オートサービスショー2019④試供品

 先日に引き続き、東京ビッグサイトで行われていた催しオートサービスショー2019で貰って来た試供品の紹介となります。

 実はこのネタはもう良いかとお蔵入りにさせようと思っていたのですが、知り合いの塗装屋さんから「タカハタさん使ってるスコッチってなんでしたっけ?!」といったメールを頂き、急遽フォルダーから画像を掘り起こした次第です。スコッチに興味がある人なんて殆ど居ないと思いますので・・・(笑)。

ちなみに私が普段使っているスコッチはこちらのロールタイプで、画像は#320相当の07747=金属素地(または電着プライマー)を足付けする際に使う粗目で、上塗り前に使うのはこれよりも一段細かい#800相当の07748=グレー色の物です。「エベレスト」なるシリーズで出ている物ですかね。ロールですがミシン目が入っているので手で綺麗にカット出来ます。

 今回試供品として貰ったのがこちらのAPシリーズで、触った感じは凄く堅そうなのですが、恐らく研磨粒子目が均一なので強く擦ってもそこだけ深い傷が入ったりはしないのだと思います。最近はもっぱらこれが主流ですよね。昔ながらのカット済み小分け箱入り(1ケース15枚)なので、多分今使っているロールタイプよりコストは上がると思います。

 そしてこちらは業界ではメジャーなユニコンさんのFMCコンパウンドです。

昔アルバイトに行っていた町工場で、このメーカーのチューブタイプのコンパウンドを使っていたのですが、凄く簡単に綺麗になると思っていたら成分にガッツリシリコーンが混入されていて(塗装にはかなりヤバい物質です)、それの対応としてクリアーにジャバジャバハジキ止めを入れて対処すると言うまさに地獄のような環境でして、それのトラウマで正直余り良いイメージを持っていませんでした。

 が、この時一緒に行った塗装屋さんがFMCを使っていて中々良いとの事を聞いたので、一式こちらの試供品を貰って来まして、今後試してみる事にしようと思いました。当然ですがこれ全部無料です(そもそも磨く作業が殆ど無いうちだとこれだけで5年は持ってしまうのでは・・・)。

 セットの中にはウォッシュコンパウンドも入ってました。いつも使っているハジキシラズと同じような物で、機会があればこちらも試してみようと思います。

 こちらはIWATAさんのブースで頂いたパンフレットです。いつの間にかこちらもPPSでセンターカップが主流になっていたんですね。ちなみにPPSについてはこちらのページが判り易いかと思います。ボンネットを塗っている時にスプレーガンから塗料が垂れてぁあああ!みたいな事は今時無いみたいです(笑)。

 最近新しいガンにも余り興味が無くなっていましたが、今回一緒に行った塗装屋さんからお勧めのスプレーガンを聞いたので、近々デモ機をお借りして検討しようと思っています。なるほど、こういう為の催しなのですか(笑)。

 そちらの塗装屋さんからご紹介頂いたのがこちらの「極」でして、ただガン本体は今までの50シリーズと変わり無いのに口径は1.3mm一種類しかないみたいですね。出来れば0.8以下の物がもう一丁欲しかったのですが、うーん・・・。

 こちらの美粧シリーズでは、50だと口径が1.2mmしかないようです。

1.0mm~1.3mmは幾つも持っているので、出来れば0.8mm以下のが欲しかったんだけどなぁ~、と思って見てみると、

こちらのエクリプスでは0.5mmがあるようです。あれ、これって確かGUNさんが買っていたような気が・・・?!(でも低圧ガンって言っていたような気が・・・)。

他には低圧ガンでもセンターカップのLPH-80などもあるようで(全く知りませんでした・・・)、その辺も含めて近々デモ機を借りてみようと思います。

オートサービスショー2019②

先日に引き続き、東京ビッグサイトで開催されていたオートサービスショ―に行った時の紹介となります。

画像はANDEXさんの塗装ブースで、こちらは展示用なので壁は片面だけですが、実際には両側面から照明で照らせるようになっているので相当明るそうです。

塗装ブースの販売は自補修業界ではもう頭打ちな気がしますが(これから始めよう!と言う若い方はもう殆ど居ないのではと・・・)、自宅のガレージがこれだったら格好良いでしょうね。ただし見えなくても良い物が見えてノイローゼになりそうですが(笑)。

 先ほどのブースは最初から標準装備だと思いますが、既存のブースに後付け出来る加湿器もありました。水性塗料だと気温は低くても湿度が低いと肌が荒れてしまうので、冬場の加湿は必須になるようです。

 そしてIWATAのスプレーガンが!

