色見本用マイク塗装 完成

 先日新色のキャンディーレッドを使って塗装を行っていた色見本用のマイク×2個です。磨きはせず、グリルボールを着けてそのまま完成としました。

 グリルボールの配色はシルバーと赤がそれぞれ逆の方が良かったかと思いきや、組み付けてみるとこちらの方がスッキリして意外と良かった模様です。まあ要はどちらでも良かったのではないかと(苦笑)。

 SHUREのロゴはドライプリンターを使ってのデカール貼り付けで、デカールの切れ目は敢えて横の方に伸ばすような感じで段差を目立たなくさせています。

尚こちらのロゴの色は白となります。

 こちらのグリルボールは何もしていない(塗っていない)方で、これはこれでシンプルさが良いですね。塗るのが本体のみなら費用も抑えられますし、その分をSHUREのデカールに回した方が良いかと思います。

 こちらのロゴはシルバーで、グリルボールのシルバーと相まって中々お洒落な感じです。新品時に元々入っているロゴは下地が透けたグレーみたいな白で、それに比べると断然格好良いですよね。

こちらは一緒に塗っていたキーホルダー用の注型ミニカーで、マイクと同じように下地に粒子の粗いメタリック(STANDOX MIX598原色まま)を塗り、新しく導入した透過性の赤(キャンディーレッド)で仕上げています。下地はサフェーサーで整えているので、やはりと言うかレジンにそのまま塗っているマイクの方よりも仕上りが断然良いです。まあ実車のボディを塗るのと同じ作業なので当然ですか。

裏側はレーザー加工機でPRO_Fitのロゴを彫刻していて、細かい部分まで再現が出来ている反面、「▼」の部分の素地が荒れているのが私的にとても残念だと思っています。データを作り直して細い輪郭線だけで表現するようにするか、それよりもデカールの方が完成度が高いので私的にはそちらの方が好きですかね。

色見本用マイクの販売はしませんが、注型ミニカーの方はキーホルダー化してウェブショップで販売出来るようにする予定です。と言うかキーホルダーを着けておけば撮影が一回で済んでいたのにと・・・。

呑川は冬の到来

 今日は久しぶりの晴天で、三日ぶりに徒歩での通勤となりました。気温も下がってカモも気持ちが良さそうです。

この時期は10cm~20cmのイナッコ(ボラの子供)の群れが呑川を覆いつくします。酸素、足りると良いのですが。

まるでリックドムのフォーメーションよろしく、明らかに鯉では無さそうな外来種や・・・

そこ、登るんですか!、と言うような無茶ぶりな鯉など、呑川の生き物はサービス満点です。

ボラ狙いの為か、帰り道にはアオサギやらゴイサギも見かけます。しかも同じ場所に四匹も・・・。呑川は冬になると渡り鳥が多く飛来してくるので、これからの時期は通勤が楽しみです。

しかしこれだけ見ていてもガー目の姿は見れないので、呑川のはもう捕獲されてしまったのでしょうか。不謹慎ですが、カワウとの対決姿とか見て見たかったなぁ、と(カワウが小魚の群れを捕食していた光景を一度見ましたが、それはもう凄い身体能力でしたので)。

GMCホイールキャップ用材料

先日お預かりしていましたGMCのアルミホイールセンターキャップです。一個外れて無くなってしまったとの事で、こちらを複製して塗装する内容でご依頼を頂いています。また今後の事も考えて予備も含め合計2個をご依頼頂きました。

マイクモックアップ 完成

複製の方法としては、少し前に紹介した色見本用マイクの作成と同じようにシリコーンで型を作って樹脂を流し込みます。

ただし使用する樹脂は強度を考えてエポキシを、またさらにそれを強くする為に、

 ガラスパウダーとカットファイバーを用意しました。ゴッホゴッホ(体に悪い感じで)。

 こちらがグラスファイバーを3ミリにカットした「カットファイバー」なる物で、1キロ買いました。

 こちらはさらに細かいガラスパウダーなる物で、こちらは2キロを購入しています。

実物を見た限りでは3ミリのカットファイバーは注型用としてはちょっとサイズが大き過ぎる気がする為、今回はこちらのガラスパウダーを遣おうと思います。樹脂の粘度も上がると思いますのでまずは真空脱泡のテストと、さらにその前にシリコーン型が入るデジケーターを作り直す必要もあります。今あるのは内径の直径が23センチで、今回のホイールキャップは18センチ弱、ちょっと厳しいんですよね。

 そしてアルミ部材も届きました。

こちらはボルトを固定する個所に埋め込む予定で、ただしそのままだとすっぽ抜けてしまいますので、横にスリットを入れて外れないようにする予定です。最初はフランジ付きのワッシャーかナットを探していたんですが、厚みが5ミリと言うのが無かったんですよね。アルミ板から切り出して削る事も考えましたが、今回買った物を加工した方が断然早いと思った次第です。

作業はまだ先になりますが進行次第また紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

マイク色見本 本塗り

 少し前から注型用ウレタン樹脂を注いで作っているSHUREマイク用の色見本ベースです。別件でオーダーが入っていたのでこちらも一緒に塗らせて頂く事にしました。

 使用した色は先日導入したキャンディーレッドで、そのまま本番(テールランプ)に行く前にワンクッション入れておきたかったので丁度良かったのです。

塗膜構成は先日試し塗りをしたのと同じく、下地はSTANDOXの原色で一番粗い目のシルバーMIX598を敷いています。ただしそれだけでは延々隠蔽しないのでさらにその下にVWのリフレックスシルバー(LA7W)を塗っています。

 グリルボールは塗るつもりは無かったのですが(シルバーのまま着けようと思ってました)、本体を2つ塗ったので、じゃあせめて片方だけでもと言う事でラインの所だけ色を入れています。

ただ塗ってから気付いたのですが、ラインをシルバーで網を赤にした方が良かったっぽいですね。またはシルバーが白々し過ぎるので、黒かガンメタ(3コートSPFシルバーの黒目)にすればまだマシだったと思います。

 実はメインの方はこちらでして、

 キーホルダータイプのオーダーが入ったのでついでに4個一緒に、さらにマイクも、あわよくば新色の感覚をもう一度確認しておきたかったという事での塗装でした。

裏側にはレーザー彫刻でロゴ入れを施した物で、実は墨入れも試していますが、細かい文字がクリアーで埋まってしまい上手く出来ませんでした。まあメタリックカラーなら塗料で埋まっても文字は確認出来るので、これはこれでOKとしています。

もしくはクリアーを塗った後にレーザー彫刻をするとどうなるのかも気になるので今度はそれも試してみようと思います。塗装屋の見解としてはフチが焼けて塗装が捲れる(剥がれる)と思っていましたが、今回のもサフェーサーを塗った後にそれをやっていて全然大丈夫だったので行けると思うんですよね。