ファイアーパターン色見本マイク塗装

先日塗ってみたファイアーパターン柄の色見本マイクですが、柄の位置が上過ぎたのと、ちょっとアレンジを加えてみようと思い、

 ラインを二重にしてみる事にしました。

また今回はマスキングシート(ポリプロピレン製)と和紙タイプのマスキングテープの二種類を試してみます。

前回は先にキャンディーカラーのグラデーションから始めましたが、今回は先に黒を塗っています。剥がすタイミングも変えて濃淡をつけてみました。

先ほどの上にイエロー→オレンジ→レッドのキャンディーカラーを塗り、最後にクリアーをコートしました。

ちょっとイエローの範囲が多すぎた感じですね。

元々やっていた自動車補修塗装は「塗った事が判らないようにする」といった内容だったので、こういった塗装は全くの門外漢だったのですが、今まで経験してこなかった事を始めるのはかなり楽しいです。

マスキング型(データ)を作ってあるので比較的簡単に応用が効きますから、もう少し色々試してみようと思います。

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色見本マイク ファイアーパタン塗装完成

先日塗装していた色見本用のマイクです。

  こちらは樹脂で作った物なのでマイクとしては使えなく、参考用の色見本となります。

  下色としてイエロー→オレンジ→レッドのキャンディー塗装を行い、

 ファイアーパターンのマスキングをして黒を塗装、最後にクリアーを塗っています。

ファイアーパターンの輪郭を綺麗に仕上げたかった為に黒はしっかり塗っておらず、下色の赤味がうっすら透けてマルーンっぽい色味に見えます。

これの白バージョンを作ろうと思ったのですが、そうなると隠ぺい性の理由から順番を逆にして塗装する方法になるので大変で、なのでとりあえずこのパターンのみでのお受付にしようと思います。

念のためですが各画像はサイズの縮小以外は未加工です。

白Ver.の前に、ファイアーパターンを蛍光イエロー~蛍光グリーンの仕様で造ってみようと思います。黒とライムグリーンの組み合わせも間違いないですからね。

色見本マイク ファイアーパターン塗装

  先日塗装の仕事で施工したファイアーパターン柄の艶消し黒&艶あり黒マイクですが、

その時に作ったファイアーパターンのデータが勿体ないので、

  それを応用し、新たに色見本マイクの塗装を行ってみる事にしました。

尚、黒いファイアーパターンに塗装したマイクは無事オーナー様にも気に入って頂けたようで、現在新たに他の楽器の器具の塗装をご依頼頂いております(そちらは掲載は控えるようにとご指定頂いていますので紹介はしておりません)。

まずはいつものように樹脂製のマイクを使い、下から上へキャンディーカラーでグラデーションさせます。イエロー→オレンジ→レッドですね。

ここで難しくなってくるのが展開図で、ファイアーパターンはマイクに対して真っすぐになるようIllustratorのワープ機能を使って丁度良い弧を描くよう何度も調整しています。またSHUREのマイクは中央が微妙に窪んだ感じになっていて、そこの重なりも変にならないよう調整しています。

 作成したデータを基にカッティングプロッターでマスキングシートをカットし、

位置を合わせてマイクに貼り付けます。

貼り付け面は2次元的に見えますが、先に記載した通り中央がくびれていて、この3次元逆アールへの貼り付けは非常に難しく、気を付けていても綺麗には貼れません。最終的には皺だらけになってしまいます。

が、今回のファイアーパターンは線だけの塗装となるので、多少のズレはピンセットで位置を直して修正していきます。

その後全体に黒を塗り、

 マスキングシートを剥がします。

これの凄い所はマスキングシートの線が一本で繋がっている事で、これによりテープが重なった部分の段差が出ません。接続部は最初と最後の一か所のみとなります。なんて素晴らしい・・・(多分これの凄さは誰にも理解はされないと思いますが)。

そしてクリアーを塗って本塗り完了です。

貼っている時に判ったのですが、ファイアーパターンはあと10ミリくらい下側の方が良かったと思います。ただデータで外周が決まっているのでズラす訳には行かず、この辺は次回データを修正しておこうかと思います。まあでもグリルボールを着けてみないと判らないですかね。

 最初はソリッドカラーにしようと思っていたのですが、実は今回まさに黒ファイアーパターンのオーナー様から「キャンディーレッド」でご指定頂いた案件を塗装しておりまして、それと一緒に作業をしたのでキャンディーカラーを採用しました。色はイエローオレンジレッドと三色使ってますが、近似色なのでガンも洗わず使い回せますからとても楽に出来ています。

グリルのリングは当初上下をキャンディーレッドにしていたのですが、下を黒で塗りつぶし、上も溝の部分を黒に塗って線を細く表現してみました。

が、本体に比べて赤の単色が野暮ったいので、これは横方向でイエロー~オレンジでグラデーションさせたら面白かったかもですね。次回これも修正していきたいと思います。

  ついでに先日塗っていたマルチカラーストライプのクリアー塗装も行いました。

色見本の塗装はそれ単体では終わらず、実際にご依頼が入った時に同じような内容で再現できる事が必須となっていて、また凝り過ぎてコストが高くなってもマズイ訳ですが、今回のようにファイアーパターン柄のデータが出来てしまえばコストが落とせるので十分仕事にも応用できるかと思います。

こういった感じで趣味がそのまま利益になるようなのが理想的な形だと思っていて、今後も楽しみながらレパートリーを増やしていければと思っています(ただ工場で塗装を行っている以上コストが発生しているので単に遊んでは居られないというのが実情ではありますが・・・)。