先日塗装のご依頼でお預りしておりましたKATO社製の1/50クレーンミニカーSR-250Riです。
塗装するにはまず分解が必要ですが、そういった事はPRO_Fitとしては専門外となりますので(そもそもお受付しておりません)、今回のような事に関しては「私個人の趣味のようなもの」と言う事で、こちらの社外記にて紹介をさせて頂いております。
クレーンのアームは凄く長く伸びる構造になっています。シャフトはアルミ製です。
打ち込まれたピンをポンチで抜いていきます。塗装が削れているのは、挿したピンの頭をヤスリで削ったからだと思います。
各可動部はピンが打ち込まれていますので、ポンチなどを使って抜いていきます。
金属なのかプラスチックなのかを見極めながらそれらを外していきます。
この辺も装着してから一緒に塗っているようですが、今回は金属部品の塗膜は剥がしたいので、それぞれ虱潰しに外していきます。
細いドライバーを使うより、ピンセットを二つに割いた物が分解には便利です。
この後は溶剤に浸けるので、付属するプラスチック部品は洩らさず取り外していきます。
ちなみに金属部品は触ると熱が伝導されて冷たく感じますが、プラスチック素材はそうでは無いので、一体化されていても意外と区別がつきます。
表からだと傷が残るので、裏から隙間にピンセットの先端を差し込み、スライドしていきます。自車(1/1)のガラスを外すのと同じような方法ですね。
ガラス(実際はプラスチックで、恐らくはポリスチレン樹脂)は2枚程が傷付いてしまったので、こちらは後日改めてプラ板から作り直すようにします。むしろ2枚だけで幸いでした(最悪全部作り直そうかと思っていましたので)。
先端の赤い部品を取り外しておきます。こちらはプラスチックです。
既存の塗装はいつものように、アルミ素地に直接トップコート(色)が塗られている為、密着性はとても悪いです。これらを一旦全部剥がす為、プラスチックと金属をそれぞれ分解しています。
土台部分の分解は後日改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!