オリジナルカーボンプレート 下準備

profit33 先日塩ビパイプを型にして曲面状のカーボン板を作製しましたが、それを元にいよいよ量産化が始まりました。といっても結局全て手作業なのでかなり限界値の低い量産量ですが・・・(苦)。

ちなみにネックだったカーボン板の切り出しですが、これに関しては上の画像のように「型」のサイズにカットしたマスキングシートを使う事でかなり改善出来ました。

profit34 カーボンの繊維目はきっちり直線で出来ている訳では無く多少なり歪んでいる所もあるので、綺麗に並んでいる所を選んでそこにマスキングシートを貼っていきます。この時繊維目の平行に貼る事で、切り出したプレートの繊維目も綺麗に揃うように出来るのです。サイズが大きければそこまでシビアに考えなくても良いのかも知れませんが如何せんこのサイズですからプレートに対して繊維目が平行じゃ無いと凄く格好悪いんですよね。そもそも縦で5マスも無いって、どんだけ小さいんだか・・・。ちなみに縦幅は10ミリですから1繊維が2ミリくらいの幅になるようです。

profit35 そしてこんな感じで切り出し部分が決まりました。変則的に貼ってある箇所はどうにも使えない部分で、まあこれはこれで勿体無いので自転車のヘッドチューブやシートポスト部分に使えるようにしてみようと思った次第です。

profit36そして貼ったシールに沿ってバンドソーでカットしていきます。繊維目については既に貼ってあるシールで平行が揃えてありますからこの後の研磨で「削り過ぎ」を防止でき、かつ適正なサイズに揃えられるので安定した製品の供給(何故か笑)が可能になりそうです。やる事はさらに一手間増えましたがこれで作業中の迷いが消えますから結果的にはこの方が早いでしょうし、精神衛生上良くなると思います。実はこの作業ではいつも削り過ぎてしまっていて、半分以上は廃棄していたりする始末でしてので・・・。

ちなみにこの曲面型プレートは自転車フレーム用として作っている物ですので、これとは別に平面タイプの物も作る予定です。初期ロットは多分10個×2の20個程で、配布する条件としてはとりあえずはPRO_FitのFacebookページのレビュー投稿を利用しようと思いますので、もしこちらをご希望される方は今の内にIDの登録をされておいて頂ければと思います。

まででも平面タイプはこれから繊維を固める作業になりますから、完成は一体いつになるのやら・・・と言うところではありますが(謝)。