小物の塗装になってからはスプレーガンにも余り拘らなくなっていたのですが、今回一緒に行った車の塗装屋さんから新しい情報を色々と教えて貰ったので、近々その辺も攻めてみたいと思います。時間が無かったので今度もう少し教えて貰わないとですね。

と言う感じで会場を歩いていると、こちらのALTIAさんのブースからは何やら不穏な空気が・・・。

 って、まさかのシンジ君(笑)。

なんとこちらはヱヴァンゲリヲン仕様の2柱リフトが!

恐らくは高齢化してしまったこの業界の将来を憂い、もっと若者に興味を持ってもらおうとこういう方向に行っているのだと思いますが、実際は単に担当者の方が好みなだけだったりかと(笑)。

 そして塗装副資材の王様3Mです!

こちらは研磨剤と接着剤がメインで、全体的に真新しい物は無かったのですが、逆に変な方向に行ったりしていなくて安心しました。

 パネルボンド用のガンも最初の頃と変わっていないみたいですが、いつの間にかエアー駆動の物も出ていたんですね。うちの様な場末の個人事業には全く不要ですが・・・(うっかり出し過ぎた時は失神しそうです。笑)。

一応一通りは回ったのですが、予定していたよりも半分くらいの時間で終わってしまい、その後はいつものGショックの塗装屋さんも合流していつもの塗装屋会となりました。今回はGショックの撮影はしていないのですが、塗装したそれを見た車の塗装屋さんも「これ普通の塗装屋じゃ出来ませんよ!」と驚いていました。まあ普通そうですよね(笑)。

尚、今回の催しでは各メーカー様より色々と試供品を頂きましたので、時間があれば今度そちらも撮影して紹介したいと思います。タッククロスは1年くらい買わなくて大丈夫そうです(笑)。

オートサービスショー2019①

 5月18日(土曜日)は特別にお休みを頂いて(いや、一応第三土曜日は公休なのですが・・・)、東京ビッグサイト青海展示棟で開催されているオートサービスショーに行って来ました。

 オートサービスショーは自動車整備や補修関連に関する機器や工具などを紹介している催しで、既に車体を塗っていない私には余り関係が無いのですが、以前から知り合いになっていた自動車の板金塗装屋さんがわざわざ愛知からお越し頂けるとの事で、今回一緒にこちらの催しに顔を出す事にしました。

オートサービスショー|一般社団法人日本自動車機械工具協会

 

 自動車整備関連は勿論、塗装関係のメーカーも多数出品しています。ロックペイントさんは測色器と、その色データの保存・共有などに力を入れているようでした。ロックユーザーの塗装屋みんなでデータを共有しよう!みたいな感じでしょうか(ただ日頃使っている材料でさえ紹介しない閉塞的な業界が、社内以外でそんな事が可能になるとは思えないのですが・・・)。

イサムさんは建物内に密閉空間のブースを設け、実際にスプレーの実演なども行っていたようです。これは映えますね!

街の道路にこんな感じのウィンドウが面していたら恰好良いのでしょうが、実際はこんな綺麗な状態を維持するのは難しいので「やんなきゃ良かった・・・」みたいな事になるような気がしますが(苦笑)。

 RMのブースでも測色器の紹介に力を入れていて、こちらの製品では光源のLEDを通常一個のところ2個にし、測定角度を既存の倍の6点で測色すると言う中々良さそうな製品を紹介していました。看板商品のカラーマスター(色見本)も引き続き開発を続けるとの事で、まあ今になってそれを辞めるなんて言い出したらそれを購入したボディショップからは相当な事を言われますから難しいのでしょうね。それが爆弾にならなければ良いのですが・・・(スタンドックスはこれが相当ヤバいと言う事で廃止になったらしいです)。

 そしてSTANDOXのあるアクサルタのブースです!

 車体補修用の塗料は殆ど置いていなく、今回はこちらのヘッドライト用の補修塗料キットを紹介していました。

 ヘッドライト表面に塗ってあるコーティングの劣化は塗装業界ではあるあるで、それについての専用補修キットは既に昔から国産塗料メーカーで販売されていますが、スタンドックスが今更これを出すと言う事は、業界的にネタ切れか、もしくはボディショップ自体も相当厳しい状況にあるのかもです。どうやっても新品時のコーティングに適う塗装なんて出来る筈が無いですから、塗り直す事を考えるなら普通は交換を勧めると思うのですが・・・(極めて私的見解です)。

ただ色々と収穫はあって、やはりと言うか実際のメーカーの人や、今も自動車塗装の現場の第一線で活躍している方とお話しするのは非常に勉強になりました。余りにもテンションが上がり過ぎて記憶は曖昧なのですが(笑)。

他にも画像あるので後日また紹介しますね。