「振盪機」(マルチシェーカー)改

standox少し前にこちらで紹介しました「振盪機」(マルチシェーカー)なる装置で、本来は化学的な実験や作業などに使う機器ですが、小分けボトルに入れた塗料の攪拌用にと試しに買ってみた物です。

ただ見た目がちょっとレトロ過ぎるので、もう少しどうにかならないかと思って少し前から色々やっていました。なのでまだ実際に仕事には使えて無いんですよね。

factory ただ余り時間が掛けられないので、(本当は一番変えたかった)フロントパネルはそのままに、周りの日に焼けたようなオフホワイト(!)だけ塗り替える事にしました。天板以外はフルマスキングです(仕事ではしませんので念の為)。

factory1色は先日TREKのマンバに塗ったシルバーで、勿論余っていた物を再利用と言う事です。

factory2 さらに天板に落下防止の為の枠を取り付けます。

アルミのアングルが余っていたのでそれを切り取り、穴を開けます。

factory3 カットしたアングルに両面テープを貼り、既存のネジ穴を利用して固定します。ネジ穴は中央に一個しか無いので、両面テープは回転しないよう補助的な感じですかね。

factory4 こんな感じで落下防止枠が完成です。

factory5 さらにズレ防止の為、エプトシーラー(スポンジテープ)を貼っておきます。こちらは以前オデッセイのメッキガーニッシュを塗った時に揃えた物ですね。

factory7エプトシーラーのようなクッションテープ関係は、幅や厚みなど色々な種類があるので、こんな感じでそれ専用のケースに纏めて入れてあります。

factory8 自動車メーカーの純正部品で気に入った物があった場合、部品番号が判れば後で同じ物が入手可能なので結構便利です。

factory9両面テープやらピアノ線やら電気部品などは種類ごとに分けて、良く使う物は下の方に、時々しか使わない物は上の方に収納しています。

factory6 こんな感じで貼り付け完了です。

factory10 そして付属品を取り付けて完成です。

うーん、しかしやはりと言うか、根本的な所がそのままなので余り代わり映えがしない気が・・・。

factory11まあでもとりあえずこれでスッキリしたので、後は早速仕事で使おうと思います。

ちなみに効果としては絶大で(!)、当初は2~3本程度を混ぜられれば良いと思っていましたが、ボリュームをMAXにすれば箱ごと余裕で揺り動かしてくれます。ストッパーが無ければあっという間に飛んでいってしまう程ですがお陰でびくともしません。工場の二階で使うと建物自体が揺れて、まるで地震のよう(苦)。

ミキシングマシーン もどき

standox3自動車補修用塗料の原色は、こんな感じで専用のカバー(アジテーターカバー)を装着し、専用の棚(ミキシングマシーン)に置くと、中のプロペラが回って自動的に塗料を攪拌してくれる構造になっています。缶自体が容器になっていますので、手を汚さずとも塗料の補充が完結する!と言う素晴らしいシステムなのです(実際は多少汚れますが)。

standox_4通常こういったミキシングマシーンは工場に置いてあるのですが、私の場合は色々と紆余曲折があって、現在は自宅に置いてあったりします。うっかり工場に運ぶタイミングを見失ってしまいまして・・・。

スタンドックスなので工場で使う分に関してはこういった小分けボトルに詰めて使っていて、ただ当然中が無くなると補充しないといけないので、自転車のボトルゲージには時々これが積まれた状態で通勤しています。傍からみたらプロテインか何かの携行食と思われているかも知れません。

ironbowl_3ただし小分けボトルの場合は中にプロペラが付いている訳では無いので、缶スプレーよろしく中に鉄球を入れて攪拌出来るようにしてあります。

ただこれを振ってかき混ぜる動作も結構億劫なので、以前からどうにかならないかと思っていた所、実に良い物を発見してしまいました。

standoxジャジャーンと!

こちらは「振盪機」(マルチシェーカー)なる物で、スイッチを入れると上の天板が揺れて台の上に乗せた液体などを自動的に掻き混ぜてくれると言う優れ物です。

実際には化学的な実験や作業などで使う専門的な物で、当時はかなり高かったみたいですが、私が入手した物はかなり古い物なのでとてもお安く買えました。

standox1本当は試験管スタンドみたいなのをレーザー加工機で作ろうと思っていたのですが、試しに箱を置いてみるとなんだそのままで良いじゃん(笑)、みたいな感じになってしまいました。

standox2で、試しに動かしてみました。

動き方は左右の往復ですが、振り幅が大きい事とスピードも変えられるのでかなり良い感じに攪拌してくれそうです。と言うかMAXスピードにしたら箱が飛んでいってしまうので(!)、天板にゴムを敷くか、または横にアングルを固定するなどしようと思います。

あとはちゃんと置く場所も考えないとですね。ただそもそも工場の一階にはそれが無いと言う現実が・・・。