一応完成形に至っていますが、これまでのように一度に纏めて作る事が出来ず、しかも成功率はまだ60%程度となっています。

最初の販売は11月に出展するデザインフェスタを予定していて、その後数に余裕が出来たらウェブショップでの販売も考えています。

とりあえずそれまでの繋ぎとして売り物にならないB品を抽選でプレゼントする企画をXでやっていますので、宜しければそちらをご覧頂ければと思います(逆を言えば販売前にゲットできる可能性があります)。

B品は既に数十個出来あがってしまっているので、今回のプレゼント企画は毎週または隔週くらいで続けていく予定です。

蒸着メッキ&メッキ塗装③

先日塗装したメッキ調塗装と、外部に委託して施工して貰った蒸着メッキの見本用マイクです。上の画像だと左側のマイクボディが蒸着メッキで、右側のマイクボディはメッキ調塗装となります。グリルはいずれもメッキ調塗装です。蒸着メッキが明るいのが判るかと思います。

今回行ったメッキ調塗装の検証から、この塗料は隠蔽力が弱い(透けてる!)と言う事が判ったので、下地を「白」「黒」でそれぞれ塗ってみる事にしました。

塗装前の撮影を行わなかったのでいきなりですが、左が下地を「白」、右が「黒」となります。いずれもクリアーを塗って完全硬化→足付け処理してからメッキ塗装を行っています。

予想通り下地の色を透かしているようで、予め白で仕上げていた左側はメッキが明るいです。

対して下地が黒のこちらは暗く、メッキ感も弱いように感じます。

反対側からです。手前が黒く、

こちらは明るいのがよく分かります。これなら蒸着メッキのボディに組み合わせても違和感が少ないのでは、と思います(尚現在蒸着メッキした見本用マイクは確認用に貸し出していますので戻り次第組み合わせて撮影~検証したいと思います)。

また今回はクリアー塗装後の白化防止にメッキ調塗装専用のクリアーも使いました。スタンドックスの2:1等のクリアーだとメッキ層を侵してしまいメッキ感が曇ってしまいがちなところを、浸透性(溶解力)の弱い昔ながらの10:1クリアー(パナロックやPG80等)ならこれを抑えられるような感じですかね。初期の頃のモトクロームに使う水性タイプのモトクリアーのような感じでしょうか。尚、密着性はどの道メッキ層が剥がれてしまうのでこの辺は気にしない事にします(なので一般受付をする予定はありません)。

上手くいけば部品単体に出来るパーツは蒸着メッキで、カプセルなど分解不可能なグリル部分だけメッキ調塗装で対応出来るようになるかもです。

ただ塗装が二回分、塗料も非常に高額なのでどうしてもコスト高になってしまいますから、使える場面は限られるかと思います。

サンプルで貸し出している蒸着メッキ済みの見本用マイクが戻って来たらそれぞれを組み合わせて撮影しようと思います。

また時間に余裕があればそれらに透過色=キャンディーカラーを塗装した見本も作ってみようと思います。イエローキャンディーを塗って金メッキにするような感じですね。

透過色相環キーホルダー 完成

5年くらい前に挑戦していた透明な色見本キーホルダーですが、見ての通りこれはどうにもならないぞと言う事で一旦は諦めていたのですが、その後ご要望もありましたので改めてチャレンジしてみる事にしました。忙しくなればなるほど何か違う事をしたくなる(現実から逃げたくなる)という人間の性質を良い方向に利用したような感じですね(笑)。

これまでの色見本キーホルダーは穴の開いた背板に色相環のピース12個を嵌めていく方式でしたが、透明になるとそうはいかないので(勿論試しましたが全く上手くいかなかったので)、色相環のピース一個ずつに接着剤を塗り、

しっかり押し当てた状態で、

紫外線を当てて硬化させます。

結果としてはあまりにも酷い気泡だらけの状態になってしまったので、

その他重しを載せたりもしてみたのですが全く上手く行かず、

色々と試して結局色相環ピースの自重に任せた方式が一番綺麗に出来る事が判りました。

ただその間色相環のピースはフリーな状態になってしまうので位置がズレやすく、その辺もかなり色々と試して一番良い方法を見つけていきました。

気泡の混入をある程度解消できるようになってからは、並行して枠の方も進行させます。

結果としては裏面パネルと表面パネルの接着は諦め、それぞれをネジで固定する方法にしました。

ネジについてはトルクスなど色々な形状やサイズを取り寄せて、

最もシンプルで主張しないM2のステンレス製ナベのプラスネジを採用する事にしました。長さは5mmです。

ボール盤で穴を開けようとすると表側と裏側のパネルで位置を合わせる必要がありますが、データ上で位置を決めてそれ通りに穴を開けられるレーザー加工機はこういう場面でとても有効です。

 尚、初期の頃は先に表と裏のパネルをネジ止めし、

その後周りをマスキングして色相環と一緒に中央の窪み部分にクリアーを塗っていたのですが、

その後は背面単体の状態で全面にクリアーを塗る方式に変えました。 塗り肌の凸凹が見えてしまうのでなんか気持ち悪いと思っていましたが殆ど気にならず、これは本当に良かったです。

並行して新たな色相環ピースの作成も行います。

丁度海の日の祭日(の代休的な日)があったのでそちらを利用して本塗りを行いました。

ちなみにこれまでの透過塗装=キャンディーカラーはミラーアクリルへの塗装だったので「片面分」の濃さで良かったのですが(入った光が反射して帰って来るので2倍の濃さに見えます)、今回は一方向のみなので単純に倍の濃さにする必要があります。

とは言え濃すぎると明度が落ちて暗くなってしまうので、塗りながら丁度良い濃さを見つけていきます。今回その為に白い50mm幅のマスキングテープを取り寄せました。

さらに並行して枠も作成します。素材以外は全部自分で作っているのでまあまあ大変ですが、企画だけして外注依頼にしたりするよりも自分で手を動かしている方が断然好きなので結構楽しくやらせて貰っています。今苦労をしておくのは塗装屋を引退した時の為でもありますしね。

色相環のピースが出来たので試作作業を続けます。

かなりの場面でトライ&エラーが続きましたが、

とりあえず試作第一弾が完成です!

