Rover MINI キャメルトロフィー仕様

Twitterのタイムラインを見ていたら「#イギリスの名車Miniバースデーの日」というハッシュタグが流れて来たので、私も昔塗ったローバーミニの画像をツイートしたのですが、結構画像が見つかったので、今回こちらでも紹介しようと思います。

元々はランドローバーのディスカバリーなるこちらのモデルに、キャメルトロフィー限定車と言うのがあって、

それをローバーミニに、同じようなキャメルトロフィー仕様にしてみよう!と思った次第です。

ベース車体は、当時取引のあったMINI屋さんに用意して頂き、フロントのカンガルーバーやリヤに着ける梯子は塩ビパイプを使ってある程度の形を造り、

それを基に、当時雇っていた従業員の友人にお願いしてスチール製の物を作製して貰いました。

ルーフキャリアやホイールなどもMINI屋さんに用意して頂き、

塗装に関しては仕事では無いと言う事もあり、その時に雇っていた子の練習用としても活用する事になりました。

ちなみに彼は独立してその後、わずか3人の社員で年商4億弱を稼ぐまでになっていたりします。自動車補修は産業としてちゃんと成り立っているので、上手くやれば比較的儲かる業種でもあるんですよね。「タカハタさん、今度釣り行きましょうよ!うちのクルーザー出しますんで」なんて事も言っていました・・・(恐)

ちなみにこれらの画像は既に手元には無く、サーバー上に残っていた物をダウンロードして使っています。

名称はLAND ROVERとMINIを合わせて「LAND MINI」と名付けました。オリジナルでエンブレムも鋳造して作製しています。

当時のpro-fit工場内の画像です。最初は横浜市川和町の工場でおよそ30坪、その後引っ越したこちらの新横浜の工場では100坪程の広さがありました。当時は外国車の保険修理をメインにしていたので経費の事を考える必要は殆どなく、やりたい事をやりたいように出来ていたと思います。

と言う感じで出来上がったLAND MINIを外に置いておいたところ、手前の道路を通り過ぎて行った車が凄い勢いでバックして来て、「うちで使わせて貰えないか」と言う話になり、

雑誌に紹介されたりもしました。

全くの偶然なのですが、その方はMINI専門誌の編集の方で、

わざわざ特集を組んで頂いて色々と紹介して頂きました。

その際「少しでも良いので広告料を入れて貰えませんでしょうか・・・」とお願いされたのですが、当時はそう言う事に興味が無かった(と言うより意固地になっていた)と言う事もあり、電話番号や住所、URL等は記載されず、会社名と画像のみの紹介に留まったようです。後で聞いた話ですが、業界の通例で無償で特集を組むなんて事はかなり特別な事みたいですね。今思えばご迷惑をお掛けして申し訳無かったです・・・。

こちらはランドローバーマガジンに掲載された記事です。どちらも元は同じ会社のようで、ただ残念ですが今は休刊となっているみたいです。

小物塗装となった今は車を塗る事は無いですが、壁時計キーホルダーを造ったり、スピーカーを改造して塗ったりするのがとても楽しく、塗装が出来るようになって本当に良かったな~!と強く思っています。