少し前に歯の定期健診の為に工場の近くにある歯医者さんに徒歩で向かっていた所、道中にあった花屋さんの軒先にこちらの可愛い花=ネモフィラが並んでいたので、気になって診療後の帰り道に購入してみました。
淡いブルー味と白の組み合わせがとても良い感じで、今回こちらの色を参考に色見本キーホルダー作成してみる事にしました。尚、画像にあるのはPANTONEの色見本帳で、こちらの色は「印刷」された物なので塗装とは違うのですが、一般的に分かり易いという事で仕事にも利用しています。
尚、ネモフィラ=瑠璃唐草(ルリカラクサ)の英名がBaby Blue Eyesとの事で、念の為STANDOXの配合データを調べてみると、FIAT/LANTIAで該当のボディカラーが見つかり、参考としてこちらの作ってみる事にしました。
ちなみにわざわざ配合データから作るよりも、適当に現色を混ぜて作った方が作業的に早く遥かに楽に早く済むのですが、やはりと言うか色のルーツみたいなのがあった方が私的に好きなので、今回も一応それを踏むことにしました。多分自動車補修塗装屋さんならあるあるなのではと。
単体で見れば良い色なのですが、今回のコンセプトであるネモフィラの色味を考えるとちょっと違ったので、
また色見本キーホルダーでは背板部分は白系にするので、そちらの色も決めておきました。ただの白だとのぺっとしてしまうので、今回は白のカラーベースの上に見る角度で色味が変わるクロマフレア系顔料No.19を使う事にしました。
No.19の顔料はカラーベースを黒にした場合上記のような色味になりますが、白の上に塗る事も可能な顔料となります。マジョーラカラー等のクロマフレア顔料(本物)の場合黒のブツが見えてしまうのでこのような使い方は出来ないのですが、今回のNo.19はそれが無いのが特徴です。
と言う訳で、ネモフィラカラーと白(VWキャンディホワイト)の2色とクロマフレア系顔料No.19を使って色見本キーホルダーのパーツの塗装を行いました。
こちらは白のカラーベース=フォルクスワーゲンのキャンディホワイト(LB9A)の上にNo.19を重ねた単色3コート塗装となります。
こちらはネモフィラカラーにべた塗りした上に、中央のみVWキャンディホワイトを塗ってグラデーションさせた物です。No.19は重ねていなくので、塗装工程自体は3コートですが、塗膜としては「2コート塗装」となります。判り難いですが業界では後者で呼ぶのが基本ですね。
そしてこちらがそれぞれを合わせたネモフィラ→白グラデーション→No.19の仕様となります。
基本はあくまでも「色見本」で、色相環以外の部分もそれに該当しますから、それぞれの出自=配合データはしっかり残すようにしています。
それにミラーキャンディーカラーの色相環を組み合わせてみました。これは可愛いですね。
動画も撮影しました。
ネモフィラを参考にした色見本キーホルダー、グラデーションパールの背板とミラーキャンディの組み合わせが良い感じです🥰https://t.co/ud8v4fpBdz pic.twitter.com/4ckhvLYaVV
— PRO_Fit/高畑 (@Takahata_P) April 27, 2025
7月5日~6日のデザフェスにてこれらの色見本キーホルダーを販売する予定です。宜しければ是非お越しくださいませ!