とは言えちゃんと出来たと言えるのは5個中一個だけで、今のところ成功率は20%です。

「ハンドメイドだから」と言う事で逃げに走る事も可能ですが、

改善出来る余地はまだあったので、この後も試作を続けます。

今回の5個で最も良かったのがこちらですが、それでもかなり気泡が残っているのが判るかと思います。「気泡が出来ない」って言うのがウリの接着剤なのですが、現実は中々難しいですね…。

と言う訳ですが、折角なのでB品を持って外で撮影をする事にしました。

物体=色見本キーホルダーを通して向こう側の景色が見えるのは今まで無かったので中々面白いですね。

元々仕事の為に作っていた色見本ですが、段々と昇華してアクセサリーとしても完成度が上がっていくのが面白いですね。

そして遂に!色相環ピースの接着方法から作業内容を見直し、遂に納得の出来る仕上がりにまで出来ました!

全面の枠パネルを取り付けて動画を撮影しました。

結構適当に撮影した動画をXにアップしたところ、夕方くらいから夜に掛けてアクセスが増えていき、翌日には1万いいねを超えていました。ブックマークも2000を超えているので、これはかなりの数が売れるかも知れません。

とは言え本業の合間に行っている作業なので一日生産率は一個にも満たないですから(そもそも何も出来ない日の方が多いです)、今後は作業内容をマニュアル化して、いつものアルバイトに塗装以外の箇所を手伝って貰おうと思います。

自身同じ事を繰り返すのが余り好きでは無いのでその都度(今だとデザフェス出展毎に)新しい物を作るようにしているのですが、今回それが上手く嵌ったのかも知れません。

既に次に作りたい事も決まっているのでそちらも進行次第紹介したいと思います!

蒸着メッキ&メッキ塗装②

先日試していた新しいメッキ調塗装ですが、仕上がりがイマイチと言う事で仕事(ご依頼品への塗装)に使うのは難しいと考え、新たな見本品を作成する為として、真空蒸着メッキの専門店=カネコ真空さんにお願いする事にしました。

最初に見積もりを頼んだのはこちらのワイヤレスマイク用アルミ筐体で、

分解すると3部品の構成となっています。これに真空蒸着メッキを施した場合の見積もりを御願いしたところ、4万4千円+往復送料との事で、ただ試作費(非ご依頼品)に使うにはちょっとコストオーバーだったので一旦保留とする事にしました。

その後色々探してみたところ、以前サンプルで作っていたこちらの注型樹脂製の色見本用のマイクがあったのでこちらでお願いする事にしました。事前に確認した所塗装済みで問題無い(そのまま上から施工する)との事だったので、大分コストを落とせたかと考えました(実際は変わらなかったのですが笑)。

それから数日、完成と見積もりの連絡メールが来まして、初回の支払いは代引きでとの事なのでそちらを了承→数日後にこちらが届きました。尚、蒸着メッキについては今までも何度か塗装前に施工されたい物に携わっていて、既に確立した技術なので密着性や仕上がりについては信用しています。

また被膜は基本的には塗装と同じで、最後にトップコート=クリアーが塗ってあるので、この後透過性の塗装=キャンディーカラーを塗ればカラーメッキのように出来ます。この様な感じですね。

と言う訳で、今回蒸着メッキされた樹脂製の見本用マイクと、当店でメッキ調に塗装したグリルを組み合わせてみました。

やはり蒸着メッキの方が明るい感じで、それに対してメッキ調塗装は黒っぽいのと表面が曇った感じがあります。ただ装着した際に角度が変わる部位=今回のようにマイク本体とグリルとであればそこまで違和感を感じません。

ミニカー型の注型樹脂の方も当店で行なったメッキ調塗装ですが、丸みを帯びて違う形状だと隣に並べてみても違和感は少ないです。

ただし同じ物を並べてみるとやはり違いは歴然です。左が蒸着メッキ、右がメッキ調塗装です。ちなみに右側のメッキ調塗装は下地は黒では無いです(サフェの明るいグレー色です)。

ネックなのはコストで、今回部品点数が1個になったので当初の半額くらいで済むかと思っていましたが、出来上がってみれば金額は変わらなかったので、今回はこれ一点で46,706円となりました。数で金額が変わらないのであればもっと纏めてお願いすれば良かったですね。ワイヤレスマイクなら部品が13点くらいになるので今回と同じ金額ならむしろ安くなりますから、次回お願いする時は事前に見積もりを確認しようと思います。

また今回使った新しいメッキ調塗装は、トップコート=クリアーをスタンドックスで塗りましたが、専用のクリアーなら白く曇った感じも無くなるとの事なので注文しておきました。そちらもテスト出来次第紹介しようと思います。