第26回岡本太郎現代芸術賞展行き①

先日の日曜日、毎年この時期恒例の岡本太郎現代芸術賞展(TARO賞)を観に、川崎の生田緑地内にある岡本太郎以美術館に行って来ました!

去年に引き続きバイクで行くのも恒例になりつつありますね。

幸いにしてこの日は天気が良く、ただ気温は前日までとは打って変わって結構寒かったです。オールシーズン用のグローブだと寒かったのでグリップヒーターを使ったのですが、うっかりスイッチを切り忘れて帰りはバッテリーが上がっている事に!常時電源では無く、ACCにしないと駄目ですかね・・・。

開館は9:30からで、少し遅れて10:00からの入館です。

それでも会場には誰も居なく、ほぼ一番乗りといった状態でした。至福の時間ですね・・・!

とりあえずいつものように最初は早足で会場を一周します。

人が居ると作品を観る事にも気を遣うので、好きそうな作品をある程度チェックしておき、その際大体の撮影も済ませておきます。心の中で「うぉおお~!」と叫び後ろ髪もひかれつつもとにかく先を急ぎます。その後は順番は関係無く好きそうな物を優先して観ていく感じですかね。

会場に入って直ぐにあったのがこちらの新聞紙で出来た飛行機で、

照準らしき物がついているので一目で普通の飛行機では無いというのが判ります。

使われている新聞が当時の物で、作品は実際に第二次大戦中に投入された特攻機「桜花」を再現した物なのだそうです。

同じく大戦中に開発された気球爆弾を意識して、空気で膨らませているとの事です。

そしてこちら!

余りにも有名な構図ですからうっかりスルーしてしまったのですが、二周目になって近くで見てみるとなんと・・・!

どうやらこちらの作品、カットした革を一つ一つ糸で縫い付けられているようです。なんて恐ろしい・・・!

近くで見ると解像度の悪い画像みたいに見えるのですが、離れてみるとやはりあの有名な画で、ただ再び近づいてみるとやっぱり革だ!と、ちょっと現実的では無い感覚に浸れるのが面白かったです。遠目に観ると余りにも自然に見えてしまったからか、一部の方に踏まれてしまっていました・・・。

そしてこちらの作品!(笑)

実物大の人形を置くのは反則ですよね~(良い意味です)。

現代アートの概念がどういった物なのかは判らないのですが(まだ誰もやった事が無い的な感じでしょうか)、こういうのも許せるのが岡本太郎芸術賞の面白いところだと思っています。六本木とか日本橋とかのお洒落な美術館には置かせて貰えなそうですよね(笑)。

ちなみにこちらの作品は冊子に掲載されていなく、岡本太郎芸術賞とは関係が無いんでしょうか。

他には絵画と立体造形を組み合わせて展示された作品があり、

私的にはアートとしてだけでは無く、造っている工程を想像して自分だったらどうやるかとかを考えたりするのが好きだったりします。素材を知ってからもう一度細部を見まくる!なんて事が多いです。

ただぶっちゃけ良く判らない物も多いですが・・・。

サイズが大きい物はそれだけでよくやりきったなぁ(そして保管も搬入も大変だろうなぁ)と感心してしまいます。

そしてこちらは西除闇氏の作品で、

アート作品で仏像的な物はよく見かけますが、なんとこちらは少年ジャンプで出来ています!(笑)

勤めていた職場が閉業してこれら大量の雑誌が廃棄されてしまうとの事で、それを利用して造られたのだそうです。こういうの私的に好きです。

力を掛ける方向で紙がばらけてしまうでしょうから、普通に彫刻するより結構大変だったのでは・・・と色々考えてしまいます。もしくは接着剤で固めてからとかですかね(倒れないようにもしないといけないでしょうし)。

あとうっかり見過ごしていたのがこちらの作品で、

 

このスペースは壁とカーテンで覆われていて中が暗くなっています。靴を脱いで中に入っていきます。

中に入ると正面と左右の壁と床にも作品があるのですが、中は結構暗いので撮影出来たのはこちらの正面のみでした。

 

細かい造形が素晴らしく、暗い中で一方向からの光源でより立体感が増すのが良かったです。周りにちりばめられた細かい石などの表現も素晴らしかったです。

他にもまだ画像あるので、後日また紹介しようと思います。千葉ツーリング旅行のもまだ紹介していないんですよね。